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アブソリュートHID (6500K)の装着

2005.11.19装着 2010.6.18 UPDATE

アブソリュートHID アブソリュートHID点灯

HIDの装着

 以前乗っていたHONDA CB900HORNETに、ネイキッドバイクながらHi-Lo切り替え式H4バルブのBELLOF 6000KのHID(自動車用)を装着していました。その明るさにすっかり慣れてしまった私は、BMW R1200RTでもHIDは絶対に装着したいと心に決めていました。雑誌で車種別専用KITが発売されているのを知り、早速購入し取り付けてみました。(^^)

 今回装着に選んだのはアブソリュートのHID。既に雑誌広告ではPIAA製の物も発売されていたが、6500Kと言う色や同クラス明るさNo.1への期待から、今回はアブソリュート製のものを装着した。幸いにもR1200RT専用のアタッチメントが付属している物が発売されていたが実際には注文から商品入手まで専用KIT発売開始直後と言う事も有り、入手には若干時間が掛かったがKITの内容は充実したものでした。

製品・費用について

アブソリュートHID BMW R1200RT用 (型番 HR1B116) 6500K
¥107,100 (消費税込み)

取付にあたって・・・

 このHID KITの装着は取り付けマニュアルと必要なアタッチメントが付属しているので、素人でも問題なく装着が可能だ。しかし、実際に取り付けを開始するとかなりの労力が必要なものでした。カウルを殆ど外さないと装着出来ず、かつ、まだ発売直後だったせいか?マニュアルの配線方法の指示説明が誤っていたり、カウルの外し方は一切書かれておらず、その点は非常に苦労した。
 特に肝心な配線指示の説明書の間違いがあり、これにはかなり困りました。結局装着開始から完了までに5時間位掛かってしまった。自信の無い方はプロに任せた方が良いかも知れません。

大まかな作業手順

 今回はあまり時間に余裕が無かったので、作業過程の写真は撮りませんでした。ですからここでは最低限、困った事や判り難かった事をご説明し、取り付けの手助けになればと思いまとめております。

① HIDバルブ自体の装着は、どちらにしても一度フロントマスクごとライト周りを外さなければなりませんので、バルブだけ先に装着しようとしない方が賢明です。純正コネクタの絶縁処理(絶縁テープ巻き)やバルブ自体の装着は、フロントマスクを外さないと困難と言うより不可能に近い状態でした。

 これはバルブ装着の際、背面蓋に丸い穴(16.5φ)を開け、そこにバルブからの配線を通して防水ゴム部分を固定するのですが、これにより、バルブと一体化された蓋が邪魔で中々バルブ本体をライトユニットにセット出来ませんでした。苦労しても無駄です。フロントマスクを外してから装着しましょう!(^^;)

② HIDバルブのコネクター装着の際、どちらにどの形のコネクタを挿したら良いのか?これは先端に有るピンの形状から見分けて装着すれば問題ありません。

③ カウルは殆ど外す事になります。事前準備としてパニアケースは勿論初めから外しておきましょう。シートも外しておきます。

④ カウルを外す手順です。(初めの難関です)

 この様に結構大掛かりに外します。途中で閉め忘れのボルト等が無いように、外したら判り易くしておきましょう!

⑤ 第二の難関はイグナイターを装着したアタッチメントをメーター裏の3箇所のサークリップへ固定する事です。元々アタッチメントを挟まない状態で留めるクリップですので、アタッチメントを挟んで留めようとするとこれがめちゃ硬いです。留まったかと思えば外れて飛んで行きます。くれぐれも無くさない様にご注意下さい。

⑥ 次の難関が電源取り出しハーネスの結線でした。難関と言っても本来は難関では無い筈だったのですが・・・取り付けマニュアルの内容では、配線色の色の表記が間違っており、本数が合わずどれを本当に結線したら良いのかが判りません。正しくは以下の通りです。

車体ハーネス側 黄/白 と 黄 →電源取り出しハーネスの赤(2本) 補足:どちらの赤でも可能。とにかく1本づつ結線。
車体ハーネス側 茶 → 電源取り出しハーネスの黒

キットではエレクトロタップでの取り出しでしたが、ここは私はハンダ付けにしました。絶縁処理もきっちり行う必要性が有ります。

⑦ イグナイターから伸びるHIDバルブへのコネクター(向かって左側の方)は、スクリーンモーターを外して通さないと長さが届きません。ご注意を!

使用感やご検討中の方へ・・・

 2灯式と言う事も有り、HIDの明るさはまさにノーマルとは比較にならない程強力になりました。そうすると気になるのは残ったHiビームです。これだけが点灯時黄色身を帯びたものとなります。そこでこれもHIDに・・・・とは行きません。(^^;)

 Hiビームはさすがにあまり使わないと思いますので、PIAA製の超耐震ハロゲンバルブ エクストリームフォース(4700K)を装着しました。勿論HIDには到底及びませんが、色はノーマルの黄色見掛かったものとは違い、かなりHIDに近い発光色になります。消灯時は正面から見るとHiのレンズ部分のみ青く見えます。

長所と短所

 HIDの短所はやはり自分以外の車両から見れば明る過ぎて眩しい事です。 対向車だけでなく、マスツーリングでも仲間から眩しがられ、先頭を走るかなるべく左側を走る配慮が必要です。ノーマルでも明るいと言われるR1200RTはヘッドライトの位置が通常のバイクより高い位置にあるので仕方がありません。

 しかし、長所は短所を遥かに凌ぎます。その明るさはどんな暗い道でも不安を感じる事はありません。私の場合は一部で噂されるリフレクターの焼けも有りませんし、特にトラブルも発生しておりません。既にHIDを装着してから約4年半以上になりますが特に問題は発生していません。

 おわり

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