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真冬の三浦半島ショートツーリング

冬なのに真夏日の異常

2009.2.14

暴風雨の予報

 週末はツーリングクラブ「ポップコーン」さんからお誘いを受けていた三浦半島ツーリングへの参加を予定していたが、天気予報では相変わらず暴風雨の予報が連日続き、行くか諦めるか前日ギリギリまで迷っていた。

 それは何故かと言えば、雨だけなら何とも思わないのだが、昨年強風が吹き荒れる中無理してバイクで出掛け、停車中に受けた突風に耐え切れず立ちゴケした悲しい記憶が有るからだ。(爆)

 前日の夜には風が強くなりいよいよ翌朝の天候が心配になる。朝出発時になっても異常なほどの強風が吹き止まなければ参加中止も視野にいれていた。しかし、深夜の予報では午前9時までには雨が止み、その後は急速に天気が回復するとのことを期待した。

国道1号線 そして朝を迎える。願っていた通り天候は早めに回復し、既に雨は止み曇り空となっていた。一番気になっていた風の強さもさほど感じないので安心して予定通り自宅を9時ジャストに出発する。

 ツーリングクラブ「ポップコーン」さんとの合流場所は神奈川県横須賀市の三笠公園に10:30だった。往きは高速道路等を利用せず一般道で向かう。私もR1200RTでのツーリングは久し振りで気分も高まる。

 それに何と言っても気温がとても暖かく、まるで春のツーリングを楽しんでいる様だった。国道1号線を走行しているうちに天候は更に回復し、当初懸念していた強風は結局吹かれずに順調に走行する。

国道16号線 桜木町を通過し国道16号線へと入る。何時もよりは交通量が少なめで気持ち良く走る。

 しかし、道も空いているし時間も余裕をもって自宅を出た筈だったが、さすがに一般道のみで横須賀まで行くには時間が掛かり、途中待ち合わせ時間に間に合うか少しだけ心配になる。

 信号待ちではすり抜けをし、少しでも前に出て走り続けると横須賀まであと5kmとの道路標識を見つける。これで十分に時間までに間に合うと分かりホッとする。

 そして待ち合わせ時間5分前に三笠公園に到着。まさにピッタリの時間だった。到着するとポップコーンのメンバー5人が既に到着していた。お互い挨拶を済ますと早速出発となる。今回は私を含め6人6台。うち女性1名でのツーリングとなった。

目指すは三崎港

初夏を感じさせる道 ディーラー主催のツーリング以外では、6台もの台数が集まったグループでの走行は久し振りだ。

 6台のうちバイクにアマチュア無線機を装着していたのは私を含め3台。グループツーリングでは信号等での無理な運転を回避出来安全にも一役かう。今回は私がしんがりを勤める形で走行した。

 6台でのツーリングはうみかぜ公園前を抜け、国道16号線に出て観音崎を目指して走行する。

 この頃から気温も更に上昇し、青空が美しい海岸線沿いを走行すればまったく真冬とは思えないツーリングとなった。

観音崎付近 走行ルートは私が当初予想していた国道ルートではなく所々で国道からそれる海沿いのルートを走行した。

 それが功を奏してか「渋滞する三浦半島」のイメージを払拭してくれるものとなった。

 しかし、これはそもそも午前中は特に天気が悪いと予報されていたのが原因で交通量も少なかったのも要因だと思う。

 写真でも判るようにこの頃には空には雲1つ無く視界も良好、まさにツーリング日和となったのだった。

 

県道212号線 この日はどちらかと言うとライダーよりもチャリダーの方が目に付いた。彼らを見ても実に気持ち良さそうにペダルを漕いでいる。

 野比から再び国道134号線に入ると三浦海岸沿いのコースとなるが、さすがにここでは渋滞が発生していて巻き込まれた。

 ポップコーンのツーリングはあまりすり抜けをしないとの事なのだが、さすがにこの道では渋滞している車の横を走行する事となった。

 今回のメンバーでパニアケースを装着しているのは私のR1200RTのみ。約1m程の幅もあるR1200RTにとってはさすがにこのすり抜けはきつかった。(^^;)

