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金沢日帰りタンデムツーリング

夫婦で行く金沢バイク旅

2009.5.9 走行

兼六園

半年振りに夫婦でツーリング

 昨年10月に開田高原へツーリングに行って以来、6ヶ月振りに妻と2人でツーリングに行く事となった。行きたい場所はとの答えは金沢だった。子供達と出かけるツーリング先が遠距離になってきた影響もあってか、日帰りツーで金沢と言う感覚は妻にも定着したらしい。(^^;)

上信越道で妙義山

 自宅を出発した時間は朝の5時、天気も良く晴れ渡っている。しかし、気温は予想以上に低温で肌寒い。

 自宅から関越自動車道へは環七道路を北上し目白通りで練馬ICを目指す。交通量は若干多めだったが35分位で関越道に入れた。高速走行になると肌寒さが強く感じられ、三芳PAに立ち寄り妻にインナーを着せる。

 そして藤岡JCTから上信越自動車道に入り、横川SAにて朝食を食べる事にした。(6:20頃)

 ここまでの交通状況はそこそこ交通量が有るものの渋滞の心配はなく極めて順調な感じだ。

横川SAにて

 本来ならここでは「峠の釜飯」を食べたいところだが、まだ早朝のせいか売っておらず仕方なくソースカツ丼を食べる。妻はあおさうどんを食べた。

 あおさうどんは美味しかったそうだが、ここで人気No.1と自称していたソースカツ丼は私にとってはう~ん・・・???と言う感じだった。(--;)

 横川SAは食事が済むとSA内のガソリンスタンドで給油し直ぐに出発する。(6:50)

 久し振りに走行する上信越道は快適そのもの。走行車線を走行していると後方から激走する熟年ライダーが超高速で抜かして行った。何故熟年ライダーかと言うと横川SA内で見かけたからだ。多分180km/h程で走行しているらしく、見通しが良い上信越自動車道小諸付近であっと言う間に視界から消えていった。

日本最初のスキーリフト

 上信越自動車道は須坂長野東ICを過ぎると更に交通量が減り、片側1車線の区間でさえも快適に走行出来た。景色を楽しみながらも走れるほど気持ち的にも余裕が出来る。数日前の東北自動車道の大渋滞から考えると雲泥の差だ。

 妙高付近に差し掛かると雪を冠した山々の景色が、青空とのコントラストで一層映えて美しい。

 久し振りのツーリングで、妻も景色を楽しんでいた。

 この日はまったく雨の心配が無く、まさにツーリング日和。

 横川SAの次に妙高SAにて休憩を取る。するとBMW K1300GTに乗られた方と遭遇。この方、札幌ナンバーの方で、北海道から九州への超ロングツーの帰りだとか・・・。(驚) う~ん・・・羨ましい。

 ここではコーヒーを飲み、妙高山を眺めながら休憩する。ちなみにこのリフトは妙高SA内の施設内に展示されている「日本初のスキーリフト」だそうだ。

北陸自動車道

 上越JCTで上信越自動車道から北陸自動車道へと入る。すると直ぐに長いトンネルに突入する。ここからはしばらく長いトンネルが続く区間で、さすがに妻がトンネルばかりでつまらないと愚痴をこぼすほどだった。

 こんなにトンネルが多いと工事費が大変だったろうと思ってしまうのは私だけであろうか?

 海の景色が見えそうで見えない区間が続く。トンネルから出ても微妙な高さのある柵が邪魔をする。

 すると後方からまた超高速で迫ってくるバイク軍団のライトが近づく。この集団もまたまるでモトレース場に居るかのような甲高いエンジン音と排気音を轟かせながら車の間を縫うように抜かして行った。(^^;;)

 糸魚川付近を抜け、親不知付近に差し掛かるとやっと開放的な区間となった。北アルプスの山々も美しい。この道は昨年車でも通った道でもある。

 最後に有磯海SAに立ち寄り休憩し、金沢東ICで高速を降りた。

兼六園の二輪専用駐車場(無料)

 金沢東ICを下り、県道204号線を南下し兼六園へと向かう。兼六園周辺には有料駐車場が多いが、バイクを停める事は出来ないらしい。そのためネットで事前に調査し得た情報ではどうやら桜と言う名の付く場所に無料の二輪専用駐車場が有ることが判った。

上坂口

 しかし、詳しい情報が無く、結局自分で現地で探すこととなった。

 そして兼六園の周りを一周したりしてやっと見つけたのが兼六園桜ヶ岡口の目の前にある二輪専用駐車場だ。(11:00頃到着)

 桜ヶ岡口の目の前の道は一方通行で、右の写真に写っている上坂口手前の一方通行路(左への緩やかな坂道)に入って行く必要が有る。

 そして少し進むと下の写真の通り、二輪専用駐車場にたどりつけるのだ。料金は無料だ。

 

兼六園の無料二輪駐車場兼六園の無料二輪駐車場

 バイクを駐車するとやっと暑さを感じだし、厚着していたインナーを脱いで身軽になり早速桜ヶ岡口から兼六園に入った。

久し振りの兼六園

 この兼六園に来たのはこれで2回目である。前回来た時は今では中学3年生の息子が生まれる前でありかなり久し振りとなる。

兼六園

 園内ではゆっくりと景色を楽しみながら散策する。景色と雰囲気を楽しみながらあんころ(左下写真)を食べたりしてゆっくりと時間を過ごす。

あんころ兼六園内の蛇

 右上の写真は実は蛇である。何と兼六園内の木に、人間の目の高さ位の位置に巻きついていた。兼六園内は緑豊かだが、そうは言ってもこんな街中のしかも遊歩道の横の木に、こんな野生の蛇を見かけるとは夢にも思わなかった。(瓢池付近)

