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紅葉ツーリングの穴場を求めて

2008.10.25 走行

2日連続の日帰りツーリング

 前日は東京から開田高原(岐阜県)への遠距離日帰りツーリング、そしてその帰宅後6時間も経たないうちに今度は1人でまた日帰りツーリングへと出発した。(^^;) BMWは長距離ツーリングでも疲労が少ないと言われるが、今回はそれを証明するかの様な連日の日帰りツーリングとなった。

 今回はタンデムではなく下田さんとの2人2台のツーリングだ。下田さんとは前月行く予定だったツーリングが仕事の都合で中止となっていたので、実に3ヶ月弱振りの久々のツーリングとなった。

 待ち合わせの場所は関越自動車道の三芳PAに6:15。関越道へと目白通りを走行すると早朝にもかかわらず渋滞気味。(^^;) やはり紅葉シーズン、日光や妙義山と言った超有名紅葉スポットが存在する関越道はこの時期激しい渋滞が予想される。やっとの思いで三芳PAに到着すると今度はバイクの駐車スペースの狭さに絶句。良く利用する中央道談合坂SAの様に最近急増しているバイク用の駐車スペース拡大を早急に望みたい。

 バイクを停める駐車スペースが無くPAの奥の方まで進み安全地帯にバイクを停める。すると先に到着していた下田さんが早速私を見つけて近づいてきた。久し振りの再会だ。ここではゆっくりせず、渋滞が発生する前に少しでも先に進もうと言う事になり早々に出発、無線で話しながら上里SAへと向かった。

 

 上里SAではパンの朝食を食べ、ツーリングマップルを見ながら2人で今回のツーリングルートを相談した。その結果、今回はまず前橋ICで高速を降り県道4号線で赤城山を目指して走る事となった。

 上の鳥居は赤城山へのルート(県道4号線)でくぐった鳥居である。立派な鳥居だ。赤城山へと登る赤城道路のワインディングロードは遅い車がいても道を譲ってくれたのでスムーズに走行出来た。それにしてもこの道の交通量は極端に少ない。それもその筈、到着した赤城山の上部は既に紅葉が終わっていて寂しい風景が広がっていたのだった。

 

 取りあえず湖畔にバイクを停め湖の周りを少し散策したり、せっかくなので赤城神社にも行ってみたりしてお参りをする。赤城神社や橋など全てが鮮やかな赤い色で塗られているのがこの神社の特徴である。そして神社へと続く道の土の色まで赤い色をしている徹底振りには少し驚いた。

 

 赤城神社へのお参りを済ませ、湖畔の紅葉はとっくに終わっているので先に進むことにした。ここから国道120号線を目指し県道251号線を走行する。この道は濡れた細かい落ち葉が敷きつめられたような路面状況で、何度かタイヤが横滑りしてしまうという緊張を伴った走りを余儀なくされる。

 

 国道120号線へ向かう途中、真っ赤なりんごが目につくようになった。この沼田付近はりんごの産地として有名でりんご狩りも出来るところが多い。欄原湖横の県道267号線を経て国道120号線へと出た。

 ここからはしばらく丸沼方面へと国道120号線を走行する。そして鎌田交差点で左折し国道401号線へと入った。
国道401号線へ入ると直ぐに渡るのが下の写真の橋だ。橋を渡ると直ぐに左側にコンビニがありここで休憩する。この場所でサンドウィッチなどを食べてると、目の前の道をバイクが何台も通過していった。

 今回の「紅葉ツーリングの穴場を求めて」のメインルートとなるのがこの国道401号線から県道63号線で水上へと抜けるルートだ。次の写真を見て頂ければ分かるが、この道は勿論ツアラーなどの大型バイクでも問題なく走行出来る舗装路で、川沿いに道があるために赤く紅葉する木が多く、色鮮やかな赤い紅葉を見ながら走れる穴場の紅葉ツーリングスポットだ。しかも日光中禅寺湖畔の様な激しい渋滞も無く快走出来るのも嬉しい。

 そして紅葉の渓谷美を見ながら走行した後は、奈良俣ダムに立ち寄り圧巻の紅葉風景を見る事が出来た。次の写真は奈良俣ダムの上から見下ろした景色だ。晴れていれば最高だったのだが、残念な事に昨日に引き続き空は厚い雲に覆われて暗い。しかし、それでも紅葉の美しさは感動ものだった。

 奈良俣ダムには沢山の観光客が訪れていて、駐車場は車でごった返していた。それでもバイクなら幾らでも駐車する事が可能な感じだった。

 

 奈良俣湖は比較的風も無く、湖面には対岸の山や紅葉を美しく映していた。提頂は気軽に歩けるようになっていて、このダム自体の雄大さも体感出来る。ここは私の紅葉シーズンのお気に入りスポットになりそうだ。

 

 奈良俣ダムを後にすると次に目指すはいよいよ温泉だ。下田さんのリクエストで「湯テルメ谷川」へと向かった。

 実はこの「湯テルメ谷川」は私はかなり前に行った事が有った温泉施設だった。以前はかなりの混雑で駐車場に車を停めるのにかなり待たされた記憶が強かったのだが今回はかなり空いていた。

 温泉は結構ゆったりと入っていられたのだが休憩室は狭く食堂も無い。下田さんとしてはもっとゆっくりしたかった様だったのだがこの点はかなり期待外れとなってしまった。

下田さんも絶賛するお勧めの飲食店を発見!

 「湯テルメ谷川」を出て、途中私はこの地方の名物でもある「生どらやき」を大量にお土産として買い込み、次は我々の腹ごしらえと飲食店を探しながら走行した。そして入ったお店が次の写真の「お食事処 諏訪峡」である。このお店は関越自動車道水上IC入口の直ぐ側にあるお店だ。駐車場も広くお店自体も大きい。

 

 最初は正直言ってそんなに味に期待していなかったが、私達はとりあえずヒレカツ定食を注文した。しばらく待たされた後やっと料理が運ばれた。そして一口食べる。思わず「美味いじゃねぇか!」と驚きと共に言葉を発してしまった。下田さんも美味しいと思わず言葉に出る。私達はその美味しさに本当にビックリさせられてしまった。

 ヒレカツは肉厚も厚く食べ応えがある。そして何よりも肉の味が美味しい。(国産豚を使用している) 私も少しはあちこちでヒレカツやとんかつを食べているが、ここが一番美味しいかも?と今でも思い出して思う。そしてヒレカツだけでなくご飯もお米が美味しい。下田さんもこのお店にはまた来ましょう!と絶賛し、是非このツーレポで紹介しないと!とお墨付きまで付いた。私も同感だった。

 ただ、下田さんと私が1つだけ同じ印象を持ったのが、もう少し垢抜けたインテリア(と言うか入口の鉢植えや店内の雰囲気)がただただ残念。このままではちと惜しいなぁと言うのも同感だった。しかし、このお店の発見は今回のツーリングでの成果と認定された。

 ちなみに食後はひたすら一般道を走行して自宅を目指した。関越道は紅葉狩りドライブの激しい渋滞が発生し、その渋滞距離はゆうに35km以上、のんびりと一般道を走行して夜遅くの帰宅となったのだった。

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