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子供の服装

子供にどんな服を着させるのか? 我が家のケースをご紹介します。

長ズボンは必須!ストークスーツ

 本来なら専用のライディング用パンツを履かせたい。BMW純正エクィップメントにはストークスーツ(パンツのみ 17,850円)と言うシリーズが有り、子供の成長に合わせてジッパーによる長さ調節が出来るモデルが有った。

 残念ながらこの製品は現在在庫限りとなっているようだが、同じ様な製品が他メーカーでも見つかるかも知れない。

 ちなみにこのストークスーツはバイクに乗る時だけではなく、自転車・スキー・スノーボードなどあらゆる用途にも対応するオールラウンドスーツで、流用が利くので価格の割にはお得だと思う。

 興味のある方はお近くのBMWモトラッド店へ在庫の問い合わせしてみる事をお勧めする。

 さて、ライディングパンツ以外の場合、素足が少しでも露出する物はNG。例え真夏の炎天下で暑くても、必ず長ズボンは履かせたい。

 ちょっとした弾みで子供の足がマフラーやエンジン部分に接触し、火傷をしてしまう可能性が高いからである。

 自分のバイクではなくても、例えば高速のPA等の乗降時に隣に停まっているバイクのマフラーなどヘ接触してしまう危険性も考えられる。

 どんなに親が子供に気を配っていたとしても、子供は予測していなかった行動を唐突に取ってしまう可能性もある。

 バイクに乗せる際は併せて事前にオートバイは何処の部分が熱くなり火傷などの危険性が有るとか、倒れる危険性が有るなど何度も色々な危険性を繰り返し教える必要がある。

 それから、ジーンズのパンツは風を通すので夏など暑い時は良いのだが、冬ならあまりお勧めしない。冬や涼しい時期はスキー用のパンツを流用するとか、もしくはズボンの上にレインウェアを履くなど防風対策が必要だ。

 また、冬の寒い時期は発熱性のあるヒートテックのタイツを履かせるなど十分な寒さ対策も必要だ。タイツの上に柔らかい保温性のあるズボンを履かせ、更にスキー用のズボンなど防風性の高いズボンを履かせるよう心掛けたい。但し、この場合トイレでは苦労するので、十分余裕を持ってトイレ休憩を取る必要が有る。

上着の着用

 真冬も乗るなら大人と同じく冬をメインとした冬用を、冬に乗らないのなら3シーズン用のウェアを用意したい。

  左下写真のジャケットは気温が高い時と夏にメインに使用しているBMW純正エクィップメントの「クラブジュニアジャケット」(男女兼用 ジャケットのみ 29,400円)。 右下は秋から冬、春先や夏の北海道でメインに使用している「ストークスーツ」(男女兼用 ジャケット 29,400円、パンツ 17,850円)。

クラブジュニアジャケットストークスーツ

  どちらも特徴としてはパッド類が大人用程あまり固くなく、軽量だと言うこと。 これはCE規格のプロテクターは大人の体重や身長を基準にしているので子供用の衝撃吸収としては適しておらず、子供の体格に合わせた柔らかく圧力分散に優れた衝撃吸収素材を採用しているからだそうだ。

スキーウェアなどの流用もお勧め

 子供は風の子と言う言葉もあるが、今までの私の経験から言えば、走行中子供は思っている以上に寒さを感じる傾向にある。その為防寒の意味でも上着は必須と思って頂きたい。
これは安全面でも言える事だ。

 本来ならきちんとしたライディング用ジャケットを購入出来れば良いのだが、子供の成長が早く使用期間が短いと言う理由や、子供サイズのジャケットは種類も少なく、大型バイク用品専門ショップでも取り扱っている店は少ないのが現状である。

 そこで代用品として我が家でも積極的に活用していたのがスキーウェアだ。上下あればパンツはオーバーパンツとして防寒対策としても有効だ。それにそもそもスキーウェアにはある程度の防水対策やプロテクション機能も備えているものが多い。サイズもデザインも豊富に有り、しかも成長に応じてサイズ調整も可能な機能が付いている物まで揃っている。これなら成長の早い子供でも無駄にならないで済むのだ。

真夏の暑い時期は?

