NAPS RIDE & MEET と富士山リベンジ

箱根(湯河原峠)と富士山新五合目ツーリング

2007.10.21(日)走行

出発前のハプニング!

 今回のツーリングはNAPS(バイク用品ショップ)が主催するイベント NAPS RIDE & MEET を第1目的としたツーリングを計画した。NAPS RIDE & MEETは箱根(湯河原峠)のPAで開催される。そして今回はこのイベントに参加したいと楽しみにしていた息子(大貴、中1)との親子タンデムで行く。今回使用するバイクはBMW R1200RTだ。
 今回はこの日の為に前日までに取り付けた初のバイク専用多機能アマチュア無線機、
FTM−10Sのインターコム機能を初めて使用する。(このFTM−10Sについては「装着アイテム」のコーナーにて別途ご紹介します。)

 今回のツーリングは往きに利用する高速道路のETC割引適用は少額だが、それでも厚木IC迄の区間の適用を受けるべく、早朝5:30の出発を予定していた。
朝はもうすっかり秋らしい気温となり、寒がりの大貴には私の革製のライディングパンツとライディングブーツを履かせ、上着は妻のメッシュジャケットに防風インナー、そして中にはフリースとネックウォーマーと十分過ぎる程の厚着をさせて出発した。
 ところが朝、いよいよ出発と言う間際になって、前日取り付けたアンテナステーが邪魔になり、右側のパニアケースが装着出来ない事が判明!急遽工具を持ち出し、この日はまだ使用する予定の無いアンテナを慌てて取り外した。

 そしてやっと出発。何とか6時前ギリギリに東名高速道路の料金所(ETCゲート)を通過した。東名高速道路はいつもになくバイクが沢山走っていて、大貴もその数の多さに驚いていた。バイクも多いが車の量も多く、今日も帰り道の激しい渋滞が予想される。前方には富士山もハッキリ見え、山頂の北側には雪が被っていた。

海老名SAの和牛カレーパンは絶品!?

 そして海老名SAに立ち寄り朝食をとる事にした。海老名SAは思っていた通り沢山のバイクが停まっていた。前回立ち寄った時には車用だった駐車スペースが、2人乗り解禁、二輪ETC対応と高速道路を利用するライダーが急増したせいか?バイク専用スペースに切り替わっていた。以前から二輪車専用駐車スペースだった場所は既に満杯だったので、私達は手前に在る新設された二輪車専用駐車スペースにバイクを停めた。おかげで余裕の有る駐車が可能となった。

 朝食は私も大貴もカレーパンを購入。但し私が辛口の本辛カレーパンを1個、大貴は普通のカレーパンと和牛カレーパンの2つを食べた。この海老名SAのパン屋さんは実に3種類ものカレーパンを売っていた。大貴の感想ではこの和牛カレーパンは絶品だそうだ。
 施設内は混雑していたのでカレーパンは屋外のベンチで食べた。その時も続々とバイクがSA内に入ってきた。

早過ぎた大涌谷到着

 海老名SAを出ると厚木ICより小田原厚木道路に入った。先程まで見掛けたバイクの数は極端に減り、先程までのバイクの数が嘘の様に少なくなった。 その後箱根口の出口を出て、まだ空いている国道1号線を走り最初の目的地「大涌谷」へ向かった。

 「大涌谷」に到着すると、さすがにまだ時間が早く駐車場も閑散としていた。「大涌谷」への入口にはゲートが設置されており、お土産屋さんは開店の準備を始めていたが、まだゲートは閉まったままであった。そこで仕方無くバイクを停めた場所まで戻り、早朝外したアンテナを応急処置で再度装着し時間を潰していた

 それでもまだまだ時間は有り、うだうだしていたが駐車場の横に沢山のネコが遊んでいるのを見付け、チョッカイをかけに近づいてみた。すると何匹かは少し逃げて距離を取ったのだが反対に近づいてくるネコも居た。近づいて来たネコはとても人懐っこく、私がしゃがんだ膝の上に前足を乗せて来る程であった。しかしこのネコ少し風邪気味で、クシャミをしたと思ったら鼻水をズボンに付けられた。(爆)

さて、ここで突然問題です!下の写真に猫は何匹写っているでしょうか?
答えはこのページの最後に載っています!(^^)

