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K1600GTLで初ツーリング

タンデムで慣らし運転、東北方面日帰り1,000kmツーリング

2011.6.19(日) 走行

K1600GTL

BMW K1600GTLで初のタンデム走行!

ETC休日特別割引最終日の初ツーリング

 前日の6月18日(土)に私の新しいバイク、BMW K1600GTLが納車となった。そして翌日19日(日)はETC休日特別割引の最終日であり、必然的に高速道路をメインとするロングツーリングの計画を立てていた。

 しかし、東京は既に梅雨入りをしており連日雨または曇りの日が続いていた。1週間前からツーリング予定日の週末の天気が気になっていたのだが、幸運にもこの日の天気、東京は曇り、行き先方面である東北(山形)や新潟方面は晴れとなった。

 う~ん やはり私は晴れ男なのだ!と勝手に解釈する。(^^)

 集合場所は東北自動車道 蓮田SAに朝6時に集合、6時半出発とした。私はまだ慣らし運転も終えていないK1600GTLに妻(HN:めぐ)を乗せてのタンデムで出発する。勿論、このバイクの後席に最初に乗せて走るのは妻と決めていた。ちなみにめぐはこの日初めてこのバイクを見ることとなった。当然値段も知らない。www

曇りがちの東北自動車道を走行

 そしてこの日のツーリングに参加されたメンバーはこちら

HN 今回のバイク 補足
ボルドーさん BMW K1200GT(横) 東京都
カメさん

YAMAHA FJR1300

千葉県
下田さん BMW R1200RT 東京都
ぽちたまさん BMW R1200RT 栃木県宇都宮から参加
osamuさん KAWASAKI Concours14 神奈川県小田原から参加
DOIさん BMW R1200RT 今回初参加。神奈川県
バイク龍人&めぐ BMW K1600GTL 東京都

 私は自宅を4:40頃出発。まだ慣れていないバイクの運転にちょっと緊張気味で走り出す。三軒茶屋で首都高速に入りC2の環状線を経由して東北自動車道を目指した。江北JCTでS1に合流すると、丁度下田さんとバッタリ遭遇する。そしてしばらくするとカメさんからの無線の声も入り出し、そのまま蓮田SAへ向かって走行した。

東北自動車道は渋滞無しの快適走行

 蓮田SAでは6台(7名)が集り、次の目標地点(ぽちたまさんと合流予定)である上河内SAへと予定通り出発する。東北自動車道はETC休日特別割引最終日にも係わらず全般的に道が空いていた。

 先頭を走行する私は早速クルーズコントロールをセットし、100km/h弱でのスピードで定速走行も試してみた。前に乗っていたR1200RTでは、当初はあまり必要性を感じず、オプションだったクルーズコントロールを装備しなかったのだ。ところが、とかく先頭を走る機会の多い私としてはやはり必要な装備と思っていたので、今回が初めての使用となりとても嬉しく快適だった。

 だが、この日は道が空いているせいか?マナーの悪い車(特に外車系)が多かったのが気になった。3車線中真ん中の先頭を走る私のバイクの直前に割り込む車や、左側から抜かす車、まるでレースをしているのか?と思うほど飛ばしている車が多かったのだ。

 そしてこの日はとにかくツーリング目的のバイクが多かったのも目立った。10台前後の集団に何回か抜かれた。

上河内SAにて

 上河内SAに到着すると、既にバイク専用駐車スペースは満車状態。道は空いていたがSA内は混雑している。仕方なく奥へ奥へと進み、邪魔にならなそうな場所に駐車した。そしてぽちたまさんと無事合流。ここでしばらく雑談した後、再度無線の状態を確認してから出発した。

上河内SAにて

 私達は更に東北自動車道を北上した。行き先方向の空には青空が広がり始め、とても良い感じ。山の稜線もクッキリと見える。K1600GTLの運転も快適だった。この日は殆どRAINモードで走行したのだが、ストレス無くスルスルと加速する走りにはかなりの余裕を感じる。

 「慣らし運転1,000kmまでは4,000回転以下を心掛けて下さい。」とディーラーの方には説明を受けていたのだが、意識して加速しなければそもそも4,000回転以下しか使わない感じだった。

K1600GTLで高速道路を走行中

 ESAⅡはコンフォート。山形道ではROADモードでの走行も試すが、期待通りハッキリと加速に差が見られた。 また、驚いたのはRAINモードでタンデムでもストレス無く加速していく事。ま、これは排気量が1,650cc も有り、6気筒エンジンともあれば当たり前なのだが、今迄R1200RTでの追い越し加速では、1速シフトダウンしないと十分な加速感が得られなかったのだが、シフトダウンしなくてもスルスルとストレス無くどこまでも加速していく感覚が気持ち良かった。

