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ハプニングだらけの能登半島キャンプツーリング(2日目)
いきなりやぶこぎ林道ツー&まさかの出来事
2010.7.17(土)~19日(月) 走行
2日目の朝、私は4:50頃目が覚めた。キャンプ場の目の前の海から太陽が昇り始め、テント内を丁度朝陽が差し込んできたのだ。するとその気配を察知してか、ボルドーさんやogmさんもテント内でゴソゴソと始め、起きたようだった。
キャンプ初日の夜は結構気温が高くかなり蒸暑かった。私やogmさんは直ぐに寝られたのだが、ボルドーさんは夜中まで騒いでいた他のグループの声が気になり、なかなか寝付けなかったそうだ。しかし、2日目の朝は清々しい感じでさすがに気持ちの良い朝を迎えた。
私は起きてからトイレに行ったり上のような写真を撮ったりしていたのだが、ふと携帯電話にメールが着信されている事に気が付いた。メールは5:04の着信で体調不調で今回のツーリングに参加出来なかった日本走郎さん(VFR1200F)からだった。
メールの内容は当初予定していた福島県の七入キャンプ場に、朝起きたら体調が良いのでツーリングをしながら向かいますとの事だった。(^^;) えっ!?東名高速道路の海老名SAに集合場所を変更していたので東北方面ではない事はブログへ記載しているので知っている筈では・・・?(爆)
もし、私達が福島に居ると思って東北方面に向かっていたら気の毒と思い、電話を掛けるものの既に出発されたようで電話には出なかった。そこでメールを返信し、石川県の能登半島に居る事と、一応「来ます?」の一言を添えておいた。(^^)
ホットサンド
さて、今回キャンプ道具一式を大人買いして揃えたボルドーさんが、キャンプで楽しみにしていたのがホットサンドだった。昨夜コンビニでハムやチーズ、バターも購入済みで早速調理に取り掛かったのだ。(^^) しかしこのホットサンドの道具、かさばるし重いのでは?・・・(^^;)
ホットサンド1枚目は少し焦げ目が目立つ出来、まずは3人の中で一番年が若いogmさんが一番胃腸の抵抗力が強いだろうと言う事で最初に食べた。w
そして2枚目は私が担当。(下の写真) 1枚目のこげこげから比べればかなりの上出来。美味しく頂きました。(^o^)
当然3枚目はボルドーさん自身が食べた。一番良い出来だったのは言うまでも無い。(笑) 今後、ボルドーさんと一緒のキャンプでは、美味しいホットサンドが食べられるので皆さん期待して下さい。但し、具は各自持参ですよ。(^^)
日本走郎さん、能登へ(爆)
8:19、日本走郎さんからメールが入った。内容は福島に向け走り続け、もう既に関越トンネル手前まで来てしまっていると言う内容だった。しかし、関越トンネルからでもそのまま北陸道に行けば能登にも来れる筈。そしてそのメールの最後には「多分行かないと思います。多分!?」
ん?「多分!?」 来るんかい!(驚)(^^;;)
8:43頃、今度はメールではなく電話が掛かってきた。内容はこちらに向かっているとの事。(^^) そこで私達のこの日の行動計画を伝え、合流方法については連絡を取り合うこととして電話を切った。
当初、予期していなかった1日目のカメさん(FJR1300)の見送りツーに引き続き、2日目は日本走郎さん(VFR1200F)の合流と言う楽しいハプニングが続く。www
いざ、林道へ
さて、2日目はいよいよお楽しみの林道&能登半島周遊ツーだ。2泊3日の日程だと2日目は時間的にゆとりがあるだけでなく、キャンプ場をベースとして余計な荷物を置いておけるので持って行かなくて済み、身軽になって走りも十分楽しめるのが良い。
キャンプ場を9時位に出発し、能登島大橋を渡る。そして国道249号線を北上しながら林道の入口を探しながら走行した。
ツーリングマップルでは能登半島の林道はあまり載っていない。しかし、こんな自然の多い場所に林道が無い筈は無いと思っていた。そしてしばらく走リ続けると早速林道の入口を見つけた。
上の写真は林道に入ってから直ぐに撮影したもの。最初は私が先頭でogmさんがしんがりを勤めた。下の写真はこれから突入する林道の様子を写したものだ。どんなレベルの道なのかお判り頂けるかも知れない。
ボルドーさん初体験のこの林道はそこそこのロングダートで、走りがいのある場所もありなかなか面白かった。道には湧水が流れ込んでいる場所もあり、そこそこの急斜面有りと変化に富み、そして最後は引き返さずとも完全に抜ける事も出来て満足出来る林道だった。 ボルドーさんは初めての林道でも難なく走行出来、走りも問題無く初めから楽しめたようだ。
