TOP > ツーリングレポート > 2013 > 2013年GW後半・山陰エリア縦断ツーリング(1日目)

2013年GW後半

山陰エリア縦断ツーリング(1日目)

大渋滞とハプニングと出会いの1日

2013.5.2(木)~6(月) 走行

23時過ぎに東名高速道路に入るも、東京料金所で20kmの渋滞にハマッた(爆)

渋滞覚悟の出発だったが・・・

 2013年GW後半は、当初東北は秋田から青森の竜飛岬へのツーリングを予定していたのだが、どうやら天気が悪いだけでなく、山間部は雪の予報となっていた。そこで行き先方向を全く逆にし、山陰地方を縦断するツーリングを決行した。

 東京からの出発は私1人のソロツーリング。しかし、以前福島県桧枝岐にある七入キャンプ場で知り合った斉藤さん(新潟県在住・SUZUKI ジェベル)と途中合流する予定だ。

 自宅は5月2日(木)、仕事を終え帰宅してから風呂に入り、夕食を終えた23:30頃出発した。そう、またもや徹夜走行である。既に斉藤さんからは出発したとブログに書き込みがあり、私も頑張って走らなければならない。

 今回のバイクはスーパーシェルパを選択。渋滞対策にはオフ車が適しているからだ。しかし、私のスーパーシェルパはキャンプ道具満載。かなりの重量と横幅がある。それでもGW前半のキャンプツーリングに比べれば、荷物は1名分だしソロであるから気が楽だし車体も軽く感じる。

 東名高速道路に入る前の環八道路は空いていた。しかし、何と東京料金所から20kmの渋滞に遭遇。のっけから渋滞にハマリ、料金所のETCゲートを抜けるにも苦労した。

 最初の20kmの渋滞を抜け、その後は順調に東名高速道路を走行し名古屋方面へと向かう。すると今度は音羽蒲郡付近を先頭に25kmの渋滞に遭遇。(1:49) さすがGW、夜中でも容赦が無い。(--;)

音羽蒲郡付近を先頭に25kmの渋滞

 下の写真は4:50頃。夜明けも近い。

 下の写真、音羽蒲郡付近の渋滞。新東名高速道路との合流で混雑していた。

音羽蒲郡付近の渋滞

 伊勢湾岸道路との分岐を過ぎると道も空く。そのまま名神高速方面へ。(6:41)

名神高速方面へ

青空が美しい。山の稜線もハッキリ見える。道も空いて快調に走行。

 多賀SAに立ち寄り小休憩。スーパーシェルパは満タン給油でもタンク容量が少ないので、約150km走ったら給油が必要。、頻繁に給油しなければならないので面倒だ。

多賀SA

 小腹が空いたのでたこ焼きを食べた。道頓堀のくくると言うお店のようだ。美味しかったです。

道頓堀のくくる

 しかし、その後は渋滞の洗礼をお腹一杯に受ける事になる。もう、何と言うか・・・ 40km、30kmは当たり前の様な有様。途中では路側帯走行の集中取締りを行っていて、バイクが一網打尽に捕まっていた。(爆) 勿論私は路側帯を走行しない主義なので捕まっていません。(^^)v

 中国自動車道の加西SAに到着。ここで斉藤さんと待ち合わせの予定。(11:23) 先に給油を終え、ここではしっかり腹ごしらえをと2Fのレストランで食事をして待つ事にした。

 肉は硬かったが美味しいステーキ定食を食べた。すると斉藤さんも到着し、無事合流する事が出来た。

 何時もなら無線で話しながらが多いのだが、斉藤さんは無線を持っていなかったので、久し振りにジェスチャーで合図をしながらの走行となった。

中国自動車道

 この後も数々の渋滞にハマリながらも西へと突き進んだ。途中では、車ではなく進路を塞ぐハーレーにも遭遇。そんなに小排気量車に抜かされたくないの?・・・と閉口させられる事もあった。

 さすがに渋滞が続く走りでは眠たくもなる。そこでバイクの給油ついでに人間にも起爆剤の注入(ドーピング)を実施。(爆) (14:49)

ドーピング

 さて、何処まで行くか!? 斉藤さんもタフなお方。下関が目標となり、本州最西端を目指す事となった。(^^)

 下の写真は大佐SA。ここで給油し次の給油は約150km先を目安に走行。

大佐SA

 しばらく走ると急に突然の雨。しかし、前方の空は晴れているのでそのまま走行。濡れては乾き、また濡れるを繰り返した。

 時間が押していたのと道が空いていたので少しペースをアップした。すると走行距離が給油後120km台で早くもガス欠状態となってしまいエンジンが停止。すかさず走りながら燃料コックをリザーブに切り替、エンジンを再始動した。実はスーパーシェルパは高速走行をすると極端に燃費が落ちるのだ。(--;)

