江ノ島・三浦半島寒空ツーリング

娘と海中観光ツーリング

2008.1.13(日)走行

寒い曇り空の一日

 ひかり(次女 小4)が数日前からツーリングに行きたいと、古いツーリング雑誌を引っ張り出しては「ここに行きた〜い!ここはどう?」と今回は特に積極的だ。しかし週末成人の日を含む3連休の天気予報はあまり良くない。週末が近づくにつれ天気予報は回復に転じる傾向だったが、どちらにしてもかなり寒い事は間違い無かった。

 結局3連休の内、天気予報で1番天気の良さそうな日曜日にツーリングに行く事にし、使用するバイクはスーパーシェルパとした。行き先は取りあえず三浦半島方面、近場と言う事と路面凍結を避けるためそんなに朝早くではなく比較的ゆっくりめの出発とした。

 日曜日の朝はまた天気予報が外れ、どんよりとした厚い曇り空。風は穏やかだが寒さは厳しい。出発は8時、第三京浜 → 横浜新道 と走行し、まずは江ノ島へと向かう事にした。この日この時間第三京浜は非常に車の流れが速く、制限速度80kmで走る私達の横を鬼の様に飛ばして走る車が物凄く多い。スクリーンが小さいスーパーシェルパでは冷たい風を容赦なく身体で受け止めるが、十分な防寒対策が功を奏しひかりはそんなに寒さを感じないで済んだようだ。私達はタンデムツーリングに行く時、必ずKTELのインカムを使用しているが、走行中子供が寒がっていないか確認するのには大変便利でお勧めだ。

江ノ島を散策

 江ノ島には自宅を出て約1時間程で到着した。その日の朝、出発前に見ていたNHKのニュース番組で江ノ島の映像が映っていたが、ひかりはその事を思い出し「ここって朝テレビでやっていたよねぇ?」としっかり覚えていた。何時もバイクを停める公園には、今朝は特に寒いせいか猫の姿は殆ど無い。2匹程は見掛けたが近づくと警戒して直ぐに逃げてしまう。今回は江ノ島の中でも立ち寄ったことの無い島の北側の方に行ってみた。ディンギーと言う1人乗り程の大きさのヨットが一斉に出港して行く姿が見えた。

 江島神社へ

 ひかりは江ノ島に来ると江島神社へのお土産屋さんや飲食店の立ち並ぶ道を通るのが好きなのでまた行きたいと言い出した。リクエスト通り江島神社へと向かうが、まだ時間が早いせいで殆どお店が開いていない。(9:30頃) 江島神社に到着すると神社前には縄で造られた輪の中を3度くぐってお祈りすると言う私にとって初めて見る物もあった。 江島神社でお参りを済ませるとまたお店屋さんの前を通った。ひかりの1番のお目当てであるガラス細工のお店は結局開店まで1時間も有り、今回は店先のショーウィンドウを覗くだけとなってしまった。

●江ノ島は猫の島。あちこちで猫を見かける。 ●ひかりお気に入りのガラス細工のお店

 バイクを停めていた公園まで戻ると、取りあえず寒いので鵠沼のマックに行く事にした。マックではそれぞれハンバーガーを1つずつ食べ、この後どうするかを相談した。そしてふと思いついたのが昨年2月に大貴と三崎港に行った時に乗れなかった、海中を見る事が出来る水中観光船「虹色さかな号」にでも乗せてあげようと思いついた。それをひかりに提案すると勿論大賛成!今度は三浦半島三崎港へと向かった。

湘南〜三浦半島の道は大混雑

 マックを出て、国道134号線をひたすら三崎港方面へと進むのだが、江ノ島から先の道は直ぐに渋滞となっていた。やはりこう言う時は頼もしいスーパーシェルパである。殆ど交通マヒに近く動かない状態の渋滞にはまっている車を横目に、ぐんぐんすり抜けして進んだ。この激しい渋滞は三崎口(みさきぐち)の先、県道26号線入口の交差点「引橋」まで延々と続いていた。もし私が車で来ていたのなら、あまりものこの激しい渋滞にストレスが一気に溜まってしまっただろうと思った。

