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バイパスで行く浜名湖周遊ツーリング

2008.11.2 走行

新天竜川橋

お墓参りを兼ねたツーリング

 今回の目的地は私が今まで東名高速道路で通り過ぎるだけで行った事の無い浜名湖。そして翌日が祖母の命日と言う事も有り、愛知県の御津町へお墓参りも兼ねたツーリングを決行した。そして今回一緒に行くのは長男の大貴(中2)、前回大貴が一緒に行ったツーリングは8月上旬の白馬ツーリング以来となり、久し振りのツーリングで本人も気合十分、前日はしっかりと早寝して睡眠をとり万全を期した様だ。

 今回のルートはまずは大貴の希望を取り入れ、朝から静岡県沼津漁港に立ち寄り朝食を食べる事にする。よって東名高速道路は用賀 IC~裾野ICまでのみ利用し、裾野ICからは一般道(主にバイパス)を使って目的地浜名湖と、その先の御津町を目指すと言う一般道(バイパス)を延々と走行する遠距離ツーリングとなった。

やはり制覇出来なかったマグロテールシチュー

御殿場付近から見た富士山 大貴が大好きな沼津漁港の「丸天」。ここのマグロテールシチューを食べさせるため、ノンストップで自宅から沼津漁港まで一気に走行した。

 東名高速道路は裾野ICまで走行する。御殿場付近では途中で見えた富士山の裾野が紅葉で赤く染まっていて、青空と雲と山肌の紅葉のコントラストが美しく目を引いた。

 沼津漁港まで高速道路は渋滞も皆無で気持ち良く走行する。しかし、大貴には少し寒かったようで、途中コンビニの駐車場に停めてホッカイロを両膝に貼るに至った。そしてその後早くも沼津漁港に到着。沼津漁港では入口付近の駐車スペースが大規模な工事の為に閉鎖されており、今回もまた何時もの様に奥の方の歩道上に駐車するしかなかった。

沼津漁港での定番駐車風景 沼津漁港にある「丸天」は早朝から営業

 早朝営業、しかも料金も安く量も多い、そして美味しい料理とくれば人気間違いなしの超有名店、この日も到着時にはまだ7:15だと言うのに何と店内は超満員だった。

 こんな朝から良くもまぁこんなに訪れる人が多いのか?と自分らを棚に上げるが、いつもこのお店(丸天)に入るとそう思うのである。

 マグロテールシチューは育ち盛りで普段私の2倍の量を軽く食べる大貴でも食べきれないほどの量があり、この日も大貴は完食を目指したが結局残念な結果に終わり敗北する。

 本当に食べ切れないほど量が多かった。次回は2人で1皿を食べる事にしよう・・・。と何時も反省するのである。(^^;)

マグロテールシチュー

 左写真、これがそのマグロテールシチュー。たっぷりのデミグラソースにマグロのテール部分の大きな輪切りが2個入っている。そのボリュームは女性なら4人前位か?!

 さて、お腹も一杯になったのでいよいよ愛知県御津町へ向かっての長いツーリング旅、早くも一般道を走行し始めます。

 最初は沼津港から県道380号線に入り、しばらくは海の見えない海岸線沿いの道を西へ西へ、そして国道1号線(沼津バイパス)に入りました。

 そしてこの国道1号線の道は富士由比バイパス → 静清バイパス → 藤枝バイパス → 島田バイパス → 掛川バイパス → 袋井バイパス → 磐田バイパス → 浜名バイパス → 潮見バイパス とバイパス道のオンパレード状態。改めてこの国道1号線と言うルートにバイパスが多い事か驚かされた。

静清バイパス 道の駅「宇津ノ谷峠」

延々と続く快走路

浜名バイパス 富士由比バイパスに入ってからは快適なバイパス道路がひたすら続く。(^^)

 途中、道の駅「宇津ノ谷峠」で少し休憩し、ここでお店を開いているおばあさん達の手作りのお弁当をお昼ご飯用として購入する。栗ご飯やお漬物、五目御飯などが美味しそうでしかも安かったのだ。

