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春の雪の回廊ツーリング
約8ヶ月振りに息子と
2010.4.10(日) 走行
久し振りの快適ツーリング
「久し振りにとても快適なツーリングを楽しめた。」 こんな言葉がピッタリのツーリングを4月10日(土)に楽しんで来ました。
久し振りと言えば今回のツーリングは大貴(高1・長男)の高校受験がやっと終わり、昨年の北海道タンデムキャンプツーリング以来、久し振りに一緒にツーリングに行く事となった。 本人も久し振りにツーリングに行けると張り切り、いつもより更に早寝をして朝には珍しく私より先に起床していた程だった。
そしてもう1つはカメさん(FJR1300)の参加だ。(^^) カメさんは単独ではライディングスクールに行っていたものの、ツーリングに関してはライダーとしての長い冬眠生活を終え、約4ヶ月振りのツーリング参加となった。
今回のメンバーは上記の他に日本走郎さん(CB1300SB)とボルドーさん(CB1300SB)、そして今回初参加のShinさん(R1200RT)で5台6名となった。
東北自動車道の蓮田SAに6:30の集合との事で、今回は余裕を持って5:10には自宅を出発した。と言うのも首都高速道路の二人乗り禁止区間を避けるため、環七通りを南下し湾岸道路の大井南ICからのルートを取らなくてはならないからだ。これだけでかなり時間をロスしてしまうのである。
ところで・・・、1ヶ月前ならまだこの時間は夜明け前だったが、既に空が明るくなってきて何となく嬉しい。やっと本格的なツーリングシーズンがやって来たと言う気持ちになれるからだ。
環七通り、湾岸高速道路共に空いていて順調に走行する。湾岸線(B)から中央環状線(C2)に入ると前方に見慣れたバイクの姿を発見する。カメさんのFJR1300だ。 無線で呼びかけるが応答無し。そこで一気に距離を縮めるとカメさんは私のRTのヘッドライトの明るさで直ぐに気が付いたそうだ。まだ電源をONにしていなかったカメさんも無線をONにし、ここから交信を開始。私の方がカメさんの前に出た。(^^;)
そして間もなく日本走郎さんの声も無線で聞こえてきた。どうやら少しだけ後ろを走っているらしい。そしてそのままのペースで走行し、私とカメさんが先に蓮田SAに到着した。(6:05)
蓮田SAでは朝食を食べる予定ではなかったが、集合時間より少し早く到着した事もあり、パン屋さんで美味しそうなパンの購入とスターバックスでコーヒーを購入して食べた。 間もなく後ろを走行していた本田走郎さんが到着。しばらく4人でツーリングルートを相談して待つことにした。
ボルドーさんとShinさんの到着がまだだったが、集合予定時間になったので、バイク専用駐車場に戻った。 するとボルドーさんが駐車場に丁度到着したところを目撃する。そしてその側にもう1台R1200RTが停められてあったのでShinさんの到着も確信した。 ボルドーさんは到着後、持参していたおにぎりで腹ごなしをする。そしてShinさんも現れ無事合流した。
これで5台6人がすべて揃った。Shinさんは初めての参加だったので最初若干緊張していたが、実は大貴もボルドーさんや日本走郎さんとは初対面だった。何だか不思議である。
そして一通り自己紹介や挨拶を済ませ、間もなく出発となった。天気は雨の心配は無いものの若干雲が気になる程度。基本的に晴れてはいたが、時々雲に日差しを遮られる感じだ。
この日、まだ春の交通安全運動週間の真っ最中だと言うのに東北自動車道は車の流れがいつもよりかなり速い。私達はスピード違反で捕まらないように心掛けながらも順調に走行した。
その後上河内SAに立ち寄りここで朝食をとり、その後は一気に走り続け郡山JCTで磐越自動車道に入って猪苗代磐梯高原ICで高速を下りた。猪苗代磐梯高原ICで下りると直ぐに左手猪苗代方面にENEOSのガソリンスタンドが見えたのでここで全員給油する。(9:55)
空には青空が広がり磐梯山もクッキリ見え、とてもすがすがしい感じだった。全員の給油が終わるまで時間が掛かったのでここで写真を撮ったりしていた。ちなみに上の写真のR1200RTがShinさんのバイクだ。まだ走行距離が少ないせいか、とても綺麗なバイクだった。下の写真はボルドーさん。シューベルトのC3のヘルメットが羨ましい。
