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BMW R1200RTラストランツーリング(1日目)

台風接近の中、徹夜で片道830km超の雨天&夜間強行タンデムツー

2011.5.27(金)~5.30(月) 走行 (注)1泊2日

BMW R1200RT (2005)

今回が最後のツーリングとなるBMW R1200RT(手前)

最後のロングツーは息子とタンデムで

 6年間、約8万km以上乗り続けたBMW R1200RTも、いよいよ今回の1泊2日の超ロングツーリングがラストランとなる。
今回のツーリングの目的地は広島県、宮島の「厳島神社」、呉市の「大和ミュージーアム」、「てつのくじら館」、ゆったり温泉入浴と1泊2日ながら観光計画も盛り沢山。(^^) 東京から広島までの距離は片道830kmだ。ちなみに私は大貴(長男・高2)とタンデムで参加した。

金曜日22:00に出発

 今回のツーリングは高速道路のETC休日特別割引終了間近の情報もあり、予想される大阪付近(宝塚IC)の大渋滞を避けるため、金曜日の夜に出発し徹夜で走り続け、渋滞を避けると言う強行ツーリングの予定を立てた。

 しかし、この週末は当初予想もしていなかった台風2号の接近や、平年よりかなり早い時期での梅雨入り宣言に見舞われた。本来ならツーリング中止が常識だと思われる状況にも係わらず、予定通り東名高速道路 海老名SAに23時集合&出発と計画通りツーリングを決行した。

 私達親子の出発は金曜日の夜22時。自宅出発時から雨に降られ、レインスーツを着込んでの出発となった。東名高速道路に入る前に給油を行い海老名SAを目指して走行する。

海老名SAを予定通り出発

 まずは参加者の紹介。今回の参加メンバーは下記の通り。超ロングツーと言う事もあり、参加車両は大型バイクのみとなった。

HN 今回のバイク 補足
ボルドーさん BMW K1200GT(横) 海老名SAで合流、帰りは京都で延泊
MAEDAさんご夫婦

BMW R1200RT(DOHC)

海老名SAで合流、帰りは四日市で延泊
morimoriさん DUCATI Multistrada1200 海老名SAで合流、今回初参加
osamuさん KAWASAKI Concours14 足柄SAで合流
いかりんさん HONDA CB1300ST 新名神 土山SAで合流
絶壁さん BMW R1200RT(DOHC) 山陽自動車道 奥谷PAで合流、宿泊するも2日目離脱
通勤快速さん 今回は車で参加 地元広島県で合流
ogmさん BMW K1200GT(縦)

2日目合流、途中離脱。八王子から日帰り参加

バイク龍人&大貴 BMW R1200RT 久し振りに息子とタンデム

そして往きの計画予想(タイムスケジュール)はこちら・・・

  1. 東名高速道路 海老名SA 23:00発 ●ボルドーさん、MAEDAさんご夫婦、morimoriさん、バイク龍人親子が合流
  2. 東名高速道路 足柄SA通過予定 23:30 ●osamuさんと合流
  3. 東名高速道路 浜名湖SA 1:30着 2:00発 (海老名SAより217km)★休憩30分
  4. 新名神高速道路 土山SA 3:30着 3:50発 (浜名湖SAより147km)★休憩20分 ●いかりんさんと合流
  5. 中国自動車道 宝塚IC通過見込み 4:50
  6. 山陽自動車道 三木SA 5:30着 6:20発 (浜名湖SAより142km)★休憩50分 ●絶壁さんと合流
  7. 山陽自動車道 奥谷PA 9:00着 9:20発 (三木SAより245km) ●通勤快速さんと合流
  8. 呉市 10:00着(奥谷PAより37km)

以上、ここまでが大まかな計画だ。

 そして雨の中、予定通り海老名SAに集合。 雨の状況は小雨程度。 当然ながらこの場所には我々のバイクしか居なかったのは言うまでも無い。(^^;)

海老名SAにて

 海老名SAを予定通り23時頃出発し、osamuさんとの合流地点である足柄SAへと走行する。 この時間帯、東名高速道路ではトラックが非常に多く走っており、雨の中、交通量の多い高速道路を多少緊張しながら走行する。 そして、静岡付近では一瞬無線から芋にぃちゃんさんの声が聞こえた。我々が通過するのをウォッチしてくれていた様だ。残念ながらこちらの声は聞こえたか?聞こえなかったか?は不明だ。

