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小鹿野ツーリング

2008.11.30 走行

娘とスーパーシェルパでタンデムツーリング

道の駅「両神温泉薬師の湯」の二輪専用屋根付き駐車場

 そろそろ最近出番の少なかったスーパーシェルパのエンジンをかけておかなければと久々にスーパーシェルパで出かけることにした。今回はあかり(長女・小5)と埼玉県北西部に位置する中津川林道の入口にある「ふれあいの森」を目指す。この「ふれあいの森」には温泉入浴や自然教室(工作)、イワナの塩焼きなどがセットになったお得な周遊券があり、子供もツーリング先で楽しめそうなのでここを目的地とした。

 案の定、出発時はスーパーシェルパのエンジンのかかり具合が悪い。元々スーパーシェルパはキャブレター式なのでエンジンのかかりが悪い。やっとエンジンがかかっても中々アイドリングが安定しなかった。この日は天気も良くそんなに寒さは感じられない。出発時間が7:30位といつもに比べてゆっくりめだったせいかも知れない。その割には環八道路は空いていて往きは渋滞にも遭遇せず順調に走る事が出来た。

たらし焼き道の駅「あらかわ」

 途中で立ち寄ったのは国道299号線沿いの道の駅「あしがくぼ」と道の駅「あらかわ」。あしがくぼでは「たらし焼き」と言うもちもちっとしたお好み焼きの厚さを薄くした様なものを食べた。ここには何回も立ち寄っているが、見た記憶が無い名物に遭遇した。(^^;)

「ふれあいの森」

工作室入口 既に中津渓谷は紅葉が終わっており、冬景色の何とも寂しい景色が続いている。そしてこの付近は気温も低くさすがに寒く感じる。そのせいか車の通行もほとんど無くなっていた。

 ふれあいの森に到着したのが11時過ぎ。当初の予定より少し遅い到着となってしまった。

 「ふれあいの森」施設の受付で早速周遊券を購入しようとしたが、施設の中には入れるのだが受付には全く人気が無い。(^^;) 仕方なく森林科学館に入りウロウロしてみる。すると奥の方に有る木工工作の出来る部屋におじいさんとおばあさんの人影を発見した。

 外にあるお知らせ板には11月中は周遊券の販売時期になっていると書かれているので今日がその最終日だろうと思っていたのだが、聞くところによると既に温泉施設は営業を休止し、周遊券も販売を終えたそうだ。(爆)

 せっかくここまで来たのに大きく当てが外れてしまった。しかし、この木工工作だけはこの日もやっているとの事で、せめてこれだけでもとやる事にした。

木工工作の材料

 木工工作は板に一筆書きの様に鉛筆で書かれた動物の絵を糸鋸の機械を使って切るものだった。

糸鋸を使いこなすあかり  値段は2つで100円とリーズブル。最初私はこの機械であかりが怪我をしないか少し不安だったのだが、後から聞いた話しでは既に学校で何度か使った事が有るらしく、慣れた手つきで心配は不要だった。

手つきが心配2つ目に挑戦中

 糸鋸で切り抜いたあと、紙ヤスリでバリを取って仕上げをする。室内は薪ストーブによって暖かく、燃料には廃材を使用していた。

木工工作室内の風景紙ヤスリで仕上げ

 森林科学館内は他に多くの種類がある木の特性や利用方法を紹介している。廃材を利用して作られた燃料用ペレットを使ったパチンコの遊具や、バードウォッチングが出来るコーナーなどもあります。

薪ストーブ森林科学館内

外に出ると犬が散歩していた。最初この犬は駐車場横の駐在所で見かけた。

ペレットのパチンコ遊具大人しい犬登場

 この付近を自由に散歩出来るこの犬は幸せかもしれない。それにしても本当に大人しい犬だった。吠えもしなければかまって欲しいという態度もなく、ただただこの付近をパトロールしているかの様だった。

しっかり挨拶至って自由な犬である

 右下の写真は木材を運ぶ仕組みを紹介するコーナーだ。実際に動かしてみると横方向には少しは動かせるものの、押しても引いても1人ではビクともしなかった。

観光犬?笑丸太の運搬

ふれあいの森からの景色

 天気に恵まれたこの日はここからの景色も青空と山の姿が美しい。

小鹿野町を目指して

トイレ施設は至るところに 1日遊べそうだとあてにしていた「ふれあいの森」も空振りに終わり、それならばとお腹も空いたので小鹿野町へと向かう事にした。県道210号線で滝沢ダムへと引き返し国道140号線を秩父方面に向かう。そして県道37号線へと左折した。

