W親子タンデムツーリング

ハーレー(ダイナ)とBMW(R1200RT)2台で
富士山周遊ツーリング

2008. 4. 5(土)走行

小笠原さんと渓太君あかり

道志まで遠く感じた道のり

 今回のツーリングはハーレーダビッドソン ダイナ FXDI (35周年記念モデル)に乗られている小笠原さんと息子さんの渓太君(5歳・年長さん)、そして私とあかり(長女・小5)のW親子タンデムツーリングとなった。待ち合わせは国道413号線(通称「道志みち」)にある道の駅「どうし」に8:30に待ち合わせとした。

マクドナルドにて 起床は5:30。あかりも5:45には起床し6時過ぎには自宅を出発した。行きは国道246号線をひたすら走り、厚木で国道412号線に入り国道413号線を目指すと言う若干遠回りとも思えるルートを選んだ。その理由は道志方面ではこの道が走り慣れた道でもあり時間が読めると思ったからだ。
 そして予想していた通り国道412号線に出るまではすこぶる順調に走行。時間的に余裕が有ったので国道412号線に入ったところの国道沿いにあるマクドナルドに入り、朝食を食べる事にした。そしてゆっくりと朝食を済ませた後、待ち合わせ時間の1時間ほど前にマクドナルドから出発する。

道志村の看板大勢のライダーが集まる道の駅「どうし」

 しかし、その後国道412号線では信号のタイミングが悪く、かつ思っていた以上に車が多く走行し中々ペースが上がらなかった。そしてやっと国道413号線に入ると今度はノロノロと非常に遅い車が行く手を阻んだ。(−−;) 十分早起きして余裕の到着を予定していた私は、時間はどんどん過ぎていき次第に気持ちも焦りだした。既にナビの到着予測時間は15分オーバーとなっていた。小笠原さんとはもし時間に遅れそうになったとしても、お互い子供とタンデム走行なので気にせず安全運転で待ち合わせをしましょう!と約束していたのが幸いだった。そして15分遅れで到着。幸い小笠原さんも遅れているようで私達の方が先に到着した。

道の駅「どうし」で早々にお土産品を購入

 既にこの時間、道の駅「どうし」では多くのライダーが集まっていた。とりあえず私達は農産物直売所を一通り見て回り、どんな野菜が売られているのかチェックする。そして一旦外に出て小笠原さんが来ていないか確認してから1度だけ電話を掛けてみた。小笠原さんからはメールで、事前に走行中でも電話に出れますと知らされていたからだ。 そして電話を掛けると確かに繋がった。「もしもし・・・小笠原さんですか?」と呼びかける。ところが、電話の向こうに聞こえたのは「ドドドドドド・・・・・」と言うハーレーらしいエンジンの大きな鼓動が聞こえるのみ。電話は繋がったものの返事は無く、エンジン音の迫力の音量からしてこちらに向かっているのは察したのでそのまま電話を切った。(^^)

道の駅では湧き水も飲めるたくあんは試食して選べる

 そして間もなくして小笠原さん親子らしいハーレーが到着したのを目撃、早速近づいて声を掛けて挨拶をした。小笠原さんはハーレー乗りらしいウェアやヘルメットでバッチリ決まっている。渓太君も背中にハーレーのロゴマークの入ったデニムのジャケットに、アメリカンに似合うブルーのヘルメットがカッコイイ。渓太君はまだ5歳だが、しっかりハーレーが似合う男の子だった。

 到着時、渓太君は走行中寒かったようで少し寒がっていたが、その後直ぐに寒さが和らぎ元気になった。聞くところによると数日前に風邪をひき、まだ病み上がりだったそうだ。そしてお互い挨拶をし少し休んでから早速出発した。

 私とあかりはこの休憩の間にキャベツ、ほうれん草(2束)、ルッコラ、たくあん等をお土産として早々に購入、こんなかご一杯の野菜(右下写真)もRTのパニアケースの片側半分に入り切ってしまうので本当に助かる。この収納力にはあかりもビックリしていた。

野菜直売コーナーかご一杯の新鮮野菜

 道の駅「どうし」からは山中湖を目指して走行する。この道は走行中所々で正面に富士山が良く見え、あかりから「何で富士山は富士山って言う名前なの?」と聞かれる。「う〜ん・・・」(予期していなかった質問に少しうろたえる私。)(^^;) お父さんも知らないけれど、富士山ってピッタシの名前だよね?」と答えると、「私もピッタシだと思う。綺麗だよね〜。」と間近に見える富士山に感激していた。(^^)
 この日日中は4月下旬の暖かさになるとの予報であったが、この付近はさすがに標高が高いせいで気温は10℃を下回っていたが、私とあかりはそんなに寒さは感じなかった。

途中見かけた公園に寄り道する

 その後山中湖畔を走行し、国道138号線を南下する。そして少し広めの新しく出来たような公園を見つけたので、渓太君とあかりのコミュニケーションも考え、そしてナビルートの設定も兼ねて休憩がてら立ち寄る事にした。

