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親子タンデム秩父日帰りツーリング
あかりの初シェルパ
2006.7.26(水) 走行
約束
前回ひかりを奥多摩に連れて行った為、長女のあかり(小3)も連れて行く約束をしていた。あかりはどちらかと言うと遠慮しがちなので、私の方から「次はあかりの番だからね。」と言うと喜んでいた。天気予報では水曜日だけは天気が一時的に回復するとの事。「明日ツーリングに行こうか!」とあかりに言うと、あかりは飛び跳ねて喜んだ。
7月26日(水)、今回はちょっと早起きの6時出発。前夜興奮してなかなか眠れなかったあかりはやはり寝起きが悪い。しかし、「バイクに乗るよー!」の一言で急に目を覚ました。そして予定通り出発した。あかりも今回初めてのシェルパである。天気は曇りだが雨の心配は無さそうだ。
行き先は今回秩父方面の奥武蔵グリーンライン&「彩の国ふれあい牧場」を大体の予定とした。
今回は前回の教訓を活かし重装備
朝食はマック
少し早い出発が功を奏しこの日の環八は空いていた。青梅街道から所沢街道と順調に進み、渋滞が気になりだしたのは国道16号線に近づいた付近だった。国道299号線を走行する前に腹ごしらえと言う事で、またマクドナルドに立ち寄った。(7:20)
奥武蔵グリーンラインへ
朝食を済ませ、国道299号線を暫く走行後、顔振峠付近より奥武蔵グリーンラインに入った。さすがに夏休み期間であってもこの時間は人気は無く、とても静かで景色や鳥の鳴き声を聴きながらトコトコとゆっくりシェルパを走らせた。
途中、何度かバイクを降り記念写真を撮った。そしてこの奥武蔵グリーンラインでは、至る所に最近設置したと思われる「クマ出没注意!」の新しい立て札が設置されていた。ひかりとは反応が違い、あかりは少し心配そうだった。双子でも性格はまったく違う2人だ。
熊にドキドキしながら・・・
関東平野を見渡す絶景ポイントとして、「関八州展望台」に登った。さすがに低速走行とは言え、ずーっとバイクに乗ったままではと思い、曇り空で絶景は見えないのは承知の上で、人気の無い静かな山道を登る事にした。(9:00)
ここの入口でもやはり「クマ出没注意!」の札が有り、2人で大きな声を出しながら登る。本当に何処から熊が出てもおかしくない状況だった。あかりもドキドキしながら、でも嬉しそうに山道を進んだ。この道は木のトンネルの様になっている場所も有り、この先、もしかしたら「千と千尋の神隠し」みたいな別世界へ・・・などと想像しながら歩いた。(^^)
とんぼに夢中
想像通り、展望台からの景色はうっすらと山や町並みが見える程度であまり遠くは見れず、絶景とは言えない状態だったが、そこには赤とんぼが飛んでいた。あかりは落ちていた小枝を拾い、何とかその先にとまらせようと夢中になっていた。とんぼは枝の先にとまり、嬉しそうで写真を撮ってあげた。
やった~!とまった~!
りんどう茶屋
関八州展望台を後にして、そのままグリーンラインをトコトコ走る。大きな鳥、小さな鳥を見かけながら走る。この道の路面は全舗装だが、所々路肩は崩れ、アスファルトにも至る所にひびが入っていた。車やバイクは殆ど通らず、静かな道にシェルパのエンジン音が進む。
以前、立ち寄った「りんどう茶屋」に寄った。ここの名物は「さんしょうみそおでん」だ!山椒とゆずが入った味噌をからめたおでんの味は絶品で、あかりも「ん~!美味しい~!」と気に入っていた。ちなみにこのおでん、薪で釜を使い煮込んでいる。この「りんどう茶屋」はこの奥武蔵グリーンラインの他の茶屋がほとんど営業していない平日でも営業している唯一の茶屋である。
← さんしょうみそおでんは¥300
モゥ~夢中!
