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白川郷+α日帰りツーリング

腹ペコライダーツーリング

2009.10.3(土)走行

目的地は白川郷

  今回もまた、ツーリングを予定日当日の天気予報は雨。しかも今回は超ロングツーの予定で目的地は白川郷と決定していた。(^^;) 今回のメンバーはカメさん(FJR1300)、とんちんかんちん一休さん(CB1300SB)、ボルドーさん(CB1300SB)、Mr.おやきさん(CB400SB)、絶壁さん(R1200RT)、そして私(R1200RT)の6台が参加を予定していた。

 目的地である白川郷の天気がお昼頃からは回復するとの予報。そして土曜日より日曜日の方が天気が良いとの予報だったが、帰宅時間が遅くなっても気分的に余裕が持てる土曜日の方が良いとの事で予定通り決行する事となった。 そして今回は関東出発組だけでなく、関西(兵庫県)在住の絶壁さんも合流する事となり、とうとうツーリング仲間が合流する範囲が広範囲となったのはとても嬉しい限りである。(^^)

 関東出発組の集合場所は中央高速道路 談合坂SAに6:20集合と言うことで、私は自宅を5時までに出発した。 早朝から雨に打たれながら出発するものと思っていたが、今回も雨は止み、運の良いことに雲りがちだが東の空には晴れ間が見える状況の中出発する事が出来た。

談合坂SA

 週末の天気予報が悪かったためか、高速道路も普段よりは空いていて順調に走れる。談合坂SAには丁度6時に到着。既にカメさん、ボルドーさん、Mr.おやきさんら3人(3台)が到着していた。

 出発時、念のため着ていたレインスーツは結局ここまでの区間は不要だった。談合坂SAではいつものパン屋さんでパンを購入し、二輪駐車場前のテーブルでパンを食べながら最後の1人一休さんの到着を待つ事にする。

 今回のメンバーのバイクはMr.おやきさんのバイク以外は無線機を装着済みだ。そこで私が持っているハンディ無線機と、ナビに付属していたヘルメット内装着用のスピーカーを持って行く。Mr.おやきさんにこれを貸すことで、話すこと(送信は)出来ないがMr.おやきさんも皆の会話が聞こえてツーリングがより楽しめる筈だ。(^^)

 到着が遅いので、皆が心配して待っていた一休さんがまもなく到着するが、ヘルメットを脱いだ一休さんの顔色が青白くてあまり良くない。(^^;) 一休さんいわく・・・「実は朝起きた時から調子が悪いんです。でも、来てしまいました!」との事。 一休さんもソロ以外のツーリングは久し振りとの事で頑張って来てしまったとの事だった。(笑)

 6:30に談合坂SAを出発する予定が7時前の出発となり、絶壁さんとの合流予定の長野道 みどり湖PAに8時の到着予定は若干遅れる見込みとなる。そこで絶壁さんには予めメールを送って状況を知らせておいてから出発する。

 談合坂SAからは5台のマスツーリング。頭上には青空が広がり当初は気持ちよく晴れていたのだが、笹子トンネルを抜けると勝沼IC付近の下り坂で前方に雲海が見えだした。長い下り坂を進むにつれ我々はその雲海の中にそのまま突入する事となる。

 甲府盆地は広範囲に霧が立ちこめていて、その中をしばらく走り続ける。その後天気は一旦回復しかけるが、とうとう諏訪湖SA手前で小雨が降ってきてしまった。 タイミング良く、諏訪湖SAにボルドーさんが給油のため立ち寄ったのを良い機に、待っている間に皆一斉にレインスーツを着用した。

 その後諏訪湖SAを直ぐに出発し、8:20頃みどり湖PAで絶壁さんと無事合流する。絶壁さんは朝4時に家を出て、私達が到着する15分前位にここに到着したそうだ。 このみどり湖PAではまだ雨が降っていたので、皆絶壁さんに簡単に自己紹介をしただけで直ぐに出発する。ちなみに絶壁さんのバイクにも無線機は装着済みなので、走行しながら話が出来た。(^^) 松本ICで高速を下りるとセルフ給油のENEOSに立ち寄り給油、ここからはいよいよ一般道を走行する事となる。

気持ち良いツーリング

平湯料金所

 国道158線を上高地方面へ走っていると、梓湖付近ではすっかり雨が止み、次第に晴れ間が見えてくる。上高地前を通過し、安房峠道路(片道600円)を抜けた料金所のパーキングに立ち寄りここで皆レインスーツを脱いだ。これでもう今日は雨には降られないだろうと喜んだ。

 ところで・・・実はボルドーさんは悩んでいた。前回のツーリングで無線の調子が良くなかったボルドーさん。今回は万全の雨対策まで行っていたのだが、この日もここまで無線の調子が悪いのか?話すだけでなく無線の会話も聞こえず悩んでいたらしい。

