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強行!3泊5日GWキャンプツーリング
恐怖の強風東北ツー(3日目~5日目)
2010.5.2(日)~5.1.4(火) 走行
3日目
男鹿桜島リゾート・キャンプ場での目覚めは朝5時過ぎと早かった。前日は20時過ぎと早く寝たのと、SA、マック、温泉で仮眠したこともあり、特に寝不足と言う感覚は無い。あかりも元気で疲れは無いそうだ。ボルドーさん(CB1300SB)も同じ位に目が覚めたようだ。
この日はいよいよMk73さん(R1200RT)、息子で長男のMk74さん(隼)、次男のバル1400さん(ZZR1400)、ボルドーさん(CB1300SB)、そして私とあかり(R1200RT)の5台6人のツーリングが始まる。出発は朝8時、まずは私の希望で大潟を目指して走る。
上の写真は大潟に向かう途中、国道101号線を走った時に見えた間口浜。青い海が何とも美しい。下の写真、大潟は八郎潟の干拓で出来た広大な水田地帯だ。この大潟内でも一番の観光スポットが県道298号線の道村大川線だ。丁度桜も見頃となっており、菜の花と桜並木が一直線に並んでいる直線道路の景色は圧巻だった。
大潟の次は県道42号線、国道101号線を北上し十二湖へと向かう。 途中、トイレ休憩を兼ねて立ち寄ったのは道の駅「八森(はちもり)」だった。(9:55)
小腹が空いたのでここで売られていた「イカ飯」と「焼イカ」(共に350円)を即買いする。2つ共イカの身が柔らかくてとっても美味しかった。
ただ、イカ飯は北海道の「森」で食べたものとはちょっと味付けが違っているような気がする。こちらはこちらで美味しかったのだが、私は何となく北海道の「森」の「イカ飯」の方が好きだ。
あかりは「イカ飯」は食べず嫌いで遠慮する。
私が一生懸命食べてみるよう勧めたが、結局一口も食べなかった。(--;)
Mk73さんの不運
Mk73さんの先導で走ると、メインルートである国道だけを走行するだけでなく、バリエーション豊かなツーリングルートを走る事が出来る。後に続いて走るととても参考になるだけでなく楽しめるのである。(^^) 日頃先導するのがメインの私にとっては、走っていてもとても楽だし走り易い。
目指していた十二湖に近づくと大型観光バスが行く手を阻んだ。トロトロ走る大き過ぎる観光バスが邪魔となり、少しの間我慢の走行を強いられた。
そして目的地である「青池」手前で通行止めとなりここで一旦停まったのだが、当初はこの通行止めとなっている柵の付近にバイクを停めかけたのだが、係員が駐車場の位置を案内に来て、そこに停めるようにお願いされた。(10:45)
私とボルドーさんはそのまま直ぐに駐車場の方へ向かえたが、若干バックしないと厳しいMk73さん親子は苦労したかも知れない。私とボルドーさんがバイクを駐車してもなかなかMK73さん達が来なかったのだが、その訳は・・・実はMk73さんがUターン時にジャリで後輪がスベリ、何と初転倒してしまったらしい。(爆) ベテランのMk73さんがバイクを倒してしまうとは、私も予想もしていなかった。
幸いな事にバイクも身体もダメージが少なかった様だが、息子2人の目の前で立ちゴケしてしまったと言う心の痛みの方が、傷が深かったかも知れない。(^^;)
青池の美しさに感動!
