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ちょいスリル満点冒険ツー

大渋滞ととんだハプニング

2007.5.26(土) 走行

めがね橋

めがね橋

絶好のツーリング日和

 今回は長女(あかり)とのツーリングだ。本人の希望で今回は久々にスーパーシェルパでのタンデムツーリングとなる。今回の行き先は軽井沢・妙義山エリア。長距離かつ親子でのタンデムツーリングなので今回も快適な高速道路を利用する。そこで今回もETCの各種割引制度を利用して費用を抑える事にした。朝が弱いあかり自身、「朝早くから行きた~い!」と言うので好都合である。

 朝、4:20に目覚まし時計が鳴った。前日早寝出来なかった私は3時間程度しか寝ておらず、なかなか起きれなかったが何とか目覚まし時計2個の威力で起きる。あかりの方は耳元で「行くよ!」のたった一言でしっかり起きた。彼女は普段けたたましく鳴る目覚まし時計のベル音でもなかなか起きないのだが、ツーリングに出掛ける時は「行くよ!」の一言が効果的で起きれるから考えてみれば不思議だ。(^^;)

 予定より10分程遅い5時に出発。昨夜までの大雨の影響で所々路面が濡れ水溜りが残っている。今日の天気予報は晴れ、前日の予報で埼玉県では日中30℃を越える夏日の予報だったので、それを見越して本日の服装は完全な真夏用。2人共いざという時のための防寒着としてレインウェアのみ持ち、メッシュジャケットで出発するが朝の時点では若干涼し過ぎる位だった。

 環七を走行し関越自動車道練馬ICを目指したが、環七道路は早朝にも関わらず交通量はかなり多め。ガソリンの安い大原交差点近くのENEOSに立ち寄り給油するが、何とガソリンスタンドにも行列の車が・・・。(--;) 結局給油が完了するまで15分程度の時間が掛かってしまった。こんな事ならもっと近場のスタンドで入れれば良かったと少し後悔する。それに今日は環七を走行していると、先を急ぐ暴走車がやたら多かった。

高速道路は90km/hで停速走行

あかり

 関越自動車道の新座料金所は予定通り「ETC深夜早朝割引」の対象となる5時40分位には通過。高速道路は90km/hと一番左側の車線を定速で走行する。高速道路でも車の流れはいつもより速く、一番左側の車線を走っていても後ろから次々と多くの車やトラックに抜かし続かれた。こう言う時は車線の中央を走行するのが安全だ。下手に左側に寄って走行するとかえって無理矢理抜かそうとする車がいるから危険である。

 スーパーシェルパはRTと違って風防効果が低いので若干寒さを感じる。花園ICを過ぎたところであかりが寒いと言ってきた。そこで寄居PAへ急遽立ち寄りレインコートの上着を防寒着代わりに着させる。上里SAにて朝食を取る予定だったので直ぐに出発し、上里SAには6:40位に到着した。そしてまずは暖を取るためにも暖かいミルクティーを購入。そして朝食のリクエストはカレーパン。上里SAのパン屋さんでカレーパン(1個180円)2個とホットコーヒーを購入。これが好きなパン2個とコーヒーのセットがモーニングサービスで400円だった。これはお得だ!(^^)v

久々の旧国道18号線

 関越自動車道は高崎ICで下りた。ここで下りるのも久し振りで懐かしい。
ガソリンスタンドに立ち寄った後、国道18号線(旧道)に入った。坂本宿付近に日帰り温泉施設「峠の湯」があったので、何となく下見のつもりで寄り道する。すると目の前の道をキジが横切った。
「あっ!あかり あれがキジと言う鳥だよ!」
「えっ?何処何処?」
あかりは私の背中越しに見たので良く見えなかったらしい。そこで逃げ込んだ畑の方にバイクに乗ったまま近づくとまたその姿を確認する事が出来た。
「あっ!本当だぁ!あれがキジかぁ!」
今度はあかりもしっかり見えたらしい。日帰り温泉の方は物論この時間営業しておらず、少し下見を見ただけでそのまま元の国道18号線(旧道)へ戻った。

めがね橋

あかりとめがね橋

 その後まず最初に立ち寄ったのは通称「めがね橋」と呼ばれている観光スポットだ。レンガで造られた巨大かつ美しいアーチを描く橋だ。駐車スペースにバイクを停め、まずは写真を撮る。
この橋の上は歩く事が出来る様になっており、橋の下を通ってその奥にある階段を上り早速橋の上に上ってみた。
途中、「猿にえさを与えないで下さい。」と言う看板を見て、ひかりは猿が居るかも?と期待していた様だが、幸い猿を見掛ける事は無かった。
橋は元々JR信越本線が通っていた鉄道橋で、レンガを積み重ねて造られている。これで良くレンガが崩れ落ちずに出来ているものだと不思議に感じるが意外と頑丈に出来ている。
ちなみにこの橋の横に在るトンネルも実は内部がレンガで出来ていて、奥の方では一部崩れていた部分も有りその構造を少しだけ確認する事が出来る。橋の上から見る景色も良く、橋の下では藤の花が綺麗に咲いていた。そしてその次は旧軽井沢へと向かった。