 三崎港に到着したのが12:40頃。まずは「にじいろさかな号」の乗船券を購入しに乗船券売り場へと向かった。前回は売り切れで買えなかったが、今回は余裕で購入出来た。ついでに乗船券売場の女性に、どこら辺に座れば魚が良く見られるのか聞いてみた。すると進行方向右側の前から5番目と教えて貰えた。これは魚を集める為に餌を撒くのが大体この辺だと言う事だった。(^^)

 虹色さかな号の出港時間(13:30)まで時間が有ったので、何か軽く食べ様と言う事になり近くの「三崎いか直販センター」に行ってみた。そして食べたのはイカの姿焼き。しかしこれ、冷たくなっていてかつ切れ込みが浅かった為食べるのに苦労し、そして冷たいがゆえにあまり美味しく感じられなかったのが残念であった。(^^;)

 虹色さかな号は出航の10分前に乗船出来ると聞いていたので、13:20頃には乗り場に行く。既に10人程の人が並んでいたが、予定通り右側前から5番目の席を確保。出航前でも窓の外には数匹の魚が見えて楽しめたが、出航すると窓の外には泡しか見えず、それを見ていると船酔いしてしまいそうなのでひかりにも窓の外を見ない様に注意した。

 鑑賞ポイントに到着すると、この船は餌を撒くと言う事を魚は知っていて直ぐに集まってきた。思っていた程魚の種類は多くは無かったが、自然の海に住んでいる魚を目の前に見るのは面白い。しばらく見た後は船上デッキに出て餌やりの体験(と言っても餌を撒くだけだが・・・)をしたり景色を見たりした。

●船底の船室の窓から海中を見る ●目の前を沢山の魚が泳ぎ回る
●魚の餌やり体験 ●城ヶ島大橋の下を通過する

 虹色さかな号が港に戻る時はこんどはずっと船上デッキに居て景色を見て過ごした。城ヶ島大橋の下をくぐったり、海鳥が船に近づいたりと飽きる事は無かった。

城ヶ島へ

 次に行ったのが城ヶ島である。城ヶ島へは何度も行っていて島の東側に有る公園や磯場(安房崎)には良く行くが、日本で2番目に古い洋式灯台「城ヶ島灯台」の有る西側へはまったく行った事が無かった。そこで今回は島の西側へと行ってみる事にした。西側はお土産屋さんや飲食店が立ち並び東側とはまったく雰囲気が違っている。しかし何処と無く江ノ島と同じ雰囲気を感じる。
 左下の写真は島の西側の磯の風景。隆起した岩の地層が荒々しい。中央奥には「馬の背洞門」が見える。

回転寿司屋にて食事

 城ヶ島を後にし、三浦半島を横須賀経由で帰る事にした。これで三浦半島を時計とは反対周りで周遊した事となる。国道134号線を走り出すと三浦海岸沿いに回転寿司屋を発見、小腹が空いていたので入る事にした。今回はせっかく三浦半島の三崎港、城ヶ島と訪れた訳だが特にこれっ!と言った美味しい物を食べていない気がする。この回転寿司屋さんは新鮮な地魚を売りにしている様で、回転寿司屋と言っても少し高級な部類の寿司屋さんの様だ。中心となる価格帯は一皿420円と320円、高い物は700円を軽く越える。それゆえ味には期待して入ったのだが、普段から殆ど安い回転寿司屋しか入らない私達にとっては、ちょっと期待外れな部分が多かった。まず、時間的なものも影響していたかもしれないが、回っているお寿司のネタの数が少ない。大トロ以外のマグロすら無いのだ。そして味も値段の割には???であった。特に茶碗蒸しは絶句した。私の想像と期待していた内容が違っていたせいも有るが、熱々の茶碗蒸しの上に載っている生で冷たいウニ、トロサーモン、イクラ、生ホタテ等などが、何故茶碗蒸しにそのまま載っているのか?この茶碗蒸しには理解し難く味もあまりにも淡白過ぎて???だった。 ひかりも何時もならもっと食べる筈なのだが、食べれる物が無いと残念がっていた。

 そして回転寿司屋を出たのが16:50頃。国道134号線 → 国道16号線 → 国道1号線と一般道を走り、自宅へは19時頃に到着した。

おわり