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R1200RTでiPodを利用し音楽を聴く

DOKEN RTデジタルアンプキットの装着とリモートコントロール化

2007.9.14(土)&17(月)装着

DOKEN RTデジタルアンプキットMONSTER iEZClick Remote Control for iPod

標準搭載のスピーカー活用

 BMW R1200RTには標準でスピーカー(2WAY)が装着されているにも関わらず、純正オーディオはオプションでとても高額だ。しかもCDプレーヤー(シングル)かつ音飛びも多発し、エラーになった場合はCDを一度イジェクトしないと正常には戻らないと不評の話は良く聞く。しかし、純正品の高品質かつ抜群の操作性は大変魅力ではあるのだが、高額ゆえ躊躇し装着は見送っていた。

 しかし、せっかく装着されているスピーカー、何とか有効利用出来ないか?それに走行中はあまり音楽を聴く事はないが、眠くなった時や長時間の単調な高速道路走行では偶には音楽を聴きたくなる時もある。そこで新しいiPodnanoを購入したのがきっかけでDOKENのRTデジタルアンプキットを購入しR1200RTに装着してみた。

DOKEN RTデジタルアンプキットとは?

DOKEN RTデジタルアンプキット DOKENから販売されている「RTデジタルアンプキット(R-RTD001)」(¥39,900)とは、右フロントカウル内の純正オーディオ装着部分に組込み装着出来るように専用設計された、iPodをはじめ各種MP3プレーヤーからの音楽が楽しめる9W+9Wのデジタルアンプである。しかもこの機器はDockコネクターも装備し、iPod本体の充電も可能である。

 キットの内容は簡単なもので、BMW用のオーディオコネクター、デジタルアンプ本体、そして固定用のスポンジ一式と、「取付・取扱説明書」である。勿論取付説明書にはカウルの外し方などは一切書かれておらず、超簡単な内容のものである。

 しかし、購入する前から判っていた問題点が有る。それは音量調節を始めとするiPodの操作も、いちいちこの右フロントカウルを開けて操作しなければならず、極端に操作性が悪い事であった。(iPod自体の操作は実質不可能) その点純正オプションのオーディオは手元での操作やメーター内表示など多彩な機能を持つのは優秀でさすがである。

装着はDIYでも可能だが、カウルを外す必要有り

 では、これから装着を検討される方のために、まずはこのRTデジタルアンプの装着方法を解説しましょう。

1. 右フロントカウルを外します。(計4個のボルト)

カウルの外し方カウルの外し方カウルの外し方

2.タンク上のレールを外す。(前2個、後2個のボルトを外します)

3.右フロントカウルの蓋を外す。(横から覗くとボルトが2個有ります)

カウルの外し方

4.右側カウルを外します。指で指しているボルト3個、○で示している箇所4個以外に、先程外した蓋が被さる部分に3箇所のボルトを全て外します。

カウルの外し方カウルの外し方カウルの外し方カウルの外し方カウルの外し方

5.後はオーディオケースのボルトを4箇所外すと上に引き上げられます。少しきついですが、ガソリンタンクは外す必要は有りません。オーディオケースの側面のボルトを更に外すと横蓋が外す事が出来、やっとRTデジタルアンプの取り付けが可能となります。

カウルを外したR1200RT

6.コネクターを差し込む時は下の写真の様に車両側のコネクターのスライド部分をスライドさせないと差し込めません。

カウルの外し方

7.後は取付説明書通りに取り付けを行い、先程外した逆の順番でカウル等を戻せば完成です。お疲れ様でした。

使ってみて操作性の悪さを再認識。そしてリモートコントロール化

 翌日はディーラー主催のツーリング参加だったので、早速色々な場面で使用してみた。やはり音量はかなり大きくしないと聞こえない。特に高速道路では時速80km程度で走っていても、カウルにより風切り音を低減させ、かつシューベルトのシールドを少し上げて走る必要性がある。(シューベルトのヘルメットは遮音性が大変優れ、これも聞こえ難い要因になっている。)

 ゆえに本来ならKTELや最近注目されているBluetooth(ブルートゥース)で、ヘルメット内で聞くのも1つの手段だが、Bluetooth機器は電池切れの問題が解決していないし、両方の耳で聞く(ステレオ化された)製品はまだ無いようだ。(耳栓タイプは除く) 
KTELはBluetooth化が遅れているし、シューベルトがBluetoothアタッチメントの販売が噂されていると言う感じでまだまだBluetoothは時期早々の状態と個人的には思っている。