めがね橋付近トンネル内

旧軽井沢の軽井沢銀座へ

 軽井沢も最近駅前のアウトレットのお店には立ち寄った覚えはあるが、久しく旧軽井沢の軽井沢銀座(メインストリート)には行っていない。そこで次の目的地は旧軽井沢と決めていた。まだ朝早かった事もあり、多くのお店は開店準備中だった。軽井沢銀座を茶屋付近の奥まで進みUターン。まだこの時間は空いていてバイクでも気兼ねなく走れた。そしてまだ開店までに時間がありそうだったので、私と妻が結婚式を挙げた教会に久し振りに行ってみる。

妻と結婚式を挙げた教会へ娘と訪ねる

軽井沢の協会にて

 実に結婚以来初めての再訪である。少し場所を忘れてしまっていたが何とか無事到着。久し振りに見た教会は思っていた以上に小さく感じた。バイクを教会の駐車場に停めてると、この日これから式を挙げると思われるウェディングドレスを着た女性を見掛けた。あかりに「ここでお父さんとお母さんも結婚式を挙げたんだよ」と話すと、「へぇ~!」とビックリしていた。教会を後にし、先程のメインストリートヘ戻った。そしてまず立ち寄ったのが蜂蜜のお店。「杉養蜂園」ここでソフトクリームを1つだけ買い2人で食べる。ソフトクリームを食べていると、お店の人が蜂蜜とフルーツを合わせて作った果汁蜜をベースに、水で薄めて作ったジュースの試飲を勧められ、ブルーベリーやゆずなど色々な味を試してみた。その中であかりが気に入ったのがブルーベリー味だった。このブルーベリー味をお土産として購入する。
ちなみにこのお土産、ジュースにするよりプレーンヨーグルトにかけて食べる方がお勧め。ジュースにして飲むより味がしっかりと感じられ大変美味しかった。実はこの翌日には1人分の量を残してあっと言う間に食べ切ってしまった。あまりにも大好評だったのには正直ビックリした程である。

お土産店へ

ぬいぐるみのお店で足止め

 バイクを押しながら歩き次に足が止まったのが、開店準備が終ったばかりの店頭にぬいぐるみが置いてあるお店だった。あかりがまず興味を示したのが「かえる」のぬいぐるみ、次に「うさぎ」だった。あかりはそこからしばらく動かない。そこで私が「かえる」の方を1つ買う事にした。色はあかりに選ばせ緑色の「かえる」にする。それをハンドル部に取り付けてあるバックから顔を出す様に置いた。これにはあかりも大喜びで、可愛い!可愛い!を連発して上機嫌だった。一旦そのお店から離れ、バイクを押しながら次の店へと歩いて進んだ。

ぬいぐるみ

 次のお店はジブリ系のお店だ。しかし、このお店は少し見ただけで直ぐに出る。そしてまた先程「かえる」を購入したお店に戻り、やっぱりうさぎのぬいぐるみが欲しいと言い始めた。今日は自分いお小使いを持って来たので自分で買いたいそうだ。こうして結局うさぎも買った。その後もバイクを押しながら色々なお店をながめながら歩いた。

らくやきを体験!

らくやきらくやき

 そしてメインストリートの出入口付近で「らくやき」のお店を見付ける。以前次女のひかりにも絵付けをさせた事があってとても喜び、あかりも今度私もやりたいと言っていた事を思い出した。そこで早速あかりに「やってみたい?」と聞くと、「やりたい!やりた~い!」と目を輝かせた。バイクをお店の近くに停め、店内に入ると色々な形の素材が並んでいた。あかりが選んだのはハート型の小物入れで1,500円だ。これに絵を書き15~20分程焼けばそのまま持ち帰る事が出来、良いお土産にもなり思い出の品となる。
絵を書いていたのは1時間位だろうか?焼く前に代金を支払い、焼ける迄の時間トイレに行ったり他の店を覗いて時間を潰した。
頃合いを見て焼けた作品を取りに行く。しっかりとした箱に割れない様に緩衝材に包んで入れてくれるのでバイクでも安心だ。気がつくと昼近くの時間となり旧軽井沢のメインストリートはいつの間にかバイクでは進入不可能な位大変な人だかりとなっていた。

