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CLIFFORD GP1000Tを装着→廃棄
DOKEN RTデジタルアンプキットの装着とリモートコントロール化
2005. 12.03 作成 → 2010. 3. 10 UPDATE
本製品は何の前兆も無く、突然不具合を発生し走行不能に陥ると言うトラブルに遭遇しましたので、自分で取り外した上に廃棄処分しました。値段が高額な割にはお粗末な結果です。装着もCLIFFORD製品をメインに取り扱う某有名店のカリスマインストーラーと呼ばれていた方でしたが、それでも装着後しばらくして誤作動を頻発し、その誤作動も結局解決に至らず、挙句の果てにはツーリング先で走行不能と言う最悪の結果を引き起こしました。(怒)
自動車用の盗難防止装置(アラーム)として有名なCLIFFORDのG5シリーズ そのモーターバイク専用アラーム「GP1000T」を装着しました。このGP1000Tは正規にメーカーから入手した製品を装着しました。
GP1000TはTHATCHAM(サッチャム:イギリスの保健会社によって設立された防盗性能評価機関・欧州における自動車盗などに対する安全性の評価基準)でも高い評価を受けている製品です。
結論から言うと・・・R1200RTには必要の無い投資でした。
何故なら・・・BMWの新型車種(R1200RTを含む)には、強力な無線式アラーム(DWA)が標準装備され、イモビライザーも標準装備されています。特に心配で盗難対策を更に強化したいと言う方以外は必要無いと思います。
1.DWA(BMW純正アラーム)の問題点
DWAはエンジン停止後(1分以内)スリープ状態になる前に操作(アーム)しなければ作動しません。解除もリモコンでは受付がされない時が有り、その場合はエンジンキーの操作で解除する仕組みとなっています。
つまり、DWAは若干使い勝手が悪いところが有ります。
しかし、R1200RTはイモビライザーも標準装備であり、あえて後付のアラームを装備しなくても十分な盗難防止性能を持ったバイクだと思います。
2.GP1000Tの問題点
ディーラーに整備の為などで預ける場合、バレイモード(アラーム休止モード)にしますが、このバレイモードがワンタイムバレイと言う、1回でもIG ONにするとバレイモードが解除されてしまう設定しかないと言う問題点が有ります。これにはさすがにいくらディーラーさんへ操作方法を教えていても、作業する方が何度と無く発報(サイレンを鳴らす事)してしまい、大変ご迷惑を掛けてしまいました。(^^;)
つまりこのGP1000Tは、純正イモビライザーを標準装備していないバイクや、無線式リモコン方式のアラームを装備したい方には適していますが、既にDWA等が装着されている車種にはお勧めしません。
また、同等製品で「META SYSTEM」と言う強力かつリーズナブルな製品もあり、こちらの方が無駄がなくお勧めです。
設置に際しての穴開けは不要
R1200RTはメインフレームを持たない構造になっており、車体強度保つには車体(パイプ部)には当然穴あけ加工等は不可能です。今回は勿論一切の穴あけ加工無しで装着しており、しかもアラーム本体はしっかり固定し、かつアクセスし難い所に設置出来ました。
LEDもCLIFFORD G5シリーズで統一されている青色LEDで、これも穴あけ加工無しで装着出来る貼り付け式のデザインがなされています。
GP1000Tの特徴
イモビライザー : 安心の2系統のイモビライザーを装備
オートイモビライザー : エンジン停止後・ディスアーム後30秒経過すると、自動的にイモビライザーが作動します。(常時解除が出来ないのが難点)
6トーンサイレン : バイク用としては珍しい自動車用と同じ6音色に変化するサイレンを装備(但し、音が思ったよりも小さく不満。純正アラームの方が大きな音を発します)
バックアップサイレン(内臓) : バッテリーを外されても鳴り続けるバックアップサイレンを標準装備(バッテリーのメンテナンスサイクルが不明なのが不安要素。しかもショップからのメンテナンスに関するお知らせはありませんでした。また、説明書にも一切メンテナンスの必要性すら記載されていません。)
スマートアップ2 : バッテリーを外されても設定内容やイモビライザーの機能は保持されます
デジタル式傾斜センサー : 3次元デジタル傾斜センサー装備(感度は標準と敏感のどちらかを選択可能。敏感設定だと誤報が多発する車種も有るので注意が必要)
ACG(アンチコードグラビング) : 自動車用アラームと同じACG採用
バレイスイッチ : 4桁暗証番号対応
高輝度青色LED : 超省電力設計
拡張性
フィールドセンサー(508D)、デュアルゾーンショックセンサー(504C)、リモートスタート(516T)、ページャ等も追加装着が可能と言う事になっています。(通常はどれも不要だと思います)
使用感やご検討中の方へ・・・
純正品でないこの様な製品はあくまでも外出先でのみ使用するものだとの認識が必要です。普段駐車している場所で、もし誤作動してサイレンを鳴らしてしまった場合は大変な事になります。ちなみに・・・普段駐車している場所ではオートイモビライザーのみの活用をお勧めします。オートイモビライザーのみでも、LEDの点滅光度が非常に明るく、アピール性も高く感じられ防犯効果もある程度は期待出来ますが、バッテリーへの負担は否めません。
消費電力は次の通りです。
ディスアーム時 : 4.6mA
オートイモビライザー作動時 : 3.5 ⇔ 5.4mA
アーム時 : 4~5mA
バレイモード(LED点灯時) : 6.4mAオートイモビライザーの常時起動解除は出来ません(前述のバレイモードの保持不可)
おわり