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2015GW東北キャンプツーリング(3日目)
復興を願い、三陸海岸沿いを走る
2015.5.1(金)~5(火) 走行
5月4日(月)
岩手山焼走り国体交流村キャンプ場もとても快適でした。テントから顔を出すと天気も良く、目の前には残雪が残る岩手山が真正面に見えました。気温も大間崎よりは寒くなく丁度良い感じでした。テントサイトも空いていて良かったです。(5:12)
テントの設営場所はこんな感じです。テントサイトにバイクの乗り入れが可能になっていました。
朝食はまずはこれ、スープDELIです。私は結構このスープDELIが気に入っているので買う機会が多いです。本当はカップではなく、3袋入りのお得な方を購入するのですが、今回は手に入れられませんでした。ゴミが増えるので次回は事前に用意しておこうと思いました。そしてドーナッツと珈琲でした。
朝食をとりながらツーリングマップルとスマホで天気予報を見て行き先を検討しました。日本海側は雨が降る確立が高く、太平洋側も天気は下り坂なようです。しかし、夕方の時間帯では仙台付近まで南下しないと雨が降る予報でした。
ま、当初から今回は太平洋側の三陸海岸沿いを走りたいと思っていたので問題なしです。(5:28)
テントを撤収し、ゴミを出来るだけコンパクトに処理して所定の場所に捨ててから出発します。このキャンプ場はゴミを捨てる事が出来るので、ライダーにはありがたいです。最後にテント張りの許可証を返しに温泉施設の玄関前に立ち寄ります。(6:51)
さぁ!3日目の出発です。何時の間にか若干曇りがちな天気になって来ました。
先ずは国道282号線に向かいます。(7:07)
そして県道16号線で国道455号線を目指し、滝沢駅前を通過して北上川に掛かる橋を渡りました。(7:16) この橋の先は盛岡市のようです。
国道455号線はまさに快走路。信号も少なく景色を楽しみながら走りました。岩洞湖までの途中で水芭蕉の群生地も見れました。走り易い道ですね。
岩洞湖に立ち寄り小休憩。(7:52) ガソリン残量が心配になってきました。ここまでは交通量が少なかったのですが、この先は若干交通量が多くなり、前を走る車について行くと言う感じになりました。
太平洋側の海沿いの道まではかなりの距離が有りました。(8:32)
途中、龍泉洞が有名な龍泉町までは交通量が多かったものの、龍泉町を過ぎるとまた交通量が少なくなりました。
そしてやっと国道45号線に出た所で一旦左折し、ガソリンスタンドで給油を行ってから南下し始めました。熊之鼻付近のパーキングで一旦停止し、ここで再び何処でお昼ご飯を食べるかを検討しました。(9:20)
10:00、立ち寄ったのは浄土ヶ浜です。ここの駐車場にはバイク専用の駐車スペースが有りました。(^^)
ここではライディングジャケットを脱ぎ、身軽になってから歩きました。
海岸は岩場が多く、磯の香りが強めでした。海鳥も多いですねぇ。
一番奥まで行くと、これが浄土ヶ浜でした。
正直、前日観光した仏ヶ浦とネーミングのイメージが若干ダブル感じでしたが、インパクトさは仏ヶ浦の方が圧倒的にありましたね。
但し、観光地としてはこちらの方が整備されており、あの永遠と続く長く急な階段を考えれば、こちらはエレベーターもあるので楽ですけどね。(^^;)
で、この浄土ヶ浜レストハウスの食堂で早めの昼食を食べました。(10:23) 食べたのはこれ、「浄土ヶ浜ラーメン」です。少しだけですがアワビと雲丹も入っていました。なかなか美味しかったですよ~!
浄土ヶ浜ではイベントも行っていて賑わっていました。それにしても暑い!日差しが強く半袖でも暑いです。
まさに景勝地ですね。(^^)
さて、浄土ヶ浜を後にし、再び国道45号線を走行しました。(11:11)
三陸海岸沿いは国道45号線をメインに走りましたが、無料のバイパス区間は積極的に利用しました。この頃から雲が掛かったり晴れたり、霧に包まれたりと天気の変化が激しくなって来ました。下の写真でも、走行中左手の山の方に厚い雲が掛かっています。
気温もかなり涼しいと思ったら、また晴れると一転して暑い感じで劇的に体感が変化します。
そろそろ陸前高田ですね。三陸海岸沿いを走っていると、津波のせいで何もかも消滅してしまった場所がハッキリと判ります。しかし、以前走った時と比べればかなり景色が変わりました。津波対策としてかさ上げしている地域が多く、復興に向けて何とか前進しているんだなぁとも感じました。
以前に訪れた時は人が殆ど居ませんでしたが、今回訪れた陸前高田はまさかの渋滞が発生していました。(^^;) それもかなりの大渋滞でした。バイクで来て良かったです。
奇跡の一本松の近くである国道45号線と国道390号線の交差点近くに到着。
ここでは仮設の飲食店やお土産店が立ち並び、多くの観光客で賑わっていました。私もこのお店で「みそフランク(250円)」を購入し食べました。
とにかく大混雑でした。私は歩いて見学しには行きませんでしたが、お目当ては下の写真にも写っている「軌跡の一本松」です。私は再び給油を済ませてから南下しました。(13:30)
更に南下を続けると再び濃い霧の中に突入です。気仙沼町や南三陸町と被災地が続きます。
14:50、南三陸町のこの場所に立ち寄りました。「南三陸町防災対策庁舎」です。多くのライダーも手を合わせてお祈りをしていました。私もお線香をあげ、お祈りをして来ました。献花台には多くの花が手向けられていました。
この後、道の駅「津山」まで走ります。15:30頃に道の駅に到着し、ここでツーリングマップルを見てキャンプ場を探しますが、なかなか決められません。時間的にも厳しくなってきたのでスマホの周辺検索も駆使して見つけたのが、ここからバイクで1時間程の距離(45km先)にある、「松島町野外活動センター」のキャンプ場(500円)でした。
先ずは電話で問い合わせをしました。受付終了は17時とのこと。給油や食料の買い物時間を考えるとギリギリです。既に時間は15:40頃、直ぐに出発しました。しかし、ここからが大変でした。この様な時に限ってトロトロ走る車に道を塞がれます。それにセンターラインはイエロー。(爆)
買い物と給油を済ませ、やっと三陸自動車道(無料区間)に入れたと思ったら大渋滞。しかも逃げ場無し。(爆) 今回は必死でしたので、えげつない程バイクの機動力を発揮させて頂きました。その甲斐有ってか、キャンプ場には16:35に到着。親切な管理人さんに案内され、便利な場所にテントを張れました。
しかし、日帰り温泉施設はキャンプ場から目視出来る距離にあるものの、ぐるっと迂回して行かなければならなく、バイクでしか行けません。予報では夕方一時的に雨に降られるかも知れないと思い、私としては珍しくこの日の入浴を諦めました。(^^;)
そして、この後隼乗りのIさんが私のテントの隣にテントを張り、この日はこのIさんとお酒を呑みながら、楽しい一時を過ごしました。夜空には星が輝き綺麗でした。このキャンプ場も快適でしたね。但し、バイクはオフ車でないと乗り入れは厳しい感じでした。
つづく