TOP > キャンプツーリング > キャンプ用品 > キャンプツーリングに適したランタンとは?

キャンプツーリングに適したランタンとは?

意外と実用的なキャンドル式ランタン

2010.8.2 UPDATE

ガソリン式、ガス式共にマントル式はバイクには不向き

ガソリン式ランタンガス式ランタン

 私は今迄キャンプツーリングに色々なランタンを使用してきた。  最初はガソリン式でオートキャンプでのサブランタンとしても使用出来る小型の物を使用。(左上写真の左側) しかし、小型軽量化を目指すとガス式が勝り一時はこちらもメインで使用していた。(右上写真)  それはどちらも燃料をバーナーとランタンで一緒にすると言う事では正解だったかもしれない。

  しかし、オートキャンプ(車)では3年以上マントルを壊さずに使い続ける私でも、バイクでは振動の影響により、1日でマントルが壊れて使えなくなることが多い。それはガス式でもガソリン式でも当然マントルを使用するので一緒なのだ。

テント内では火気厳禁、電池式がお勧め

各種電池式ランタン ガソリン式、ガス式ランタンのテント内での使用はどちらも火災の危険があるので安全面でお勧め出来ない。ましてやホヤ部分に接触すれば火傷の危険性がある。

 例え換気を十分に行ったとしても、狭いテント内では熱がこもるので夏場では考えられない。

 テント内では安全面でも火を使用せず、熱が発生しない電池式ランタンを使用すべきで、必然的に電池式ランタンを使用する事をお勧めする。

 電池式でも最近では省エネにも優れた明るいLED式の製品が多数登場し、テント内だけでなく屋外での使用にも十分な性能を発揮する実用的な製品も増えてきた。

 右上の写真を見て頂ければ、ランタン1つとっても実に様々な大きさ、形があるのが判る。

実は優秀なキャンドル式

 しかし、確かに便利で万能なLED式ランタンだが、テントサイトで使用していると何か物足りなさを感じてしまう。

 それは便利さだけの追求ではなく、自然を楽しむキャンプだからこそ雰囲気も楽しめるギア(道具)の方が適していると思うからだ。

  そして私が最後に行き着いたのがキャンドル式ランタンだ。

 確かに明るさでは電池式の高性能ランタンには足元にも及ばないが、 キャンドルの炎が何とも言えない自然の良さや雰囲気をかもしだしてくれるからだ。

 実際に使用してみると暗い場所で使用しても必要にして十分な明るさが有り、明る過ぎないゆえに過剰に虫が集まってこないと言うメリットが有る。また、携帯性にも優れ故障も無く長時間使用出来、虫除けの成分を持ったキャンドルも販売されているので単なるランタンの機能だけではなく虫除けとしても活躍するのだ。

 私のお勧めとしてはキャンドル式ランタンと、明るい電池式ランタンの両方を持って行くのがお勧め。ガソリン式やガス式より小型で経済的、そして故障知らずのキャンドル式ランタンも一緒に持って行かれる事を強くお勧めしたい。

ガソリン式ランタン

コールマン PEAK1 (モデルNo.2245)

 写真左側。コールマンの無鉛ガソリンも使用可能な小型ガソリン式ランタンPEAK1。

 小型ながら明るさは通常のガソリン式ランタンに匹敵する性能を持つ高性能ランタン。単純な構造でメンテナンス性も優れる。

 右側のランタンはコールマンのUnleaded2(モデル282・285)

 同じく無鉛ガソリンも使用可能。2マントル式で非常に明るい。オートキャンプにのみ使用しているガソリン式ランタン。

 

ガス式ランタン

イワタニプリムス 2245

 小型軽量のガス式ランタン。

 ハードケース付きで安心して持ち運び可能。

 マントルはシングルで小型ながら明るいランタン。

 ガス式バーナーを持って行く時はこのランタンをメインとして使用する事も有ったが、現在ではお蔵入りに近い。

 自動点火装置付き。

 