長めの滑り台は私も一緒に滑る長めの滑り台

 この公園には長い滑り台や幅が広くカラフルな滑り台、その他にも色々な遊具が設置されておりとても魅力的な公園だった。渓太君もあかりも普段遊んだ事が無い位の充実した遊具の有る公園で楽しそうに遊ぶ。

渓太君もハッスル!幅広でカラフルな滑り台(あかりと渓太君)

 最初はバラバラに遊んでいた2人も、時間の経過と共に滑り台を2人で滑って遊ぶ姿も見られるようになった。(^^) ちなみにこの公園からも富士山が良く見え、景色も良く空気もすがすがしく気持ちが良かった。

公園から見た富士山 いつもこんな場所で遊べる近所の子供が思わず羨ましい。

富士宮名物焼きそばを食べに行く

 そして最初の目的である富士宮焼きそばを食べに行く。公園を出ると県道23号線を走行し、富士山のふもとを快走する。この道はまだ冬の景色で路肩付近には多くの雪が残っていた。気温も5℃まで下がり、さすがにここでは若干寒さを感じるほどであった。そして停まることも無くそのまま県道152号線 → 県道180号線と走り富士宮市街に入った。

浅間大社の見事な桜(満開) 目指したお店はツーリングマップルRに記載されている唯一の富士宮焼きそばお店「さの食堂」。到着間近の場所に在る「浅間大社」の桜は見頃を迎えており、先程の雪が残る冬景色とは違い、春の季節を強く感じさせる景色となった。

さの食堂の外観駐車場1番のり!RTとダイナ

 さて、「さの食堂」はツーリングマップルRにも「富士宮焼きそばの老舗」と記載されているお店で有名なお店だが、私も小笠原さんも初めて訪れるお店だった。
 ナビ(BMW ZUMO navigator)のおかげで「さの食堂」は直ぐに見つけることが出来たのだが、お店の前に到着するとまだ「準備中」との事。のれんもまだ出ていない状態だった。せっかくここまで来たのにどうしょうかと小笠原さんに相談しようとしていたところ、お店の中からご主人が出てきて「開店するのでどうぞ!」と声を掛けて頂いた。まさにグッドタイミングだった。(^^) そしてバイクを停めていると次々とライダーがやってきた。

さの食堂の店内富士宮焼きそば

 直ぐに店内に誘導され、私と小笠原さんは焼きそばの大盛りを注文、渓太君とあかりは普通盛りの焼きそばをそれぞれ注文した。渓太君はかなりお腹が空いたようだった。さの食堂の店内は思っていた以上に新しく綺麗なお店だった。前回食べた他のお店とはかなりイメージが違っていた。
 そしていよいよ焼きそばが出来上がってきた。一口食べるとその麺の太さともちもちとした食感。そしてコシが直ぐに感じられ、まさに「富士宮焼きそば」を食べていると実感出来た。とても美味しい焼きそばだった。(^^) あかりは全部食べられなかったのだが、渓太君は見事に完食。さすが男の子だ。

しっかりと準備万端 富士宮焼きそばを食べた後、次の目的地はふれあい牧場がある「ミルクランド」へと向かった。ミルクランドへは国道139号線を北上し県道71号線へと走行した。国道139号線は途中から自動車専用道路となる。料金は無料なのが嬉しい。

ミルクランドで遊ぶ

渓太君と小笠原さん山羊に餌をやるあかり

 そして間もなくミルクランドに到着すると、まずは動物が居るふれあいコーナーで遊ぶことになった。山羊が大好きなあかりは早速山羊に餌をやり始めた。相変わらずここの山羊はお腹を空かしていて餌をやろうとすると餌の争奪戦となる。その山羊の餌を求めるあまりもの勢いに、あかりも渓太君も少したじろいでいた。(^^)

羊も居ます生後1週間未満の山羊のあかちゃん

 このふれあい牧場では牛や山羊の子供が生まれたばかりらしく、まだ生まれてから1週間も経っていない山羊も居た。あかりはウサギや羊、山羊など餌やりに夢中になり、この頃から渓太君はカメラで動物の写真を一生懸命撮っていた。

ウサギに餌をあげるあかり渓太君の撮影風景

 ミルクランドにはふれあいコーナーだけでなく、ちょっとしたスポーツゲームのコーナーでも遊び、お約束のアイスクリームはあかりはチョコレート味のジェラート、私が桜のジェラートを食べた。富士宮焼きそばに続きデザートも食べてすっかりお腹が一杯になった。

ボール投げを楽しむあかりミルクランドのジェラート

 ここでジェラートを食べていると、珍しい装飾を施したバイクが目の前を通った。そのバイクがこれ(右下写真)。(^^;) まるでカナリアか?と思うようなフサフサとした毛が生えている。(笑) 渓太君もこれには大喜びであった。さすがに私も今迄こんなバイクは見た事が無い。このバイクのオーナーは当然ながら到着時相当な注目を浴びていた。

