TOP > ツーリングレポート > 2010 > 自然満喫桧枝岐キャンプツーリング

自然満喫桧枝岐キャンプツーリング

予想外の寒さと満天の星空を堪能した七入オートキャンプ場

2010.6.5(土)~6(日) 走行

田子倉ダム

田子倉ダム

猛烈な雷雨に遭遇するも・・・

  昨年は1年間と言う期間内で目標としていた日本列島制覇(沖縄を除く)のツーリングを達成、そのため多忙で行けなかった私のお気に入りのキャンプ場「七入オートキャンプ場」に久し振りに行く計画を立てた。

 本来ならあかり(長女・中1)も一緒に行く予定だったのだが、あかりは生憎風邪を引いてしまい残念ながら連れて行けなかったのだが、今回はカメさん(FJR1300)とボルドーさん(CB1300SB)と一緒の3台3人のキャンプツーリングとなった。

首都高速道路C2

 朝、6:30に東北自動車道 蓮田SAに待ち合わせとし、私は今回から東北自動車道方面へのアプローチとして初めて渋谷から首都高速道路 中央環状線外回り(C2)のルートを利用した。(注:逆ルートは前回利用済み)

 この渋谷から板橋方面へのC2(中央環状線)ルートはとにかくトンネルの中を延々と走行するルートであり、ライダーとしては強風や雨の心配が要らない点では良い道なのだが、真冬でもとにかく気温が高いトンネルなのが気になるところである。ここを走行しているとバイクに装着されている気温計が急上昇し、外気より軽く10℃以上は跳ね上がるのである。この涼しい時期でもこれだけ暑いのだから真夏だと一体何℃まで温度が上がるのだろうか?と今から心配している道でもあるのだ。

 さて、6:30には予定通り3人が集まり、新たに1名参加予定だった方は寝坊でキャンセルとなった。パンとコーヒーで朝食を済ませ予定通り出発する。実はこの日は異常なほど交通量が多く、蓮田SAの駐車場も早朝から満杯で、この先どれ程の渋滞に巻き込まれるかが心配だった。

 蓮田SAを出発する時、何だか北の方角の雲行きが怪しかった。そこで予めレインスーツを着て出発する事にし、3人共完全防備のスタイルで出発する。実はこの判断が大正解だった。しばらく走ってから小雨がポツポツと降りだし、路肩で慌ててレインスーツを着だすライダーが多い中、我々はノンストップで走り続けられたのだ。(^^) その後は雨が止んだり降ったりの繰り返しがく続いた。

 そして宇都宮辺りを過ぎると突然激しい雷雨に遭遇した。猛烈な雨で左右の山々に落雷する様子を間近に見ながらの恐怖の雨中走行となった。次のPA迄3kmと近かったのがせめてもの救いで慌ててPAに避難する。下の写真はその時撮った写真だ。

突然の激しい雷雨に遭遇

 この写真は屋根の在る場所に避難した直後でホッとしているところだ。でも、この雷雨は直ぐに通過してしまうだろうと予測していたので特に気が滅入ると言うことは無く、どちらかと言うと皆明るい気持ちで笑いながら雑談して雷雨が過ぎ去るのを待つ感じだった。

雷雲

 そして20分位経ってからだろうか?雨が小雨に変わり雷は遠くに過ぎ去って行った。(^^)

晴れてきた東北自動車道

 再び走り出すと直ぐに太陽が顔を出し始め、晴れてきた。(^^)

 西那須野塩原ICで高速を下り、国道400号線をしばらく走った後、塩原温泉付近のコンビニでレインスーツを脱いだ。もうすっかり青空が広がり雨の心配は無くなり気分も晴れやかになる。

国道121号線

 国道121号線、国道352号線のルートを走行し桧枝岐へ。この区間は景色も良く、交通量が少ない上に信号も少なくスピードを控えめで走ってもとても気持ちが良い。そして景色も素晴らしい。

 桧枝岐に到着するとお蕎麦を食べる事にした。この地の名物「裁ちそば」を食べる。

裁ちそば

 ボリュームのある量は食べ応え十分。はっとう(下写真の左上)も美味しい。

裁ち蕎麦

七入オートキャンプ場に到着

 そして七入オートキャンプ場に到着。

七入オートキャンプ場

 皆で楽しみながらテントやタープを張り、その後はのんびりとした時間を過ごす。ちなみに私は少しだけ釣りを楽しみ、カメさんは昼寝、ボルドーさんものんびり過ごした。

七入オートキャンプ場

 キャンプ場の目の前は、新緑に包まれた山。川も綺麗で青空も美しい。やはり何時来ても自然美豊かな良い場所だ。到着時は不在だったキャンプ場の管理人さんとお会いし、キャンプ代700円(バイク200円、大人500円)を支払う。管理人さんにはすっかり名前を覚えて頂き、昨年は来なかったので心配してました。との嬉しい言葉も・・・。(^^) また今年も何回か娘達を連れて来ますと言うと喜んでくれたのが嬉しい。

