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いい旅夢気分 バイクツーリング編
紅葉の日光・奥鬼怒 日帰りバイクツーリング
20０６.10.19 走行
「いい旅夢気分」で事前チェック！
今回のツーリングは久々に妻と２人で２台のバイクツーリングとなった。妻とは５月以来のツーリングで５ヶ月振りとなる。（＾＾；）
いつもならツーリング前夜に何処に行くか？天気が良いのはどの方角か？と色々悩んでしまうのだが、幸いな事に今回は天気予報で全国的に晴れ。気温も寒くも暑くも無さそうな絶好のツーリング日和との事。
そして日光方面は紅葉真っ盛りと言う事なので今回のツーリングは珍しくも早々に「紅葉の日光と奥鬼怒方面」と決心していた。そんな前夜の２０：００に、丁度日光や奥鬼怒を紹介する特集を、旅番組「いい旅夢気分」が放送されていたので今回はその内容を参考にさせてもらった。
久々の夫婦ツーリング
実はSuperSHERPA（スーパーシェルパ）は妻がバイクの免許を取得したお祝いに私から妻にプレゼントしたバイクである。しかし、日頃あまり乗る機会が無いためにメンテナンス代わりに私が使わせてもらっている。しかしこのバイク、R1200RTでは走行不可能なオフロードを走るのにはとても重宝している。
今回は２台出動との事なので勿論私はBMW R1200RT。そして妻がSuperSHERPAとそれぞれのバイクを運転する。同じ場所に出掛けるには２台分の高速代やガソリン代と不経済な気もするが、妻が自分で自分のバイクを運転すると言う事が目的でもあり楽しみでもある。
首都高速は早朝に走行
久々の運転となる妻は大の首都高速嫌いである。カーブはきつく他車の走行ペースは速い、しかも道は複雑でブラインドコーナーの先には渋滞が発生している可能性も有る。しかし、東北自動車道へ行くには必ず首都高速道路の利用は避けられないルートでもある。 せめて渋滞にだけは巻き込まれないようにと早朝５時に起床、５：３０には出発した。この時期ではまだ夜が明ける前での行動となる。
首都高速では２台での走行とは言っても無線＆KTEL装備の威力を発揮させ、「次のトラックが抜かしていったら右に出るよ！」とか、「左車線に入るよ！」などとエスコートするのである程度は妻も何とか安心して走れるようだ。
ルートは 中原街道 → 首都高速（２号 → 環状線外回り → ５号線） → 東北自動車道 と走った。首都高速は早めに出たおかげで渋滞に巻き込まれること無く無事通過。東北自動車道に入ると思っていた以上に交通量が増え、渋滞こそなかったが紅葉ドライブと思われる自家用車の存在が大変多く感じられた。
しかも皆飛ばし気味である。 私達はそんな中、時速８０ｋｍ～９０ｋｍのペースで一番左側の車線をキープし走行。そして佐野藤岡SAにて１回目の休憩を取った。（７：３０）SA内は平日の朝なのに結構混雑していた。
朝は何も食べずにここまで走行してきたので朝食をとる事にした。ここで食べたのはアップルパイとホットコーヒー。寒くも無く心地よい気温だったのでバイク置き場近くの屋外ベンチで食べた。近くには野良猫も居て気持ち良さそうに目を細めていた。
渋滞発生！
東北自動車道は宇都宮ICで出て「日光宇都宮道路」に入った。ここまでは渋滞は発生せず順調に走行していた。スーパーシェルパは燃料タンクが小さめで、そろそろ残りの燃料が心配になりかけていたがそのまま走った。 妻が無線で「気持ち良いねぇ～！」と嬉しそうに喋る。 日光方面の山々がくっきりと見え、ここからでも紅葉しているのが判った。
しばらくして「料金所」の表示が見えてくると渋滞は突然発生した。大沢ICの料金所だ。スーパーシェルパの残燃料も気になっていたので、ガソリンスタンドも考慮して急遽一般道へ降りる事を決意、大沢ICからは国道１１９号線に入り日光杉並木街道を進む。しばらく走ってガソリンスタンド（ENEOS）に立ち寄った。ここまでの走行距離約１７６ｋｍだった。スーパーシェルパとしてはぎりぎりの巡航距離だ。
高速道路を飛ばし気味で走行するとスーパーシェルパの燃費はガタ落ちして高速道路上でガス欠になる恐れがあったが今回はのんびり来たのが幸いした。スーパーシェルパのみ給油し再出発。日光駅近くになるとさすがに大渋滞が発生していたが、すり抜けで順調に進みいろは坂に向かう。
見頃は中禅寺湖周辺
「いろは坂」は順調に進み、明智平のパーキングに一旦立ち寄ったが混雑気味だったのでそのまま出て中禅寺湖へ向かった。トンネルを抜け中禅寺湖畔に出るとそこは見事な紅葉に包まれていた。風も無く穏やか、雲一つない秋晴れだ。