次への林道は優秀なカーナビを装備するogmさんが先導する事となった。ogmさんのカーナビ(SONY ナブ・ユー)には林道まで乗っている優れモノなのだ。それにogmさんは林道走行はお得意のようだ。
下の写真は2本目の林道と言うか鉄塔のメンテナンス用と思われる道を走行し、見晴らしの良い場所に出たところで撮影した。実は暴露してしまうとこの写真を撮る少し前にogmさんはぬかるみを避けようとして転倒している。
勿論低速だししっかりとした装備をしているので怪我は無し、バイクも損傷無しだった。倒れたところを激写しようとするが、直ぐにバイクを引き起こしてしまったので撮れなく残念であった。
次回、転倒時はお互い写真を撮ってからにしましょう!等と冗談を言いながら走り続けた。ボルドーさんは「楽しい!林道って楽しいなぁ~!」とかなり気に入った様子。
「後、100km位林道を走っても良いよ!」等と言うジョークまで飛び出した位だ。(^^)
そして3本目、と言うより5本目?、中には引き返す林道も有ったが、この日最後に走った林道はちょっと計算外の難所であった。つづらおりの急坂を上る林道だったのだが、この急坂、登っている途中でジャリ道から粘土質の土に変わるかなりヘビーな道だった。登ったは良いが下りるのは怖過ぎる。引き返して坂を下りるにはあまりにもリスクが有る道だったのだ。
しかし、先に進むのもやぶこぎ必至の廃道の様な道であり、このまま進むのか?それとも引き返した方が良いのか正直迷った。
上の写真がその時の写真。急坂の写真は撮れなかったが、行くかどうか迷ったのが正面に見える左に見える奥の道だ。そこでogmさんが偵察として1人で様子を見に行ってくる事となった。3台共無線を装備していたので連絡は取れると思ったのだ。
ogmさんが偵察に行った後、偶に無線で様子を知らせてきたのだが、そのうち無線交信が出来なくなった。ogmさんはハンディ機のアンテナのみだったので、山の向こう側に出たら通じなくなったのだ。
5分 10分と時が過ぎ、さすがに心配になってきたので後を追うことにした。私が先に走りボルドーさんが後に続く。
その時走っていたのが上の写真の道(?)だ。するとこの道は二手に分かれる道となり、バイクから降りた私は右と左の道のタイヤ痕を探してどちらに行ったかを確認した。
その姿を見てボルドーさんは私が追跡者かインディアンの様に見えたと思う。(^^;) そして私の結論は右。右の道を進む事にした。すると直ぐにこちらへと向かって走ってきたogmさんと無事再会した。
ogmさんから無線でこのまま進めば道に出られると聞き、ogmさんはこの狭い道でUターンし、私がまた最後尾に付き先に進んだのである。その時の写真が下の写真だ。
そしてこの廃道のような道を走行中に撮った動画がこれだ。下の動画を見て頂ければどの様な道を走ったのか雰囲気が判るだろう。
そしてやっと開けた道に出た。下の写真、決してやらせではないのは動画を見て頂ければ判ったと思う。ミラーに葉っぱが引っかかっていた。(^^;) ちなみに私の大嫌いな芋虫も・・・(嫌)
さすがにボルドーさんもこれで林道はもうお腹一杯。ボルドーさんだけでなく、ogmさんも私も同じ気持ちだった。そこで今回はこれで林道走行は終了となった。(11:05)
下の画像はogmさん提供の林道走行データ(カシミール画像)だ。
林道を抜けてからは国道249号線を走行する。やっぱり舗装路は快適だと改めて感じる。
そして道の駅「とぎ海街道」へ立ち寄った。(11:35)
ここでは「サザエ飯」(250円)を食べた。 それにしても暑い。暑過ぎる・・・。
道の駅「とぎ海街道」を出発(12:15)してからは、国道249号線をひたすら北上した。下の写真、海沿いを走っているとトトロの形に似た岩を発見!(^^)
そう言えばこの能登半島の海沿いの道を走っていてとても感心した事が有った。それは海、正確に言えば海岸がゴミ1つ無くとても綺麗だったのである。日本海と言えば韓国や中国などから漂流する色々なゴミが海岸に打ち上げられた風景を良く見掛けるのだが、ゴミを見掛ける事が殆ど無いほど綺麗だったのである。
これにはボルドーさんもしきりに感心していた。美しい海が尚更引き立てられて輝いていたように思える。
下の写真は輪島を通過した時の写真。(13:09)
白米千枚田
輪島は単に通過し向かったのが白米千枚田である。到着したのは13:20頃だった。
ここではせっかくなので持って来た三脚を使用して3人で記念写真を撮った。
白米千枚田を出発すると直ぐに輪島塩の製造場所を見つけたので立ち寄ってみた。