奥武蔵グリーンラインの大野峠から白石峠、県道11号線と進み、県道361号線沿いの「彩の国 ふれあい牧場」に向かった。期待していた売店は営業しておらず、目当てのソフトクリームは食べられなかったが、牛にえさをあげる事は出来た。あかりは柵の外側に生えている草を夢中で取り、牛にあげていると、とうとう牛が頭を柵の間から出してしまった。この牛、後で頭がなかなか抜けなくなりもがいていた。(^^;)
← 牛としっかりお友達!
ふれあい牧場ではうさぎに夢中!
モーモーハウスは無料の施設で、牛の身体の仕組みなどを解説した展示物もあるこじんまりとした施設だった。施設内では牛乳も飲む事が出来る。
ふれあい牧場はその「モーモーハウス」の施設の反対側にあった。そこでまず見つけたのがうさぎ小屋だった。このうさぎは直接触る事は出来なかったが、餌は自由にあげてもOKとされていた。うさぎ小屋の中には小さなうさぎも居て、あかりはその可愛さに夢中になった。多分うさぎのえさやりだけで1時間半は楽しんでいたと思う。(^^;)
ふれあい牧場ではヤギに触れられた。皆どのヤギも大人しく、ここでも子ヤギの姿があった。
鳥の鳴き声が聴ける「県立自然史博物館」
うさぎを十分楽しんだ後は、山を下り昼食はファミレスで取った。そして次に向かったのが「県立自然史博物館」だ。(14:40) この博物館には巨大古代鮫「カルカロドン・メガロドン」の模型が展示されているのが有名である。
他にも専用貸し出し端末で鳥の鳴き声を聴く事が出来るので、奥武蔵グリーンラインで見かけた鳥や聴いた鳥の鳴き声を思い出しながら、どんな鳥が居たのかを知る事が出来る。また、熊などの剥製も展示されているので、熊などの実際の大きさや姿を確認するには絶好の博物館だと感じた。
熊ってこんなんなんだぁ!
秩父の自然について学ぶには、この博物館はお勧めでした。ちなみに入館料金は小学生は無料。大人は¥200でした。
大きな貨幣の碑にビックリ!
次に立ち寄ったのが「和銅遺跡」である。私自身、秩父には数回来ているが、ここは雑誌では見ていたが、実際に見に行った事は無かった。あかりでもこの大きさにはビックリ!貨幣の穴に顔を出し、写真を撮ったりもした。(15:45)
↑ 背が届かず、顔を出し切れていないあかり・・・
やっと食べれたソフトクリーム
牧場でソフトクリームを食べ損なっていたので、道の駅「ちちぶ」に立ち寄り食べさせた。ここには黒ごまソフトがあるが、あかりはバニラ味を食べた。やっと食べれたソフトクリームだった。(16:40)
← 気温も高く、直ぐに溶け出すソフトクリーム
そして目当ての温泉は・・・・
ひかりだけでなく、あかりも温泉好き娘である。帰り道は県道53号線を通るので、途中「さわらびの湯」に立ち寄るつもりだった。しかし、行ってみれば水曜日は定休日との事。あかりは少し眠そうだったので、そのまま今日は温泉は諦めようかとも思ったが、どうしても温泉に入りたいとの事で、地図で探した奥多摩方面の「もえぎの湯」に決定。結構遠回りだがあかりは温泉に入れて喜んでいた。(18:30)
最後はやはり回転寿司
夕食はあかり本人の希望で回転寿司に立ち寄った。ひかりの時とまったく同じ店である。しかも案内されたテーブル席もまったく同じ場所。何だか不思議な感じもした。夕食を済ませてバイクに乗ると、さすがにあかりはグロッキー気味。タンデムベルトのおかげで不安はそれ程無かったが、最後の温泉が予定外だったためかなりハードな走行となってしまった。走行距離、296kmのツーリングだった。
おわり