行く手を阻まれた通行止め
花粉症なのに杉の木を見に行くの巻
2009.3.7走行
スーパーシェルパ出動!
先週の超長距離原付二種スクーター日帰りツーリングの余韻が残るなか、7日(土)に奥久慈にも一緒に行ったIさん(CB1300SB)と2人でツーリングに行く事となった。
IさんはCB1300SBで、私は今回R1200RTではなくスーパーシェルパで行く。
本来ならR1200RTの方がCB1300SBにつり合うのだが、近々始まるETCの新割引制度が実施されると、長距離ツーリングに有利なR1200RTに乗る機会が多くなりそうなので、今の内にメンテナンス代わりにスーパーシェルパを出動させる事にしたのだ。
待ち合わせ場所は都内多摩川沿いの旧巨人軍グラウンド付近。少しゆっくりめの7:30の時間で合流する事にした。
この日も天気が良く雨の心配は要らなかった。一応レインスーツは持って行ったが最近は天気に恵まれ続けているので余計な荷物と化している。それはそれでラッキーなことだと思う。
ちなみに今回はタンデムではなく私1人でスーパーシェルパに乗って行く。
さすがのひかりも今回は素直にお留守番となった。(^^;)
この日は先週ほど寒くなかったので快適なツーリングが楽しめそうだった。
待ち合わせ時間が遅かったせいか何時ものルート(都道11号線)は混雑気味でのっけから渋滞にはまった。
そこで二子玉川付近で神奈川県側に渡り、幸多摩線で稲城大橋まで走行する。
調布付近で国道20号線に入るとここからはひたすら国道20号線を走り続けることになる。
予感的中!
国立府中IC付近では日野バイパスへと入るが、Iさんはこの道は初めての走行だった。そこでこの道はネズミ捕りの多い道だと説明して走ったが、いつも良く見かける対向車線側の取り締まりがこの日は見当たらない。
そうなると危険なのはこちら側だ。そう思いながら決して先頭を走らないように、あえて車の後ろをくっついて走行する。すると予感は的中した。(^^)バイパス風に高架上を快走出来る石田大橋の上で、光電管式のスピード取り締まりが行われていた。
石田大橋を渡り終わるとそこにはパトカーや警察官、そして捕まったと思われるバイクなどを目撃する。危ない危ない。
その後八王子市内で吉野家に立ち寄り、朝から2人共牛丼の大盛りをたべる。しかし、この大盛りを食べた事によりお腹がいっぱいになり過ぎ、このあと2人共睡魔に襲われながら走行する事となる。(^^;)
吉野家を出ると国道20号線で高尾山前を通り大垂水峠を走る。
峠の道は快走出来たものの国道412号線と接続する相模湖駅前の交差点を起点とした渋滞に再び巻き込まれた。
この交差点は以前から渋滞の名所だが、ここ最近は渋滞に遭遇した記憶が無かった筈だ。
それはいつもより遅い時間に通ったのが原因だったのかもしれない。まぁ、先を急ぐ旅でもないので焦らず気長に待つ。
その後は交通量が多いものの順調に走ったが、途中睡魔には勝てず、気分転換のためコンビニに立ち寄って休憩することにした。
コンビニではチョコレート菓子を食べたり飲み物を飲んだりしながらIさんとしばらく話をして過ごした。
おしゃべりをしながら改めてIさんのCB1300SBを眺めると、本当に豪華な装備である。HID、ハードケース、ナビ、グリップヒーターなどなど、装着されていないのは無線だけだ。
Iさんはアマチュア無線の免許取得も予定しているので、多分数ヶ月内にはFTM-10Sも装着されているだろう。ちなみに、実はうちの娘達も最近アマチュア無線の免許取得を目指し勉強を始めている。
ひかりは勝手にどちらが先に免許を取るか、競争となっているようだ。(^^;)
大月市街を抜け笹子方面に近づくと、私の一存でとある工場の前で停車した。
この工場(?)、実はこの地域の名物、笹子餅を製造・販売している笹子餅本舗(株式会社みどりや)さんだ。
バラ売りはしていないので5個入り(410円)のものを購入する。
バイクを路上に停めていたので買った笹子餅はTOPケース内に入れ、とりあえず食べるのはこれから向かおうとしている旧笹子トンネルに着いてからと言う事にして直ぐに出発した。(12:05)
そして直ぐに国道20号線から脇道へそれ、旧笹子トンネルへの道への上り坂を進む。この道は舗装はされてるものの所々に多くの石や枝が落ちていて、ロードバイクでは走り難い道だ。
まさかの通行止め
あともう少しと言う場所まで来ると、突然目の前に現れたものは「冬季通行止め」の案内板とバリケードだった。
さすがにこれにはガックリ!
