白馬で再会のキャンプツーリング(前編)

BMW Motorrad Bikemeeting 2008 in HAKUBA

2008.8.2(土)〜3(日)走行

あまりにも早過ぎた出発

 今年もまた白馬で開催される「BMW Motorrad Bikemeeting 2008 in HAKUBA」に参加する。そして今回は下田さんと一緒に1泊2日のキャンプツーリングとなった。
 下田さんは仕事の都合で日曜日しか休みが取れないのだが、今年は何とか調整して土曜日も行ける事になったのだ。今回初めて下田さんと一緒のキャンプツーリングとなるのでいつも以上に楽しみだ。テント等のキャンプツーリングの装備は私の方で用意する。シュラフ(寝袋)とマット、カップやイスなどを下田さんは新調し、下田さん自身初のキャンプツーリングとなった。

 待ち合わせはいつもの通り6:15位に中央高速道路の談合坂SAで合流する約束。
しかしこの日また私と大貴(長男・中2)は早出する。夜中暑くて起きると既に大貴が起きていた。(爆) 起床予定はキャンプの為早めの4時だったのだがまだ3時である。さすがにいくらなんでも早過ぎるし「睡眠不足だぞ!」と大貴に寝る様に言うが、結局2人共今更なので出発する事にした。

 そこで走り出してからも出来るだけゆっくり走ったのだが、それでも談合坂SAに到着したのが5時前である。(−−;) いつもの楽しみのパン屋さんも6時にならなければ開かず、何もする事が無く結局早く出発し過ぎた事を今更ながら後悔した。下田さんとは予定通り合流した。

一気に白馬へ

 いつもの様に中央高速道路と国道20号線を駆使し松本ICまで走った。松本ICからは白馬まで一般道を走行する。白馬に近づくにつれ途中からBMWのバイクを多数見る様になった。今年はBMW単独のイベントとなった為、見掛けるバイクはBMWが圧倒的に多い。

 そして白馬には10:10頃到着する。既にテントサイトは混雑し始めており、何処にテントを張れるのか少し心配になる。しかし、テントサイトには受付を済ませてからでないと入れず、到着後慌てて受付を済ませる。

ばったり再会成功!

 今年もまた、takothinさんが白馬に居る筈である。そう事前に察知していた私は何処にtakothinさんが居るのか見回しながら下田さんとバイクをテントサイトに乗り入れる。
 すると丁度何とかテントを張れそうな場所で一時停止し、ふと横を見ると何やら怪しい
バイクとテントを見つけた。ビンゴ〜!である。何と溢れんばかりのテントの数の中、偶々一時停止した場所にtakothinさんのテントとバイクを見付けたのである。しかも横にはテントとタープを張れるだけのスペースが残っていた。慌てて場所を確保していると、そこにこれもまた偶然にも様子を見に来たtakothinさんが丁度来たのだった。

 こうしてまた今年も昨年に引き続き3人が再会出来たのだった。そして今年はプラスして大貴も一緒に参加だ。takothinさんの協力を得て4人がかりでテントとタープを設置、バイクをテント前の位置に駐車した。

まずは蕎麦の早食い大会への参加表明

 実は白馬へ向かう途中、当日昼に行われる予定の「蕎麦の早食い大会」に出て、お昼はこれで済ませてしまおうと相談していた。テントを設営し、ラフな格好に着替えてから早速受付を済ます。既にお昼近くとなり、お腹が空いていた3人は早く大会が開始されないかと待ち望んでいた。しかし、3人の参加目的はただお蕎麦を食べる事のみ。とても毎年優勝される方々のあの早さには大食いタレントでも勝てる訳が無い。一方takothinさんは試乗を予約していたので早食いには参加しない予定だった。

 すると早食いの前に毎年恒例の「白馬豚の丸焼き」が振る舞われるための列が出来始めていた。まずは並びtakothinさんを携帯電話で呼び出し合流、ついでに手際良く下田さんが夕食のバーベキューの申し込みを済ませて来てくれた。

 もうお腹がぺこぺこである。炎天下の中「白馬豚の丸焼き」を楽しみに待っていたのだが、やっと行列が動き出したかと思ったら、「蕎麦の早食い大会」の参加者の招集が掛かってしまった。(−−;) 仕方なくtakothinさん以外は戦線を離脱、3人は白馬豚を諦めた。

蕎麦の早食い大会

 蕎麦の早食い大会参加者の招集がかかってから、しばらく経つも一向に自分達の順番はまだまだ先であった。これなら白馬豚を食べてからゆっくり集まれば良かったとつくづく後悔する。それにしてもお腹が空いた。3人でじっと我慢して順番を待つのであった。

 そしてやっと自分達の順番が回ってきた。受付順の通りの順番だったので6人対戦中3人共同時に壇上に上がる。そして戦いが開始。一応早く食べているつもりだが、気がつくとやはり美味しいお蕎麦を味わって食べていた。(^^) 戦いは見事惨敗。3人共残りのお蕎麦を壇上から降りてから改めてゆっくり食べる。見た目以上にボリュームも有り、お腹一杯となって満足する。