ここでは昔ながらの塩作りの手法で塩を作っている。間近で作業を見学出来るのも魅力だ。
今回のお土産はこれに決定。 お土産としてはコンパクトだし、暑くても悪くならないので安心して買えた。
国道249号線から県道28号線へと進み、禄剛崎灯台へと向かう。交通量も少なく快適走行と景色を楽しむ。
そして能登半島最北端に到着。ogmさんに撮影してもらった。(14:40頃)
灯台へは徒歩で登ったのだが、少しの距離でも暑過ぎて日向に居たくない心境に駆られたほどだ。駐車場に戻ると小豆ソフトを食べ、涼しいところで一休憩した。下の写真が小豆ソフトだ。
さて、日本走郎さんは?とそろそろ思われた方も多いだろう。(^^;) 能登半島へは上陸したものの七尾付近で暑さのためグロッキー状態になっているとのメールを受信した。
そこでそろそろ合流地点を設定しようと思い、ツーリングマップルに記載されている県道35号線沿いの千畳敷ポケットパークに決定する。ところが・・・この千畳敷ポケットパークは実際に行ってみると場所も判り難く、我々さえも行く途中に道を迷ってしまい、地元の方がわざわざ車を停めて「何処に行くの?」と声を掛けられた事も有った程だった。
そして最新ナビを装着した筈の日本走郎さんもこの場所が判らず、メールにて位置を再確認する手段をとったのだった。
取りあえず合流予定地点である千畳敷ポケットパークへは私達の方が先に到着した。ここでしばらく待ったのだが、ここには公衆トイレは在るもののジュースの自動販売機でさえ無い寂しいところだった。下の写真は日本走郎さんを待っている時の写真だ。
結局ここで15分ほど待ったが、無事日本走郎さんと合流出来た。(17:00) しかし、日本走郎さん、到着時は軽い熱中症に掛かっているような感じでヘロヘロ状態。少し休んでから能登島方面へ出発した。下の写真は到着直後の日本走郎さんだ。
県道35号線から国道249号線を目指して走行する。私はこの時しんがりを務め、先頭はogmさんにお願いした。ここからは4台のバイクとなった。
能登島へ向かう途中、日本走郎さんがあまりにも辛そうだったので、休憩を取るためドライブイン「汐風荘」に立ち寄った。しかし既に18時近くの時間になっていたので、ここで夕食としてカツ丼を食べた。
上の写真が私の食べたカツ丼。味噌汁は薄過ぎ。カツ丼は正直もう少し火をいれて欲しかった。(爆)
ドライブイン「汐風荘」を出発したのが18:55頃。この後走り出すとすっかり日が暮れてしまった。まずは温泉に入ってゆっくりしようと言う事になり、「ひょっこり温泉島の湯」へと向かった。 しかしこの温泉へと向かう途中、走行中にogmさんのバイクに大トラブルが発生していた。
緊急事態発生!
「ひょっこり温泉島の湯」の駐車場に到着すると、血相を変えて私の名前を呼ぶボルドーさんの姿が・・・。
「ちょっと来て~!」と叫ばれたので行って見るとogmさんのバイクから大量のオイルが滴っていたのだ。(大爆)
そこで暗い駐車場で自動販売機の明かりを頼りに調べてみたのだが、どうやらエンジン付近から漏れているようで、チェーンやタイヤなどが漏れ出したオイルでべったり濡れていた。
しばらくは原因究明を図ろうと努力したのだが、さすがに暗くてオイルが漏れている箇所が特定出来ず、諦めてまずは温泉で汗を流そうと言う事になった。
温泉ではある程度ゆっくり時間を過ごした。丁度露天風呂で入浴していると、海の対岸である七尾付近で花火大会が行われていた。露天風呂から花火は遠かったが、十分花火を堪能出来た。
さて、この温泉施設の閉店時間(22時)までギリギリ居たが、閉店時間となったのでバイクまで戻る。取りあえずキャンプ場までは何とか自走出来ると見込んで出発する事にしたのだが・・・。
最初の交差点に差し掛かると日本走郎さんが私達とは逆の方向にウィンカーを出していた。何とこの時間から帰ると言うのだ。(^^;) 一応泊まって行けば?と声を掛けるのだが、翌日は予定があるとの事で本人の意思は固く、ここでお別れとなった。
日本走郎さんは結局脅威の能登半島日帰りツーとなったのだった。 ちなみに日本走郎さんは翌朝7時台に無事帰宅出来たそうだ。いやはや何と言う体力だろう。お疲れ様でした!
で、問題はogmさんだ。終始様子を見ながらゆっくり走行し、取りあえずコンビニで買い物をしてからキャンプ場に向かった。この日は取りあえず何とかバイクをキャンプ場まで乗って来られたのだが、詳しくは翌日明るくなってから調べる事にし、長い様な短かった様な2日目が終わったのである。
ま、本当に色々な事が有った1日であった。www
下の画像はogmさん提供の1日~2日目の走行ルート。3日目が無いのは・・・ (^^;)
つづく