青空が広がる

 青空が広がり山形自動車道に入ると特に山の景色が美しく感じられた。(^^) 次の休憩場所は寒河江SA。しかし、途中車線が少なくなる所で若干渋滞に巻き込まれる。この時、気温は30℃。実はK1600GTLで渋滞に巻き込まれると、想像以上に足首付近にエンジンの熱さを感じるのだ。(--;) これはR1200RT以上の熱さで、渋滞に巻き込まれるとなると結構辛い。冬ならば温かく感じるのだろうがこれは想像を超える暑さ(熱さ)なのだ。

KAWASAKI Concours14

 さて、ここで少しK1600GTLで初のタンデム走行をし、気が付いた事をお伝えします。

K1600GTLでタンデムツーリング

 実はR1200RTでは足を地面に着く時タンデマー(パッセンジャー)のつま先が、私のふくらはぎに当たり気になっていたのだが、これがK1600GTLでは無くなり快適になった。渋滞したり停止する時に、インターコムで「つま先を真っ直ぐにしてね!」と言わなくて済むようになったのだ。

K1600GTL

 それから後席のヘルメットに受ける風がかなり押さえられているとの事。つまり、めぐが被っているようなオフロードタイプのヘルメットでは、R1200RTの時では横を向くと風の抵抗をヘルメットに受け、横を向き難くかったそうだが、K1600GTLでは楽に横を向くことが出来るそうだ。

 ちなみにとかくスクリーンの高さが視界に入るとの噂が有るが、私としてはまったく気にならなかった。(身長171cm)

 そして例のスリップストームディフレクターの効果、これ、最高です!(^^)v 走行中は丁度ハンドルや腕の下を風が通り、胸やお腹付近に風が当たります。走行さえしていれば、その効果は絶大と言えそうです。

渋滞時は地獄の熱さ

 そして驚いたのはオーディオの音。これがスピーカーで聴いているにも係わらず何故かヘルメットの中で聴こえている様な錯覚さえ受けてしまうのだ。時速100km/hの高速巡航でもハッキリ聴こえるので、私はブルートゥースでの運用は必要無い気がしてしまった。

寒河江SAにて昼食

 寒河江SAに立ち寄り、ここでお昼ご飯を食べる事にした。私は「米の娘ぶたハンバーグ」なるものを食べた。この「米の娘ぶたハンバーグ」は食肉産業展で最優秀豚に輝いた米の娘ぶたで作った寒河江SAの人気メニューだそうだ。これは本当に美味しい。お勧めだ。(^^)

米の娘ぶたハンバーグ

 食後にはこのSA内で売られていたさくらんぼも食べ、子供達へのお土産としてもさくらんぼを購入。この時期さくらんぼが丁度食べ頃の時期だ。

 寒河江SAを出発し、空いている道を景色を楽しみながら走行する。

月山

 とにかく走っていて気持ちが良い。今回のツーリングは梅雨の時期と言う事もあり当初は雨をも覚悟していたが、天気にも恵まれご覧の様な景色を堪能しながら走行した。

山形道を走行中

 そしていよいよ高速道路を下りる事となる。月山ICで月山花笠ラインに入る。ここも国道のバイパスで快適走行、再び湯殿山から山形道(この日までが無料通行)に入り鶴岡ICで高速道路を下りる。

鶴岡ICで高速を下りる

 そしてここからしばらく一般道走行となり、国道7号線で由良方面へと進む。振り向くと後ろにはR1200RTが3台。(^^) 正直、K1600GTLよりもR1200RTの方が前から見ると大きく見えて迫力がある。

R1200RTが並ぶ

 国道7号線はその後海を右手に見ながらの海岸線を走行する事になる。水平線もクッキリ見えて海の色も美しい。

国道7号線、日本海を右手に見ながら走行す

 ここの景色は能登半島で見たかのような景色に似ている気がする。しかし、カメさんなどは見慣れた千葉の海の様だとも言っていた。(爆)

国道7号線を南下中

 そして水分補給を兼ねてコンビニに立ち寄り休憩する。ここではしばらくの間雑談をしながらゆっくり休憩。

 下の写真では下田さんとosamuさんがバイクを拭き拭きしている。それにしてもosamuさんのバイク、ピッカピカで物凄く輝いていました。光の映りこみが凄いんです。 そのうちosamuさんがバイクに話しかけていたのを目撃したら、誰か止めてあげて下さいね。(笑)

バイクを拭き拭き!

