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福島応援!雪の回廊ツーリング
現地は晴れ!雲海を見下ろす天空エリアへ
2012.4.21(土) 走行
2012.4.21時点の磐梯吾妻スカイライン
関東はどんよりした曇り空
2年振りに福島県 磐梯吾妻スカイラインの雪の回廊を目指すツーリングを決行した。今年も福島県は震災と原発事故の影響等により減少してしまった観光客の誘致に全力を注いでいる。3月に東京で行われたモーターサイクルショーにおいても福島県内の観光道路が無料開放される事をアピールするパンフレットが配られていた。
今回のツーリングは娘 ひかり(次女・中3)とのタンデム。バイクはBMW K1600GTLで出発した。久し振りの早起きで中々起きられないひかりを何とか起こし、5時前には出発する事が出来た。東京の天気はどんよりとした曇り空。何時雨が降っても不思議ではない様な感じの空模様であったが、天気予報では今日1日雨は降らないとの事だった。
集合場所である東北自動車道 蓮田SAには5:40に到着。既にダンディさん(BMW K1600GTL)が先に到着しており、煙草を一服している最中であった。ちなみにダンディさんは5時には到着していたそうだ。早っ!(^^)
蓮田SAに到着すると私とひかりはサンドイッチと飲み物を購入し、休憩所で朝食を食べ始めた。しばらくすると1人の男性ライダーが私のホームページを見ていますと声を掛けて来てくれた。そして嬉しい事に今回のツーリングにご一緒したいとの申し出だった。この方、SABUさんもBMW K1600GTL乗りの方だ。
その後、参加を予定していたもちろうさん(SUZUKI バンデット)も合流、今回はこの4台(5名)でのツーリングとなった。
東北自動車道は北関東道との接続付近までは混雑気味であったが、その先は急激に交通量が減る。やはりこの先は観光客も少ないのかも知れないと実感させられた。
しかし、そのお陰で順調に走行出来ペースは速い。途中、安積PAに給油に立ち寄った後、磐越自動車道で新潟方面を目指して走行した。
私の予想では、もうこの地点でもうとっくに晴れ間が見える天気となる見込みだったのだが、予想に反して相変わらずの曇り空が続いていた。そんな感じで徐々に不安が募ってきたのだが、幾つかのトンネルを通過し猪苗代湖がそろそろ近づく頃に、進行方向前方にやっと青空が見え出しホッとした。
そしてその晴れ間は走るにつれ急速に広がっていった。(嬉)
まさに期待通りの青空!テンションが上がったのは言うまでもない。(^^)v 正面に見えるのは磐梯山だ。
磐越自動車道は猪苗代磐梯高原ICで降りる。ここからは五色沼を目指して一般道をゆっくりと走行したが、とにかく交通量が圧倒的に少なくあっと言う間に五色沼の駐車場に到着した。駐車場も予想以上にガラガラである。
下の写真は五色沼到着時に撮影した参加車両。
毘沙門沼の看板前でひかりと記念撮影。ちなみにこのひかりが子供達の中で1番ツーリング好きだ。
毘沙門沼を早速見に行く。
晴れが故、毘沙門沼の湖面の色も鮮やかに目に写り、景色がとても美しく見える。奥にそびえる磐梯山も感動的だ!
しばらく景色を楽しんだ後、次の目的ルートの磐梯熱海レークラインへ。残雪は多いものの路面は乾燥路。景色を眺めながら走行。
料金所(無料)を過ぎると左手に凍結した小野川湖が見えたので、早速バイクを停めて写真を撮った。それにしても皆が驚いたのがその静けさだった。観光客の姿は殆どなく、この磐梯熱海レークラインを走行中は私達の前にも後ろにもまったく走行中の車が居なかったのだ。
シーン・・・と静まり返った磐梯熱海レークライン、無料なのにこの観光客の居なさは異常とも言える。
氷結した小野川湖をバックに撮影。のんびりとしたツーリングを楽しんでいた。
磐梯熱海レークラインを抜けると今度は磐梯吾妻スカイラインを目指して走行する。しかし、土湯峠に差し掛かると急に天候が怪しくなり、どんよりとした曇り空となる。う~ん 残念。雪の回廊は曇り空の中か・・・ と正直思ったが、徐々に高度が上がって行くと雲の上に出て、頭上に再び青空が広がった。(^^)v
途中、雲海が眼下に見え出したのでバイクを止め、雲海の景色を楽しんだ。磐梯熱海レークラインよりは観光客の車が増えたがそれでも非常に少ないのでこんな所にバイクを停める事が出来たのだ。
今迄走ってきた場所は雲の下。久し振りに
磐梯吾妻スカイラインをグングン上ると雪の量もどんどん増えていった。
そして今回の最大の目的地、雪の回廊に到着。皆、思い思いに写真を撮りだした。
ひかりにとってはこの雪の回廊は初体験。その高さに驚いていた。