とりあえず中禅寺湖畔の紅葉を楽しみつつ「竜頭の滝」を目指した。「竜頭の滝」手前で（竜頭の滝の）駐車場渋滞が発生。何とか強引に駐車場内に入り停めることが出来た。（９：３０） 「竜頭の滝」は約３週間前に来た時は紅葉しかかりだったが、今回はちょっと遅過ぎの観があった。滝の周りの葉は落ちてしまっている。茶屋の下の橋付近が何とか・・・と言う感じだった。
↑ 見頃は過ぎた感の「竜頭の滝」 ↑ 茶屋下の橋付近は見頃だった。
次に向かったのが「戦場ヶ原」である。「竜頭の滝」が見頃を過ぎていたので想像していたが、やはり晩秋を感じさせる風景だった。それでも黄色に染まった木々は見応えが有った。（１０：２０）
とちぎ牛の「ビーフシチュー」は絶品！
この日に予定していた昼食は「いい旅夢気分」で紹介していた「ペンション LAKES NIKKO」の「とちぎ牛のビーフシチュー」と決めていた。
前日の番組内で紹介されている時に、明日はここで食べよう！と場所をチェック、バイク用ナビにもその位置情報を入力しておいた。戦場ヶ原からは戻る形になるが仕方が無い。
中禅寺湖畔に向かう途中、対向車の「竜頭の滝」を基点とする渋滞を横目に不安を感じながら向かった。（また後で戦場ヶ原方面へ向かうのでこの渋滞にまた巻き込まれるのか・・・と思って通り過ぎた。）
「ペンション LAKES NIKKO」へは簡単に来る事が出来たが、駐車場は満杯であった。湖畔の空いている駐車スペースにバイクを一旦停めると直ぐに目の前の別のお店の人が「そこはうちの駐車場です！」と言わんばかりにお店から出てくる。ちょっとそんなに目くじら立てなくても・・・・とも思う。ま、気持ちは判らない事はないが・・・ （＾＾；）
そこでペンション前の駐車場前の歩道に乗り上げて待つ事にした。 するとこの「ペンション LAKES NIKKO」のオーナーと思われる年配の男性がニコニコしながら話しかけてくれてバイクを停めても良いスペースを教えてくれた。目の前の駐車場で動かさない予定の車の前に駐車して良いとの事。こうして何とか駐車し入口の椅子で待つ事になった。
この入口には昨日放送された番組を取材した時に撮ったらしい「カトちゃんや雛形あきこさん」等の写真や、それ以外にも「メレンゲの気持ち」の取材で訪れた「まいう～」の石ちゃんの写真やサイン等が飾られていた。
これは期待出来ると待っている間に期待が膨らむ。オーナーらしい男性が教えてくれた話では、昨夜のTV放送のお蔭か今日は朝６：３０から待っていたお客さんがいたそうだ。他人の事は言えないが・・・・TVの影響はやはり大きい。（＾＾；）
そして間もなくして店内に案内された。勿論注文したのは「ビーフシチュー」 そしてデザートにチーズケーキを追加注文した。
窓の外には中禅寺湖と紅葉が見え、店内も良い雰囲気。 窓の外には次々とお客さんの車が停まり、駐車場が満杯でそのまま待っている人の姿も見える。
少し待ってやっとビーフシチューが来た。思っていたよりは小振りの器だったが、とちぎ牛のお肉はしっかり入っていてとても美味しかった。期待には十分応えてくれた味だ。
ゆっくり味わって食べているつもりがあっと言う間に全部たいらげてしまっていた。 そして食後はチーズケーキとコーヒーだ。このチーズケーキも本当に美味しい。お世辞抜きで美味しい。
チーズケーキを含め、１人当たり３，１００円、２人で６，２００円と私にとってはちょっと贅沢な昼食だったがここでは十分に満足感を得られた。でも、ここでもう一つ感心した事があった。それはここで案内係をしていたオーナーらしいと思われる男性の接客だった。
何となく普通TVなどで放送され、大盛況な客入りになると少しは高飛車な態度でお客さんに接客し気分をそがれるケースが多いが、本当に気の効いた接客で腰も低くやさしそうな感じで好感が持てた。また来よう！と本当に思わせるこのオーナーらしい男性の振る舞いにはとても後味も良い心地良さがあった。
最悪の渋滞
さて、次は覚悟していた渋滞の話である。（爆） これからのコースは前回も走行した「奥鬼怒林道」へ向かうため戦場ヶ原方面に再度向かう道である。案の定、「竜頭の滝」駐車場を基点とする大渋滞は更に勢いを増し、途中すり抜けも行うが大型バス５台の車列と狭い道幅に阻まれ我慢我慢の走行となった。 他にもライダーの姿は多かったが、皆仕方なく渋滞に巻き込まれて進んだ。 しかしこの渋滞、大渋滞と言うよりも「交通マヒ」状態と表現した方が正解だと思う。（－－；）