 高速道路や郊外であれば多少大音量でも良いかもしれないが、市街地走行では気が引ける。車速やエンジン回転数に応じた自動音量調節機能が無いので、停車時に大音量だとちょっと気が引ける。(^^;)

ディーラー主催のツーリングで教えて貰ったワイヤレスリモートコントロール装置の存在

MONSTER iEZClick Remote Control for iPod  ところが、ディーラー主催のツーリングで同じR1200RTに乗られている方が、今迄見た事がない操作パネル(リモコン)を装着していた。その方も純正オーディオを装着せず、代わりに社外製のオーディオを装着し、iPodで音楽を聴いているとの事だったが、操作性の問題をワイヤレスリモートコントロール装置にて対策を行っていた。

 そこで直ぐにどの様なものか教えて頂き、翌日直ぐに同じ物を購入し装着した。

 このワイヤレスリモートコントローラーの商品はApple Storeにて販売されている、
「MONSTER iEZClick Remote Control for iPod」(¥9,800) と言う商品だった。
このワイヤレスリモートコントローラーは防水性で、野外の使用や雨天時でも使用出来るよう耐天候性の設計となっている。それにグローブを装着していても操作性はしやすい。

製品特徴
  • コントロール/ホールドスイッチ、電源ON/OFF、再生/一時停止、トラックスキップ(送りと戻し)、早送り/早戻し、音量調節、プレイリストの送りと戻し
  • プラグアンドプレイ
  • RFワイヤレス方式
  • 約9mの操作範囲
  • 耐雨天設計(リモコンのみ)
  • パッケージ内容
    リモコン本体、レシーバー本体(ドックコネクター用)、ベルトクリップ(デフォルト装着)、アームベルト、取り扱い説明書(英語)、リモコン用電池(リモコンに内蔵済み)
  • 対応機種:iPod 4G/photo/5G、iPod nano/2nd nano、iPod mini


ちなみに電話にて問い合わせたところ、超大型店舗のビッグカメラやヨドバシカメラ、ソフマップの秋葉原店でさえ取り扱ってはいなかった。
しかしApple Storeでは渋谷店でも店頭で在庫を持ち、私は渋谷店で購入したが、インターネットでもApple Storeで送料込みの値段も同価格にて購入が可能だ。

MONSTER iEZClick Remote Control for iPodMONSTER iEZClick Remote Control for iPod

 ちなみにこの製品を取り付けると、Dockコネクターは使えなくなるのが難点だ。
RTデジタルアンプのDockコネクターは、充電用と割り切った使い方になる。
ま、無駄にはならずに済むが・・・。(^^;)

リモートコントローラーの取り付け

 さて、このコントローラーを購入したのは良いが、装着場所を何処にするかが迷うところだ。結局色々悩んだ挙句、私が装着した場所はハンドル右側部分でした。
どうです?この一見純正の様な装着!(^^)

MONSTER iEZClick Remote Control for iPodMONSTER iEZClick Remote Control for iPod

 色々悩みましたが装着の方法は至って簡単!付属のベルトクリップの金属部分を外し、その穴にタイラップを通し、スポンジ素材のクッションテープを裏面に貼ってフィットさせ縛るだけ。(左上の写真)
これで完成!電池交換の際はタイラップを再度新品に交換するつもりです。

MONSTER iEZClick Remote Control for iPod

レシーバー装着に伴う問題点及び解決方法

MONSTER iEZClick Remote Control for iPod RTデジタルアンプのDockコネクターの代わりに「MONSTER iEZClick Remote Control for iPod」のレシーバー部をDockコネクターに装着する事により、1つ困った問題が発生した。

 それはRTデジタルアンプのMP3用ステレオジャックとiPodnanoを接続するオーディオケーブルが、iPodnanoのステレオジャック差込口のスペースに余裕が無く、オーディオケーブルが差し込めないと言う事態が発生する。(右の写真参照。プラグ部分の厚みが邪魔をし、真っ直ぐに挿せない為装着出来ない)

 この問題を解決する為、対策として次の商品を追加購入しました。

ケーブルiPod nano

 このiPodnanoのヘッドホンと同じ位細身のプラグを使用したオーディオケーブルはかなり探し回ったが見つからず、大型電気店でやっと見つけたのがオーディオテクニカのヘッドホン延長コードだった。オーディオケーブルの長さを抑えるため、市販製品では一番短いと思われるArvel製のオーディオケーブル(0.2m)と組み合わせた。

 おわり

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