 ちなみにこの道の駅では天気が良いせいかツーリング中のライダーだけでなく、サイクリング中のチャリダーの姿も目立った。

 道の駅「宇津ノ谷峠」から先、島田バイパスまでは走った事があったが、その先の掛川バイパスから先は始めて走行する道だ。

 途中バイパスは自然渋滞していた場所も有ったがそれも極一部。ほとんどが空いていて見晴らしの良い快走路であり、何だかこれでは東名高速道路を使うより断然こちらの方が交通費も掛からず景色も変化に富んでいて魅力的な道だなぁとつくづく思った。それにしても景色が良く圧巻だったのが浜名バイパスだ。延々と続く砂浜の海岸線を横目に青い海と白い砂浜がとても美しい。

道の駅「瀬見坂」 ハッキリ言って千葉県の九十九里海岸よりも波乗りロード的な道だと思った。そして道の駅「潮見坂」に立ち寄る。

 ここの道の駅は地元の農産物などを沢山売っており、これもまた魅力的であった。しかし今回はこれからお墓参りに行くので、丁度ここで売られていたお花だけを購入する。お花はBMW純正大型TOPケースにギリギリ入った。これでお墓参りの準備も万全だ。

 道の駅「潮見坂」を出発し、潮見バイパスに入りしばらく走ると愛知県へと入った。すると対向車線で警察によるスピード違反の取り締まりを行っていた。
(^^;) バイパスを快走していた私はこれを見て改めてスピードの出し過ぎに注意しなければと反省する。

 そしていよいよ豊橋市内へ。豊橋市内に入るとまず目にしたのが路面電車。そう言えば富山市でも走っていたなぁと思い出したがどうもこちらの方が何となく昭和の雰囲気が強く残っている感じである。

豊橋付近で路面電車と遭遇 それはきっと線路の周りが石畳だったからかもしれない。大貴も富山で路面電車を見ているが、今回見た路面電車の方が印象的だったそうだ。

 豊橋市内を抜け、しばらくまだ走行する事となる。そしてやっと御津町に到着。そして目的の1つだったお墓参りをした。遠方ゆえ久し振りとなってしまったお墓参りが出来、一先ずホッとする。

 お墓参りを終えると急にお腹が空いてきた。そこで道の駅「宇津ノ谷峠」で買った栗のおこわやお漬物、大貴は五目御飯を大貴と2人で食べる。寒くも無く暑くも無く天気も良くのどかな雰囲気で気持ち良く食事が出来た。

 そしていよいよ今回のツーリングの目的である浜名湖へと向かう事になる。途中コンビニでトイレを済ませ、コーヒーを飲んで一服する。するとここで白バイを目撃。改めて安全運転で目的地浜名湖を目指す事にした。

「宇津ノ谷峠」で購入した栗ご飯 愛知御津付近のコンビニで

豊橋市街 コンビニを出て豊橋を目指し走行する。すると信号で右折レーンを全く躊躇無く直進する車、イエローのセンターラインを平気でショートカットしながらジグザグ走行する中型トラック、見切り発車で対向車の目の前を直前右折していく車など、最悪のマナーで走行する車をこれでもかっ!と言う程目撃する。

 これにはさすがに大貴も「ここら辺の車の運転の仕方は酷過ぎる!」と言い出す程だった。

 それもその筈。私の場合母の生まれ故郷、そして叔父や叔母、従兄弟も住んでいる場所なので昔から良く知っているが、「三河ナンバーには気をつけろ!」と言うことわざや名古屋や岡崎、豊橋のマナーの悪さは既に私の取っては珍しい事ではなく、既知の事だった。しかしそれを目の当たりに目撃した大貴は、さすがにここまで酷いとは?!とビックリしたそうだ。

 昔、私の叔母も赤信号で停まっても、対向車や横から車が来なければ平気で走り出すのでびっくりした事を思い出す。東京でこんな走りをしたら直ぐに捕まると思うのだが、肝心なところには警察官やパトカー、白バイは見かけないので不思議なところだ。(^^;)

豊橋市内からはレトロな風景

県道4号線 豊橋付近は昔から比べるとやはり幾分景色が変わっていたのだが、それでも路面電車や線路際の石畳、そして古い民家など昭和の時代を強く感じさせられる素敵な風景が多く残っている。私も御津町付近の昔ながらの風景に幼い子供の頃の懐かしい記憶が蘇ったりもしていた。