何とか時間を掛けやっと「竜頭の滝」前を通過すると、今度は「戦場ヶ原」渋滞にも巻き込まれた。 これには絶句しそうになる。中々右折出来ない大型バスが道を塞ぐ形になっていた。 しかも右折出来ない理由はただ一つ！駐車場が満杯で入口付近まで車が並んでいるのである。（－－；；；）
これで結果的に多くの時間をロスしてしまった。ま、ある程度は予想していたのだが・・・。
TVで紹介されていた「四季の湯」にも入る
やっとの事で戦場ヶ原前も通過し光徳牧場方面に右折した。今回は光徳牧場をパスし、そのまま「奥鬼怒林道」を走る。「奥鬼怒林道」に入ったとたんに猿の姿も見掛ける。「奥鬼怒林道」の道は紅葉が素晴らしく色付いており、非常に見応えが有った。しかしこの道、今回も対向車が非常に多い。いや、多過ぎである。その為結構妻は緊張しながら運転していたらしい。
目指していた場所はやはり「いい旅夢気分」でチェックした日帰り温泉施設「四季の湯」だ。場所は「奥鬼怒林道」を越え、どちらかと言うと「霧降高原道路」の近くに位置する黒部温泉にある。
やっと「四季の湯」に到着すると、ここでもTV放送の影響を実感する事になる。（１４：００） ここは大人１人５００円と手頃な料金。先程のビーフシチューで贅沢をしたのでこの料金は有り難い。
細い廊下を進み露天風呂のみの温泉に入った。まずは頭を洗おうと唯一１箇所のみ設置されているシャワーを使おうとするとこれが殆ど湯量の無いシャワーだった。お湯を出していると直ぐに冷たくなる。温泉自体は掛け流しの豊富な湯量を誇るがシャワーのお湯はNGだった。仕方なく洗髪は諦める。
湯船からの景色は紅葉は見えるが発電所？や高圧電線のおかげで景色は良いとは言えない。シャンプーや石鹸も置いていないので注意が必要だ。脱衣所にはロッカーは無く、貴重品は受付横（入口付近）のロッカー（１００円有料）に入れるしかない。しかし、温泉のお湯は気持ち良かった。
人はそんなに多くは無かったが、湯船や脱衣所、そして休憩スペースでは昨夜放送の「いい旅夢気分」の話で持ち切りだった。ここでちょっと小腹が空いていたので「舞茸天ざるそば」（１，０００円）を１つだけ注文した。 ちょっと待たされたがこれが実に美味しい。特に舞茸のてんぷらは美味しかった。
大笹牧場でソフトクリーム
次に立ち寄ったのが「大笹牧場」である。（１５：４０）
ここでは「ブラウンスイス牛乳」を使用した卵使用ゼロのソフトクリームを食べた。勿論「いい旅夢気分」でも紹介していたソフトクリームである。味は何となく「生クリーム」っぽい味で特徴的だった。勿論美味しかった。
そしておみやげ売場の店内で買い物をし、外に出ると先程まで営業していたお店が早々と閉められてしまっていた。やはり平日は早仕舞いのようだ。（１６：００）
いよいよ帰路である。先程までかなり快晴に近い状態であったが、何故か霧降高原の山の上だけ雲が掛かっていた。勿論雨は降られなかったが、さすが「霧降高原」と言う事だけは有るようで、途中かなり濃い霧の中を一時的に走った。 猿の群れにも遭遇した。
「霧降高原道路」を通りそのまま南下し、国道１１９号線に入ってそのまま走行。行きに立ち寄ったガソリンスタンドに再度立ち寄り、スーパーシェルパは本日２度目の給油。R1200RTは本日最初の給油を行った。
有料道路へは行きと同じく大沢ICから入り、行きとまったく同じルートを走行した。途中「蓮田SA」に立ち寄り夕食を軽く済まし、自宅への到着は２０：３０。帰り道は渋滞も無く順調だった。
| 首都高速 | R1200RT | ETC割引適用 | ６３０円 |
| スーパーシェルパ | ７００円 | ||
| 東北自動車道 | R1200RT | 浦和～宇都宮 | ２，４００円 |
| スーパーシェルパ | ２，４００円 | ||
| 日光宇都宮道路 | R1200RT | 宇都宮～大沢 | ２００円 |
| スーパーシェルパ | ２００円 | ||
| 給油（往路） | スーパーシェルパ | ５．３Ｌ | ７２０円 |
| 給油（帰路） | R1200RT | １３．５Ｌ | １，９８４円 |
| スーパーシェルパ | ４．３Ｌ | ５８４円 | |
| 日光宇都宮道路 | R1200RT | 大沢～宇都宮 | ２００円 |
| スーパーシェルパ | ２００円 | ||
| 東北自動車道 | R1200RT | 宇都宮～浦和 | ２，４００円 |
| スーパーシェルパ | ２，４００円 | ||
| 首都高速 | R1200RT | ETC割引適用 | ６３０円 |
| スーパーシェルパ | ７００円 | ||
| 合計 | １６，３４８円 | ||
おわり