県道215号線 渋滞覚悟のツーリングだったがさすがにこのすり抜け走行中はやはりスーパーシェルパで参加した方が良かったかなぁ・・・と後悔しそうになったが、結局渋滞は県道215号線へ入るまでと軽微なものだった。

 県道215号線に入るとここからまた快適走行のツーリングとなる。

 実はこの道、何回も三浦半島にはツーリングに来ているが、私にとっては初めて走る道だったので新鮮味があった。ツーリングマップルではしっかりおすすめルートとなっている道だ。

三崎港に到着

 三崎に到着するとフィッシヤリーナウォーフうらりの近くにあるバイク専用駐車場にバイクを停めた。

三崎に到着 ここはいつも利用する駐車場でいつもなら混雑している事が多いのだが、今回はバイクが少なく余裕で6台並んで駐車出来た。

 ちなみにこのうらりに到着したのが11:40頃。昼食はこの三崎港で予定していたので丁度良い時間だ。

 三崎港と言えば何と言ってもマグロが有名である。

 今回はこの三崎港の町おこし共同開発メニューである「まぐろソースかつ丼」を食べる予定だった。

 三崎港を歩くと周りには飲食店が多く、あちこちでお客さんの争奪戦が繰り広げられている。

マグロの街 よってこんな客寄せ用とも思われるマグロのさらし首も道端にまるでオブジェの様に飾られるのである。

重美屋

「まぐろソースかつ丼」とは?

 そんなマグロを横目に見ながら商店街の方へと歩いていくと、今回お昼ご飯を食べることになった「重美屋」さんに到着した。

まぐろソースかつ丼 正直、私が三崎港に来た時必ず食べるのはお刺身系や寿司系の生のマグロばかり。

 この三崎港に町おこし共同開発メニューの「まぐろソースかつ丼」が有ることを知らなかったのである。

 さぞ最近始めたメニューと思いきや、お店の方に聞いてみると意外や意外、実は7年も前から「まぐろソースかつ丼」は存在していたそうだ。

 店内にも目立つ所に大きなポスターが貼られており、まさに力の入れようが伝わる。

 この「まぐろソースかつ丼」のお値段は消費税込み丁度1,000円きっかり。値段も手頃で好感が持てる。

これがまぐろソースかつ丼 お店の人の話では、翌日丁度テレビでこの「まぐろソースかつ丼」を紹介するテレビ番組が放送されるとの事で、「是非良かったら見てね」と勧められる。

 さて、肝心の「まぐろソースかつ丼」だが、マグロのかつの肉厚はかなり有り、食べ応えは十分過ぎるほどであった。ちなみにお味噌汁の中にもマグロの身が入っている。

 しゃきしゃきの三崎キャベツとの相性も良く、かかっているソースはかつにもキャベツにもとても良く合う味だ。 

 しかし、このボリュームと味は何となく埼玉県小鹿野町の「わらじカツ丼」に似ており思い出させられる。全員完食しながらも出る言葉は「結構量が多いなぁ・・・もうお腹いっぱいだ!」だった。

冬ならではのお勧めのお土産

フィッシヤリーナウォーフうらり 十分お腹を満たした後に向かったのはお土産を買うため「うらり」に立ち寄った。

 いつもなら混雑していて歩くのも大変な位なのが普通だが、左の写真の通り閑散としていた。

 そう言えば、先程「まぐろソースかつ丼」を食べたお店でも、結局我々6人意外お客さんはなく、まるで貸し切り状態だったのだ。

 空いているのは良いが、少々活気に欠けるのは寂しい。

 私は結局お土産として「マグロの漬け」を3パック買った。お値段はさすがにとても安い。100円でドライアイスが1つ付き、保温性の高い包装材で包装してくれるので、この季節ならバイクで来ても安心してお土産を持って帰れる。ちなみにこの日の夕食は豪華な「マグロ漬け丼」となり、美味しくて沢山食べられて大好評となった。