 ここら辺では所々にトイレの施設等も有り、ツーリング中でも困る事は無い。この写真のトイレは県道37号線に入ると直ぐにあるトイレだ。若干汚れてはいたそうだがそれでも有り難い。

 ここにはトイレ横に山里に熊が出没していると書かれた注意を促す看板も立てかけられていた。確かにこのトイレの横から奥へと入る道は何時熊と遭遇してもおかしくない雰囲気が漂っていた。

熊出没注意 それから丁度このトイレに立ち寄った時、実際には肉眼では確認できなかったが、この近くに有る鉄道の駅から蒸気機関車の警笛や出発を案内する放送が聞こえていた。

 県道37号線を北上し、しばらく走ると道の駅「両神温泉薬師の湯」に立ち寄った。

 ここにはあの有名な二輪専用の屋根付き駐車スペースが有るところだ。思ったより横幅は狭く、もしRTで来ていたなら2台分のスペースがないと停める事が出来なさそうである。

 是非これからはツアラー系のパニアケース装着車でも余裕で停められるスペースをお願いしたいものである。

 しかし、さすが小鹿野町。ツーリングを楽しむライダーが後から後から次々とやって来ては出て行った。

 本当ならここで「わらじかつ丼」を食べられるのなら食べようと思ったのだが、前回貰っていたパンフレットによると「わらじかつ丼」は小鹿野市街に有名店が有ると書かれていた。そこで早速小鹿野市街を目指した。

小鹿野町商店街の中の二輪専用駐車場わらじかつ丼のお店

 そしてこの小鹿野市街にも二輪専用駐車スペースが存在する。停めた場所は「夢鹿蔵」の場所。ここにはオートバイだけでなく、自転車のロードバイクも沢山駐車されていた。(左上の写真奥に自転車の姿が映っている。)

 そしてやっとのことでたどり着いたお店が「安田屋」さん。しかし、店の前に近づくと・・・「売り切れ」の張り紙が・・・(TT)

 再度夕方5時過ぎに営業再開と書かれていた。さすがにこれは諦めるしかない。そこで結局この日入ったのが「夢鹿蔵」さん。ここでは「縄文焼きカレー」がお勧めとの事。これを食べる事にした。

縄文焼きカレーお洒落な店内

 この「夢鹿蔵」さんは洒落た店内にバイクとライダーが画かれた多くの絵が飾られていた。雰囲気も良くカレーもまぁまぁ美味しかった。

国民宿舎「両神荘」で温泉入浴

 縄文焼きカレーも食べ、やっとお腹が落ち着いたので次は温泉に入る事にした。入浴場所として選んだのは国民宿舎「両神荘」。前回BMWのメトロツーリングで頂いた入浴割引券を有効に使う。入浴料金は大人800円、子供(小学生以下)600円だった。これを半額の割引券を利用し、2人で700円となった。

両神荘の露天風呂露天風呂から見た風景

 温泉は屋根付きの露天風呂(?)があり、湯加減も良くゆっくり入る事が出来た。空いているし長湯していても顔に当たる風は冷たく入っていて気持ちが良い。露天風呂から眺める先の木にはヒヨドリが留まり、バードウォッチングをしながらの入浴となった。

牛乳自動販売機スズメバチの巣

 温泉から出るとロビーには既にあかりが待っていた。牛乳瓶に入った懐かしい紙の蓋で閉じられたコーヒー牛乳を飲んだ。(1本100円)

大渋滞だった国道463号線

秩父近くの橋 そしてこの日はまだ日が暮れないうちに帰路につく。秩父ミューズパークの横を通り上野町の交差点から国道299号線へと入り自宅を目指した。

 帰りもまた道の駅「あしがくぼ」に立ち寄る。おみやげにと思っていた野菜類は既に完売。仕方なく手ぶらで帰る事にした。

 帰り道は国道299号線の久保付近から渋滞が発生。その後も国道463号線が大渋滞。結局都道4号線(所沢街道)までとんでもない渋滞だった。スーパーシェルパだったのでストレス無くすり抜け出来たのがせめてもの救いだった。

 

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