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夫婦で午後からタンデムツーリング

益子焼を買いにちょっと栃木県までツー

2008.1.19(土)走行

思っていたより天気が良いから!

 いつも寒い冬にはあまりバイクには乗りたくないと言っている妻が、珍しく「今日は天気が良いからこんな日にはツーリングに行っても良いかも・・・ あっ!勿論後ろの席(R1200RT)だったらね。」と言った。子供もそれぞれ用事が有り1人でぶらぶらとツーリングにでも行こうと思っていた私は、突然の妻の予期しない発言に急遽ツーリングルートを検討しだしたのが午前10時頃。娘にお昼ご飯を食べさせてから出発となると12:30頃には出発可能と言う事になる。そして帰りは夕食時間(18時頃)までに帰ってくれば良いと判断し、5時間程度のバイクツーリングを計画する事になった。

 江ノ島方面なら片道約1時間程度。しかし江ノ島は先週行ってきたばかりで私としては面白く無い。三浦半島も同じ。(^^;) 横浜方面はRTで行くには近過ぎるし駐車場所にも苦労しそう・・・。奥多摩や秩父方面は寒そうだし・・・と考えている内に、少し前に妻が「そろそろ益子に行って益子焼を買いたい」と言っていたのを思い出し益子に行く事にした。

 益子焼は栃木県芳賀郡益子町周辺を産地とする陶器で、駅弁で大変有名な「峠の釜飯」に使用される容器はこの益子町の「窯元つかもと」で製造されているのである。勿論益子へ行く目的は「益子焼(食器)を買いに行く事」である。

何処に連れて行くかは妻には内緒で出発

 「そんなに遠くへ行かなくて良いからね!」と言う妻には行き先は内緒にしていた。最初から益子と言えば遠いと言われそうだったからだ。(^^;) しかし、ナビで事前に確認すると常磐自動車道を利用して行けば片道2時間弱の距離。十分行って帰って来れる距離である。

 娘がお昼に一旦帰ってくる事になっていたので準備をしながら待ち、私達は早めの昼食を済ませる。しかし、12時には帰って来ると言っていたひかり(次女 小4)が12:30になっても帰って来ない。やきもきしているとやっと12:40過ぎに帰って来た。直ぐに昼食を食べさせ、ひかりも直ぐに友人と遊びに出掛けるとの事で出発出来たのが13時頃となってしまった。予定より40分程出発が遅くなってしまった。

二人乗り禁止の区間が有る首都高速

 自宅を出て何時もなら中原街道を東(都心方面)へと向かい自宅から一番近い首都高速2号線に乗るのだが、今回はタンデム走行となるので首都高速2号線は利用出来ない。そう、二人乗りは禁止となっているからである。仕方なく環七を南下し首都高速湾岸線の大井南ICから首都高速湾岸線(B) → 葛西JCT → 首都高速中央環状線(C2) → 首都高速6号線 へと迂回して進まなければならないのである。幸いにも何時も混雑している環七道路 春日橋付近は渋滞しておらず、比較的スムーズに首都高速に乗る事が出来た。

 湾岸線では強い横風を受ける形で走行する。トラックの横を通過する時は大きな風圧の変化に緊張しての走りとなるが、天気も良く道も空いていて走っていて気分が良い。首都高速中央環状線(C2)に入ると多少横風の影響は少なくなり、やっと少しはリラックスして走れる様になった。妻とは勿論FTM-10Sのインターコム機能を利用し、話しをしながらタンデム走行をしているが、何処に行くのか聞かれる事も無く進む。

 常磐自動車道に入ると車の流れが速くなった。片側3車線のうち真ん中を走行するがペースは速い。それゆえR1200RTのシールドをかなり立て気味にして走行するが、ハイスピードの為か風の冷たさを強く感じる。この常磐自動車道は今年1月6日にも走っているが、その時は氷点下の-2℃。今回は8~10℃と前回通った時より10℃も高かったがやはり寒い。

 そして時間的にも押しているせいか?高速道路を下りる予定の友部ICが遠く感じる。さすがに千代田石岡IC付近に差し掛かると妻が「あまり遠くでなくて良いからね。」と一言。(^^;) 「大丈夫!あともう少しだから。」と返答。やっと友部JCTに近づいた時、高速道路を下りる前に休憩の為友部SAに立ち寄った。(14:15)