ライディングショーを楽しむ

 今回のイベントではクリス・ファイファー氏のフリースタイルライディングやG450Xによるスペシャル・デモンストレーションなどを見る事が出来た。昨年は日曜日だけの参加だったのであまりイベントらしきものを見る事が出来なかったのだが、今回は次々に行われるイベントを見ることが出来て色々と楽しむ事が出来た。

展示車両で目に留まったのは・・・

 私の今回のお目当てはF650GSだった。車両自体は春に行われたモーターサイクルショーで見ていたのだが、改めて見てみたいと思っていた。F650GSにはBMWのGSシリーズに良く装着されているパニアケースが装着されていたのだが、私は今回初めてこのパニアケースをじっくりと見て開けたり閉めたりしたのだが、このパニアケースが容量を簡単に可変出来る事を初めて知り、その造りの素晴らしさにビックリした。それとF650GSは女性ライダーには特に注目されているようで、展示車両の周りには女性の姿が特に目立っていた。

 他に目に留まったのがこれ。R1200RTのサイドカーだ。サイドカーにはあまり興味が無い私だが、何となく「もしサイドカーを運転するとなるとバックは出来るのだろうか?」とふと疑問に思った。(笑)

ディーラーのお客様専用ブース

 今年は単独イベントのお陰かディーラーのお客様専用ブースなるものが設営されていた。ちょっとした休憩やドリンクサービスなどして頂き、暑い白馬ミーティングではホッとさせてくれる憩いの場所になり、何回か利用させて頂いた。ありがとうございました。

バーベキューを4人で楽しむ

 個人車両持込によるヒルクライムイベントを楽しんだ後、17:30位から予約していたバーベキューを食べた。肉や野菜はそこそこボリュームが有ったのだが、ご飯が無かったのがちと残念。それと肉が凍っていた。ま、あれだけの肉・野菜を用意しているのだから仕方がない事です。美味しく頂きました。

初めて気球に乗る

 バーベキューを食べていると、入口付近に気球が上がっている事に気が付いた。気球のイベントはBMWのホームページに告知されていたので事前に知っていた。食後はこの気球に乗る事にするが、バーベキューを食べながら「あの気球に乗るのには幾らだろう?」と料金について話しをしていた。
「500円かなぁ?」
「500円だったら間違いなく乗るね!」
「1,000円だったら?」
「1,000円でも乗るなぁ」
「では2,000円だったら?」
「う〜ん・・・乗るかなぁ?」
「3,000円だったら乗らないね」
などと料金の話題で盛り上がっていた。

 初めから今回のイベントで大貴に是非気球に乗る体験をさせてあげようと思っていた。実は私もパラグライダーをやった経験も有るのだが、気球に乗った事は無かったので私自身も乗りたかったのだ。
 まずは料金を聞いてみた。すると1人1,600円との事。微妙な金額である。(笑)
そして中学生も大人料金で1,600円との事。(^^;)
結局takothinさん以外は乗る事にした。takothinさんは高所恐怖症だった。

 気球に乗るには丁度良い時間帯であった。真っ暗でもなく明る過ぎる事も無く、気球が炎で鮮やかに色付き、下界の景色も夜景だけでなくしっかり見える。下から上がっている気球を見るとあまり大したことの無い高さに思えたのだが、実際に乗ってみると多少高度感も感じられ大変良い体験になった。

花火を間近で見る

 気球を満喫し、その後は会場内をウロウロする。
するとこれから花火が打ち上げるとアナウンスが有った。その時丁度下田さんとtakothinさんがトイレに行く為駐車場方面へ話しながら歩いて行く姿が見えた。どうも花火のアナウンスは聞こえていなさそうだった。そこで大貴と慌てて呼びに行く。そして駐車場に入ったところで呼び止め、花火の事を伝えた直後に花火が打ち上げられた。

 その花火は丁度会場から見て駐車場方面の方向に打ち上げられた為、偶然にももっとも間近で花火が炸裂するのを見れる事が出来たのだ。私もこんなに近くで花火を見たのは十何年振りだろうか?その迫力に大貴もさすがに感動した様だった。

今年も不発・・・

 今年のイベントでひそかに期待していたビンゴ大会が20時より行われた。多少の期待を胸に会場のベンチで座る場所を確保しビンゴ大会を見守った。番号が次々と呼ばれ一喜一憂する。私は4人の中では1番穴を開け、リーチも5通り以上となったのだがあえなく惨敗。結局4人とも残念な結果となってしまった。

楽しく歓談

 ビンゴ大会のイベントが終わると本日のイベントは全て終了となった。私達はテントサイトまで戻り、コーヒーを飲みながら会話を楽しんだ。

 朝早かったと言うか寝ていないとも言える大貴も寝てしまう事もなく、キャンプスタイルについての話題で盛り上がった。takothinさんは実は野宿の達人なのだがその事とキャンプ用アイテムの事で会話が弾んだ。とても楽しい時間だったが皆それなりに疲れていて眠くなり、夜遅くにお開きとなり眠りについた。

つづく

アウトドア&フィッシング ナチュラム