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まさかの猛暑、大井川北上ツーリング

奇跡の雨回避ツーリング

2010.7.4(日) 走行

青空

奇跡的とも思える晴天に恵まれたのだが・・・ 暑過ぎて参りました。(^^;)

天気予報は「曇り時々雨」

 今回もまた、週末のツーリング予定日(日曜日)が近づくにつれ天気予報は雨と変った。しかし、そんな天気予報にもめげずに雨天でも決行!とするのが私の主義である。どうせあてにならない天気予報、自称「晴れ男」と自負する私には雨天中止と言う言葉は私の辞書には無いのだ。(笑)

 ちなみに今回一緒にタンデムで乗って行く娘、ひかり(長女・中1)も雨でも勿論行くと言うから頼もしい。「別に無理して乗っていかなくても良いよ!」と言うのだが、ツーリングで温泉に入れるとなると尚更意志が強いのだ。(^^;)

 朝、起きると一応雨は止んでいた。しかし、前夜から未明まで強い雨が降り、路面は濡れているし空にはまだ厚い雨雲が覆っている。そこで、万一の事を考えレインスーツを着込んで出発した。(5:20)

 東名高速道路 海老名SAに6:30に集合との事で、ここで合流するのは下田さん(R1200RT)、ボルドーさん(CB1300SB)、ogmさん(K1200GT)、シンさん(R1200RT)、たけさん(VFR800)、れっどぜぶらさん(Ninja250R)、そして私とひかり(R1200RT、タンデム)となっていた。

 コーヒー店「カフェ・リシオ」でロールドッグを食べ、コーヒーを飲んでから出発した。すると出発するやいなや、走り出すと何時の間にか1台バイクが増えていた。キリンさん(CB1300SF)がドタ参で加わったのだ。(^^) と言う事で、海老名SAからは8台で出発。もう1台が合流する予定の愛鷹PA(アシタカPA)を目指して走行する。

東名高速道路で富士山を前方に見ながら走行

 既に海老名SAを出発する時には西の空が明るくなっていたが、その後天気は急速に回復し、レインスーツは結局不要だった。途中、御殿場付近は雲と言うか霧に包まれたが再び天気は回復し、まったく天気の心配は要らなくなっていった。

サプライズ

 予め静岡県在住のISOさんご夫婦(タンデム)とは無線の周波数を確認しておき、沼津ICから合流するISOさんと愛鷹PAで合流する予定だった。沼津ICに近づき無線交信を試みると、丁度タイミング良くISOさんとほぼ同じタイミングで沼津ICを通過する感じだった。無線での位置確認では気持ち1km程私達の方が通過が早かったようだ。

愛鷹PAにて

新型R1200RT

 愛鷹PAに入りバイクを停めるとISOさんから無線で私達を目視で確認出来ましたとの連絡が入る。(7:50頃)

 YAMAHAのドラッグスターで来る筈のISOさんを確認しようとPAの入口に目を向けていたが見当たらない。すると何と私の隣に見掛けないR1200RTが停まって居た。(爆)

 何とDOHCエンジンを搭載した新型R1200RTに跨るISOさんご夫婦だった。(驚)

 ISOさんは最初にお会いした時、ハーレーに乗るのが夢と語っていた筈だったのだが・・・、何とBMWの魅力に魅せられ、思い切って購入してしまったとの事だった。(^^)

 何と言うサプライズ!同じく新型R1200RTが欲しいと思っていたボルドーさんも、「あれ~!やられた~!」と思わず叫んでいた。しかもこのRT、フル装備&フルオプションだった。

 しばらくはISOさんのRT談話で盛り上がり、その後、次の立ち寄り地点である牧之原SAへと9台11人で向かった。

たけさんが離脱

 頭上には青空が広がり、途中からうだるような暑さを感じながら走行し牧之原SAに到着する。走行中はバイクに装着されている温度計がそれぞれ何度を表示しているか?の話で盛り上がっていた程だ。(^^;) バイクの気温計はそれぞれバラつきはあるものの大体36℃~38℃を表示していたので、真夏のような暑さだったのは間違い無い。(汗)

牧之原SAにて

VFR800

 牧之原SAには木陰の涼しそうな場所にベンチも在ったのだが、やはり自然と冷房の効いている館内の休憩所の方へと足が向いてしまう。

 ここでしばらく休憩したのだが、残念ながらたけさん(VFR800)が手首の痛みを訴え、今回はここまでとしてツーリングから離脱する事となった。(悲)

