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極寒の伊豆周遊ツーリング

強風の中、走りメインのルート走行

2010.12.25(土) 走行

9台(9名)が参加

 西湘バイパス 西湘PAに7時集合、7:30出発との事で、私にとっては若干集合場所まで距離があるため、事前にGoogleで自宅から集合場所までの所要時間を調べた。すると所要時間2時間2分との情報を得る。そして当日、多少余裕を持って4:30頃自宅を出発し、ゆっくりと第三京浜(200円) → 横浜新道(150円) → 新湘南バイパス西湘(無料) → 西湘バイパス(無料)と言うルートで走行し集合場所へと向かった。

 ところが、かなりゆっくり走ったにも拘らず、実際には5:40頃には到着してしまった。館内で休憩出来る予定だった筈の食堂もシャッターが閉まっている状態の開店前だった。集合時間迄は1時間以上もある。(--;) 

 この日は寒波の影響で東京でも3℃しかなくとても寒い日。さすがに私もヒートテックの肌着を上下に着込み、ストリートガード3の中にはユニクロのインナーダウンジャケットを着るなど防寒対策は十二分に行っていたが、さすがに寒いので食堂が開くまではトイレの入口にあった椅子に座り寒さを凌いでいた。

 下の写真は6時頃に撮った湘南の海の写真。水平線近くには雲が広がっている。大きな客船が東に向かって航行していた。

湘南の海

 そしてこちらは夜明け前の西湘バイパスの写真。この日の日の出は7時頃だった。

夜明け前の西湘バイパス

 6:20頃、やっと食堂が開いたので冷え切った身体にはエネルギー注入を!との思い朝から、早朝からガッツリとしょうが焼き定食を食べた。美味しくてボリュームがあり600円と比較的リーズナブルな価格には満足する。(^^)

しょうが焼き定食

 結局この日に集まった参加者は以下の通り。

osamuさん(KAWASAKI ZZR1100)
ボルドーさん(HONDA CB1300SB)
yoshiさん(BMW F650GS)
ogmさん(KAWASAKI スーパーシェルパ)
シンさん(YAMAHA セロー)
いかりんさん(HONDA CB1300ST)
MAEDAさん(YAMAHA セロー)
SATOさん(SUZUKI ジェベル)
私(BMW R1200RT)

 以上9台(9名)。ちなみにSATOさんは西湘PA内でお会いし、是非ご一緒にとお誘いし一緒に走ることとなった。そして嬉しい事に前回のツーリングで予期せぬアクシデントに見舞われたogmさんが早くも復帰した事をご報告する。(^^) ちなみにogmさんは今回スーパーシェルパで参加、それに合わせて西東京組のメンバー2名がオンロードツーリングにも係わらず、大型バイクではなく250ccのオフロード車(セロー)でツーリングに参加した。

西湘バイパス西湘PA内の二輪駐車スペース

 そそ、この西湘PA内の二輪駐車スペースは広くて屋根もあり、雨天時や暑い日はライダーには嬉しい設備だ。他のSAやPAも同じ様にして頂きたいところだ。

東伊豆を走行

 今回のツーリングコースは箱根・伊豆のツーリングコースに詳しいosamuさんから提案して頂いた。そこで今回はosamuさんが先導し走行する。osamuさんにはアマチュア無線の受信機をお貸しし、コミュニケーションを取れるようにして万全の体勢を整えた。下の写真は西湘バイパスを小田原方面に向かって走行している時の写真。頭上には青空が広がっているが、進行方向にある箱根の山には厚い雲が覆っていた。これは非常に強い寒波が流れ込んできている為だ。

西湘バイパス

 西湘バイパスは石橋ICで下り、国道135号線を走行する。真鶴道路(真鶴ブルーライン)や熱海ビーチライン等、有料道路は利用せず、東伊豆を宇佐美まで順調に走行する。そして宇佐美からは県道19号線に入り、いよいよワインディングロードに突入する。

 ワインディングロードに差し掛かるとosamuさんの走行ペースはいきなり速くなった。と、言うのもogmさんをはじめ、250ccとは思えない程の走りをするメンバーがそのペースを助長させているかの様だった。いやぁ~ 私は大型バイクに乗っているとは言え、この方々のアグレッシブな走りには何とかついて行くのがやっとでした。(^^;)