 何回か周波数のチェック等も行っていたのだが、どうしても繋がらないとの事。そこで私がボルドーさんの無線機を見せて貰うと・・・ん?周波数が違う??? 解決しました。(笑)ボルドーさんも苦笑い。周波数の設定が1桁間違っていたのが原因だった。

 これでやっとボルドーさんの無線も繋がるようになり、晴天の中気持ち良く白川郷へと出発した。

平湯料金所PAにて

腹ペコライダー

道の駅「アルプ飛騨古川」

山菜入りのいなり寿司

 白川郷へのルートは2つ有り、国道158号線から国道41号線、国道472号線、国道360号線を経由する右回りルートと、国道158号線から高山、国道156号線(白川街道)を経由する左回りのルートが有る。

 右ルートは距離的には近いが、終盤の峠道はかなりの急勾配で狭い荒れた道(舗装)のルート。左ルートは遠回りだが、対向車をあまり気にしなくて済む快走ルートだ。

 結局今回は年間を通して通行止めが多く、なかなか走ることが出来ない右ルートを選択する。そして国道41号線を北上し始めると、メンバーから早速「腹が減った~!」との声が・・・。(笑)

 数km先に道の駅があるとチェックしていたメンバーより「次の道の駅に寄りましょう!」との提案が有った。ここから腹ぺこライダー軍団の本領が発揮され出す。

 道の駅「アルプ飛騨古川」に到着したのは11時頃。私はいなり寿司1ヶ。(100円)を食べたが、山菜入りでボリューム感が有りお得感が高かった。ここではおやきさんはいなり寿司とコロッケ、一休さんは玉子2個とフランクフルト、そして注目のボルドーさんは何とコンビニで買いだめしていたおにぎりを食べ始めていた。(^^) さすがこのメンバーで1~2位を争う食欲を誇るボルドーさん、いざと言う時何時でも何処でも食べられるようにと、常備薬ならぬ常備食を予めバッグ内に多数用意していたのだった。(^^)

 給油以上に食糧補給が必要なこの腹ぺこライダー軍団、白川郷での食べっぷりが楽しみである。

見晴台に到着

 白川郷へと抜ける国道360号線はかなりの急勾配。しかも道幅が狭く段差の激しい180度カーブが続く。しかも今回は大雨が降った直後であった為、雨水で流され所々にかたまりとなった落ち葉や小枝などが結構有り、カーブの通過時にタイヤがスリップする。更にこの区間何故か対向車が多くてカーブではすれ違いが難しいので、かなりスピードを落として走行した。緊張を伴う結構ハードな道だった。

 白川郷の見晴らし台に到着したのが12:25頃。まずはここから白川郷集落の全景を楽しむ。ここは絶景の撮影スポット。皆カメラを取り出し写真を撮っていた。

白川郷

 やはりこの見晴台からの風景は素晴らしい。

白川郷

その後白川郷の「みだしま駐車場」にバイクを停め、合掌造りの家が立ち並ぶ集落を徒歩で散策する。

みだしま駐車場

 長距離ツーにも疲れも見せず元気良く階段を登る。

みだしま駐車場にて

 白川郷の集落を見学し始めるが・・・。

白川郷の集落

 我々がまず向かったのは「飛騨牛コロッケ」が売られているお店。腹ぺこ軍団は到着早々まずは食べることから白川郷を満喫する。飛騨牛コロッケは衣に塩が振られており、前回食べた時よりも少々しょっぱい感じがした。

飛騨牛コロッケ

 Mr.おやきさんは右手に飛騨牛串焼き肉、左手に飛騨牛コロッケと早速両手に持ちながら嬉しそうに食べていた。(^^)

飛騨牛串焼と飛騨牛コロッケ

飛騨牛乳 私は「飛騨牛乳」も飲んでみた。

 すると皆から「どうですか?やっぱり美味しいですか?」と聞かれたが、美味しいのは美味しいけど・・・ 正直普段飲んでいる牛乳との違いが判らない。(^^;)

 ひとまず飛騨牛コロッケを堪能した腹ぺこ軍団は、いよいよ合掌造り集落の見学を開始する。

 しかし、それもつかの間、「お昼ご飯は何処で食べます?」の誰かの一言がきっかけで、飲食店の前に差し掛かると、

「ここなんてどうです?」
「良いねぇ!」
「ここにしましょう!」

と、食事処「けやき」と言うお店に入った。

飛騨牛焼き定食

  私を含め、大半の人がここで「飛騨牛味噌焼き定食」(1,575円)なるものを注文した。待つところ数分・・・やっと腹ぺこ軍団の前に食事が運ばれると、まずは皆一斉にデジカメを取り出し撮影開始。(笑)

一斉に写真撮影

 そして撮影終了後は一斉に食べ始める。最初は「この魚の甘露煮が美味い」など味には満足だった腹ぺこ軍団だったが、そのうち「この肉なかなか焼けないなぁ」と、目の前に出されてから固形アルコール燃料で焼かれている味噌焼きの肉がなかなか焼けない事への不満がちらほら出始める。