名物の黒たまごを食べる。

 そうこうしている内に少し早めに「大涌谷」へのゲートが開き早速見物に行く。ここでの目的は黒たまご。大貴もこれを楽しみにしていた。しかし、この山の上の製造所での販売は更に時間が遅く9時からの販売だそうだ。

 たまごを茹でている側にも子猫が居た。やはりここは暖かくて気持ちが良いのだろう。こんなに大涌谷に猫が居るのは初めて知った。以前来た時は猫は見なかったなのだが・・・。

 既に茹で上がった黒たまごはゴンドラで下に在るお土産屋さんに続々と運ばれていたのを見て、私も大貴も下での販売が先と判断し、下山して早速お土産屋さんで購入した。やはり駐車場横に有るお土産屋さんの方が早く販売を開始していたのだ。

 6個入り500円の黒たまごを3個ずつ食べた。お腹が丁度空いていたので2人共ぺロリと食べてしまった。しかしそれでもまだ2人共お腹が空いていたのでアメリカンドッグも買って食べた。しかしこれは失敗。カラッと揚がっていないししかもぬるい。ふにゃふにゃした食感であまり美味しくはなかった。

NAPS RIDE & MEET

 次はいよいよ今回の目的である湯河原峠のNAPS RIDE & MEET会場を目指した。芦ノ湖に近づくにつれ見掛けるバイクの数も増え、ターンパイクではバイクが列を作る様になった。そしてターンパイクの料金所を抜けるとNAPS RIDE & MEETの会場が目の前に有り、前を走っていたバイクの殆どがまるでその会場に吸い込まれる様に入って行った。
案内では開場は10:00からとなっていたが、到着したのは9:40頃。しかし、もう既に多くのバイクや人が集まりブースも開いていた。

 このイベントではNAPSのブースでアンケートに答えるとダーツゲームが1回出来、1等のパネル箇所に刺さればシューベルトのヘルメットやライディングジャケットが貰えると言う何とも大盤振る舞いの良いイベントも行われ、次々と豪華商品が引き渡されていった。私は残念ながら「残念賞」。リストバンドを貰い大貴にあげた。他にもコールマンのコーナーではアンケートに答えてキーケースを貰ったりと、普段行われているアンケートに対しての景品としてはとても豪華な景品だった。

冬用のグローブが欲しかった大貴に・・・

 他には各ブースで特価品の販売も行われており、夏用のグローブしか持っていない大貴は一生懸命良さそうな物が無いか探していた。それは朝、十分な防寒対策をしたつもりだったのだが、グローブだけが夏用だったので手だけが寒かったそうだ。しかし、欲しいと思ったグローブには丁度欲しい色のサイズが無く、他の色の物に仕方無く妥協して買おうか迷っていた様だった。そこで私が他のブースでもグローブの特価品が有りそうだから、一通り見てから決めたらどうか?と声を掛けた。大貴は2〜3千円位なら自分のお小遣いで買えると真剣に探していたのだ。

 実は大貴が今使っているヘルメットも、自分で貯めたお小遣いで買った物だ。(一部資金援助はしたが・・・)
 それで普段から大切に使っているのだが、妹にも気前良く貸してあげたり、誤って小傷を付けられてしまっても、妹を責める事もしなかったのは親としても内心褒めてあげたい気持ちが有る。
 すると早速次のブースで大貴が一目見て気に入ってしまったゴアテックス内蔵の革製グローブが売られていたのを見付ける。サイズもピッタリ! しかし金額は先程物色していたグローブの倍もする。当然大貴は欲しくても買えない金額だった。そこで本当に気に入ったのか?確認し、ヘルメットの件も有りご褒美として買ってあげる事にした。勿論大貴は大喜びで早速その後のツーリングで直ぐに使う事となった。

 一通りブースも見終わったので次に行く場所を検討する。今回は全くこのイベント見学後の計画を考えていなかったのである。(^^;) しばらく迷っていたが、前回富士山の新五号目には通行止めで行かれなかった事を思い出し、次の行き先を富士山新五号目とした。