 修善寺へと出ると強い風が吹き荒れていて、しかもその風がかなり冷たい。取りあえずこれから西伊豆スカイラインを目指す前にトイレ休憩を兼ねミニストップへと立ち寄った。とにかく寒かったので店内に飲食スペースが在るミニストップはライダーにはとても嬉しい存在だった。

ミニストップ店内で休憩

伊豆を半島を横断し、西伊豆へ

 修善寺を抜け県道18号線で西伊豆スカイラインを目指して走行する。だるま山高原付近では富士山が見えたが、強風の影響で雪が雲の様に舞っていた。

修善寺道路の高架下を走行

 西伊豆スカイラインに入ると気温は0℃近くになり、強風と寒さが身にしみる。西伊豆スカイラインでの走行はまさに強風との戦い。この道では走行していた車やバイクとは全く遭遇しなかった。ワインディング走行中は真横からの突風を受け、RTの運転はかなりの困難を極めた。

 普段なら走行中の写真を撮ったりもするが、強風と路面凍結の恐れから今回は全く写真を撮れなかった程、時折視界に入る駿河湾の海は強風で白波が立ち非常に荒々しかった。

 県道127号線→県道411号線→県道59号線と走行し松崎を目指して走行する。県道59号線では何台かの車と遭遇したが、途中の路面では湧水が凍結した箇所もあった。

 そして松崎市街手前のホームセンター(コメリ)にトイレ休憩のため立ち寄った。

 ここにはトイレ休憩のため立ち寄ったのだが、防寒対策としてこのお店で売られていた使い捨てカイロや防寒マスクなど購入した人が多かった。そして、ここで雑談をしているうちにosamuさんのZZR1100のキャリアを固定しているボルトが折れて無くなっている事が発覚、丁度このホームセンターで工具やボルトが入手出来たので応急処置を行うこととなった。

 下の写真はその折れたボルトの残った破片を撤去し、キャリアを固定している作業をしている時に撮った写真。

応急処置中

 この作業を見守っていたシンさん。シンさんはこの後マスク(目出し帽)を買っていた。

作業を見守るシンさん

 そして、この作業の様子を伺う怪しい人影を目撃する。

目出し帽

 失礼!こちらは目出し帽愛用者のいかりんさんだった。(^^;) このままホームセンターに入ったら通報間違いなし。www

 無事応急処置が完了するが、今度はフロントフォークのオイル漏れも見つかった。しかし、こちらは以前から兆候が見られて把握されていたらしくスルーする。

昼食はお食事処「心」にて

 修理が完了するとそろそろお昼時なのでどこかで昼食を食べる事となった。ボルドーさんの提案により、松崎市内にある食事処「心」で食べる事にした。

食事処「心」

 実はSATOさんはお弁当を持参していた。ゆえに何処か別のところで食べてまた後で合流しますとの事だったが、お店の方に「9人ですけどその中の1人がお弁当持参なんですが店内で食べても良いですか?」と尋ねると、快く快諾して頂いたので一緒に食べる事が出来た。(^^)

 私が食べたのはこのお店のお勧めである「うな重」(1,600円)。とても柔らかく本当に美味しいし、きも吸いも付いていた。

うな重

 ちなみにこのお店でお弁当を食べていたSATOさんにもサービスでお茶や味噌汁を出してくれた。う~ん まさに「心」の店名に納得のお店だった。(^^)

 さて、下の写真、何やら怪しい光景だが、実はあまりにも寒いので、先程購入した使い捨てカイロを仕込んでいる様子だ。(笑)
ここに写っているのは誰とは明かさないが、貼っている方の後姿にも使い捨てカイロが・・・。(爆) あっ!? 誰だかバレバレですか?(^^;)

 ちなみに・・・ 上の写真で奥に居る方は、将来的にバイクを乗り換えた場合ハンドルネームを「キャメル」と改名予定となった。(笑) キャメル。この意味が判った貴方ももしかして・・・?!。(^^;)

強風に四苦八苦

 松崎からは国道136号線を海岸線沿いに南下した。しかし、このルートはまともにこの日吹き荒れる強い北西の風を受け、かなり緊張を伴う走りを強いられた。海上には白波が目立ち、漁港近くでは風で舞い上がった海水が走行中の我々に掛かる程であった。