 「あれっ!?そっちの方は火力が強いなぁ・・・こっちの方は火力が弱いなぁ」と、隣の芝は青く見える状態に「どうせなら焼いてから持ってきてくれれば良いのになぁ」と早く食べたいのに食べられない腹ぺこ軍団は好き勝手な会話が飛び交う始末。とても愉快な食事だった。(笑)

お土産も食料のみ

 そしてやっとお腹を満たした腹ぺこ軍団は、その後合掌造りの集落の見学を始めるが、早々にお土産店で五平餅や甘露煮を購入するメンバーの姿も有った。やはりお土産も食料オンリーだった。(^^)

お土産も食べ物オンリー

 集落をのんびり歩いていると道端の水路に大きな魚が悠々と泳いでいる姿を発見する。鯉だけでなくマス系の魚も居る。マス系の魚もまるで鯉の様に大きかったのも多く居てビックリする。「美味そうだなぁ・・・」 誰だぁ~!?また食べる事ばかり考えてるのは!(笑)

マス

くつろぐ腹ペコライダー軍団

 日本のふるさとを感じさせる風景は美しい。

お米と合掌造りの集落

 その後も我々は集落を一通り見て廻り、最後の締めとしてMr.おやきさんが「どぶろくアイスモナカ」を、ボルドーさんは「抹茶アイスモナカ」を食べて白川郷見学は終了した。(15:30)

アイスもなか

温泉へ

 みだしま駐車場に戻るとこれから行く温泉を地図などで調べ、近くの温泉に行くことにした。向かった温泉は「しらみずの湯」だ。 当初予定していた道の駅「飛騨白山」に併設された「しらみずの湯」は、やっと到着したと思ったら「源泉調整のため臨時休業」とのこと。ガ~ン・・・(ーー;)

 すると途中でバイクと車の事故直後の現場に遭遇する。事故状況はかなり悲惨で男性ライダーが心臓マッサージを受けていた。既に多くの車が停まり沢山の人達が集まっていたので、もう我々が出来る事は無いと判断しその場を去ったが、皆、しばらくは憂鬱となり会話が途絶えた。我々もそれぞれが安全運転の大切さを改めて考えさせられたのは言うまでもない。

 結局次の温泉を目指して更に国道156号線を南下した。そして着いたのが道の駅「桜の郷 荘川」の「桜香の湯」だった。(16:30)

 この温泉はハッキリ言ってとても気に入った。JAF会員割引で通常より100円安く入れたし、施設も綺麗でゆったり休める休憩場所やレストランも在る。

 それに温泉も高温・自噴の温泉、良質のナトリウム炭酸水素塩泉だそうだ。露天風呂に入りながらおしゃべりをしたり、休憩所で仮眠を取ったり、最後はレストランで食事をしながらまたおしゃべりを楽しんだ。

 ちなみにこの日は丁度新そば祭だったそうで、夕食は山菜そばを食べた。本当に美味しいおそばだった。

 結局我々は19時を過ぎた遅い時間にも関わらず、まだこの荘川と言う遠い地に居たのであった。(^^;)

 

往きよりも長距離の帰宅ルート

 さて、問題は帰りのルートである。結局多数決でカメさんとMr.おやきさんが希望する北陸道 → 上信越道 → 関越道のルートと決まった。何と往きよりも150km以上距離があるコースだ。

 絶壁さんとは荘川ICでお別れし、関東組の5台はひとまず北陸道を目指し東海北陸自動車道を北へ北へと走る。

 そして城端(じょうはな)SAに立ち寄った。本当はここのハイウェイオアシスにあるおにぎり専門店で、美味しいおにぎりを食べたかったのだが、残念ながら既に閉店時間をとっくに過ぎていた。しかし、ここから見える街の灯りはとても美しかった。

 小矢部砺波JCTで北陸自動車道に入り、ここからは上信越道方面へと北上する。その途中、荘川ICからガソリンスタンドがあるSAが無く、給油出来なかったせいでMr.おやきさんのCB400SBがガス欠寸前となるハプニングがあったが、ギリギリガソリンスタンドがある有磯海SAに到着し何とか無事だった。ここでは全員が給油を行った。(21:30)

ますの寿し

 ここではまたお腹が空いたとの事でボルドーさんと私はは「ますの寿しプチ」(950円)を食べた。

 勿論家族へのお土産「ますの寿し(2段)」(2500円)も購入する。

 う~ん・・・やっぱりますの寿しは美味しい。

 見た目以上に量が有り満腹になる。

 この満腹感が誘発したのかその後は度々睡魔に襲われた。上信越道に入ると休憩する回数も増え、何ヶ所かのSAやPAに立ち寄りながら何とか気分をリフレッシュさせながらひたすら走行する。

 そして最後は関越自動車道 三芳PAに立ち寄りここで解散となった。

 私自身は自宅には3:45頃に到着した。 走行距離、985Km。 今回もかなりハードな日帰りツーだったが、前回同様とても面白かったツーリングとなった。

おわり

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