さて、気を取り直して青池へと歩く。 駐車場から青池へと向かう道はこんな急な階段から始まる。本当に急な坂だった。
そしてこれが青池。Mk73さん親子が言われるには、北海道(道東)の神の子池に似ているとか。神秘的な青い色をしているが、現代科学でも何故こんなに青いのか解明されていないそうだ。 ま、神秘的な池なのだから解明されなくても良い気もするが・・・。
念願のイカの刺身を食べたあかりだが・・・
青池を後にし(11:20)、次に向かったのが鯵ヶ沢手前(赤石町)のドライブイン「汐風」だ。ここはツーリングマップルでも掲載されている有名なお店だ。
ところがこのお店、本当に大人気の超満員だったのである。その為、Mk73さん親子と私達親子&ボルドーさんは別々のテーブルに分かれてしまった。しかも、注文してもかなり長い時間待たされたのである。さすがにお腹が空いたなぁ・・・と待っていると、Mk74さんがこのお店の横に並んでいる焼イカのお店で買ってきた焼イカを差し入れしてくれたのだ。(感謝!)
これがまたとても美味しいのだ。ちなみに、あかりは焼イカとマヨネーズの絶妙な組み合わせを知らなかったそうで、この時初めて焼イカにマヨネーズをつけて食べてとても美味しいと喜んでいた。
実は今回あかりのツーリング中の最大の目的と言っても過言ではないのが「イカ刺し」を食べる事だった。
この汐風には「イカ刺し定食」なるものが有ったので、早々と念願が叶った訳である。勿論オーダーは「イカ刺し定食」だった。
しかし・・・、ここまで焼イカを連続して食べた後のイカ刺しである。さすがに「焼き」と「生」では味も違うのだが、イカはイカである。(^^;)
最初はイカ刺しを口に入れ、「あっ!とっても美味しい!」 「あま~い!」と喜んでいたのだが、結構多かったイカの量も災いして食べ切れなかったのである。
当然そこで私の出番である。(^^;) 残してはもったいないと私はあかりの食べ切れなかったイカも食べ、さすがにもうしばらくはイカは食べたくないと心底思ったのであった。ちなみにあかりも大満足し、「私、しばらくイカはいいや。」と言っていた。w
ちなみに・・・ なかなか食べるまでに時間が掛かったこの「汐風」には、1時間半以上居たのだった。
十三湖で木橋を渡る
次は十三湖に行った。ここには「中の島」と言う島があり、下の写真のような木橋(板の段差有り)をバイクで渡った。
う~ん・・・何も聞いてなかったので心の準備が出来ていなかった。 はい。本当にスリル満点でした。(^^;)
ちなみに・・・ 橋で島に渡ればまた橋を渡って帰らなければならないのでした。w
恐怖の強風、竜飛崎へ
十三湖を過ぎれば次は竜飛崎である。この竜飛崎は今回私達(東京組)の最大の目的地だ。しかし、この竜飛崎までの区間、強風の中、急坂のワインディングを走るのはかなり緊張を伴った。
唯でさえ中低速の弱いR1200RT、更にキャンプ道具満載かつタンデム、そして遅い車に続いて走るため、スピードを落とさなければならず、強風の吹き荒れる中緊張する運転を強いられたのだ。(--;) それでもこのルートは絶景で感動的であった。
そして念願の竜飛崎に到着した。しかし、もう既に時間が遅かった(15:40)のと、当初予定していた竜飛崎のキャンプ場は風が強くてキャンプ場の管理人さんからも他のキャンプ場を勧められると言うことも重なり、青函トンネルの観光は翌日のお楽しみとしてキャンプ場を探す事となったのだ。
義経海浜公園キャンプ場
強風吹き荒れる竜飛崎を後にし、国道339号線を今別方面に走行する。すると・・・ツーリングマップルにもナビにも載っていなかった「義経海浜公園キャンプ場」を発見、結局ここでキャンプする事に決定した。このキャンプ場は海沿いだったので風は強かったのだが竜飛崎ほどではない。
強風の中テントを張り、これで何とか落ち着けた。コンビニがバイクで走って2分位の場所に有ったのと、トイレも清潔で風が強いのと温泉が無い以外はとても快適なキャンプ場だった。 ちなみに料金はテント1張り500円だった。
楽しいキャンプと猫の恩返し?
