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霞ヶ浦のんびりソロツーリング

無計画な行きあたりバッ旅のんびりツー

2007.12.9(日)走行

目覚まし時計要らず!

 今回のツーリングは久し振りにBMW R1200RTでソロツーリングに出掛けた。行き先は私としては初めて行く茨城県の霞ヶ浦。自宅からは首都高速2号線 → 首都高速環状線(内回り) → 首都高速7号線 → 常磐自動車道と言うルートを走る事となる。計画はこれだけ!後は気の向くまま当ても無く適当に走ると言う行き当たりバッ旅を決行した。
今回は特に目覚し時計をセットする事もなく、体内時計により自然に目覚めた時間から出発する事と決めて寝たのだが、結局目が覚めたのが5:15。この時期の出発時間としてはいつもとほぼ同じ時間帯となってしまった。(^^;)
しかし、出発準備に多少手間取り自宅を出発出来たのが5:45。この時間なら何とか6時前には首都高速の料金所を通過し割引を適用したかったのだが、残念ながらたった2分、過ぎてしまった。(TT)

 進行方向としては東へと向かっていた為、前方にはこれから日の出を迎える地平線上がオレンジ色に変わりつつある空を見ながらの走行となった。晴天なのに思っていた程の冷え込みもなく少し寒いが爽やかな風を感じながら首都高速道路を疾走する。

 常磐自動車道へ向かう首都高速外回りルートは本当に久し振りの走行だ。見通しの悪い急カーブが続くと思えば3車線以上のレーンチェンジを強いられる道へと変化の激しい道は、慣れている私にとっても多少緊張する。特にこの時間帯は速いスピードで先を急ぐ車も少なくないからだ。

常磐自動車道 守屋SAにて朝食

R1200RT

 道は空いていて順調に進み三郷ICを通過し常磐自動車道に入る。この道は渋滞こそしていなかったものの私の予想していた以上に交通量が多く、その混雑振りには正直ビックリさせられた。考えてみればこの常磐方面はゴルフ場が多いと聞く。ゴルフ目的と思われる車も確かに多い気がした。そして休憩と朝食の為立ち寄ったのが守谷SAである。(6:30)名前が「守谷」とは、今世間を騒がせている防衛省汚職事件の元次官(容疑者)の名前も「守屋」、何と言う因果であろうか・・・(^^;)

 守谷SAの中にはパン屋(小島屋乳業製菓)さんが在り、人気が有るらしくレジ前には行列が出来ていた。私はその行列越しにまずは売られているパンの種類を確認し、美味しそうだったので早速その行列に並び気に入ったパンを購入した。

ぶたまん君

 購入したパンはその形がユニークでついつい買ってしまった「ぶたまん君」(写真)、そして「クリームパン」と「焼きそばロール」と、食べ切れもしないのに3つも購入してしまった。私の前に並んでいた男性は、カレーコロッケパンなるものを残っていた6つを全て購入していた。店員さんにこのカレーコロッケパンはもう無いのですか?と店員さんとのやりとりを聞いていた話からすると、このカレーコロッケパンは凄く美味しいそうである。次回また立ち寄る機会が有れば是非このカレーコロッケパンを食べてみようと思い、このツーレポにも書き留めておこう。(^^)

 そして「ぶたまん君」と「焼きそばロール」を食べ終え、「クリームパン」はお腹が空いた時に食べる事にして守屋SAを後にした。

霞ヶ浦大橋へ

 常磐自動車道は「桜土浦IC」で下りた。国道125号線を経由して国道354号線を「霞ヶ浦大橋」へと向かった。この道(国道354号線)はとても空いていて渋滞とは全く無縁そうな感じであった。大型ツアラーであるR1200RTに適した道である。交通量が少ないので快適に走る事が出来る。

霞ヶ浦大橋霞ヶ浦大橋

 あっと言う間に「霞ヶ浦大橋」に到着(7:55頃)し、また何時もの様に走行しながら写真をパチリ!(左上写真) 青い空、空いている道、開けた景色と気分も良く走れた。そして橋を渡り切ると道の駅「たまつくり」が在りここに立ち寄った。

 まだ早朝という事もあり、道の駅には地元の農家の方達が農産物を直売所(行方市観光物産館こいこい)のコーナーに並べているところだった。茨城県と言えば農業が盛んで東京のスーパーや八百屋さんでは茨城県産の野菜が数多く並ぶ。 実際直売所を覗いてみると新鮮で立派な野菜が沢山並んでいた。それと相場の値段は後で知ったのだが、白菜は都内のスーパーの1/4、キャベツも1/2、大根も1/4の値段など安くてとても美味しそうな物ばかりだ。当然私はお土産として野菜を購入した。人参、大根、キャベツ、白菜、かぶの5点。R1200RTのパニアケースは当然片側が野菜で一杯になった。(^^)

