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大型ツアラーで東北南部周遊ツーリング

あの大雨洪水被害から1年経過した只見周辺を走行

2012.7.28(土) 走行

久し振りに大型バイクツー

 約2ヶ月弱、大型バイク(BMW K1600GTL)に乗っていない。(爆) 次週に北海道ツーリングを予定しており身体の慣らしも兼ね、今回は大型バイクでロングツーリングへと出掛ける事にした。一緒に行く仲間はこちらも久し振りに大型バイクで出動したカメさん(YAMAHA FJR1300)だ。自宅出発は早朝4:45。カメさんとの合流は久し振りに関越自動車道を走行し高坂SAに6:30待ち合わせとした。

 高坂SAには6時過ぎに到着。この日の関越自動車道は混雑気味だったので予想よりも若干時間が掛かる。(^^;)

 高坂SAでカメさんと合流、行き先を何処にするかを相談し、まずは本庄児玉ICで高速を下り、日光方面へと向かう事にした。

関越自動車道

 本庄児玉ICで高速を下りると国道462号線を北上し伊勢崎方面へ向かった。 この道は交通量が少ないにも関わらず、信号のタイミングが悪く毎回信号に引っ掛かり、しばらくは我慢の走行を強いられる。信号待ちは暑さが堪える。

国道462号線

 この日は早朝から気温が高く、大間々までの道はとにかく暑かった。早く山間部を走りたいとの思いが余計に強くなる。

 大間々を通過し国道122号線(渡良瀬街道)に入るとやっと気持ち良く走れるようになった。暑さも市街地走行から比べ多少は涼しくなり、次第に快適になってきた。

国道122号線(渡良瀬街道)

 久々に草木湖の横を走り日光方面へ。日本ロマンチック街道(国道120号線)へと左折し、いろは坂を走行。途中PAにも立ち寄ることなくそのまま中禅寺湖へ到達する。

 天気も良く中禅寺湖の景色も美しい。

中禅寺湖の景色

 涼しさを求めて標高の高い中禅寺湖まで来たが、思っていたほどは涼しくはない。(^^;) う~ん 期待外れか? ま、それでも下界の暑さからは逃れたのは確かだ。

戦場ヶ原への道

男体山

 青い空と白い雲、緑の景色を楽しみつつ安全運転で戦場ヶ原も通過し目指したのは光徳牧場だ。

戦場ヶ原

 光徳牧場に到着(9:30頃)すると、バイクを停めた駐車場で2人組みの女性に声を掛けられた。どうやら大きなバイクに乗っている我々の年齢が気になったらしい。(爆) と言うのも、大きなバイクは若い人が乗っているイメージよりも年配の人が乗っているイメージがあったらしく、ヘルメットを脱ぐ瞬間まで興味津々で気になっていたらしい。(^^;)

 思っていたイメージよりは、私達は若かったらしい。(苦笑) しばらくはバイクの質問を受けたりしてしばらく雑談。差し入れにバナナを頂いた。(^^) ご馳走様でした。こんな見ず知らずの方とお話しする機会があるのもバイクならではの楽しさだ。

光徳牧場

 さて、ここに来た目的はソフトクリームではなくアイスクリームだ。しっかりとした濃厚な味が特徴だ。

光徳牧場のアイスクリーム

 下の写真は無線のトークスイッチを調整するカメさん。

カメさん

 さて、これから何処に向かうか?2人で相談する。私が考えていたのはこの後金精峠を越え、沼田経由で苗場→湯沢→野沢→志賀草津道路を考えていた。しかし、朝の関越自動車道の混雑から察すると、カメさんが確実に空いていると思われる東北方面を提案。ここから舗装林道を抜け川俣湖→大笹牧場→只見→会津方面を目指す事になった。いずれにせよかなりのロングツーリングとなりそうだ。 カメさんは私との大型バイクでのツーリングなので、当初から早めの帰宅は無いと判断していたようだ。(爆)

 光徳牧場から川俣湖に抜ける舗装林道は、大型ツアラーでは厳しいタイトコーナーの連続。対向車とも数回遭遇し、慎重な走行を強いられた。下の写真は川俣湖に掛かる橋を渡っているところ。