 一気に浜名湖SAまで走行、ここでまず1回目の休憩となった。(1:51)

浜名湖SAにて

 短時間の休憩後数台が給油を行った後、再び雨の中をひたすら走行する。伊勢湾岸道路、東名阪自動車道を経由し、新名神自動車道の土山SAに、ほぼ予定通りの3:50に到着。ここではいかりんさんが既に到着しており、予定通り無事合流する。

土山SAにて

 土山SAで休憩中に交通情報を確認すると、名神高速道路(京慈バイパス入口付近)で2kmの渋滞が発生しているとの情報を得る。しかし、結果的には渋滞に遭遇する事無く京慈バイパスに入る事が出来、名神高速道路、中国自動車道、山陽自動車道と全ての渋滞多発地帯を無事通過する事が出来た。 目標であった宝塚ICを6時前に通過すると言う計画は、どうやら成功したようだ。(^^)

中国自動車道

 そして絶壁さんと合流すべく山陽自動車道 三木SAに到着。このSAでは朝食として「かすそば」なるものを食べてみた。

 ところがこれ、何だか肉(腸?)がギトギトしてて私の口には合わなかったのだ。普段、食べ物を残すことはあまりしない私だが、さすがにそばだけ食って肉と汁は残してしまった。(--;) ちなみにosamuさんは「かすうどん」を食べたそうだが、やはり口に合わなかったらしい。

かすそば

 三木SAで食事をしていると間もなく絶壁さんが到着し合流。

三木SAで給油

 その後、給油してから奥谷SAを目指すが、出発後直ぐにosamuさんが緊急のトイレコール、次のPAである権現湖PAに立ち寄った。 しばらく乗車姿勢のままで待つ事に・・・。(^^;) 下の写真、いかりんさん、なかなかリラックスしてますねぇ。(^^)

いかりんさんのリラックススタイル

 ちなみに雨の方は三木SAから止み小康状態となっていた。 ま、この日は雨が降ったり止んだりとさほど強い雨には降られなかった気もするが、何時もはあまり雨に降られる事が少ない私だけに、ツーリング仲間からは「RTが泣いている」とか、「RTの涙」と言われてた。それにしても最後のツーリングは晴れて欲しかったなぁ・・・。

権現湖PA

 その後も予定には無かった福山SAで休憩。さすがに長時間の運転で疲れが出始めていた。(8:46)

 最後に奥谷PAに立ち寄り通勤快速さんと合流。 ここから大貴は通勤快速さんの車(アルファード)に乗せてもらい、通勤快速さんを先導車とし、呉市にある大和ミュージーアムへと向かった。 最近、すっかり体重が重くなった息子とのタンデム走行から開放された私は、この時やはりソロの運転の方が楽だなぁとつくづく感じた。www 

アルファードが先導

大和ミュージーアムを見学

 大和ミュージーアムには10:37頃に到着。自宅を出発してから約12時間強。ほぼ全線での雨中走行(片道830km以上)にも係わらず、まぁ良くここまで来たもんだなぁ・・・と感慨深く思ったのだった。

 大和ミュージーアムでの駐車場探しは、地元民である通勤快速さんの無線誘導で迷う事無く駐車出来た。

大和ミュージーアムのバイク駐車スペース

 ただ、このバイク専用の駐車スペース、頭上に遊歩道があって濡れない場所で大変助かったのだが、写真でも判る通りレンガ造りの路面なのでとても滑り易く、皆、何時も以上に慎重に運転し駐車していた。

慎重に駐車する

 雨に濡れない駐車スペースのお陰で、慌てずに観光準備が出来た。

大和ミュージーアムの駐輪スペース

 さて、これがその大和ミュージーアム。とても大きく立派な造りの施設だ。(10:44)