蓮池門口付近

 こちらの写真は蓮池門口から桂坂口方面の風景。お土産屋を兼ねた食事処のお店が並ぶ。しかしでは何も食べずに素通りする。

金沢城公園

 そしてこちらは兼六園の横に在る金沢城公園への入口に在る石川門だ。兼六園からは石川橋を渡って入る事が出来る。橋を渡って直ぐに石川門があり、重厚な造りで非常に力強さを感じられ迫力がある。

石川門

 石川門から中に入ると急に視界が開ける。三の丸広場と言う所で目の前には復元された五十間長屋と言う建造物が圧巻だ。白く見える瓦は鉛の板を張った物だそうだ。

五十間長屋

 下の写真は上の写真の五十間長屋の左端にある橋爪門続櫓の部分。これらの建造物は当時の工法を用いて忠実に再現されたもので、建物内の見学も可能。

橋爪門続櫓

 入館料は大人300円。伝統木造工法の素晴らしい知恵と技を知る事が出来る。伝統工法と近代的な設備が融合し、少し不思議な感じがする。

復元された菱櫓内

 下の写真は橋爪門続櫓から見下ろした橋爪橋付近。この様に一通り見学した後は少しの間広場のベンチで休憩し、九谷焼のお店で急須などの買い物を楽しんだ。

橋爪門続櫓内からの眺望

金箔づくし

 右の写真は九谷焼のお店を見て回っている時に見かけたソフトクリームのポスター。ここらで売られている食べ物にもこれでもか!と言うほど金箔の文字が並ぶ。

 そしてふと空腹に気が付き、最初は兼六園近辺で何か食べようかとも思ったが、これと言ったお店が無く、近江町市場まで足を伸ばすことにした。

 途中、ガソリンスタンドに立ち寄って給油してから近江町市場へと向かう。ここで心配なのはバイクの駐車問題だ。

 案の定、むさし交差点近くの近江町市場の駐車場の警備員さんにバイクを駐車出来る場所は無いか聞いてみたが、無いとの返事だった。

近江町市場でバイクを駐車出来る場所発見

近江町市場の二輪駐車場

 そんな近江町市場の周りを駐車場を探して走行していると、裏手の道路沿いにバイクも駐車出来る駐車場を発見した。駐車場のおじさんが「バイクはこっちだよ~!」と言って誘導してくれた。(14:06)

 しかしそこは自転車も置かれている少し心配な場所。おばちゃんや子供に自転車でガリッとやられたらどうしょうか・・・と心配になる場所だ。

 でも、下手な場所に置くのも余計に気になるので意を決してここに駐車する事にした。(^^;)

 でもこの駐車場、写真の見た目よりも実際にはスペースの余裕があり、いざとなれば柵の手前にも置ける感じだった。

近江町いちば館

  ところでこの近江町市場、再開発されたようでイメージがまったく違っていた。

 垂れ幕によると4月16日にグランドオープンしたばかりだそうで、1F部分は活気溢れる市場だが、2F部分は清潔感溢れる近代的な飲食街となっていた。

 しばらくは市場でどの様なものが売られているのか?値段は?と興味があったのでしばらく見て周った。

 ここでは魅力的な食べ物や、この地方ならではの???の食べ物も売られていた。その1つがどじょうの兜焼きだ。(^^;)

 今回はこのどじょうの兜焼きはチャレンジしなかったが、次回訪れた際は色々チャレンジしてみる価値有りとみた。(^^)

近江町市場

 上の写真が1階部分の市場の風景。下の写真が2階部分の飲食街の風景だ。グランドオープンからまだ日数が経っていないせいか、まだ開店祝いのお祝い花が沢山飾られていた。

近江町市場の2F部分

ジャンボ海老天丼

 私達は「海鮮丼屋ひら井」で食事する事にする。(14:30)

 妻は海鮮かきあげ丼(2,000円)、私はジャンボ海老天丼(2,000円)を食べた。

 食べてみての感想は妻は満足、私はこれは2,000円ではなくせめて1,500円なら納得だがちょっと高いのでは?と言う辛口の感想だ。

 金沢と言えばスィーツ。食事後は近隣の和菓子の老舗「村上」にも足を伸ばしお土産としてお菓子を購入した。

 金沢の散策はここまで。この後は妙高近辺の温泉に立ち寄りゆっくりする事とし金沢を後にした。(16:00)

妙高近くの温泉に立ち寄る

苗名の湯苗名の湯

 帰り道も再び北陸自動車道から上信越道に入り、温泉に立ち寄るためあえて妙高高原ICで下りた。立ち寄った温泉はツーリングマップル(中部北陸)で記載されていた「苗名の湯」で日帰り専用の温泉施設だ。

 予想通りこの季節、この場所を訪れる観光客はなく、私達以外のお客さんは地元の人がちらほら。温泉には1人でのんびりと入る事が出来た。女湯も同様に1人だったそうだ。

 こうして温泉にもゆっくり浸かり、再び東京の自宅へと出発する。(20:10)

 再び妙高高原ICから上信越自動車道に入り、関越自動車道を走行して自宅を目指した。往きだけでなく帰り道もまた渋滞は一切遭遇せずに帰る事が出来た。唯一ハプニングと言えばガソリンが空に成りかけ、メーター内の走行可能距離が4kmと言うところで三芳SAにて給油となった。(汗)

 自宅到着は23時頃。この日の走行距離は980kmであった。

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