 暑くてたまらない真夏の炎天下状況ではどうするか?さすがに真夏日の炎天下での通気性の無い長袖の上着着用はかえって脱水症状の危険性も考えられるし、子供自身そもそも苦痛である。だからと言って腕ムキ出しの半袖姿ではいざと言う時の安全面で問題が残る。

 そこで我が家では猛暑日に限り子供にラフ&ロードのダイレクトエアメッシュジャケットを着させている。

 このジャケットはメッシュホールが特に大きく、まるでプロテクターのみを着る為に着る、と言っても過言ではない位風通しの良いジャケットだ。これなら中は半袖のシャツだけでもかまわない。重量も軽く体力的にも負坦が掛からない。

 但し、1つだけ注意しなければならない事がある。それは日焼け対策だ。気が付かない内に火傷に近い日焼をしてしまうので、やはり中に着るシャツは半袖より長袖をお勧めする。それも速乾性のUVカット効果の有るものがお勧めだ。また、実は半袖のシャツより速乾性の高い長袖のシャツの方が直射日光を防ぎ涼しく感じるのだ。半袖の場合は日焼止め対策は必須だ!

長距離の場合はメッシュジャケットかツーリングモデルを!

メッシュジャケットツーリングモデル

 長距離のツーリングではバイク専用のメッシュジャケットやツーリングモデルのジャケットを着るのがお勧めである。特にサイズが合ったジャケットを着る事により、走行風の影響をあまり受けずにバイクに乗れるので疲れが大幅に軽減されるからだ。また、ツーリングモデルのジャケットは着心地が柔らかく、各所に走行風の取り入れが可能なジッパー等が装備され、これを開放する事により暑い時や涼しい時の温度調節が可能となっている。 

冬はインナーにダウンがお勧め

 冬は当然ながら十分な寒さ対策が必要。インナーとしてお勧めは何と言ってもダウンがお勧め。フリースよりもダウンの方が軽く、しかも動き易くて保温性能が高い。お勧めはモンベルのEXライトダウンシリーズのジャケット(18,800円)だ。使用しない時の収納サイズがとてもコンパクトになり、しかも保温性は非常に高くて高性能だ。 安く済ませたいのならユニクロのプレミアムダウン(参考価格 5,990円)は安く手に入るのでお勧めだ。

ジャケットの取り扱いには注意が必要

 子供は脱いだジャケットなどをバイクのの座席の上にポンと載せてしまう事がある。実はこれでせっかく購入したジャケットを台無しにしてしまう事がある。それはジャケットの一部(袖など)が高熱になったマフラーやエンジンに接触し、熔けてしまったり変色したりしてしまうと言う事があった。 特に革製以外のジャケット類は石油系の素材で出来ているので要注意だ!

グローブ

  実はこのグローブも重要なアイテムだ。バイクからの振動を吸収し、疲労防止の上でも重要な役割を果たしてくれるのがグローブだ。素手でのツーリングは論外。 但し、安全性を重視した硬質のナックルガードを備えている製品はあまりお勧めではない。何故ならタンデムグリップを掴むのにスペース等の問題で邪魔になるケースが多いからだ。

  これも夏以外であればスキー用グローブで代替出来る。夏でも素手は避け、オフロード用のジュニアサイズを購入して使用するのがお勧め。オフロード用のグローブはサイズも豊富で雨も気にならないし洗濯も可能だ。また、滑り止めの付いていない軍手は疲れるのでお勧めしない。また、革製のものだと雨に弱く使い勝手が悪いのが一般的だ。

 冬は手首部分から風が浸入しないようにする事も大切。それに真冬で一番子供が辛く感じるのは手だそうだ。

 寒い時にライダー自身はグリップヒーターが有りますが、後席に乗るタンデマーはどうにもこうにも手が寒い。

 そこで色々試したり悩んでいたのだが、先日アウトドアショップで見つけたこのアイテムに家族全員が感動した。ウィンドストッパー内蔵のダウンのミトングローブ。

 これ、間違いなく最強! 娘曰くこれが有れば冬は乗り切れるとの事。お勧めです!

靴(ブーツ)

  これは普段使用している靴となってしまうケースが多いと思う。出来れば安全面を考慮し、足首部分まで高さがありくるぶしを保護する靴を使用したい。また、防水性能は必須と考えた方が無難。 冬は少し奮発してでもブーツがお勧めだ。

妻のウェアを代用する手段も有り

 私の息子の場合は小学校6年生位で妻のジャケットやオーバーパンツ、グローブ、ライディングシューズを借りて使用しだした。

 この時期からは成長が加速するので、せっかく専用に購入しても無駄になってしまう。

 親の物が使用出来る様であれば積極的に活用しよう。しかし余裕が有ればしっかりした安全性と快適性を確保した物を使用したい。

 

エアーバックジャケットの着用で安全性をUPする

 資金的に余裕が有れば安全のためにもエアーバッグジャケットの装着を是非ともお勧めしたい。

 お勧めのタイプは下の写真でも着ているベストタイプ等のジャケットの上から着るモデル。サイズもある程度柔軟に対応(調整)出来るので重宝する。ベストタイプであればレインスーツの上からも着る事が出来、降車時はベストだけを脱ぐ事が出来るので便利だ。

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