 マーガレットラインを走行中、最後尾を走っていた私のR1200RTは、一時まともに突風に煽られハンドルが利かなくなり対向車線側に大きくハミ出して停止してしまった事もあった。(危) 対向車が居なかったのが幸いだったが、その時は突風が本当に恐ろしく思えた。

 やはりトップケースを装着しているツアラーは、特に強風の影響を受けやすいのかも知れない。(--;)

県道16号線沿いのスタンドにて

旭洋丸水産で干物を買う

 県道中18号線沿いにある「旭洋丸水産」に立ち寄った。ここでは干物が売られており、干物を炭火で焼いて試食も出来る。

旭洋丸水産

 試食するとこれがまた美味しい。試食は自由で制限無し。しかも甘酒(アルコール無し)もサービスしてくれる。結局私は大きな金目鯛とアジの干物をお土産として購入した。(1,000円) とても美味しかった事を報告しておく。

試食タイム

 ちなみにこのお店には猫が居た。この猫の餌はとても豪華で本当に幸せそうだった。

下田を経由し東伊豆へ

 県道16号線を走り切ると再び国道136号線に入り、下田方面を目指して走行した。

県道16号線

 下田駅前は思っていたよりは空いており、何とかそこそこ順調に走行し通過する。下の写真は下田駅前。

下田駅前

 下の写真は白浜海岸手前付近。

白浜前

 途中でPAに立ち寄った。この日は伊豆諸島が本当に良く見えた。東伊豆は西伊豆よりは風の影響が少ないが、それでも海上には白波が目立つ。

伊豆諸島

 そして多くの船が海岸線近くに集まり風の影響を避けていた。白浜海岸付近ではあまりにも海岸線に接近していた船がいたので少しビックリ。

強風を避ける船

 そして再び東伊豆の海岸線沿いをしばらく走行する。

東伊豆

 伊豆高原付近で給油を行い、その後、国道135号線から県道112号線を経由し伊豆スカイラインへ。 伊豆スカイラインは現在全線200円を上限とする社会実験中だ。

伊豆スカイライン

 伊豆スカイライン入口では先頭のosamuさんが予め全員から預けられていた通行料金をまとめて支払う。 ふと料金所横を見ると富士山が見えた。

料金所脇に富士山を望む

富士山 上の写真の富士山の部分を拡大するとこんな感じだ。

 この時既に時間は16:30。いやぁ~寒いのなんのって気温は氷点下の世界。グリップヒーター&シートヒーター、使い捨てカイロを最大限活用してもとにかく寒かった。

 西伊豆スカイラインは相変わらず風が強く、バイクの気温計は-1℃を示していた。

 私はそれゆえ路面凍結をとても心配したのだが、料金所を過ぎて走り出すといよいよバトルが勃発。とても私はついて行く事が出来ず、最後尾をひたすら慎重に走行した。

 それにしてもこのメンバー、皆、どうしてあのスピードで走れるのか不思議な位速い。しかしここは一本道かつ無線も繋がっているので次の立ち寄りポイントを亀石峠のPAとし各自自分のペースで走行した。この道は二輪車の事故が多発していて問題となっている道だけに、全員が無事走り切ったので安堵する。

亀石峠で震える

 亀石峠のPAに17時頃到着する。到着後直ぐに「スカイポート亀石」は閉店時間になり、寒さを唯一避けられる館内での休憩が出来なかった。(爆) とにかく耐える事がかなり難しいほどの寒さの中、いかりんさんなどは寒さを紛らわせる為、自販機前をしばらくジョギングしていた。www

 そそ、この亀石峠のPAにある自動販売機では、カレーリゾットなる缶入り飲料が売られていた。今回私はチャレンジしなかったがSATOさんが飲まれていた。SATOさんてチャレンジャーですなぁ!(^^) 私も次回は飲んでみようと思う。(笑)

変り種飲料

 この後、伊豆スカイラインから箱根新道と走行し料金所手前のPAにて最後の休憩を行い、ここで最後の挨拶した後、走行しながら順次解散となった。最終的にはボルドーさんとyoshiさんと3人で小田原厚木道路経由、東名高速道路 用賀ICで高速を下り、デニーズで夕食を食べてから帰宅となった。ちなみに東名高速道路では8km程の渋滞に巻き込まれた。

 とにかく今回のツーリングは走りを十分楽しめたのだが、終始強風に悩まされ、ひたすら寒さに震えるツーリングであった。

 おわり

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