 湯河原峠から箱根峠を越え芦之湖スカイラインを走り、その後箱根スカイラインヘと進む。途中景色の良い杓子峠に立ち寄った。

 ここには小高い山があり、ここからは芦之湖、伊豆半島の山々、駿河湾、富士山とぐるっとほぼ一周見渡せる場所となっていて景色が良い。お勧めの場所だ。

事故現場と自然災害の爪痕

 そしてその後箱根スカイラインの料金所を通過すると、路肩が崩壊してしまった災害現場となっていた。しかも長尾峠から先県道401号線は通行止め。案内板通り迂回路へと進んだのだが、この道は狭いのにも係らず、対向車がキープレフトも守らずに飛ばしてくる。危険な道だなぁと思いながらも進むと案の定何と激突したのかは不明だが、フロント部分が大破したスーパースポーツタイプのバイクやパトカーが2台、連れの友人と思われる人が1人居る事故現場を目撃した。大貴にもバイクで事故に遭う恐ろしさを改めて教える機会となってしまった。

 その後国道138号線へと抜けるとやっと広い道となったが、その途中も大規模な土砂崩れ現場を通過し、先週に引き続き今年の大雨災害の凄まじさを再認識した。

激しい渋滞とCafeレストラン

 東名高速道路の御殿場ICと接続する国道138号線の直線部分に出ると激しい渋滞が発生していた。それも殆ど動かなく、見渡す限り延々と車列が続く大渋滞である。この道は車線の幅が広いので、取りあえずすり抜けで進み、途中で1本隣の道に進路を変えて進んだ。すると大貴がお腹が空いたと言い出した。「何が食べたい?」「ん〜・・・ピッツア。それに少し眠くなったから直ぐに入りたい」などと言う。ふと見ると横にはイタリアンCafeレストラン「TIMBERLINE」が在った。ファミリーレストランでは無い。(爆)

 つまりこの店で昼飯を食べたいと言う事だ。(−−;)
結局このレストラン「TIMBERLINE」に入った。メニューを見るとやはりファミリーレストランの様にはいかない。それに最近大貴は年頃(中1)と言う事もあって人一倍食べるのにも少し不安も有った。しかし、この時は普通の食欲モードだった様で、2人でピッツァとスパゲッティを取り分けて食べた。このお店にはカップルではあるがライダーの姿も意外と多く見られた。

富士山の新五合目を目指して

 お腹も一杯となりいよいよ富士山の新五号目を目指して走る。自衛隊の滝ヶ原駐屯地付近に出ると進行方向に富士山の姿を見る事が出来た。しかし、その後は富士山に近づくにつれ、山頂付近には丁度雲が掛かる様になり山頂が見れなくなっていった。
心配していた富士山新五号目への道は無事に通る事が出来ホッとする。
 富士山新五合目に近づくにつれ、すっかり紅葉した木々も見応えが増して行った。

 富士山新五合目に到着すると富士山頂はハッキリと見え、眼下には雲海が広がっていた。大貴にとっては富士山新五合目は初めて登った事も有り、富士山から眺める景色に感動していた。また、この先富士山頂にも登ってみたい様な事を言っていたが、往復8時間以上も有る事を知ると苦笑いをしていた。(^^;)

新五合目は富士スバルライン側の五合目とは違い、大規模な観光施設が無いので見た目感じはこちらの方が景色が良かった。

鹿との激突事故現場に遭遇

 しばらくゆっくりした後、富士山を下りるため出発した。すると新五合目から少し下ったところで鹿と車が激突した事故現場に遭遇した。写真の通り車はヘッドライトも割れ、衝撃の激しさを物語っていた。鹿はピクリとも動かず、どうして良いのか判らないのか?動かない鹿を撫でている人が居た。

 これがバイクとの激突であったならば・・・と思うとぞっとする。

少し早めに帰宅した

 今回は富士山を下山すると一旦コンビニに寄り、その後そのまま東名高速道路の御殿場ICから高速に乗り、そのまま帰宅した。東名高速道路は秦野付近からの25kmもの渋滞にハマッタが、17時頃には自宅に到着した。

 帰り途中、海老名SAにて。トップケースの上のグローブは、この日大貴に買ってあげたグローブ。

最後にクイズの答えです。(^^)

 赤丸の中に1匹づつ猫が居ます。答えは5匹でした! 正解でしたか?(^^)

おわり