オフロードバイクで行くソロキャンプツーリング

スーパーシェルパで1泊2日(後編)

2008.7.12(土)〜13(日)走行

翌日も晴天に恵まれる!

 夕食がまともに食べれなかったのと昼寝で爆睡したおかげで夜はなかなか寝付けなかった。それでも何時の間にか寝てしまい予定通り早起きする。まだ5時前だと言うのにテントの外が明るくなった為自然に目が覚め行動しだした。雨を心配した天気も晴天に恵まれた。そして思っていたよりも寒い朝だった。当然ながら温かいコーヒーは飲めず、身体を動かして身体を温める。料理をする事も無いので早々にテントを畳みだし出発準備を始めた。本来ならテントをしっかり乾かしてから畳みたいところだが、前日の午後の雨でかなり濡れた為、テントを完全に乾かすのは諦めそのまま撤収する。

 そして5:45頃キャンプ場を出発する。お世話になったキャンプ場のおばさんに挨拶したいところだが、早朝の為それも叶わず出発した。

国道352号線を新潟方面へ

 昨年は新潟方面から尾瀬桧枝岐方面へと走行した国道352号線を、今回は逆に尾瀬桧枝岐方面から新潟方面へと走行した。さすがに早朝だけの事も有り、車やバイクとの遭遇も少なかったので快適に走行出来た。メッシュのライディングウェアを着ての走行だったのでさすがに寒くて少し鼻水をすすりながら運転する。

 昨年、娘(あかり、当時小4)が睡魔に襲われグロッキーして休んだ御池ロッジに立ち寄ったが、人通りも少なく店も閉まっていたのでそのままバイクを降りる事無くまた進む。そしてしばらく走ると、只見川にかかる福島県と新潟県の県境を通過した。ここも昨年あかりがタンデム走行中寝てしまい写真を撮った思い出の場所でもある。

自然豊かな奥只見

 そして更に先に進むとこの国道352号線ならではの、沢水を流す為溝が出来ている段差部分を走行する事になる。今回この段差部分の水は思っていた以上に水が流れており、慎重に渡ったつもりであったが何回かはズボンの裾や靴を濡らしてしまう。(^^;)

 良く見ると、この沢水が流れてくる上部(左下写真)にはまだ雪渓が多く残っており、そこから沢山の水が流れ出していた。そして奥只見湖上の橋を渡る時、無風で湖面が鏡の様に山や木々を映している美しい景色を見る事が出来た。(最初の写真) 素晴らしい景色に橋の上にバイクを停め、しばらく見惚れてしまった。

 その後通過した「グミ沢トンネル」(301m)は、まったく照明が設置されていないトンネルだ。この様な照明器具が全く設置されていないトンネルも私にとっては珍しく思える。

 銀山平に到着すると、湖畔には釣りを楽しむ人の姿を多く見かける。こんな場所で釣りを楽しむなんて何て贅沢なんだろうと思う。私も今度はここで釣りを楽しみたいと思った。ここで公衆トイレに立ち寄るが、残念ながらこのトイレにはゴミが溢れ、かなり汚れていて不快を感じた。

 銀山平を出発するとここからは更に標高が高い場所を走ることになる。深い山々が幾つも重なり合い、その山肌の中に縫うようにこれから通る道が続いているのがハッキリ見える。枝折峠を越えるとここからは下り坂となるが、ここで気温は急に変化する。先程までは寒くて鼻水まで出てしまう位だったのだが、今度は急に暑くなってきた。

休憩しながらテントを干す

 長い下り坂を有る程度進むと広い駐車スペースが有ったのでここで休憩する事にした。車の通りも極端に少なく誰もいないこの場所で、これはテントを干すのに最適だと思いテントを広げ早速干した。

 これは大正解だった。テントは見る見る内に乾いていく。これで帰宅してからテントをわざわざ干さなくて済んだ。
 ところで尾瀬桧枝岐から湯之谷温泉郷までの区間国道352号線では、ガソリンスタンドがまったく無い。今回のバイク、スーパーシェルパはガソリンを満タンにしても150km程度の航続距離しかないため予備のガソリンを携行した。左下の写真がそれだ。これで今回は山深い林道やガソリンスタンドが全く見当たらない奥只見湖周辺を走行しても不安にかられず安心して走行出来たのだ。

 そそ、珍しい標識を見かけた。(右上写真) 私はこの標識は初めて見た。

お土産は「八色すいか」

 小出付近まで走り、道の駅「ゆのたに」に立ち寄った。ここでは「八色すいか」なるものが売られていた。ちょっと小さい小玉のすいかだが、他にも普通の小玉すいかや実の部分が黄色いすいかも一緒に売られていた。「ん?八色?」 実が黄色い色のすいかの横に、値段がほぼ倍もする「八色すいか」が売られているのを見たので、初め私は「まさか・・・八色って実が8色ほどのカラフルなすいかなのか?」と疑問に思う。(笑)

 おばさんに聞くとこの地域で八色と言う名前の場所があり、その産地の名前がついたのが「八色すいか」だそうだ。ま、そんな筈は無いとは思ったがややこしい売られ方だった。
この「八色すいか」はそんなに大きく無かったので、ヘルメットを入れているTOPケースに入りそう。そこでお土産はこの「八色すいか」に決定した。それ以外にも11本も入ったきゅうりがたったの100円で売られていたのでこれもお土産として購入する。

帰り道は一般道

 本来なら関越自動車道の小出ICから高速道路を走り帰宅するのが常識であるが、今回はソロツーリングで気楽な旅でもあり、時間もまだ朝の9時頃だったので一般道をひたすら走り自宅を目指す事にした。

 国道17号線を東京方面へと走行する。まだ朝だったことも幸いし、全身に風を受けながら走るスーパーシェルパなら涼しくて快適だった。道も空いていて気持ち良く走れる。上越新幹線の高架や川、北海道並みの直線道路、夏のスキー場など色々な景色を楽しみながら走行した。

気温急上昇!

 国道17号線(三国街道)で苗場スキー場横など三国峠や沼田付近を走行中はまだ涼しくて快適だったが、渋川付近まで走るとかなり暑くなってきた。特に前橋市付近に差し掛かると強烈に暑くなり朝の寒さが羨ましく感じだす。

 そして新大宮バイパス(国道17号線)に入ると急に渋滞が始まり、エアコンをかけた車の横をすり抜けすると何とも言えない温風にも包まれ暑さは絶頂気味。ここまで何とか一般道を走行してきたが、さすがに首都高速道路入口の表示を見て自然と首都高速道路に入る方向にハンドルを切っていた。(爆)
 浦和南ICから首都高速道路(S5)に入った。この後は交通量が多いものの順調に走る事が出来、風を切って走り少しは暑さから逃れる事が出来た。自宅到着は14:30頃となった。

八色すいか

 帰宅した日の夜「八色すいか」を早速食べた。このすいかはとても甘くて美味しかった。すいかが大好きなひかりは大喜びだ。一方、あかりはあまりすいかは好きではないので最初の反応はイマイチだったが、食べてみると甘くて美味しかったそうだ。

今回の給油データ

DATE TIME 給油量(L) 単価(円) 金額(円)
7/12 07:50 5.20 181 941
7/12 12:57 4.35 185 804
7/13 09:24 4.30 181 778
7/13 12:04 4.76 173 823
7/13 14:13 4.02 173 695
合計 22.63L 合計金額 4,041円

おわり

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