 牧之原SAを出発する際、数台がガソリンを給油し出発する。

 たけさんとは相良牧之原ICで別れた。たけさんは再び東京方面へと引き返して行った。そしてここから再び8台での走行となった。

大井川沿いを北上

 相良牧之原ICを出ると国道473号線を走り北上する。最初は市街地の景色だったが、直ぐにお茶畑が目に付くようになる。

お茶畑

 また、国道473号線を走りながら視界に入る大井川は、雨の影響で川の色が茶色に濁っていた。川の水量も比較的多く感じられ、この日未明まで降り続いていたと思われる雨の多さを感じさせる程だ。

 山の方は雲が多めに見えるのだが、走っていると雲が逃げるかのように遠ざかって行き、陽射しを浴びながらのツーリングが続く。

大井川

 途中、T字路の一時停止の交差点を通過する際、大型観光バスが我々の間に入り2組に分かれて走行した。バスの前を走る私を含めた4台は快適な走りを楽しめたが、バスの後方を走るボルドーさんやISOさんなど4台は少し我慢の走行を強いられたらしい。

 しかし、そんな場面でも無線の威力が発揮され、国道362号線沿いの道の駅「フォーレなかかわね茶茗館」に立ち寄る事を無線で伝え、後続車が追いつくのを待った。

ハプニング発生!

 道の駅「フォーレなかかわね茶茗館」の駐車場で待っていると、後続車は道の駅への入口の場所を間違え、少し先の道へ入ってしまったらしい。「あれっ!?違う方へ行ってしまった!」と駐車場で眺めていると、ボルドーさん達は直ぐに道を誤った事に気が付き、Uターンしている姿を私達は少し遠くの駐車場から眺めていた。

 すると・・・Uターンする際、ISOさんのバイクが何と立ちゴケしてしまったのだ。 不幸中の幸いだったのが怪我も無く、車体への傷はパニアにかすり傷程度と殆ど判らない程の軽微な物であったが、新車でまだ1,000kmも走っていないバイクだけに、ISOさんもショックだったに違いない。(--;)

 さて、この道の駅は何気なく立ち寄ったところだったのだが、結構雰囲気の良い道の駅だった。駐車場が坂の下と言う事もあり、あまり人影が見当たらなく空いている。

 皆も若干睡魔に襲われながらの走行だったらしく、暑さも手伝ってか少し休憩が必要と思い、道の駅の施設を確認しながら奥へと入った。

 この道の駅「フォーレなかかわね茶茗館」には川根茶の資料館である「茶茗館」と言う施設(入場無料)が在り、川根茶を飲む事が出来るとのことで、我々も本場のお茶を体験することにした。お茶は眠気覚ましにも良いので一石二鳥だと思った。

 これが今まで体験したことの無い楽しい一時となった。「お茶セット(川根茶とお茶菓子)」300円は、標高500m以上の場所で獲れた貴重な川根茶の深煎りと浅煎りの飲み比べを体験すると言うもの。

 下の写真をご覧頂きたい。ちなみに・・・赤い方の袋(右側)が浅煎り、黒い方の袋(左側)が深煎りのお茶だ。

 この川根茶の飲み比べをするのだが、正しいお茶の入れ方の説明などを聞きながら実際に自分でお茶を入れ、色や味の違いを比べて体験すると言うもの。なるほど、本当に色や味の違いが判るのだ。 高級茶は熱いお湯で入れてはいけないとか、結構色々勉強にもなった。下の写真を見てもらいたい。お茶の色がかなり違うのが判るだろう。

 このお茶体験がたった300円で出来るのは、この施設が川根茶をPRするための施設だからだ。立ち寄って損は無いお勧めのスポットだと思う。

 記念撮影もここでついでに撮って頂いた。前列左からISOさんご夫婦、ボルドーさん、私とひかり、ogmさん、キリンさん、れっどぜぶらさん、後列左からシンさん、下田さん。

 また、「茶茗館」にはこんな庭園もあり、茶室から下駄を履き散歩も出来る。

茶茗館

 (左下)庭園には水琴窟(すいきんくつ)も在る。ちょっと音が思っていたより小さ過ぎたのが残念。 (右下)「茶茗館」の建物内部の天井部分の写真。建物自体もかなり立派な造りだった。

SL(蒸気機関車)を見学

 何気なく立ち寄った道の駅「フォーレなかかわね茶茗館」で十分楽しんだ後は、再び大井川沿いの国道362号線を北上した。

 しかし、直ぐに千頭駅付近に差し掛かり、ここで蒸気機関車の姿を見掛けたので、道の駅「奥大井音戯の郷」(おくおおいおとぎのさと)にバイクを停め、蒸気機関車を見に千頭駅へと歩いた。