BMW R1200RT めぐ
●寒さと時間帯のせいか友部SAには他にバイクは1台のみ。 ●休憩後、再出発前に寒さ対策としてグローブの手首付近の装着を入念にチェックする。

 休憩時間は短めとし直ぐに出発する事にした。高速道路を下りる予定の友部ICは次のICとなる。友部JCTから北関東自動車道に入り友部ICで降りる。この時初めて向かっている先が益子だと言う事を妻が悟った。「もしかして益子に向かってるの?」「そうそう。」(^^)

 ここからは国道や県道を走る事になるが道は空いており信号も少ないので益子迄は多少距離が有るがそんなに時間は掛からない。国道355号線を北上し、県道1号線へと進む。途中笠間神社付近では屋台が道の両側に立ち並び、まるでお祭りの様な賑わいであった。屋台で売られている美味しそうな食べ物を横目に立ち寄る余裕も無く益子方面へと進む。

 そしてひたすら県道1号線を北上し茨城県から栃木県へと「仏ノ山峠」を通過する。この付近は日陰部分に雪がうっすら積もっていた。路面も凍結はしていないものの凍結防止剤と思われる白い物が路面を覆っていた。

「窯元つかもと」に到着!

つかもと 県道230号線に入ると目的地である益子「窯元つかもと」の案内表示が見えてきた。案内板に従い走ると無事到着した。(15:05) まずは「ショッピングプラザつかもと」に立ち寄る。ここでじっくり見学&買い物となる。

 最近息子(長男 中1)がご飯を良く食べる。それで今迄使用していたお茶碗が小さく感じる様になったので良さそうな物が有れば買おうと思っていた。それと蕎麦ちょことお皿を中心に見て回った。

益子焼益子焼

 ゆっくりと見て回りそれぞれ気に入った物を3点程購入する。そして次に入ったのが「作家館 つかもとギャラリー」。こちらでも気に入ったお皿が1点有ったが、かなりお値段が高かったのでまた次回と言う事に・・・。(^^;)

益子焼窯元共販センターへ

たぬき そして時間は押していたが「益子焼窯元共販センター」にも立ち寄ってみた。(16:00) ここには駐車場横に大きな狸の置物が在り、かなり目を引く。

 ここ益子へは約10年振り(?)、バイクでは初めて来た事になる。久し振りに訪れた益子の様子は以前とはかなり様子が変わっていた場所もあった。

  共販センター到着は既に時間が16時を過ぎていたので閉店してしまうのが気になったが、そんな中「けんちん汁」の美味しそうな匂いに誘われる。しかも100円と言う安さ。寒さにはこの熱々のけんちん汁はとても魅力的に感じ、小腹も空いていたので食べる事にした。

 そこそこ大きい器にたっぷりと味のしみこんだけんちん汁を入れてくれた。これで100円はとても安い。これは本当に美味しかった。(^^)

 身体も暖まり一息つけた。しかも焼きそばをサービスで貰う。こちらも完全に冷たくなった物ではなく少し暖かい。こちらも結構ボリュームが有り美味しかった。

けんちん汁 けんちん汁
●この大鍋で熱々の美味しいけんちん汁が作られていた。 ●ボリュームも味も大満足。また行った時にも是非食べようと思う。

益子焼 けんちん汁を頂いた後、この付近のお店で売られている陶器を見て回ったが時間も余裕が無く、お店も閉まりだしたのでここで本日の買い物は終了とした。

  帰路に着いたのは17時頃、既に予定していた18時迄に帰宅するには間に合わない時間だ。(爆) 帰りの道はひたすら行きと同じ道を戻る事になる。

 日は暮れだし急に暗くなり気温も下がってきてRTの温度計は6℃と表示されている。往きには使用しなかったシートヒーターやグリップヒーターの温度設定をHIにし、ジャケットの下には使い捨てカイロを貼って防寒対策をした。

 途中、友部ICにて自宅に電話を掛け帰宅が1時間程遅くなる事を伝える。そして帰る途中でお弁当を買い自宅に到着してから夕食を食べた。妻は久し振りのツーリングだったのと寒かったのとで少し疲れたそうだが、お気に入りの物が見つかったのと行きたがっていた益子に行けて楽しかった様だ。

 おわり

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