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BMW R1200RTラストランツーリング(2日目)
ラストランはR1200RTツーリング史上、最も過酷な強風雨天走行
2011.5.27(金)~5.30(月) 走行 (注)1泊2日
台風が接近する中、宮島(厳島神社)を観光
台風2号が迫る中、宮島へ
2日目、通勤快速さんの実家で目が覚める。窓の外では強い雨足の音が聞こえる。まだ風はさほど強くは無いが、後でTVのニュースで確認すると台風は確実に広島県に近づいていた。(爆) 下の写真は朝、出発時の写真。(8:28) 雨水が勢い良く坂道を流れていた。www
で、宮島までは通勤快速さんのご好意で車(アルファード)で向かう。(爆) バイクは置いたまま出掛けました。
ホテル宿泊組(バイク組)と合流
ホテル宿泊組のメンバーと、今回唯一仕事の都合で日帰り参加となってしまい、前日の夕方から広島まで走り続けやっとたどり着いたogmさん(K1200GT・縦)と佐方SAにて合流。バイク組の「えっ!?マジ車?」と言う視線を浴びながら宮島へと向かった。ちなみにMAEDAさんの奥さんも車に同乗する。(8:55)
下の写真は宮島への途中、車内から撮影した写真。(8:58) 皆さん、申し訳ない・・・。(^^;)
アルファードが先導する形で走行し、直ぐに宮島に到着。駐車場料金はボルドーさんが立替払いして、ライダーの手間を省いてサポートする。(9:10)
さて、いよいよ宮島へのフェリーに乗ることに。
フェリー乗り場はこんな感じ。雨が降っていたので屋根があって助かった。
フェリーに乗ります。(9:16) 船は風雨の影響を受け、若干揺れが強く感じられた。
往きのフェリーは雨が吹き込む甲板に乗り出航。
右舷前方には今迄TVでしか見たことがなかった海の中に建つ大鳥居が見えた。
大貴もこの鳥居をバックに記念撮影。特に寝不足に弱い大貴も今回はBMW R1200RTのラストツーリングと言う事で、徹夜の走行にも拘らず居眠りする事無く頑張って乗って来た甲斐があったようだ。
宮島に上陸
やっと宮島に上陸。(9:34) この時間はまだ人影も少なく静かな雰囲気。
雨は比較的本降りだった為に、鹿が屋根のある場所で雨宿りをしていた。鹿も濡れるのが嫌なのだろう。
こんな軒先でも鹿が雨宿りしていた。(^^)
厳島神社に向かい雨の中を歩く。(9:37) この時間はまだ人通りが少ない。
土産屋さんや飲食店が並ぶ。まだこの時間は丁度開店準備中のお店も多かった。
途中、大きなしゃもじが祀られていた。「宮島大杓子」(おおしゃくし)と言われるものだそうだ。 敵を召し取る = 幸せを召し取る と言う事で縁起が良いらしい。ちなみにこの大杓子は長さ7.7m、幅2.7m、重さ2.5tもあるそうだ。(9:42)
そして商店街を抜けるといよいよ厳島神社に近づいた。
途中で見掛けた公衆トイレ。入口には鹿が入り込まないように鉄製の柵がある。
先程船の上から見掛けた大鳥居をバックに息子大貴と記念撮影。大鳥居の高さは16.8m、一番太い柱は周囲10mもある。ちなみにこの大鳥居は巨大なクスの木で建てられているそうだ。
そそ、実は今回のツーリングでは出来るだけ大貴と一緒に写真を撮ってもらう事を心掛けていた。偶にはこんな写真も撮っておかないとね。(^^)
こんな所にも鹿が雨宿り。ogmさんが接近して写真を撮っていた。
厳島神社が見えてきた。
そしてやっと神社の中へ。ここでは屋根が有るので雨が降っても見学しやすい。
今回大変お世話になった通勤快速さんとも記念撮影。
こちらが本殿。心を込めて参拝しました。
次第に雨も強く降りだした。雨は幾ら降っても良いのだが、風だけは強くなって欲しくないと少しずつ気になってきた。
こちらは大貴がこんな急な勾配じゃ歩いて渡れないと言っていた橋。
広島と言えば「もみじ饅頭」
厳島神社を参拝し、その次はもみじ饅頭を食べに行く。このお店(岩村もみじ屋)は初めてもみじ饅頭を作った本当の老舗だそうだ。
ここでは台風接近の中、わざわざ東京から来た事を話すと「つぶもみじ」を1つ頂いた。冷たい麦茶と一緒にここで1つ食べる。美味しい!(^^) そして皆ここでお土産としてもみじ饅頭を購入した。