ミルクランドからも富士山が良く見えるまるでカナリア

ハーレーダビッドソン FXDI ダイナ 35周年モデル ところで、小笠原さんのバイクはハーレーダビッドソンのFXDI ダイナの35周年モデルだ。伝統の赤青白のカラーが目を引く限定モデルだ。ちなみに小笠原さん親子は今月発売のバイクツーリング雑誌「培倶人」(5月号)の「気になる!トナリのバイク人」コーナー(P115)で親子で写真が掲載されています。

強烈な睡魔にふらふらと・・・

 すっかり満腹になり、ミルクランドで遊んだ後は県道71号線を北上し道の駅「なるさわ」を目指した。この県道71号線を走る事により、富士山の周りをほぼぐるっと周った事になる。この道は交通量も少なく信号も少なく快適な道である。私はこの頃から急に強烈な睡魔に襲われ、珍しくついついふらふらとしてしまいあかりに「お父さん、大丈夫?」と声を掛けられてしまった。(^^;) マズイマズイ。しっかりと安全運転をしなければ!
 そしてそんなに距離が無かったのだが眠かった私にとってはやっとの事で道の駅「なるさわ」に到着した。ここで気分転換の休憩を取った。

最後は談合坂SAにて撮影会

 道の駅「なるさわ」でしっかりリフレッシュし、道の駅を出ると国道139号線で中央自動車道の河口湖ICを目指した。この国道139号線ではもっと渋滞に巻き込まれるかと思っていたが、想像していたよりも流れは良かった。

談合坂SA(上り)の休憩広場あかりの作品1

 そして河口湖ICから中央自動車道に入る。特に渋滞の表示はなく、順調かつ快適に走れた。私にとっては久し振りの中央自動車道だ。そして小笠原さん親子との最後の休憩場所である談合坂SAに到着した。

 私はいつもこの談合坂SA(上り)に立ち寄る時は夜になってしまい暗くなってからのみだったので、明るい時に立ち寄ったのは初めてだった。今迄気が付かなかったのだが、このSAの奥にはとても広い広場と小高い山が在った。(左上写真) ここで最後にゆっくりと休憩したのだが、渓太君とあかりはすっかり仲良くなり、ここで2人共デジカメをそれぞれ持ち、写真を撮りまくって遊んでいた。2人は写真を撮る事にすっかりハマリ、植物の写真を撮ったり富士山に似た岩の出っ張り(右下)を見つけて撮ったりして写真の作品作りに夢中になったようだ。

あかりの作品2富士山に似た岩

相模湖ICにてお別れ

談合坂SAにて そしていよいよ小笠原さん親子とのお別れの時がやって来た。本当に1日はあっと言う間である。談合坂SAからは小笠原さんのハーレーが先導して走る。高速道路はまだ時間が早かったせいか、渋滞には遭遇せず順調に進み小笠原さん親子とは相模湖ICで別れた。渓太君もしっかり起きていてお互い手を振り別れを惜しんだ。また今度一緒にツーリングに行きましょう!(^^)

 私とあかりはそのまま東京方面へひたすら走るが、八王子を抜けたところまでは順調であったが、国立府中あたりでとうとう渋滞に遭遇する。ここからはすり抜けで走行し高井戸ICで降りた。

実はここからまた千葉へと向かう(爆)

 普通は高井戸出口で降りてからそのまま環七経由で自宅に帰るのだが、実はこの時まだ時間が早かったため(17時頃)、そのまま環七を南下し続け首都高速湾岸線大井南ICからまた高速道路を走り、千葉県行徳に在るMotorrad京葉に向かった。お目当てはBMW純正ウェアの大幅値引き販売が行われていたからである。展示品・在庫品限定の特別プライスとして、通常では考えられない程の値引きセールが行われていた。

 その値引き率は何と30%OFF〜50%OFF。このチャンスを逃すまいと私は念願のストリートガード2パンツ(のみ)やレインロックレインスーツのパンツ(ジャケットは持っていたのでパンツのみ)、ストークスーツ(上下)とジュニアクラブジャケットを購入した。勿論幾ら大幅値引きとは言え、軽く合計10万円を超えてしまう金額だったのでカードでのボーナス支払いとした。(^^;)

 こうして富士山周遊ツーリングと買物ツアーは完了し、この日は最後にあかりとファミリーレストランのイタリアンレストラン「サイゼリア」で夕食を食べてからの帰宅となった。自宅到着時間は21時過ぎとなった。

 ところで小笠原さん親子は相模湖ICを降りた後渋滞にハマリ、渓太君もさすがに眠くなってしまい途中休憩をしながら無事自宅に到着したそうだ。自宅到着時間は19時頃だったそうだ。お疲れ様でした。

おわり