雪も積もっていないのに通行止めとは予想もしていなかった。
そして私にとってはこの旧笹子トンネルを通過できなく引き返すのはこれで2度目。また今回も通り抜ける事が出来なかった。
こうなったら暖かくなってから3度目の正直として再度チャレンジするしかない・・・と心に誓い、今回は素直に諦めたのだった。
丁度Uターンのため転回しようとする場所は、前回も立ち寄って見た事のある「矢立の杉」と言う県指定の特別記念物がある場所だ。
Iさんがここに来たのは初めてだと言うことなので、せっかくなので見に行く事にした。(12:20)
そしてバイクを停め、徒歩で数分の「矢立の杉」を見に行く。するとすぐさま私の敏感な鼻センサーが杉の花粉を探知し出す。そう、花粉症の私がこの時期杉の木をわざわざ見に行くなんて・・・(爆) 鼻がムズムズしだすまで、すっかり忘れていたのだ。(笑)
幸いにも「矢立の杉」は老木ゆえその木自体は花粉は見当たらなかったが、周りの杉の木はこれでもか!と言わんばかりの花粉色を身にまとっていたのだ。(^^;)
そしてここで先程購入した「笹子餅」を食べることにした。 この「笹子餅」、とっても美味しくて絶品である。
何と言っても非常に柔らかい餅の部分が印象的でIさんも「美味しい!」と満足していた。
ところでこの「矢立の杉」入口には何故?と思う程の立派な看板が存在する。
それがこの左の写真だ。(^^;)
「矢立の杉」と杉 良太郎の杉をゴロ合わせしているのだろうか?
こんな山道に何故?と思ってしまう程の立派なこの看板、前回来た時は勿論無く、間違いなく新しく立てられた看板だ。
果たしてここに立てる効果が有るのだろうか?
さて、これからどうするか?
Iさんと相談し、この後は久し振りに有名な「ほったらがし温泉」に行く事にした。
ほったらがし温泉へ
「ほったらがし温泉」へと向かうため国道20号線に戻り、笹子トンネルに差し掛かるとトンネル内で工事が行われていた。
考えてみれば今は年度末、どこもかしこも工事だらけだが、こんなメジャーなトンネル内でも工事に遭遇するとは・・・。(--;)
しかし、このトンネル内で停車するのは初めてだなぁとふと思った。
そして今度旧笹子トンネルに行った時、新旧のトンネル内を比較するのにも良いかもしれないと思い、 せっかくなのでトンネル内の写真を撮ってみた。
そして横に居るIさんもついでにパチリ。(笑)
そんなことをしているうち対向車が通り過ぎ、さほど待たずして通行出来るようになる。
トンネルを抜けると天気が変わりやすいが、甲府盆地に出ても頭上には青空が広がり気持ちが良い。
遠くには山頂に雪を冠した山々がクッキリと見える。その美しさには思わず見とれてしまう程だ。
これならば「ほったらがし温泉」からも正面に見える富士山がとっても良く見れるだろうと期待も膨らむ。
国道20号線で勝沼付近のバイパスに出る所で右折し、県道214号線 → 県道204号線へと進み「ほったらがし温泉」のあるフルーツ公園を目指して走行する。
国道20号線勝沼付近にて
やまなし市付近、右前方の山の斜面にフルーツ公園が見える。
(写真の真ん中部分)
「ほったらがし温泉」へは久し振りだった。
ツーレポを改めて振り返ると、2006年の8月以来とかなり来ていなかった事が分かった。
だが、私としてはまだ「こっちの湯」しか存在しなかった時から何回も訪れている場所なので、そんなに久し振りに来たと言う感覚は無い。
毎回訪れる度に様子が変わっている「ほったらがし温泉」なので、今回もきっと変わっただろうと予想していたが、やはりかなり変わっていた。
それは駐車場が温泉施設の奥のみとなり、相変わらず未舗装の駐車場だが整備が進行中と言う感じだ。
「ほったらがし温泉」には「あっちの湯」と「こっちの湯」と2つの温泉施設が存在する。
それぞれ料金を別々に取るのでいつも来る度どちらの湯に入ろうか?迷うのだが、今回は久し振りに「こっちの湯」に入る事にした。(13:40頃)
しかし、期待していた富士山を正面に見ながら温泉に浸かると言うのは、残念ながらその方向のみ雲が発生して見られず。
う~ん、残念・・・
