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Schuberth J1 (シューベルト J1)ヘルメット

便利で快適!安全性も高いが耐久性には疑問あり?

2007.1.13 購入 → 2011.1.28 UP DATE


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4年間使用。耐久性は?

頬パッドの状態

 約4年間使用した結果、上の写真の通りの状態になりました。orz・・・ 私は複数個のヘルメットを所有しているのでツーリング回数が多いからと言ってもこのヘルメットだけを酷使していた訳ではありません。それにも係わらず、他のヘルメットと比較し痛みが激しいのは表皮部分の薄さが要因となっている気がする。

 この耐久性の低さはBMWディーラーでも認識されているらしい。ま、ヘルメットは3年経てば買い換えるのが基本と言ってしまえば仕方は無いが、やはり一般庶民にとっては3年毎に買い換えるのは難しい事だと思う。それでいてたった4年でこの状態は如何な物だろうか?ちなみに内装の一部、ヘッドバンド(税込み 4,410円)は既に傷みが激しく交換済みだ。

 補修部品として頬パッド(9千円弱)が提供されているが、KTELの再取り付け工賃が1万1500円程度、計2万円以上はちと考えてしまう。(^^;) それから、このヘルメットは内装を外して洗う事が出来ない構造となっているのは唯一残念なところだ。

KTEL KTM009
(新型小型軽量マイク使用2スピーカーSET)の装着

 KTELのスーパータッチJr.をシューベルトJ1に装着して使用していたが、やはり使い勝手を向上させる為、KTELさんに依頼し「KTM009」を取付加工して頂いた。費用は「KTM009」が¥15,500。取付費用は¥8,500で合計¥24,000、消費税込みで¥25,200でした。施工期間は持ち込み&引取りを郵送ではなく自分で行う。金曜日に預けて翌週木曜日引取りの約1週間程度で済んだ。

 このKTELの新型小型軽量マイクは従来のKTELマイクとは違いウィンドノイズキャンセル機能は持っていない。つまりマイク自体は従来型のマイクの方が性能的には優秀で価格も安い。では何故シューベルトJ1に新型軽量マイクを装着したかと言うとJ1の場合シールドと口元の間のスペースが狭く、従来型のマイクでは接触してしまい曇り止め防止加工されたシールドの内側が傷付いてしまうからだ。

 また、シューベルトJ1はジェット型のヘルメットだが、風の巻き込みが非常に少なくウィンドノイズキャンセルが必ずしも必須では無い事。それにKTM009にはマイク風防も付いているので、更に傷付きを防止出来る。ツアラー系ならバイクのスクリーンによる効果もあるのでこれで十分だった。

「KTM009」取付後の仕上がり状態

●ボリュームは穴開け加工。ステレオ仕様なので両側にこの様なボリュームツマミが付く。 ●ボリュームの位置はここ。内装の隙間が無いのでJ1の場合ここの位置にしか出来ないとか。
●マイクのアームはこの様な処理になる。私は満足しています。 ●新型軽量小型マイクには風防が付き、更にシールドの保護に貢献している。アーム部分にはKTELの文字とNo.が。
●接続ケーブルはこの位置から出されている。 ●KTELは製品自体も優秀だが、取付加工技術も優秀だ。

 


シールドメカニズムの交換(J1使用者はご確認を!)

 シューベルトJ1のシールドを上げた時、突然シールドが外れてしまう現象が発生した。

 確認するとシールドのT字型の爪の部分が折れてしまっていた。実はこれ、J1の初期ロッドのシールドメカニズムに問題が有り、現在は改良されている。

 シューベルトではこの初期ロットの対象品について、シールドメカニズムの無償交換サービスを行っていました。 交換に関しては期限を2008年6月30日(月)を申し込み期限として対応しているようです。

 J1ヘルメットをお持ちの方は交換対象品か確認する事をお勧めします。私の場合、購入店でシールドメカニズムと破損したシールドの両方を無償交換して頂きました。詳しくはこちらでご確認下さい。


KTELの装着(スーパータッチJr.)

 このシューベルトJ1にKTEL(スーパータッチJr.)を装着しました。スピーカー部の埋め込みはシューベルトの資格を持っているK山さんのご協力を得ました。(^^;) マイクの固定強度はこの方法で問題ありませんが、本来なら埋め込み施工してもらうのが最良と思われる。

  スピーカーはチークパッド内に内蔵しないと耳を圧迫してしまう。しかし、スピーカー内蔵した事により取り外しが容易に出来なくなり、スーパータッチJr.の利便性が損なわれてしまう。

●KTEL自体は一切加工していません。
●コの字型になっているフックは下側から差込ファースナーで固定している。
●スピーカー部はインナーの中に元々スピーカーを組み込むための凹みがあるので問題なく装着可能。 ●スピーカーの配線はこの部分から入れている。
 チンガードとの干渉はなく、問題なく装着出来た。しかし、シールドと口との間隔が狭いので、マイクの裏側がシールド内に接触して傷付かない様に注意する必要が有る。