おぎのやの釜飯

おぎのやの釜飯

 お腹が空いたので軽井沢へ向かう途中の「峠の釜飯」で有名なおぎの屋のお店で釜飯を食べる事にした。この釜飯を食べる事は当初から計画していた。釜飯が9000円なめこのみそ汁が200円、ここでは店内で食べられる様になっていた。
久し振りに食べる釜飯はとても美味しかった。あかりも気に入ったらしく、また今度もここに来た時にこれを食べたいと言ってくれた。

妙義山へ

 次に向ったのは妙義山。妙義山もかなり久し振りの場所だ。近づくにつれ荒々しい岩肌がどんどん迫力を増す。あかりに「これからあの岩山の所に行くんだよ!」と話しながらワイティングロードの走りを楽しみながら走行した。妙義山の駐車場に到着するとライダーの姿が多く見掛けられたが、どちらかと言うと目的は妙義山ではなく、ワイティングロードの様だった。バイクも圧到的にスーパースポーツタイプが多い。静かな山間部に時折バイクの排気音が聞こえる。

妙義山

 私とあかりはバイクを置いて神社の方に向かう。すると駐車場から大きな大黒様が見えた。それも半端な大きさではない。それもその筈、横断幕には「日本一大きなだいこく様完成」と書いてある。地下道を通って近づくと金色の大きな大黒様の大きさを実感させられた。私も何回かここには来た事があったが、以前来た時には勿論無かった。

妙義山
その大黒様の横に神社へと続く長い急な階段があった。あかりはその迫力有る階段を見て喜んで上り始めた。この階段所々少し崩れかけている場所もあり、ちょっとだけスリルを味わえる。「転ぶなよ~!」と声を掛けたとたんに案の定あかりがこコケる。(^^;)
そして息を切らせながらもやっと神社に到着。お参りを済ませふと横を見ると「囁岩200m」の案内板を見つけた。私は以前妙義山には登った事があり、クサリ場やハシゴなどの危険な場所も在ると言う事は知っていた。あかりが「ここがー番上?」と聞くので、「この神社の上の岩の上にも行かれるよ。」と答えると「行きた~い!」と言いだした。「でもここから先は危ない場所もあるんだよ!」と説明したが結局行ける所までと言う事で出発する。

危険な登山に挑戦!

妙義山あかり

 左奥に進むと直ぐに急な登りとなる。足を滑べらせても自分が受け止められる様に少し後をガードする様に続いて登った。そして間もなくクサリ場、ハシゴと直ぐ横が断崖絶壁の超危険地滞に差しかかった。「絶対に片方の手を離した時はもう一方の手はしっかりつかんで離すなよ~!」と声を掛けながら慎重に登り、とうとう岩山の頂上へ到達する事が出来た。頂上に立ってみて足元の景色を見てみると今更ながら大変な場所に来てしまったと実感する。あかりは口では「恐いよ~!」と言いながらも表情には笑みが浮かび少し余裕が有る。と言う事は取りあえず高所恐怖症ではないと言う事か?(^^) ここからの景色は本当に絶景であった。
しかし本当の問題は下りだ!どちらかと言うと足元が見えず、しかも落ちたら間違いなく死を感じさせる下の景色が嫌がおうにも目に入る。やはり私の方が先に降り、続いて何処に足を掛けるのか指導しながら慎重に下りる。そして無事下山。あかりは興奮冷めやらぬ感じで喜んでいたが、正直言って私はあかりが落ちてしまわないかとヒヤヒヤで、心配で気疲れしてしまった。売店でジュースを買い、先程自分達が登った岩山を大黒様の頭越しに見ながら改めて「2人ですごい所に登ったんだねぇ!」と話した。

なんじゃい!?

なんじゃい
さて、次は今回最後の目的地となるのは「なんじゃい」と言う変った名前の駅だ。これはツーリングマップルでも紹介されている。国道254号線沿いの道の駅「しもにた」で牛乳を飲んで少し休憩し、そこから国道を逸れ奥に行った場所に在る無人駅「なんじゃい」に向った。
この「なんじゃい」は漢字で書くと「南蛇井」だ。漢字で書くと「あぁ!なるほど!」と思うが、ひらがなで書かれると面白い名前だ。実際に駅に行ってみると民家に囲まれた中に在り、駅なのにその位置は若干判り難い場所だった。時刻表を確認すると一応1時間に2本位は走っているようだ。残念ながら名前以外は特にこれと言って面白い事は無かった。
こうして本日予定していた全ての計画は無事完了し自宅へと向かった。帰りは吉井ICから高速に乗り、三好PAで休憩を兼ねETC通勤割引適用の為時間調整、新座料金所を17時過ぎに通過して帰宅した。本日の走行距離は約380kmだった。

 おわり

アウトドア&スポーツ ナチュラム デル株式会社 アウトドア&スポーツ ナチュラム ソースネクスト

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