電池式ランタン

右: コールマン製のハンディライト。胴体部分を伸ばすとランタンになる。 使い勝手は良かったがクリプトン球式のため現在では暗くて見劣りがする。一時期はキャンプツーリングでメインで使用したが、今となってはオートキャンプ用としての使用と、自宅での非常用ハンディライトへと用途を変更。

右から2番目:LED式にも係わらず強力な明るさを誇るハイテクランタン。現在テント内の吊り下げ用のメインとして使用。

 一見本体(ホヤ部分)が伸縮式に見えるデザインだったが長さは変わらない。(^^;) これはハッキリ言って期待外れだった部分である。

 ランタンの吊るし方は天地逆さまの両方が使え、間接照明的な使用法と明るい照射の使用法の両方の機能を持っている。

GENTOS(ジェントス) エクスプローラー044R

左から2番目:LED式のハンディライト。コールマンと同じく胴体部分を伸ばすとランタンとなる。予備ランタンとして携行する。

左:CR2032電池を2個使用するキーホルダー型ミニランタン。見かけに寄らず明るさはかなり実用的。最軽量かつ持ち運びの良さで気に入っていたが、少々壊れ易いのが難点だ。

 一時期はテント内のメインのランタンとしても使用したが現在は使用していない。別途幅広い用途で使用中。同じ物を2つ所有している。

お勧めの電池式LEDランタンはコールマン LEDパッカウェイランタン

 多くのLEDランタンが細長かつ縦長のデザインで、テーブルの上などに置いても倒れてしまう製品が多い中、明るさ、安定性、携帯性の全てを満足させてくれたのがこのコールマン LEDパッカウェイランタンだ。現在、私がLEDランタンでメインに使用しているのがこれだ。

 使用しない時は本体(ホヤ部分)を縮める事が出来、携帯し易いのが気に入った。使用する電池は入手し易い単3電池4本。私は繰り返し充電出来るリチウムイオン電池で使用している。

 しかしこの製品、明るいのは良いのだが、上の写真を見ても判るが配光にムラが有り、ある意味暗く感じる時もあった。そんな唯一と思える欠点をカバーするアイデアを、ツーリング仲間のogmさんから教えて頂いたのでご紹介する。

トレーシングペーパーで改良

 その方法は簡単だ。トレーシングペーパーをホヤの部分に巻くのだ。その効果は歴然。感動的でもある。下の写真がそれだ。

ホヤ部分に改良を加えたランタン

 配光にムラが無くなり、かなり明るく感じられるだけでなく、目にも優しく感じられる。写真で写っているより実際の方が明るく感じられる。これなら何度でも張り替えられるし、気に入らなければ剥がせば良いので是非試してみては如何だろうか?

キャンドル式ランタン

 主にテント内の前室やタープ下で使用。

 実はこれ、息子がアメリカへホームスティに行った時のお土産だ。初めは使い道など無いと思っていたのだが、今やキャンプでは必須のランタンとなっている。

 ホヤ部分は伸縮式で持ち運び時は本体部分に格納出来、衝撃に強いクッション性の高いネオプレーン素材のソフトケースもオプションで販売されており携帯性にも優れる。

 値段の割にはしっかりとした造りでそれなりの高級感が有り、いつもキャンプに持って行きたくなる様な愛着の沸くお気に入りのランタン。

 私的には是非お勧めしたいアイテム。燃焼時間は9時間。故障もありえない。但し火を点けるライターやマッチはお忘れずに!(^^;)

UCO(ユーコ) キャンドルランタン<ブラス>

UCO(ユーコ) キャンドルランタン用ネオプレーンケース アソート

UCO(ユーコ) キャンドルランタン用シトロネラスペアキャンドル(3本セット)

 

アウトドア&フィッシング ナチュラム

 おわり

このサイトのTOPへ