TOP > キャンプツーリング > キャンプ用品 > ツーリングに適したバーナー(コンロ)とは?

ツーリングに適したバーナー(コンロ)とは?

私の場合はガソリン式を主に使用しています

2011.7.31 UPDATE

508Bマルチストーブ

軽量かつコンパクトなガス式バーナー

ガス式シングルコンロ 私は昔は標高3,000m級の本格的な登山もやり、前穂高岳、奥穂高岳、槍ヶ岳などの縦走経験もあります。

 その時主に使用したのはもっぱらガス式のバーナーでした。理由は取り扱いが手軽で軽量かつコンパクトな事。現在でもそれらの器具をバイクツーリング時に時々使用しています。

 特に装備を軽くしたい日帰りのオフロードツーリングの場合、手軽に使用出来るガス式のバーナーがお勧めです。

 ガス式のシングルバーナーはコンパクト性が魅力ですが、大型のコッフェル(鍋)等を載せた時に安定性が低い事を常に意識して使用する必要が有ります。

 その為ゴトクを延長するアタッチメントや、ガスカートリッジの下に取り付ける安定板を購入したり、ガスカートリッジの温度低下を防ぐヒーターを装着して使用しました。しかし、それらの装着を充実させると使用自体が若干面倒に感じるかもしれません。

ガスバーナーのパーツ

 一見頑丈な造りに見えるガス式バーナーですが、取り扱いで特に注意すべき事はガスカートリッジと本体のの接続部分です。

 慎重にネジ山を合わせ、無理なくネジを回さないとネジ山がつぶれてしまい使用不可能となってしまいます。

 この部分は見た目と違い意外とデリケートな造りで重要な部品なので取り扱いには注意が必要です。 ちなみにこの部品だけで、交換費用(パーツ代)は¥3,150もするそうです。

 

頑丈な造りのガソリン式バーナー

 一方、私の場合キャンプツーリングで持って行く機会が多いのは圧倒的にガソリン式バーナーです。ガソリン式バーナーは扱いが難しく思われがちですが、ポンピングと言う操作を行い燃料タンク内に空気圧力を掛ける工程が必要なのが多少面倒ですが、慣れてしまえば気にならなくなると思います。

 それよりも中途半端に残ったガスカートリッジを持っていく必要も無く、そして何よりも構造がシンプルかつ頑丈に出来ており、消耗品である部品の入手も簡単に可能で、メンテナンスをしっかり行っていれば一生使えるバーナーなのが魅力です。(メンテナンスパーツもガス式に比べ圧倒的に安価)

 特にガソリンスタンドで必ず手に入れることが出来るレギュラーガソリンを使用可能なモデルなら、予備燃料を持っていく必要も無くなり、尚且つランニングコストを大幅に抑えることが出来ます。

 また、実際に使用する際、ガス式バーナーに比べ大きい筐体が逆に安定感を生み、コッフェル(鍋)などをゴトクに置いた時の使い易さはガス式バーナーより優れています。

私が使用している各種バーナーのご紹介

ガソリン式バーナー

SOTO MUKA STOVE(SOD-371)

SOTO MUKA STOVE(SOD-371)

 2011年7月新たに購入した最新式のガソリン式バーナーがこれ。その最大の特徴はレギュラーガソリンをメインに燃料として使用可能なこと。そして燃料ボトルが分離式かつ広口なので、予備の燃料缶を持たずとも直接ガソリンスタンドで給油可能です。

MUKA STOVE本体

 細部の造りは非常に精度が高く操作感はカチッとした印象、さすが日本製と思える完成度です。このモデルの素晴らしい特徴として安全面や使い勝手にとことんこだわったこと。緊急時はバルブを指先で押し下げるだけで緊急停止出来る機能や、ポンピング(燃料タンク内の空気を圧縮する作業)の状況を感覚でなく目視で確認出来る圧縮インジケーターを装備するなど非常に芸が細かい。

 値段は高いがランニングコストや使い勝手を総合的に考えると買って損は無く、間違いなく現在一番お勧めしたい製品である。

 ちなみにこの製品を購入する際、セットで購入をお勧めしたいのがこのスライドガストーチだ。これは火口が伸びる耐風バーナーで、セーフティロックスイッチも装備しておりガスの充てんも出来る。まさに欲しかった機能を備えている。

スライドガストーチ

コールマン PEAK1 (モデルNo.550B)

550B 以前、メインで使用していたコールマン製の「PEAK1」(モデルNo.550B)です。

  こちらは緊急時には無縁レギュラーガソリンが使用出来、いざと言う時にはガソリンスタンドで専用の燃料ボトルへ給油してもらい燃料を手に入れる事が可能です。

 それゆえ長期のキャンプツーリングには適しており、北海道ツーリングなどでは大変重宝しました。このモデルは足がプラスチック製で、傾斜地でもある程度傾きを変えられ水平を保つことが出来ると言う優れた機能を持っているモデルです。