早くも展望風呂を目指すが・・・

 道の駅「たまつくり」で十二分にゆっくりした後、ツーリングマップルに載っていた「鹿島ハイツ」と言う展望風呂を地図上で見つけ、そこを目指す事にした。国道355号線を南下し進むが期待していた霞ヶ浦の湖畔は殆ど見えず、ただただひたすら快調に走る。
そしてまた道の駅「いたこ」の案内板を走りながら見つけ、この道の駅にも立ち寄ろうかと思いここを目指すが、何時の間にか水郷道路を走ってしまい料金所手前でUターンする。そして道の駅「いたこ」に到着。守屋SAで購入したクリームパンとコーンスープの缶飲料でお腹を満たす。そして直ぐに出発し国道51号線で神宮橋(左下)を渡り県道238号線を左折、県道18号線に入り「鹿島ハイツ」の展望風呂を目指した。しかし、「鹿島ハイツ」とは何だろう?こんな疑問を抱きつつ、途中で見掛けた看板で何となく総合スポーツ施設だと言う事が判明する。そして到着したのが10時。ところが・・・入口の中(右下写真)を覗き込み、営業時間を確認すると何と12時からの営業開始だった。と言う事はあと2時間も待つ事になる。さすがにこれは諦めるしかない。(TT)

神宮橋鹿島ハイツ

鹿島灘に整備中の公園在り

 仕方なく県道18号線に戻り北上し、国道354号線で海沿いの道に出た。海沿いの道は国道51号線なのだがあまり海が望めない区間だった。国道51号線を少し北上すると広い公園が見えてきたので立ち寄ってみた。この公園はまだ整備中で完成してはいなかったが、公園内にはドッグランのコーナーも在り犬連れの人でもペットと一緒に楽しめる様になっていた。野菜の直売所や子供が遊べる施設も在り完成すればきっと人気が出るだろう。

公園公園

 そして公園内の奥に進むと海岸へと続く歩道があり(右上写真)、その先に見える海は鹿島灘と呼ばれる太平洋の海。青い空にくっきりと水平線も良く見える。サーファーの姿も見られ良い波が打ち寄せていた。私も2年前まではサーフィン(ショート)をやっていたので妙に懐かしさを感じた。
海岸に出ると羊やウサギや牛などの形をした石造が有り子供や大人が跨って写真を撮っていた。(左下写真) 他にも見晴台に上ると直ぐ反対側のところには滑り台が付いたちょっとしたアスレチック遊具も有った。(右下写真) ちなみにこの写真を見てうちの娘達はこぞって「ここ行きた~い!」と口を揃えて言っていた。(^^;)

公園公園

予科練記念館

予科練記念館

 そして最後に向かったのが霞ヶ浦湖畔に在る予科練記念館である。県道16号線 → 国道6号線 → 国道125号線と進み、霞ヶ浦の西側に在る陸上自衛隊の武器学校へと向かった。 当初予想していた「予科練記念館」はこの記念館のみの施設が建っているのと想像していたのだが、実際に行ってみると陸上自衛隊の武器学校と言う見た目はそのまま基地の様なものであった。入口では陸上自衛隊員の歩哨も立ちバリケードもある。
バイクでそのまま中に入り、受付で住所や氏名などを記入し入館バッチを受け取り施設内の説明を受けてから見学する。(12:20) ここでは写真の通り戦車や大砲など昔の物から最近の物まで自由に見学が出来る。皆勿論本物で日本製の物だけでなくアメリカ製の物まで展示されており一部の展示品は触ることも可能だ。

戦車大砲類

 そして歴代の日米の戦車が一同にずらーっと並んで展示されているのも圧巻であった。

戦車戦車

戦争の悲しみを語る遺書などを展示

予科練記念館

 さて、肝心の「予科練記念館」だが、ここは特攻隊員の遺品や手紙を展示している。(入場料無料) ここに展示されている遺書などを読むと、父、母への想い、姉への想い、残した家族への想いなど胸を詰まらせられるような数々の想いを感じ取れ、戦争のむなしさや悲しみを感じる事が出来る。この様な施設は戦争を知らない世代への教訓として是非多くの方に見て頂きたいと思う。(私も戦争を知らない世代だが・・・)

早めの帰宅と遅い昼食

「茨城県産野菜の甘味噌炒め」(¥980円)

 今回は結局温泉にも入らず早々に帰宅する事にした。帰りはまた常磐自動車道「桜土浦IC」から高速に乗り、お昼ご飯を食べていなかったので帰り道でも守屋SAに立ち寄り、遅いお昼ご飯を食べた。(13:50頃) 食べたのは「茨城県産野菜の甘味噌炒め」(¥980円)である。そこそこ美味しくボリュームも有った。

 帰り道はそのまま常磐自動車道 → 首都高速6号線 → 首都高速C2 → 首都高速5号線 → 首都高速 環状線(外回り) → 首都高速2号線 と言うルートで帰宅。全ての道で渋滞も無く快調に走る事が出来、日が暮れる前に帰宅して今回のツーリングは終了となった。

 今回は当ても無く気の向くままのツーリングで、その無計画さゆえ入ろうとしていた温泉にも入れず結局ぶらぶらと走ってきただけだったのだが、久し振りにR1200RTで渋滞にも遭遇せず全ルートに渡り快適に走れたツーリングであった。延べ走行距離は315kmだった。

 おわり

アウトドア&スポーツ ナチュラム デル株式会社 アウトドア&スポーツ ナチュラム ソースネクスト

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