中国自動車道

 で、次の給油ポイントである吉和SAに到着したのだが・・・。 あれっ?(汗)

吉和SA

 良く見るとこんな貼紙がされていた。

貼紙

 えっ?え~! 109kmも先って・・・(爆)

 予備燃料缶も兼ねて持っていたSOTOガソリンバーナーのガソリン(約0.5L)を使用しても次の美東SAまでは到達不可能です。非常電話を掛けようかと思いましたが大幅に時間をロスしそうです。

 すると・・・ 何と斉藤さんが燃料を分けてくれるとの事。手際良くレンチを取り出す斉藤さん。

 空になった私のSOTOガソリンバーナーの燃料ボトルにガソリンを抜いて入れてくれました。(凄)

 この手際の良さには旅慣れしているベテランライダーの凄さを感じました。予備燃料として入っていたガソリンを含め、約3本分(約2L弱?)位の燃料が入り、取りあえず予備タンの燃料をあわせ109km先のSAまで行けそうな気がしました。

 でも、幾ら燃料タンクが大きいジェベルだからと言って、そんなに燃料を抜いても大丈夫なのであろうか?(^^;)

 再び陽が傾き始める中、下関に向かって走り始めます。

中国自動車道

 山口JCTが見えてきました。(18:25) まだ何とか明るいです。

山口JCTが見えてきた

 下関方面へ向かいます。

 すると・・・ 気にして見ていたのですが、何時の間にか斉藤さんの姿が見えません。(爆)

 路肩にバイクを停め、後ろを振り返りますが視界に入りません。

 そこでバイクを押しながらバックしていると、後ろからバイクを押す斉藤さんの姿が・・・。(大爆)

バイクを押す斉藤さんの姿が・・・

 案の定ガス欠しました。ちなみに私のバイクはエンジン掛かります。(^^;) キャンプ道具満載のジェベルはやはり重そうです。

 さて、どうするか?

 私がふと思い出したのが、バイクを揺すると残りの燃料がキャブに送られ、もう一度エンジンが掛かる事を思い出しました。揺すってみると、本当にエンジンが掛かりました。美東SAまではあと約10km。

 何時燃料が切れるかも知れないバイクで再び走り出しました。今度は斉藤さんに前を走って貰い、何時燃料が切れても分かる様にしました。

 あと10kmはきついなぁ・・・と思っていると、次のIC(出口)が見えてきて、近くにガソリンスタンドの看板が見えました。で、急遽高速道路から下りることにした。

 ガソリンスタンドが前方に見えます。これで何とかなりました。この時、ガソリンスタンドのありがたさをひしひしと感じましたね。

ガソリンスタンドが前方に見えます

 ガソリンスタンドはセルフのスタンドでしたが、店員さんを呼びSOTOのボトルにもガソリンを入れてもらいこれで一安心。再び高速に乗り下関へと向かいました。

 さすがに下関に到着した頃には夜となってしまい、この日はキャンプを諦めビジネスホテルに泊まろうとしましたが、GWゆえ満室で断られ、ユースホステルへと電話するとOKとなりました。(^^)

 下関のユースホステルは関門橋が一望出来る高台の上にありました。部屋はユースゆえ相部屋ですが、部屋からも関門橋が一望出来素晴らしい景色です。

 コンビニで買った弁当を食べ、下関まで何とか無事到着した事を斉藤さんと乾杯し祝いました。その後、風呂にも入り、同室となったセロー乗りの松永さん(九州長崎在住・20代)とも話が弾み、楽しい夜を過ごしました。

 下の写真がユースホステルで出会った松永さん。GoPro HERO3を持っていました。(^^) ちなみに彼は私達と出会った事で、この後の3日間の予定が大幅に狂ってしまう事は、この時誰も想像もしていなかったのであります。(笑)

 下の写真が斉藤さん。このツーリング中、彼のトラブル対処のレベルの高さには本当に感心させられました。また、今後の参考になりました。

 それにしても長い1日目でした。既に2日間走っていた様な錯覚さえ覚えました。予備燃料としても有効なSOTOのガソリンバーナーのボトル。これが無ければ私のバイクにガソリンを移し替える事も出来なかったのは言うまでもありません。

 今後のツーリングには今回の体験を活かし、更に装備の強化を図りたいと思います。

 つづく

このサイトのTOPへ