 しばらく歓談した後、再び海岸線沿いを走行、勝木付近から国道7号線は内陸へと向かって行く。

国道7号線

 山間部は期待したほど山道ではなく普通の道であったが、それでも私は慣らし運転として楽しんだ。そして今回の目的でもある「龍泉」と言う温泉施設に到着する。まずは駐車場にバイクを並べ記念撮影。今回は三脚を忘れたのでバイクのみ撮影する。

 龍泉は事前にネット上で見つけていた温泉施設。休憩室や露天風呂、飲食店など充実した設備が魅力だ。

龍泉入口

 温泉にはカメさんが1番乗りでした。

龍泉入口

 ホームページで事前に「お得クーポン」をプリントアウトして持って行ったので、840円から100円割引となり740円の入浴料金となった。ちなみにシャンプーやボディシャンプーは用意されていた。

龍泉の受付

 ゆっくり温泉に浸かり、露天風呂で温泉入浴を堪能しながらゆっくり雑談タイム。そして風呂から上がると少し仮眠して体調を整え、夕食はこの温泉施設に隣接されている「四川飯店」で中華料理を食べた。このお店は本格的な四川料理のお店でご覧の様な円卓を全員で囲み、1つのテーブルで楽しく会食出来た。

四川飯店にて

 一見高そうなお店であるが、実はリーズナブルな価格。そして驚いたのがその量の多さ。1~2人前の料理を頼んだが、ボルドーさんですら量が多いなぁ・・・と言うほど。私がオーダーした「陳麻婆豆腐 特小盆」750円は食べきれず皆に食べてもらった。

陳麻婆豆腐

 めぐはザーサイ湯麺(小)800円を食べた。とても美味しかったそうです。

ザーサイ湯麺小

 私が食べたのがこの五目中華丼(小)850円。

 食事を終えたのが19:15頃。

四川飯店

 この時間はまだ外が明るかった。外に出てみると雲が夕陽に染まっていた。

19:20頃

 そしていよいよ帰る事となる。

 帰りのルートは 日本海東北自動車道 →  磐越自動車道 → 東北自動車道で帰る事にした。

 ただ一人、小田原在住のosamuさんだけは磐越自動車道ではなく、北陸自動車道 → 長野自動車道 → 中央自動車道のルートで帰られた。

K1600GTLで初の夜間走行

 ETC休日特別割引最終日のこの日は、帰り道の渋滞に巻き込まれないようこの時間に新潟から東京へと向かった。

 夜間、暗くなってからK1600GTLで走るのも今回が初めてである。日中明るいところではアダプティブヘッドライトは可動しないように出来ているが、陽が落ちて暗くなってからエンジンを掛けるとアダプティブライトが動くのが確認出来た。

 そして高速道路を走行し、ほぼ直線道路の走行では特にその恩恵を感じなかったが、磐越自動車道を走行し、カーブが多くなってくるとそのヘッドライトの照射がしっかりと路面を照らしてくれているのを確認出来た。

 私がこれまで乗っていたR1200RTは2灯のヘッドライトをHID化していたので、ヘッドライトの明るさはRTの方が正直明るい感じがしたのだが、LEDライトを点灯すると意外と明るく互角にも感じた。しかし、ハイビームはRTが1灯だったがGTLでは逆に2灯となり、こちらの方は断然GTLの方が明るく感じた。

まさかの事故渋滞にも巻き込まれる(^^;)

 往きと同じく順調に空いている高速道路をひた走り、磐越自動車道を走破、東北自動車道を走行しぽちたまさんと別れた後、まさかの事故渋滞4kmに遭遇する。しかもこの渋滞、トラックが多くバイクの機動力をなかなか発揮出来ない。(爆)

 このGTLでバイクの機動力を発揮させるのには身体も気持ち的にも疲れ切っていたので尚更辛かったのだ。ま、何とか渋滞を切り抜けたのだが、その後も睡魔に襲われ少しフラついてしまった。それでも何とか最終的には睡魔も克服し、自宅へは夜中の1:30位に到着した。

 ちなみにこの日走った距離はジャスト1,000km。適当にツーリング計画を検討したのだが、これでたった1日で慣らし運転が終了となった。次回はもう少し一般道をメインとしたツーリング計画を立てようと思う。ちなみに今回の燃費だが、19.4km/Lだった。

 おわり

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