そして浄土平の駐車場に到着。磐梯吾妻スカイラインだけでなく、この駐車場も無料開放となっていた。嬉しい限りである。
我々がバイクで到着すると1人の男性が近づいてきた。どうやらこの方、福島県観光物産交流協会の方らしい。その方のお話では「RISE FUKUSHIMA 福島はライダーを歓迎します!」と言う運動を行っているらしい。パンフレットを受け取り読んでみると・・・
福島が震災・原発事故に遭ったにも関わらず、多くのライダーが福島を訪れてくれました。「放射能」という見えない恐怖に、福島を訪れる人は激減し、先の見えない状況にすべての県民が暗い気持ちになっている中、ライダーの皆さんが以前と変わらず、福島を訪れてくれている姿を見て、「また、がんばろう!」と思った県民は少なくありません。ライダーの皆さんと福島県民の”絆”を、もっともっと強いものとするため、今、福島は立ち上がります!”RISE! 福島”と言う運動をされているそうです。
さて、お腹も空いたことだしここで昼食を食べる事にする。レストラン サペレ吾妻へ。
ひかりが食べたのは山菜蕎麦。私はソースカツ丼。とても美味しかったです。ゆっくり食事を楽しみました。
お腹が一杯になったところで運動です。
今迄ここを訪れても一度も登ったことがなかった吾妻小富士を登ります。
見た目よりかなりきつかったです。本当は火口の周りを一周する様に歩けるのですが、日頃の運動不足のおかげでこれ以上は無理。orz
しかし、登った甲斐は有りました。浄土平の景色。
噴煙もハッキリと見えます。
こちらは眼下に雲海が広がっています。
素晴らしい雲海が見えました。雲海がどこまでも続いていた。
下山すると私とひかりはソフトクリームを食べた。ひかりは桃とバニラのミックス。私は桜の蜂蜜のソフト。どちらも美味しかったが、食べたら一気に寒さを感じた。
皆で雑談をしていると、タンデムしたBMW R1200RTを目撃。もしかして・・・と感じたダンディさんと私が声を掛けるとやはりにゃびのママさんご夫妻でした。以前からネット上では親交があったが、お会い出来たのは初めて。改めて旦那さんの大きさを実感出来ました。(^^)
にゃびのママさんご夫婦とお別れした後は、高湯温泉へと向かった。
立ち寄ったのはお馴染みの「のんびり館」。14:14に到着した。ここの駐車場に入る際、R1200RTに乗っていた時は苦労しなかった筈だったが、K1600GTLでは狭い道幅でUターンして進入するのに緊張を伴った。無事曲がり切れ、立ちゴケしなくて良かったとホッとする。(^^;)
濃い温泉に浸かる。初めは露天風呂、そして内湯にも入った。入浴後は16時迄休憩室でのんびり休憩を取った。
すっかり身体をリフレッシュさせた私達は、最後の目的地「沢の茶屋」へと向かった。広域農道を快走。
ゆず「沢の茶屋」には16:37に到着した。
ゆず「沢の茶屋」の入口。まだ時間が早いせいもあるが、数年前に来た時には玄関の外にまで待ち行列が出来ていたのにその面影はない。
店内には囲炉裏もあり、雰囲気が良い。
私はゆず御膳ににしんの田楽を追加。ひかりは茶屋定食を食べた。
食事を終えると福島西ICを目指し、ここから東北自動車道に入って東京を目指した。道はガラガラ。渋滞の気配はまったく無し。少々ハイスピードで走行するが、最後の最後にハプニングが発生した。
まさかのトラブル
矢板ICでSABUさんとお別れし、3台で東京を目指して走行中、私のバイクの燃料警告灯が点灯する。そこで次のSAである蓮田SAを目指していたのだが、もちろうさんのバイクが蓮田SAの11km手前でガス欠により停止した。
私とダンディさんは無線で状況を確認しながら蓮田SAへ。(21:19) 蓮田SAに到着後、もちろうさんと携帯電話で連絡を取り合い詳しい状況を知る事となった。エンジン停止の原因は単純なガス欠状態で故障ではなかったようだ。どうやら燃料の残量&警告に気付かず走ってしまったらしい。既にロードサービスにも連絡しているとの事で、私とダンディさんは先に帰る事となった。
私とひかりの自宅到着時間は22:30位。ダンディさんは23:00頃だったそうだ。
後日、もちろうさんからその後のご報告が有った。(^^;) 私達が蓮田SAで電話で聞いた話では、ロードサービスは30分位で到着と聞いていた。しかし、そのロードサービスが上り車線と下り車線を間違えて中々到着しなかったらしい。更に今度は自分の居る地点より先のICから高速道路に進入してしまい、またぐるりと回って来る間、更に1時間余計に待たされたそうだ。よってもちろうさんの帰宅時間は午前0時を回ってしまったそうだ。(爆)
今回の走行距離、約800km弱。燃費はハイスピード&タンデムが影響し、17.1km/Lだった。
おわり