今まで利用した数多くのキャンプ場やキャンプ地では、当然ながら様々なテントサイトが存在しました。普通の土、柔らかい土、小石交じりの硬く締まった土、じゃり、芝生、砂地など、ペグが刺さり難いところもあれば刺さっても直ぐ抜けてしまうサイトも有ります。そんな様々な地盤のキャンプサイトにはその性質に適したペグを使用しなければなりません。また、使用するペグによってはそのペグの材質や形状に合ったペグハンマーを使用する必要が有ります。
様々なキャンプ地への対応のために
こだわりのペグとペグハンマー
2008.8.22 UP DATE
重要なアイテムだからこそこだわる
今まで利用した数多くのキャンプ場やキャンプ地では、当然ながら様々なテントサイトが存在しました。普通の土、柔らかい土、小石交じりの硬く締まった土、じゃり、芝生、砂地など、ペグが刺さり難いところもあれば刺さっても直ぐ抜けてしまうサイトも有ります。
そんな様々な地盤のキャンプサイトにはその性質に適したペグを使用しなければなりません。また、使用するペグによってはそのペグの材質や形状に合ったペグハンマーを使用する必要が有ります。
私は今までの豊富なキャンプ経験から、次第に買い足したペグが必然的に多くなり、今やペグの種類だけでも軽く２０を超える種類のペグを所有しています。（＾＾；）
材質、形状、大きさ、重量も様々ですが、その代表的なものの一部が右の写真です。
そして、実はペグハンマーも多くの種類のものを使用しました。左の写真では左からプラスチック製、木製（大）、木製（小）、ゴム、金属製とやはり材質や重量も、そして値段もかなり違うものがあります。
上記の事からも判るようにペグやペグハンマーには大変数多くの種類が存在しますが、その中からバイクツーリングに適した種類を選択し紹介します。
バイクツーリングにお勧めのペグ
硬くてペグが刺さり難い場所には左の様なピンペグやネイルペグと呼ばれる種類のペグが適しています。
ちなみに右から２番目がネイルペグと呼ばれ、オートキャンプでは比較的万能のペグとして使用される代表的なペグですが、スチール製で重さがありバイクツーリングには適していません。そこでバイクツーリングには左から２番目のアルミ製のネイル（？）タイプがその代替タイプとしてお勧めです。このペグは大きさの割には中が中空構造になっており、この大きさからは想像出来ないほどの脅威的な軽さを誇ります。実は左端のジュラルミンペグより軽いペグとなっております。
そして両端のペグがピンペグと呼ばれるペグで、右側はスチール製で主にオートキャンプで大型タープなどに使用するものです。左は同じピンペグでもジュラルミン製の軽量タイプ、多くのツーリング用テントで標準装備として採用しているものです。
左の写真はプラペグと呼ばれるタイプで、軽量で芝生や固く締まった土に適したペグです。安価なツーリング用テントではこのタイプのプラ製が付属します。（写真下側） 通常プラペグとはＡＢＳ樹脂で作られており（写真上側）、多少硬い地盤でもある程度使用出来ます。大きさの割には軽量ですが、収納がかさばる為あまりお勧め出来ません。
それではどんなペグが携帯性やキャンプ地での汎用性に優れているかと言うと下の写真にある様なＶペグとなります。ピンペグよりは携帯性で若干劣りますが、ピンペグよりも抜け難くあらゆるシチュエーションで万能的に使用出来るタイプがこのＴ型やＶ型のタイプです。打ち込み易くて抜け難く、材質もアルミやジュラルミン、チタンと軽量かつ丈夫でもっとも高性能なペグが揃うタイプです。（Ｖ型の方がなおかさばりません）
上：Ｔ型ペグ 下：Ｖペグ モンベル ミニタープＨＸに付属するＶペグ
通常ツーリングテントに付属しているジュラルミン製ピンペグに、この様なペグを別途数本購入しておき、＋αとして常に持っていくと重宝します。アルミ製よりはジュラルミン製、そしてチタン製の方が頑丈です。但し、このペグを打ち込むには金属製の頑丈なペグハンマーが必要になります。
お勧めのペグハンマーとは？
上記のペグの文章を読めばもうお解かりですが、例え重くても金属製のペグハンマーが絶対お勧めであり必須となります。ツーリングで使用するテントやタープで使用するペグは金属性がメインとなります。ゆえに金属製のペグを金属製以外のペグハンマーで打ち込んでしまうと次の写真の様になってしまいます。
これは金属製のペグを打ち込む際、打撃する面積が小さい為に一点に力が集中し、打撃部であるハンマーヘッドが割れたり欠損してしまうのです。これでは安心してペグを打ち込む事が出来ません。
スノーピーク製 ペグハンマーＰＲＯ．Ｃ
私が愛用しているペグハンマーはこれです。金属製のペグハンマーと言えどもヘッド部は使い込むとご覧の通りです。しかしこのペグハンマーはヘッドが銅製の鍛造仕上げ、柄は丈夫な樫の木で出来ていると言うこだわりぶり。銅製のヘッドは打撃時に手への衝撃を吸収する役目をします。ちなみにヘッド部は交換可能です。重量は６７０ｇでバイクツーリング用としては結構重過ぎるのですが、テント設営時の時間が短縮され、手放せない一品となっています。ちなみにこのペグハンマーは税込み￥５，５６５もします。（＾＾；）