まさか・・・汗をかくとは・・・

ソレイユの丘の駐車場 お土産の購入を済ますと次の目的地である「ソレイユの丘」を目指し走行する。

 ところで、この頃には気温が急上昇し、R1200RTのメーター内に表示される気温計は誤差を差し引いても優に26℃以上ある事を示していた。

 この日はくしくもバレンタインデーである真冬の日。寒くて震えるどころか夏でも着ているライディングジャケットのエアー取り入れ口のジッパーを全開にして走っていても汗をかく程だった。(^^;)

 走行ルートは海岸線沿いを走り、県道216号線→県道26号線→国道134号線へと走る。

 国道134号線へと入る渋滞の名所「引橋」の交差点も渋滞にはまる事無く無事通過する。

 ここからは所々で三浦大根などの畑を左右に見ながら走行する。良く育った太くてたくましい大根が、土からにょきっと出ている姿がよく見える。

「ソレイユの丘」

 そんな景色を見ながら走行していると、「ソレイユの丘」にある駐車場には「うらり」を出てからあっと言う間の到着した。ちなみにこの「ソレイユの丘」ではバイクでも駐車料金をしっかり取られる。それも400円も取られるのだ。(痛)

ポップコーンメンバーと せっかくなのでこの駐車場で集合写真を撮る事となった。丁度駐車場内で犬を散歩させている男性が居たので声を掛け、撮ってもらった写真がこの写真だ。

 ちなみに上の写真がこの6人の乗るバイクの写真。

 ところでこの「ソレイユの丘」と言うのはどんな所か?と言えば、何とも説明に苦労しそうなのでリンクを貼っておきました。(^^;)

 ま、一言で言えば色々なイベントを行っている公園+温泉施設+アルファと言ったところだろうか?

 

ソレイユの丘菜の花畑

 ちなみに左上の写真が入口にある建物。この建物の中では地元産の新鮮な野菜が売られている。勿論この後私がここで三浦大根をはじめキャベツなどの野菜を購入したのは言うまでも無い。

 右上の写真は菜の花畑。ちょっと迫力に欠けるがとてもきれいだった。

ソレイユの丘のイベント そしてこちらがこの「ソレイユの丘」で行われているイベントの案内。

 写真を見ても分かるが、結構魅力的なイベントや催し物が盛り沢山で、子供と来ればかなり楽しめそうだ。

 次回は娘を連れて来ようと思う。ここなら娘もかなり満足しそうだ。

 さて、実は今回のツーリング、6台で走るのはここまでとなった。

 私とポップコーン編集長であるいわさきさんだけがこの「ソレイユの丘」内にある温泉施設「海と夕日の湯」に立ち寄り、その他のメンバーはそのまま帰る事となったのだ。(14時頃)

 さて、私といわさきさんの2人は600円を支払いのんびり湯に浸かった。今日の景色は青空が広がり良いのだが、花粉や黄砂が沢山舞っているらしく、水平線方向は黄色いもやが掛かっていた。

三浦縦貫道路 そう言えばこの「ソレイユの丘」で見れると思っていた富士山が見れなかったのはこのスギ花粉&黄砂の影響かもしれない。

 温泉ではこの日寒くなかったお陰で多種有る露天風呂を十分に楽しむ事が出来た。

 温泉を出るといよいよ自宅を目指し帰り道となった。

 帰り道は国道134号線から三浦縦貫道路(有料道路)に入った。(左写真)

 この道はETC対応でないので注意が必要だ。最近はすっかりETC慣れしてしまったので、わざわざ財布を出して料金所を通過するのは大変である。

 事前にこう言う事もあろうかと小銭を用意していたのでそんなにまごつかなくて済んだのだが、改めてETCのありがたさを思い知らされた。

 三浦縦貫道路からは横浜横須賀道路に入った。いわさきさんとは無線で話をしながら走行し日野ICで別れる。そしてその後私は横浜新道を経由し第三京浜道路を利用して無事帰宅した。

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