 ちなみにこの550Bは現在国内では市販されていません。後継モデルは下でご紹介しているフェザーストーブとなっているようです。

Coleman(コールマン) フェザーストーブ

コールマン スポーツスターⅡ (モデルNo.508A)

508A508A用ハードケース

 PEAK1のモデルの後から買い足したガソリン式バーナーがこれ。シングルバーナーと言えばコールマンの
508と言われる程の定番モデルです。一見大きそうに思えるサイズも、その安定性や使い易さはさすがと思える程優れたデザインです。

 この製品は昔からほとんど形が変わっていない人気モデルで見た目のデザインも良く、長年愛用するのならオプションパーツが豊富でメンテナンス部品の入手がし易いコールマン製品であれば間違いありません。特にこの製品は単純な構造によりメンテナンス性能が高く、私の様な素人でも簡単に出来ます。

 オプションのヒーターや風防も使い勝手が良く、特に寒い時期のキャンプツーリングには遠赤ヒーターアタッチメントは最高にありがたく重宝するオプションであり、ホワイトガソリン専用モデルながら寒い時期にはこれが便利です。

豊富で実用的なオプションパーツ類

 ● ニューウィンドスクリーン(風防アタッチメント)

ニューウィンドスクリーン508Aにニューウィンドスクリーンを装着した状態

ニューウィンドスクリーン このアタッチメントはコールマンのシングルバーナーを使用する際、是非とも使用をお勧めしたいアイテムです。

 このアタッチメントを装着する事により、効率の良い熱伝導と燃料の節約(省エネ)が実現可能です。

  折り畳めばそれなりにコンパクトになりますし、508Aのハードケースにも無理なく収納可能です。(右下写真:収納例)

 ちなみに「PEAK1」(モデルNo.550B)にも装着可能です。

使用例格納例

Coleman(コールマン) ニューウィンドスクリーン

● 遠赤ヒーターアタッチメント

遠赤ヒーターアタッチメント

 この遠赤ヒーターアタッチメントを装着すれば焼き魚を作ったり、寒い時のヒーターにもなると言う機能をシングルバーナーに追加出来ます。

 装着はバーナーのゴトクにはめ込むだけ。このアタッチメントを装着したままでもお湯を沸かしたり、料理をする事が可能。508A等に対応します。

Coleman(コールマン) 遠赤ヒーターアタッチメント

 

● 燃料ボトル(燃料入れ用アタッチメント追加済み)

燃料ボトル

 SIGG製の燃料用ボトルを使用しています。ジョーゴが無くても燃料を入れやすいアタッチメントをキャップに付けています。

 

 

 

 

 

ガス式バーナー

IWATANI PRIMUS(イワタニプリムス)  2243/44

2243/44フル装備の2243/44

 実は私が初めて購入したシングルバーナーがこのイワタニプリムス 2243/44モデル。このモデルはイワタニプリムスのブランドを確立したと言っても過言ではないイワタニプリムスを代表するモデルです。

 便利な自動点火装置装備と風に強いX型ゴトク、ハイパワーが魅力で後継モデルもほとんどこの形と変わっていないほどの完成度の高さを誇っています。

PRIMUS(プリムス) IP-2243PAシングルバーナー

IWATANI PRIMUS(イワタニプリムス) 2263

2263

 購入時、上記の2243/44モデルのサブバーナーとして購入したモデルです。

  その大きさは手のひらに載るほどのコンパクト性が気に入り購入しました。

火力も十分なパワーを持っていますが、大きな鍋を使用する場合は不安定になりがちなので使用の際は注意が必要です。

 

 

22632263

ガス式バーナーのオプションパーツ類

折り畳み式ゴトク折り畳み式ゴトク

 前述でも述べましたが、ゴトクの延長アタッチメント(左上写真:収納時、右上写真:使用時)や、ガスカートリッジの下に装着する安定板(左下写真)、ガス缶の温度低下による出力低下を防ぐアタッチメント(右下写真、左が500&250サイズ兼用、右側が250サイズ専用)も持っていますが、現在それらはあまり使用する機会が少ないです。(^^;)

安定板アタッチメント

オプションパーツ

 その他にもガスカートリッジ内の燃料を計るためのバネ式のフューエルメーターや、他のガス器具に充填する為のアタッチメントなどもあります。

ちなみにガスカートリッジ自体にも寒冷地用やハイパワー仕様があります。

アウトドア&フィッシング ナチュラム

 

 

 おわり

このサイトのTOPへ