国道115号線、国道459号線と走行し、五色沼へと向かう。対向車すら少ない快適な道を気持ち良く走れた。道の横には結構雪が残っており、数日前にも雪が降った様な形跡もあった。
五色沼(毘沙門沼)へ
そして五色沼の表示に従い毘沙門沼の広い駐車場に到着する。この駐車場入口付近にはかなりの雪が残っていたが、路面には雪が無く問題は無い。駐車場は結構空いていてバイクを停めやすい場所へ駐車する。駐車場の周りにある雪は結構な量が積もっていた。
毘沙門沼が見える場所へと来ると、何とも美しい毘沙門沼と磐梯山が見えた。これには皆、「すげぇ~」「良いねぇ~!」など驚嘆の声があがった。天気も良く毘沙門沼の独特の色がとても美しい。これを見れただけでも来た甲斐はあっただろう。地元のおばさんに集合写真(一番最初の写真)を撮ってもらったが、そのおばさんも今日は風も無く、久し振りの観光日和だと話してくれた。
せっかくなので毘沙門沼の畔を少し散策することにした。遊歩道は基本的に雪が積もっており歩き難いが、景色と若干のスリルを楽しんだ。雪道の遊歩道を歩いていると、カメさんが思いっきり転んだ。幸いにも怪我は無かったが手荷物を持ったまま歩いていたのが災いしたようだ。(^^;)
毘沙門沼の途中から駐車場へ続く道に出るために歩いた遊歩道は特に積雪量が多かった。時折雪の柔らかい所を踏み抜いてしまうと、軽く膝上まで足がずっぽりとハマってしまった程だ。 約500m程度のコースであったが久し振りに本格的な運動をしたような感じだった。
雪道を歩いたお陰で毘沙門沼に再度戻った時にはすっかり身体が熱くなってしまったので、ソフトクリームを食べたりして一休みする。
磐梯吾妻スカイライン
そして次に向かったのは磐梯吾妻スカイラインだ。日本の道100選のこの道、通行料金は1,150円と高額だ。高速道路が上限金額1,000円のこの時代、ちょっと高過ぎではありませんか?(12:18に料金所ゲート通過)
下の写真は途中でバイクを停めた国見台。昨年来た時よりは暖かい。
そして今年もやって来ましたこれが雪の回廊。今年は最大3m程だと新聞に紹介されていた。奥には浄土平が見える。
こうして見ると結構な高さがある。雪も白く汚れてなく美しいのが特徴だ。
浄土平に到着。駐車料金は100円(バイク)。背後には噴煙が立ち昇り青空とのコントラストが美しい。気温もそんなに寒くなかった。
磐梯吾妻スカイラインの特徴的な景色でもある荒涼とした風景。磐梯吾妻スカイラインは様々な景色を堪能出来る道だと言う事に改めて気が付かされる。
磐梯吾妻スカイラインを走り続けると、高湯温泉と言う白濁色の湯が特徴の温泉がある。私達はその中でもこの「のんびり館」で温泉に入る事にした。昨年と同じ温泉だ。(14:23)
この高湯温泉はかなり硫黄成分が濃く、入浴後はかなり匂いが残ると言う感じだ。私は露天風呂に入ったが、湯の温度がかなり高く長湯は出来なかった。ところでShinさんは風邪気味だったので温泉入浴せずに休憩室で待っていた。
「ゆず沢の茶屋」
16時を過ぎたので、いよいよ今回のツーリングの最終目的地である食事処、田舎料理の「ゆず」に立ち寄った。昨年は昼頃に到着し、かなり長い時間待たされたが今回は夕方の混雑前だったため待ち時間無しで食事が出来た。
まずは凍み餅。今回全員がこれを1枚づつ食べた。
そしてゆず田楽。特ににしんが美味しい。ゆず味噌とのマッチングは絶品!お勧めです。私の嫌いな里芋は大貴が食べてくれました。(^^;)
手造りのお豆腐は味が濃厚なのにマイルドな味です。少しお醤油をたらして食べました。
このお店の看板的なメニューでもあるゆず味噌の焼きおにぎり。これは外せません。
お味噌汁(豚汁)も勿論美味しいです。見た目よりも量が有り、茶や定食だけで結構お腹が一杯になります。
煮物は素材の味が楽しめます。どれも味が染みていてとても美味しいです。大根や牛蒡は特に良い。(^^)
ゆっくり食事をしてから帰宅の途につきました。(17:25) 帰り道は渋滞も皆無で時折私の前を車が1台も走っていない時が有ったほど。こんなに空いている東北自動車道は本当に久し振りでした。ゴールデンウィークの東北ツーを考えると天と地の差。自宅到着時間は22:15。途中給油したり首都高速道路を迂回したりと言う事を考えれば脅威的な順調さだった。
次回のツーリングでもこんなツーリングを期待したいものです。
おわり