強い風が吹き付ける海岸に面したキャンプ場だったが、テーブルも有り清潔なトイレや水場も目の前にあり、とても便利なキャンプ場だった。コンビニで買ってきたお酒やつまみで乾杯し、ご飯を食べたりして過ごした。
↑ あかりとMk73さん親子 ↑ 左がバル1400さん、右がMk74さん
そして夜遅くにバル1400さんの友人であるマグナさん(マグナ)もキャンプ場に到着し合流した。
猫の恩返し?それとも・・・
実はこのキャンプ場に野良らしい猫が居た。初めはMk73さんが若干警戒していたこの猫に餌をあげだしたのだが、最初だけ警戒していたもののそのうち慣れてきて近くに寄ってきた。その後も散々色々なものを貰って食べていたのだが、その内居なくなっていた。
するとしばらく経ってから私の横でゴソッと音がした。振り返ると先程まで餌を貰っていたあの猫が誇らしげに私達のゴミ袋を加えてスタコラサッサと背中を向けて歩いていくではないか!w
私達はその後姿を見て大笑いした。そのゴミ袋、資源ゴミしか入っていなかったからだ。
恩を仇で返したのか?それとも恩返しでゴミを回収しに来てくれたのか?今では知る芳もないが・・・。(^^;)
4日目
4日目の朝は朝日が昇るこの景色を見て始まった。(4:44) 今日も良い天気だ。朝はまだ風の影響は少なかった。
朝食はコンビニで買っておいたパンを食べた。あかりもすっかり朝型の生活になっている。眠り姫と我が家ではあだ名が付いているあかりが朝型の生活とはちょっと驚きだ。朝の行動開始はこの日はのんびり。
Mk74さんとバル1400さんはバイクを洗車していた。左下のバイクはマグナさん(マグナ)のバイクだ。
出発時、Mk73さんに再び悲劇が襲った。何とヘルメット(シューベルトJ1)を落としてしまい破損してしまったらしい。 何とかシールドを固定出来たそうだがシールド前面に傷、そして他の部品も破損してしまったようだ。後日聞いた話ではヘルメットの修理代に13,700円も掛かったそうだ。
でも、Mk73さんの悲劇はそれだけではなかった。(^^;) 何とこの日テントのペグを抜く時、勢い良く抜けたペグが指に当たり、後日診断の結果剥離骨折の怪我をしていたそうだ。 Mk73さんにとっては不運続きだ。本当にお気の毒である。
そして竜飛崎に到着。竜飛崎は今日もかなりの強風だ。竜飛崎は超望遠レンズを装着した一眼レフで鳥を撮影している人達が多く見かけられた。
これが竜飛崎の断崖絶壁だ。
海の先には北海道が見えた。私は今年も夏に北海道に渡る予定だ。後頭部はあかりの頭?w
そしてこちらは階段が国道となっている「階段国道339号線」だ。
そして青函トンネル記念館の見学と、青函トンネルの体験坑道を見学した。ボルドーさんの横に座っている方がマグナさん。
青函トンネルのケーブルカーの名前は「もぐら」だった。w
青函トンネルの体験坑道は海面下140mにある。暑くも寒くも無いが、この日は人が多く見学も大変だった。
左下はあかりと青函トンネル内の体験坑道(海面下140m)で撮った写真。右下はケーブルカーが通る時だけ開くケーブルカーの出入口ゲート。これはトンネル内の圧力(気圧)を調整するため開け閉めするらしい。
体験坑道の見学が終わると、お腹が空いてきていたので青函トンネル記念館内の食堂でお昼ご飯を食べた。 私は限定食のマグロ丼、あかりはカレーライスを食べた。
そして、ここでもまたMk73さんに不運が襲う。今度はラーメンのつゆを膝の上にこぼしてしまったそうだ。(爆) これで不運な出来事が4つ。もうこれ以上無い事を願うばかりだ。
