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BMW K1600GTLについて

FTM-10Sの装着、ブルートゥースの相性、タンデム感想

2011.7.2 UP DATE

  1. FTM-10Sの装着方法
  2. K1600GTL標準装備のブルートゥースと、他ブランド機器との相性テスト結果
  3. ETCの装着方法
  4. 実際にタンデムして判った事、タンデマーの感想 

FTM-10Sの装着方法

 ツーリングに欠かせない無線機(FTM-10S)の装着ですが、K1600GTLにはシート下に装着するスペースが十分に有りません。 そこで候補となったのがこの場所、キャリア下のスペースです。この下にはアラームのユニットが装着されています。

リヤキャリア下のスペース

 しかし、その装着候補となったリヤキャリア下のスペースですが、ここもカバーを開けてみるとこんな感じでスペースが狭く、FTM-10S本体を装着すると確実にハミ出します。 当初見込んでいた程スペースが有りませんでした。(^^;)

 そこで今回はこんな加工になりました。(加工途中の写真) アンテナのコネクター部分を切り取りました。他のコネクターは何とかギリギリ無加工で取り付けられました。(^^)

K1600GTLにFTM-10S本体を装着

装着完了後のFTM-10S本体

 ちなみに私の場合、FTM-10Sとヘッドセットの接続はブルートゥースを利用する方法も検討しましたが、やはり長時間走るロングツーリング時の運用の事や、無線機の音質、ツーリング仲間から報告を受けているブルートゥース関連のトラブル等を総合的に判断し、最終的に有線接続の運用を選択しました。

 実際、ツーリング中にK1600GTLの外部スピーカーによるオーディオを使用してみると、驚いた事にまるでヘルメット内のスピーカーが鳴っていると錯覚するほど優秀なオーディオでした。タンデマーだった妻も、「えっ?あれってヘルメットの中で鳴っていたんじゃないの?」と勘違いしていた程でした。結果、無理にブルートゥース化しなくても、時速100kmで走行中も十分音楽を楽しみながら無線やナビも使用出来ることも確認していますので、私としては有線接続がお勧めだと思っています。

 さて、肝心のフロントパネルを装着した場所はここ、左ハンドル部分です。(注:施工途中に撮影。フロントパネルの角度はまだ合わせていない状態で撮影)

FTM-10Sのコントローラー装着方法

 この写真では撮影した角度が悪く、左ミラーにフロントパネルが被さってしまうような誤解を受けそうですが、実際にはまったく問題有りません。) 私としてはここしか無いと思っている場所ですので、若干装着方法が違ったとしても多くの方がこの場所への装着となると思います。

 ライディングポジションから撮影した写真です。視界の邪魔になりません。

ライディングポジションから見たFTM-10Sのフロントパネル

FTM-10Sフロントパネル

 ちなみにベースとして使用したパーツは、サインハウスのC-9 ハンドルアダプター 25mm~37mm対応 ブラック M5シリーズ(スタンダード)品番:00061273 価格:¥1,995です。これにスペーサーを噛ませて高さを稼ぎ、FTM-10SのMMB-M11ハンドルバー用マルチアングルブラケットの一部を利用して装着しています。ちなみにC-9 ハンドルアダプターのボール部分の部品は取り外しました。

 現時点では高さが若干低く、コントローラーの向きが下向き気味ですが、特に視認性の問題は有りません。逆にあまりストレートにFTM-10Sコントローラーのディスプレイが視野に入るような装着をしてしまうと、暗い道での運転に支障をきたす恐れがあるので、しばらくはこのまま使用する予定です。

 それからフロントパネルの取り付けで考慮したのはなるべくハンドルの奥側にフロントパネルを設置すること。何故なら私の場合、K1600GTオプションのタンクバッグを装着し使用する予定です。(タンクバッグはまだ入荷日未定。但し、注文済み) つまり、ハンドルを切った時になるべくハンドルの内側(手前)にフロントパネルが来ないよう、邪魔にならない様にと考えているからです。

 但し、この位置にフロントパネルと本体をそれぞれ設置すると、フロントパネルと本体を接続する配線コードの長さが足りなくなります。(K1600GTLのフロント部分はR1200RTと比べ結構距離が有る事を改めて認識しました。)

 そこで、CT-M10S(5,500円)と言う延長ケーブルが必ず必要となりますので、事前に手配する事をお勧めします。また、私はフロントパネルからドライバー用のヘッドセットまでのケーブルもタンク上を這わせたくなかったのでタンク下を通しました。その結果こちらもケーブルの長さが足りなくなり、カール式の延長コードを追加しました。(下の写真、シート上に少しだけ写っています。)

 そして最後はトークスイッチの装着場所ですが、これは現時点では防水プッシュ式スイッチをクラッチレバー上にマジックテープを巻き付け、その上に取り付けています。(下の写真)

トークスイッチの装着場所

 操作は人差し指で行います。この位置ですとクラッチを握っている時でも操作が可能です。

トークスイッチ

 今回のFTM-10Sの装着に際し、ご協力を頂いたのはBMW正規ディーラーの「FLAT」さん、および「三協特殊無線」さんです。

  FLATさんはBMW正規販売店としてK1600GTLへのFTM-10SやETCユニット取り付け等、私と一緒に真剣に考えて頂き、実際の取付まで積極的に行って頂けました。本当に頼りになるディーラーさんです。

 また、三協特殊無線さんはバイクにFTM-10Sを装着するための様々なケーブルを開発されており、延長ケーブル(CT-M10S)についても直ぐに手に入れる事が出来ました。このお店ではケーブルの特注も可能ですので頼りになりますよ。(^^)

 私もまだこれからも装着方法について改良を行う予定です。まずは仮取り付けと言うことでご参考にして頂ければと思います。(また、人柱してますよね・・・ 笑)


K1600GTL標準装備のブルートゥースと、他ブランド機器との相性テスト結果

 下記の製品をNAPS世田谷店さんのご協力を得て実機テストを行いました。

テスト機器 : インターフォンF4 、 KTEL ベアリザード 、 B-COM 、 SENA

 結果的にはPair helmet 1にはペアリングが成功するものの、Pair helmet 1にBMW純正(システム6ヘルメットの純正オプションブルートゥースユニット)以外のブルートゥースユニットをペアリングすると、Pair helmet 2はペアリング出来なくなります。

 つまりBMW純正のブルートゥースユニット以外、Pair helmet 2にはペアリング出来ない事が判りました。(1台目は接続出来ても2台目が出来ないのでタンデムでのご使用を検討されている方は注意が必要です。)


ETCの装着方法

 ETC本体の設置場所はバッテリーの上となった。

ETC本体はバッテリーの上

 インジケーターはハンドルの付根部分。

ETCのインジケーター


 

実際にタンデムして判った事、タンデマーの感想

 実はR1200RTでは足を地面に着く時タンデマー(パッセンジャー)のつま先が、私のふくらはぎに当たり気になっていたのだが、これがK1600GTLでは無くなり快適になった。渋滞したり停止する時に、インターコムで「つま先を真っ直ぐにしてね!」と言わなくて済むようになったのだ。

K1600GTL

 それから後席のヘルメットに受ける風がかなり押さえられているとの事。つまり、めぐが被っているようなオフロードタイプのヘルメットでは、R1200RTの時では横を向くと風の抵抗をヘルメットに受け、横を向き難くかったそうだが、K1600GTLでは楽に横を向くことが出来るそうだ。

 ちなみにとかくスクリーンの高さが視界に入るとの噂が有るが、私としてはまったく気にならなかった。(身長171cm)

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