 


衝動買いしたプレミアムジェットヘルメット

 お気に入りで長年愛用していたARAIのジェットヘルメット SZ-RAM2。 数回落として補修のため一部のパーツを取り替えたり、傷がついたシールドもそのまま騙し騙し使い愛用していた。さすがに最近はくたびれた外観が気になっていて、そろそろヘルメットの買い替えをしたいなと思ってはいたがなかなか踏ん切りがつかず、バイク用品店のセール時期でも悩みに悩み、購入を見送っていた。

 ところが、何気なくふらっと立ち寄った大型バイク用品店のNAPS世田谷店で、いつもならショーケースに入って売られているシューベルトのヘルメットが自由に手にとって試着出来る形で売られていた。

 そのせいか結構被って被り心地を確かめているお客さんが多い。そんな折り、ナビの不調でお世話になった店員のK山さんに強く勧められ、背中を押される形でとうとう衝動買いしてしまった。

 しかしそのお値段何と5万8800円(税込み)である。やはり冷静に考るとかなり高い・・・。重要なアイテムだと理解していてもだ。(^^;)

 実はこのシューベルトJ1、私自身被って装着感を確かめたのは今回が初めてではなかった。以前、ヤナセモトラッドのショールームで売られているのを見つけ、試しに被らさせてもらった事が有った。その時の印象はまずその頃ヘルメットに装着していたKTELのスーパータッチJr.を移設(装着)するのが難しい形状に気がついた。

 そしてお値段の割には頭頂部のインナーの質感が今一つ安っぽい感じが気になった。では何故今回購入に至ったか?それは北海道のBMW R1200RT乗りの友人、Mk73さんもこのシューベルトJ1を購入し勧めて頂いたのと、やはりサンバイザーの便利さ、ジェットヘルメットなのにチンガードを装備し、その安全性の高さや機能に大変魅力を感じたからである。

箱、袋、説明書など

 さて、購入してみての話である。購入時はお店で一通りの注意説明を受ける事になる。これはシューベルトヘルメット販売店で必ず購入者に対し行わなければならない義務だそうだ。注意点としては・・・

  • 自分自身での分解は不可。
  • 自分で交換できるのはシールドとサンバイザーのみ。
  • 内装は一部のみマジックテープ部分だけ取り外し洗濯可能。
  • シールド内側は曇り止めの特殊加工がなされ、柔らかい布で軽く拭き上げるのみが可能。
  • 外側は撥水剤の使用OK。
  • 分解は専門の技術者のみ。分解するとチンガードのバネなどが飛んでしまい再組み立てが非常に難しいとの事。
  • 分解すると保障も無くなる。

と言う事でした。

 自宅で箱を開け、中身を確認してみると付属品は結構ぶ厚い説明書が1冊。薄い日本語版説明書が1冊。ヘルメットの袋はまぁまぁしっかりとした造りの物だった。

 ← 購入動機の重要な1つとなった内臓式サンバイザー。大変便利で優秀!

実際に使ってみて

 当初、購入してからしばらくはなかなか使う機会が無かったが、やっと使用する機会があり使ってみた。購入動機の筆頭に上げられるサンバイザーの使用感は文句無く最高!強い日差しには大変有効で、しかも結構クリアーな視界であり優秀な透過率を実現している。

 サンバイザーを使用していても、視野の下の方であるメーターやナビ等の画面にはサンバイザーは被さらないので非常に見易い。サンバイザーの出し入れも走行中でもまったく苦労無く行える。それにシールドは視界が歪まない様に設計されているので、視界が自然で目が疲れ難い。

 しかし、予想もしていなかった事態が発生。それは長時間使い始めてから初めて判ったのだが、ヘルメットを被ってから30分位経過するとこめかみ部分に序々に圧迫感を感じ、長時間使用していると頭痛と肩こりに悩まされた。 これは私の頭の形状が、後頭部左右が張り気味の形状による個人的な問題なのだが、ARAIのヘルメット(XLサイズ)ではまったく体験した事も無かった頭痛にかなり悩まされた。

 この事を購入店のK山さんに相談したところ、解決策としてインナーのパッドの位置調整の仕方を教えて貰う。

 これである程度は軽減出来たが、それでも完全には解決しなかった。

 最後は圧迫を感じてしまう部分を指の力で少しだけ潰し、これで解決する事が出来た。しかし、この方法はあくまで最終手段。どうしても我慢出来ない方だけにお勧めします。(^^;)

(左写真) 改善策の1つ。ヘッド部のインナーパッドは位置を変更する事により使用感を変えられる様になっている。

 おわり

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