青森でお別れ
竜飛崎からは青森へと向かった。山間部は風を気にせず走れたのだが、国道280号線(内真部バイパス)を走った時、ここは見晴らしが良い平坦な地形が広がり、もろに強風の影響を受けた。真っ直ぐ走れずフラフラと左右に振られるのである。
信号待ちの時、ただでさえ強風に耐えながら停止しているのが辛いのに、私の場合、タンデムなので後ろに乗っているあかりの身体も風を受け、大型TOPケースを含め横からの風を受けるので更に強い風の力を受けてしまうのである。 正直、何回ヒヤッとした事か・・・。(ーー;)
青森市街に入るとガソリンスタンドに立ち寄り給油、その後Mk73さん親子とマグナさんと別れた。ここからはボルドーさんと共に少しでも南下し、翌日の東京への帰宅に向け、少しでも東京に近づく策を取ったのだ。
青森ICから東北自動車道に入ると、強風による速度規制が行われていた。風の影響をあまり受けなくなったのは、坂梨トンネルを越えた辺りからだった。
柴波SAで休憩し、この日のキャンプ場をツーリングマップルで探した。ボルドーさんと相談して決定したのが花巻ICより程近い「豊沢湖園地キャンプ場」だった。花巻ICを下りてからコンビニで食材をGET(16:00)し「豊沢湖園地キャンプ場」を目指すが、何と豊沢ダム付近で通行止め、キャンプ場到着直前で断念せざるを得なかったのだ。ちなみにこの「豊沢湖園地キャンプ場」、現在は無くなっていると言う事を後で知る。(爆)
無料で便利なキャンプ場を発見!
予定していた「豊沢湖園地キャンプ場」が利用出来なく、ナビで検索すると直ぐに近場にキャンプ場が見つかった。花巻広域公園にある「平塚・花巻交流の森」内のキャンプ場だ。近くには金矢温泉もあり、しかもキャンプ場代は無料。舗装されている駐車場の目の前にテントサイトがあったので、とても便利でお得だった。
しかし、この「平塚・花巻交流の森」内にあるキャンプ場、1つだけ問題があった。ブヨが大発生しているのである。(爆)
キャンプ場の直ぐ横が貯水池となっているのが災いし、ブヨが多いのだそうだ。ブヨに悩まされたのは夕方だけだったのがせめてもの救いだった。
そして・・・
今回も私だけがブヨの餌食となった・・・ (TT)
そして下の写真が金矢温泉「ホテル銀河パークはなまき」。料金が大人470円と安く、シャンプーとボディソープもあるのでリーズナブルだ。
5日目
最終日の朝は少しだけゆっくりとした朝を過ごした。この日は東京に帰るだけの予定だったので、のんびりとしたキャンプ場の雰囲気を楽しんだのだ。下の写真はあかりがカメラに興味を持ち、OLYMPUS PEN LITEで撮影した「どんぐり」の写真だ。
さて、それでは東京に帰らなければ・・・ 遠い道のりだ。(^^;)
この日は花巻南IC近くのクロネコヤマトの営業所に立ち寄り、昨年のシルバーウィークの九州キャンプツーリング時と同じくキャンプ道具一式を宅急便で発送、バイクを身軽にして帰路についた。この方法、とても運転が楽になるので今後も頻繁に活用するつもりだ。
帰りは花巻南ICから東北自動車道に乗る。渋滞はさすがに沢山巻き込まれたが、通常の休日並み+アルファ位の渋滞で、覚悟していたよりはずっと楽だったかも知れない。しかし、さすがに渋滞の中の走行は体力と言うよりも気疲れする。
下の写真は安達太良SAで食べた「酵母牛のステーキ丼」(1,250円)。これも美味しかった。(14時頃)
結局帰宅時間は19時前と比較的早く帰ることが出来た。総走行距離は約1,900kmでした。
おわり