川俣湖

 舗装林道を抜け、県道23号線に出ても大型トラックとのすれ違いが多かった。

県道23号線はトラック多し

 お馴染みの大笹牧場に到着。(11:37)

大笹牧場

 当初は偶にはハンバーグでも食べようか?と話していたのだが、ハンバーグを食べられる筈の2Fの食堂が無くなっており、いつものジンギスカンを食べる事になった。

ジンギスカン

 食事も終え、直ぐに出発! ではなく、食後はバイクの駐車スペース前の休憩所で30分程仮眠する。これで目が覚めスッキリ!食後に少しだけでも仮眠を取ると本当に楽である。

 大笹牧場を出発すると国道121号線を北上し田島方面へと向かった。この道、交通量も少なくやっと爽快に走れた。

国道121号線を北上

 いつもなら国道352号線に向かう交差点もそのまま国道121号線へと進み、国道289号線を只見方面へと走行。

只見方面へ

 途中で給油を済ませると只見を抜け国道252号線を会津方面へと向かった。

給油中

 只見と言えば昨年夏の集中豪雨の水害(2011年7月27日~30日 新潟・福島豪雨による大水害)が記憶に新しい。約1年経過したが、その傷跡はまだまだ生々しかった。

只見線の陸橋

 この国道252号線は只見川沿いを走行する道。それゆえに1年前の水害の傷跡をまざまざと見る事となり、その被害の大きさに驚いた。

国道252号線

 河川の修復は所々で行われていたが、被害の規模が大き過ぎてあまり進んでいない様だ。

国道252号線から見る只見川

 以前ここを通った時に見た景色とは明らかに違っている。

只見川

 対岸の樹木の根がむき出しとなっている。写真では分かり難いかもしれないが、実際に間近に見ると凄い光景だ。

只見川

 只見線の橋脚が倒れており、鉄橋が落ちていた。果たして只見線は復旧するのだろうか?線路が無くなっているのはここだけではない。

只見川

 この辺りの国道は浸水していたらしく、道路横には大量の倒木が横たわっていた。

只見川

 道の駅「尾瀬街道みしま宿」が見えてきた。大分走りっぱなしだったのでここで休憩する。(16:23)

道の駅「尾瀬街道みしま宿」

 この道の駅は以前もここを通った時に立ち寄った事がある。雨の時はこの建物ギリギリに停めれば多少の雨なら避ける事が出来る。

道の駅「尾瀬街道みしま宿」

 この道の駅には展望台も有り、只見川を見下ろす景色が見える。

道の駅「尾瀬街道みしま宿」からの景色

道の駅「尾瀬街道みしま宿」からの景色

 そろそろ温泉へ行こうと言う事になり、ツーリングマップルとスマートフォンで検索し、「新鶴温泉健康センター」へ向かう事にした。その時利用したのが「会津パールライン」と言う道。(17:40)

会津パールライン

 途中はパールラインと言う名前の通り開けた水田の景色の中を走行する。この道は最初は確かに良かったのだが・・・。

会津パールライン

 徐々に道は細くなり、ナビが案内する通りに走行していると終いには一箇所とんでもない程狭い民家の軒先を通るかのような場所が有り、私もカメさんも内心徐々に不安になるが、問題無く通過出来た。

徐々に道は細くなる

 18:08に温泉に到着。「ほっとピア新鶴」のあるこの地は、野口英世ゆかりの地だそうだ。

野口英世ゆかりの地

 ここの温泉施設は充実した設備で、宿泊施設もある。

ほっとピア新鶴

 この温泉でゆっくりとした時間を過ごし、食事もここで済ませた。すっかり暗くなってから帰宅するのだが、天気予報では途中(東北自動車道 栃木県内)で大雨に遭遇することが必至の状況だった。

 高速道路は近くの磐越自動車道 会津坂下ICから利用する。東北自動車道に入ると大雨により速度制限が50km/h制限の表示も現れ、路面状態も路側帯には大きな水溜りが出来てきたが、何と結局奇跡的にも雨には降られず雨のエリアを抜けることが出来た。これはさすがにカメさんも改めて私の晴れ男パワーに脱帽していた。(実話です)www

 おわり

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