フェリー乗り場へ向かう途中、厳島神社裏より鳥居が見える場所を発見。写真におさめる。
宮島で最初に雨宿りをしている鹿を見た場所では、更に雨宿りをする鹿が増えていた。小鹿の姿も・・・。
フェリーに乗り、戻ったところでお昼ご飯はこの地方で有名な「あなごめし」を食べに「うえの」に行く。(11:17)
既に店内は満員だった。順番待ちはこんな感じの場所で待つ。中々雰囲気のある場所だ。
20分程待ち、やっと店内へ。(11:39)
これが「あなごめし」だ。 うなぎよりは身が固いがとても美味しい「あなごめし」だった。これで広島では「広島風お好み焼き」に続き名物を食べ、何だか達成したような気がした。
食事後はバイク組と別れ、一旦通勤快速さんの自宅へ戻った。バイク組は高速道路に乗り、小谷SAで再び私達と合流する事となった。ogmさんは日帰りの為、そのまま1人で先に帰ることとなり、今回はここでお別れとなった。(12:22)
下の写真は私達のメンバーではない。こんな台風が近づく中、関東方面からバイクで来る人は我々以外居ないだろうと思っていたのだが、こちらのバイク集団は相模ナンバー、横浜ナンバーなど神奈川県ナンバーばかりだった。(^^)
一旦、通勤快速さんの自宅に戻ると早速帰り支度を行い、通勤快速さんのお母さんとお別れした。本当に本当にお世話になりました。 また広島には天気の良い時にリベンジしたいと心に誓いながら出発する。高速道路に出るまで通勤快速さんのアルファードを先導車として走って頂き、給油をしてから高速道路の入口で通勤快速さんとお別れとなった。
最後まで無線で話しをしながらのお別れであったが、お別れすると何だかとても寂しい気持ちとなった。
R1200RTツーリング史上最も過酷な強雨雨天ツーリングで締め。
さて、この日は確実に我々の近くに台風が居る事を実感させられていた。(爆) 雨はさほど気にならないが、とにかく強風にはとても神経を使う走りを強いられた。
それもその筈、既にこの時点で四国と本州を結ぶ橋は全て二輪車通行止めとなっていた。 四国に渡っていなくて良かった。もし今回のツーリングが四国だったら帰れなかった。
TOPケース装着&タンデム走行のR1200RTは、横風を受けやすく、かなりハンドルを取られる。高速道路の吹流しは真横になびいており、当然ながら強風に注意しながら走行するが、トンネルを抜けたり橋の上を走行中は何度も突風を受け車体が大きくふらついた。
さすがに大貴もかなり緊張していたようで、タンデムバーから手を離せない状況が延々と続く。 時には強風によりカーブでも無いのにバイクが傾き、かなりのバンク角で直進走行する事が数回あった。これは本当に風で倒されるかと思った。(^^;) ちなみにこの強風は京都付近まで延々と続いた。
下の写真はosamuさんに撮ってもらった写真だ。良くもまぁこの強風の中、写真を撮れたものだ。(本当に感心する) 写真はぶれているが、あの強風の中写真を撮ったosamuさんは凄い。
そしてボルドーさん(BMW K1200GT・横)は京都で離脱した。その後は雨も風も小康状態となりやっと緊張が解け始めたが、一宮JCT辺りで2kmの渋滞表示。正直、この状況でのすり抜けも、渋滞にハマり停止するのも考えただけでゾッとした。
MAEDAさんご夫婦(BMW R1200RT・DOHC)は四日市辺りでホテルを予約し、名古屋在住のいかりんさん(HONDA CB1300ST)と一緒にお別れとなり、osamuさん(KAWASAKI Concours14)、morimoriさん(DUCATI Multistrada1200)と私達(BMW R1200RT)の3台が残った。
その後食事をしてから走り始めると、交通量は多いながらも渋滞には遭遇せず、その後も順調に走ることが出来たのであった。
静岡県付近から再び雨足が強くなり、大井松田ICでosamuさんと別れ、横浜青葉ICでmorimoriさんとお別れした。そして私達親子が自宅に到着したのはam1:15。 走行距離 1,682kmだった。
ちなみに後日、このR1200RTを手放した時のODOメーターは84,348kmだった。 とても大好きなR1200RT、ツーリングバイクとして最高でした。正直、手放すのがとても寂しく悲しく感じたのは言うまでも無い。
おわり