今回の3台

 温泉は夕食前に近くの「アルザ尾瀬の郷」で。そして夕食はカレーライスを食べた。そしてキャンプ場の管理人さんから「うど」の差し入れもあった。うど、美味しかったです。m(_ _)m

カメさんとボルドーさん

 今回、焚き火担当となったカメさん。ご苦労様です。私だけ釣りを楽しみ働いていません。しかも釣果はボウズ。(爆) 水温が低くて魚の気配どころか釣り人さえ見掛けない。 ちなみに焚き火は直火OKです。

直火焚きもOK

 この日は日中は過ごし易い気温だったが夜になると冷え込みが強く、明け方に至っては3℃まで気温が下がった。(爆)

 しかし、その寒さゆえ夜には満天の星空を眺める事が出来た。月も無かった日なので星がとても良く見える。人工衛星が上空を通過するのも見えた。

R1200RTFJR1300

CB1300SB

 雲1つ無い星空が見えると言うことは、放射冷却も強まると言うこと。さすがにこの冷え込みは想像以上だった。

 ボルドーさんはダウンのシュラフにエマージャンシーブラケットを使い、缶コーヒーの空き缶にお湯を入れ湯たんぽ代わりに使用するなどまるでサバイバル状態だった。(^^;)

 GWのキャンプツーで一番寒かった記憶がある男鹿半島桜島リゾートキャンプ場を遥かに上回る寒さだったのは間違い無い。

 吐く息も白く翌朝はバイクもしっかり露で濡れるほどだった。私のRTには露除けとして使っていなかったミニタープを掛けたが、丁度良い大きさで今後はこの使い方で定着しそうだ。 

七入の朝

 とにかく朝は寒かった。いつもはブヨに悩まされる場所でもある筈なのだが、寒過ぎて虫も居ないほど。(^^;) 5時頃早起きしてもテントサイトに陽が当たるまであまり活動せず、コールマンのバーナーにセットしたヒーターアタッチメントが大活躍する。

朝の七入オートキャンプ場(出発直前)

 のんびりした朝を過ごし、テントやタープを陽に乾し撤収した。時間は9時近くとなりカメさんは息子さんとサッカーの練習と言う事でここでお別れ。カメさんは自宅に13時には到着したそうだ。

私とボルドーさんはせっかくの良い天気なのでと只見湖方面へと足を伸ばすことにした。残念ながら崖崩れの影響で県境より6km先で通行止めとは知りつつも走ってみた。

国道352号線

 そして予定通り通行止めの場所まで来てここでUターン。他にも数人のライダーがUターンしていた。

県境より6km先で通行止め

 Uターンしてから再び通った金泉橋にて写真を撮った。前方が福島県。

国道352号線の県境、金泉橋

 そして反対側が新潟県だ。

金泉橋

 金泉橋からの眺めも素晴らしい。

金泉橋からの眺め

 その後はひたすら来た道を戻り、国道401号線や国道289号線を走って只見駅へ。ここら辺で昼食をと思うも飲食店が無くそのまま先を進む事になる。

 上の写真は只見駅から見た景色。下の写真は只見駅横の踏切だ。

只見駅横の踏切

只見駅終点

 先へと進み、田子倉方面へと走る。風も無い湖面はまるで鏡の様な美しさ。感動ものでした。

 国道252号線も素晴らしい景色が続く。何度かバイクを停めて写真を撮ったりした。

前方は田子倉ダム

 田子倉ダムのレストランで昼食を食べた。味はイマイチ。(爆) 景色は良かったのだが・・・

 上の写真は田子倉ダムから見た風景。標高差もあり迫力満点。この後は関越自動車道 小出ICまで走り、関越自動車道経由で帰宅した。自宅到着時間は6:25。2日間の総走行距離686km。帰りの関越自動車道はかなりの渋滞に巻き込まれたが、バイクの機動力を活かしての走行となりました。

 おわり

このサイトのTOPへ