 大貴には懐かしいと言うより新鮮な風景に見えたようだ。路面電車の線路際の石畳の道は、バイクだと凸凹と溝のせいで走り難そうだとか思っていたらしい。

 県道4号線をひたすら浜名湖方面へと向かうとこの道は路面電車だけでなく、写真のご覧の通り電線の数の多さも物凄い。それに背の高いビルも全く無いのに気が付かされる。

県道4号線を走行する路面電車

初めての浜名湖

県道4号線で浜名湖畔に到着 県道4号線を走り続け、浜名湖の西側の湖畔に出る。右に湖西市街、左は三ケ日方面の標識を見てどちらに行くか迷った。信号が青になり直前でここは取り合えず左折の三ケ日方面へと向かう事にした。

 湖畔を走行しだすと急にライダーの姿を多く見掛ける様になる。それとこれは後で気が付いたのだが、浜名湖には「浜名湖周遊自転車道」と言うサイクリングコースも有ったせいかサイクリングを楽しむチャリダーの多さも一際目立った。

 自転車に興味が有る大貴はバイクに乗りながらも自転車に乗っている人を見つけてはどんな自転車に乗っているのか?ウェアや装備類はどうか?などかなり気になって見ていたようだ。

浜名湖畔を走行 右手に浜名湖を眺めながら走行

 この付近、三ケ日と言えばみかんの産地として有名な場所だ。湖畔の道を走行しているとみかん狩りの看板が沢山有ったり、みかん狩りや収穫作業を行っている姿もちらほら見かける。そして無人販売もあちこちで見かけた。

 無人販売は1袋300円~100円とお値段もまちまち。量が違うのだろうか?安いのは味がイマイチなのだろうか?と迷いながらも値段やみかんの状態を見ながら停まろうか?もう少し先に行こうか?迷いながら走行すると、大貴が100円のみかんを買おうと言ってきたので次に見つけた100円みかんの場所にバイクを停めた。取り合えず食べてみて美味しかったらもっと買って行こうと言うことで、買った側から直ぐに食べ始める。大貴はバイクから降りるのも面倒くさがってバイクに乗ったままみかんを試食する。

 100円にしては美味しいと言う事が判り結局6袋分を購入、一気に片側のパニアケース内がみかんで埋め尽くされたのだった。これでお土産も確保出来た。(^^)

三ケ日みかん てこでもバイクから降りないものぐささ

 その後もしばらく浜名湖湖畔を走行する。走行したルートは国道301号線で三ケ日市街へ、国道362号線 → 県道49号線 → 県道320号線 → 県道323号線 → 国道1号線のルートをたどった。

浜名湖

 浜名湖大橋は想像ではとてもダイナミックな大きな橋だと思っていたのだが、想像していたイメージとは大分違っていて期待を裏切られた。しかし、この時走行中に見た太陽の周りに虹の様な色彩が見え、これがとても綺麗で印象に残った。それが次の写真だ。

太陽の周りに現れた虹

弁天島を通り過ぎ国道1号線に出ると、あえて東京方面ではなく名古屋方面へと走行する。そして大倉戸ICから浜名バイパスへと入り、往きに来た道(バイパス)を走行した。やはり今回のバイパス道の中でこの浜名バイパスが一番景色が良い事を実感した。

浜名バイパスを東京方面へ静岡温泉美肌湯

 帰り道は磐田バイパス付近で大渋滞となり、長時間すり抜け走行を余儀なくされる。途中あまりにも渋滞が酷かったので掛川付近で 一旦バイパスを下り、ホームセンターに立ち寄り買い物をして気分転換を行う。(17時頃)

 そしてその後もバイパスをひたすら東京方面へと走行、こちら方面では良く利用する静岡市内に在る静岡温泉「美肌湯」に立ち寄りゆっくりと温泉に浸かった。

 結局この日はこの「美肌湯」で夕食も食べ、ゆっくり休んでから国道1号線で東京方面へと走行し続け箱根経由、箱根新道 → 小田原厚木道路 → 東名高速道路と言うルートで帰宅した。

 勿論自宅到着は夜中0時を軽く回ったのだった。(^^;)

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