それでも甲府盆地を見下ろし浸かる温泉は気持ち良い。
それにいつもなら混雑していて大変なのだが今回はそんなに混雑してなくゆったりと入浴出来た。
ところで、今回こんな物を見つけた。(右写真)
この桶の様な台の上にあるサイコロには「こっちの湯」と「あっちの湯」とが書かれている。
「こっちの湯」か「あっちの湯」か迷った人にはこのサイコロで決めると言う事らしい。
実際、どちらに入ろうか迷っている人も多く、従業員の人に「どちらがお勧めですか?」と聞いている人を多く見かける。
両方入った事の有る私としては、日中なら富士山が見える日には「こっちの湯」がお勧めだ。
一方、「あっちの湯」は大きな湯舟と見晴らしの良さがお勧めで、日没後、夜景を見ながら入るのならこちらの方がお勧めである。
奥多摩を目指すが・・・
塩山市街を通り過ぎ国道411号線に入ると奥多摩方面を目指して走行する。
片側一車線のみの国道411号線だが、私達の前にも後にも車の姿はほとんど無い状態で走行が続き、まさに快適走行そのものだった。
午後になっても天候は安定が続き、前方にはくっきりと山の稜線が見える。
景色を見ながらで気分良く走っていると、走行中ふと「通行止め」と書かれた看板を見かけた。
走行したまま停まらずに一瞬だけ通り過ぎながら見ただけだったので、気にはしていたものの違う道だろうと勝手に思いそのまま走行した。
それでも「通行止め」と記されている看板を3回見た時、気になってその看板を見るために一旦停車した。
結局、その看板は行き先の方向とは別の道の通行止めの案内だったので、そのまま奥多摩方面へと進んだのだった。
ところがである。しばらく走行すると今度は車道上にバリケードと案内板、そして女性警備員が道路封鎖をしている場所に遭遇した。(15:52)
その女性警備員の方から説明を受けると、この先17km先で工事による通行止めが行われていて、奥多摩方面には抜けられないとのことだった。(爆)
そう、先程わざわざ停車してまで確認した通行止めの案内板はたまたま別の道の案内板で、その前に見た2つの案内はこの奥多摩方面へ抜けられない通行止めの看板だったのだ。(TT)
私とIさんは当然ながら引き返すしかなく、結局国道20号線を通って往きに来た道で帰る事にした。
新たに見つけた快走ロード
ツーリングマップルを見て、国道20号線へと戻る道は県道38号線まで戻るしかないと判断し、来た道をそのまま引き返す事にした。
ところが、途中の交差点で左折すると勝沼方面へと行ける標識を発見。早速道路標識を頼りに針路を変える。
この道は「塩山大菩薩領線」と「フルーツライン」と言う道で、丁度山の中腹を沿うようにして見晴らしの良い場所を通る快走ロードだった。
国道20号線に出ると休憩がてら道の駅「甲斐大和」に立ち寄った。(16:34)
お腹が空いてきたのでここで食事をすることにした。
当初はお土産を売っている場所の横にある飲食コーナーで食べようとしたのだが、ご飯ものが売り切れとなっていたのでレストランで食べる事にした。
ここで私が食べたのがしょうが焼き定食。
期待していた以上に美味しかったので十分満足した。ストーブもテーブル席の直ぐ横に有り、夕方になって少し冷えてきたので身体も暖まり丁度良かった。
お腹もいっぱいになり、身体も暖まり体力も回復したので帰宅に向けて出発する。
さて出発!とエンジンをかけるとここでトラブルが発生。何と私の方のスーパーシェルパのヘッドライトが点灯しないのだ。(--;)
原因はヘッドライトのHID用ケーブルの断線であった。
この出先では修理不能と判断し、とりあえずHIビーム(ハロゲンライト)のみで走行する事にする。
この時すっかり辺りは日が暮れて暗くなり、ハロゲンライトでの久し振りの走行はさすがにHIDに比べ暗さを感じる帰路となってしまった。
ちなみにこのHIDケーブルの修復は後日無事完了。ケーブル配線の位置などを改善し対策を行った。
結局この日はこの後も高速道路には乗らずに一般道で帰宅した。ところで帰宅後、やはりと言うか当たり前と言うか・・・花粉症の症状が悪化し大変でした。(爆)