 右の写真は千頭駅手前の踏切を渡る際、丁度アプト式鉄道が通り撮影したもの。

 まるで遊園地に走っているような小さい列車で、客車部分も開放的であり、ひかりも写真を一生懸命撮っていた。

 そして千頭駅では入場券(150円×2)を支払い駅構内に入り、蒸気機関車を間近で見学し写真を撮ったりして楽しんだ。

 下の写真はogmさんに撮って頂いた写真だ。

 そしてちょっとお遊びで、カメラのアート機能を使ってセピア調のSL写真も撮ってみた。(下)

 蒸気機関車を見学し、満足したところで改札を出るとボルドーさんが腹を空かして待っていた。(笑) そこで駅の前に在る定食屋さんで昼食を食べる事にした。

 ひかりは山菜おろし蕎麦(左下)、私はカツ丼(右下)を食べた。ボルドーさんはカツ煮定食を食べたそうだが、結構ボリュームが有リ過ぎて、食べた後はかなりお腹が苦しかったそうだ。

寸又峡へ

 さて、十分お腹を満たしたのでまた走る事にした。千頭駅からは県道77号線を走る事になるが、この道は結構道幅が狭く路面も大雨が降った直後のこともあり、小石やら小枝が落ちていたり大きな水溜りがあったりと少しハードな走行となった。

 そして最終的には寸又峡第一PA付近でUターンし、来た道を少し戻り県道388号線を接祖峡方面へ向かった。

温泉でのんびり

  ツーリング目的でもある温泉は、今回は接祖峡温泉の接祖峡温泉会館に立ち寄った。駐車場は入口が判り難かったが温泉会館の向かい側にあった。

接祖峡温泉会館の駐車場から歩くツーリングメンバー

 この温泉は入浴料金が300円なのだが休憩室の利用は700円と高額。(ーー;) これには皆少し納得行かないと言う感じだったが、それでも仕方なく利用し、夕方17時までの休憩所利用時限一杯まで仮眠するなどのんびり過ごした。

接岨峡温泉会館

 ちなみに温泉の泉質はとても良く、肌がしっとりするような感じは評判が良かったようだ。(^^)

静岡を目指し走るが・・・

 接阻峡からは井川ダムを経由し、県道60号線 →  県道189号線と走行する。

 この道も結構タイトなカーブが続き見通しは相変わらず悪い場所だ。

 するとひかりが連日の寝不足もあってか乗り物酔いしてしまった。仕方なくスピードを落として走行する事に・・・。 私もカーブで何時もより少しだけバイクを傾け過ぎたのが災いしたようだった。(^^;)

 ちなみにひかりはそんな体調不調にも係わらず、気分転換にと写真を撮ったり動画撮影をしていた。(爆) 普通ならそんな気にはならない筈なのだが・・・。その時撮っていた動画を掲載する。ちなみに撮影したのは速度ペースを落としてからの撮影だ。

                       

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 そしてバイクを停められるスペースを見つけ、ここで小休憩する。
ツーリングに参加された皆さん、ご迷惑をお掛けしました。お気遣い頂き、ありがとうございました。m(_ _)m

県道189号線にて

 ちなみに上の写真に写っている左手前のNinja250Rが今回ツーリングに初参加のれっどぜぶらさんのバイクだ。今回排気量の大きい大型バイクばかりの中で、250ccながらハンディを感じさせない走りには脱帽です。

 右下の写真の犬はこの休憩時、我々の様子を見に来た近所の犬の写真だ。この犬、私達とは目を合わそうとはせず、横目で見ながらワンワンと少しだけ吠えて通り過ぎた何とも気が小さい犬だった。w

 その後は静岡市内へと向かい、途中給油をしてから東名高速道路を目指し、静岡ICで東名高速へ。その後は富士川SAまで走行し、SA内の楽座にあるレストランで夕食を食べた。右上の写真は私とひかりが食べた豚しょうが焼き定食。

 食後は一足先にISOさんご夫妻が帰られ、その後は7台で東京方面を目指した。この時東京方面の渋滞は当初25kmだったが、我々が渋滞を通過する時には海老名SA付近で2~3km程度となっていた。

 帰宅時間は23:20頃。走行距離は約542kmだった。東京はこの日雨が降ったとの事だったが、私達は結局最後まで奇跡的に天候に恵まれたツーリングとなった。(^^)v

 おわり

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