大和ミュージーアム

 入場するとまず目に飛び込んできたのは勿論こちら・・・、1/10の戦艦大和の模型だ。模型と言えどもこの大きさにはビックリ。

戦艦大和の模型

 ちなみにこの館内からは呉港の景色が見えるのだが、外の景色は徐々に近づく台風の影響を感じた。

台風が近づく呉港

 大和ミュージーアムには特攻兵器として使用された「回天」(試作型)も展示されている。

特攻兵器「回天」

 こちらは砲弾。戦艦大和などで使用された46センチ主砲弾や、戦艦「陸奥」などで使用された41センチ主砲弾などが展示されていた。

 こちらは零戦。零式艦上戦闘機六二型が展示されている。

零戦・零式艦上戦闘機六二型

 館内の様子はこんな感じでした。

館内の様子

 大和ミュージーアムの屋上展望台からは、向かい側にある「海上自衛隊呉資料館」が見える。大きな潜水艦が屋外にど~んと展示されており、その景色は迫力満点。この場所でしか見られないと言うか・・・通常有り得ない景色でもある。それにしても潜水艦ってこんなに大きい物なんだなぁ・・・と初めて見る陸に上がった本物の潜水艦の大きさに驚かされた。

本物の潜水艦

 勿論、この後この潜水艦が展示されている「海上自衛隊呉資料館」にも行ってみた。こちらは見学無料。近づくと改めて潜水艦の大きさに圧倒される。(12:21)

「海上自衛隊呉資料館」

 そして「てつのくじら館」を見学。てつのくじらとは当然この潜水艦の事だ。

「てつのくじら館」

 館内の展示内容は海上自衛隊の「掃海活動(機雷の除去)」についての展示物や説明が中心だった。下の機関砲は機雷を撃つ為の装備だそうだ。

 天井には各種魚雷も展示されている。こうしてみると魚雷自体もかなり大きいことが判る。

魚雷

 勿論、本物の潜水艦の中も見学が出来る。こちらはトイレ。

潜水艦のトイレ

 こちらはシャワールーム。

潜水艦のシャワールーム

 頭上にはこれが潜水艦だと改めて認識させられるハッチが・・・。

 その他潜水艦内部の写真。

潜水艦の内部の様子

潜水艦の内部

 こちらは潜水艦の操縦席。

潜水艦の操縦席

 潜望鏡は実際に操作し覗く事が出来た。下の写真は潜望鏡を覗いている大貴の写真。潜望鏡のハンドルの操作感は意外と重かった。

潜望鏡を覗いて見る大貴

 ちなみに潜望鏡を覗いて見えた景色はこちらとほぼ同じ景色だ。

呉港

 足元の下には魚雷室も見える。

魚雷室

 てつのくじら館を見学した後は食事をするため隣のスーパーに入ってみた。しかし混雑している上に我々としてはあまり魅力的なレストランが無く、これから行く予定の温泉施設内で食べようと言う事となったのだが、バイクを停めていた場所に戻る途中、通路に張ってあったチラシを見つけて入ったレストランがここだ。日本料理「椿庵」。大和ミュージーアムの隣の建物内にある割烹料理店だ。

日本料理「椿庵」

 ここで大貴は刺身定食(1,650円)を食べた。ウニの色は如何かと思ったが、意外に美味しかったウニが一番印象に残ったようだ。(13:30)

 私が食べたのは瀬戸御膳(1,570円)。海鮮釜飯がとても美味しかった。このお店一番の人気メニューだそうだ。(注 下の写真は料理の一部である釜飯のみの写真。他にも色々な一品が付きます。)

瀬戸御膳の海鮮釜飯

 昼食を食べた後はいよいよ温泉入浴だ。(14:40) 計画ではこの温泉でのんびり湯に浸かり、仮眠する予定だ。下の写真は「大和温泉物語」の屋上露天風呂から見た景色。ビルの上にあるこの温泉施設はとても快適だった。

露天風呂からの眺め

 温泉施設内にはリクライニングチェアー毎にTVが装着されているレストルームの設備もあり、ここで1時間ほど爆睡した。ちなみにこのレストルームの利用は館内着を借りないと利用出来ないので注意が必要だ。(館内着は+300円)

 温泉施設を出たのが17:50頃。この後はバイクに乗り広島へと戻る事になった。この時も大貴は通勤快速さんのアルファードで移動する。その他のメンバーはバイクでアルファードの後ろについて走行した。下の写真は広島のレインボーブリッジと言われている「海田大橋」。(大貴が車の中から撮影)(18:42)

海田大橋

 この日の宿泊は私達親子2人を含む4人が通勤快速さんの実家に宿泊し、残りの5人が広島市内のホテルに宿泊となった。ホテル近くで二手に別れ、後程また合流する事となった。

 通勤快速さんの実家に到着すると通勤快速さんのお母さんが温かく私達を迎えてくれた。お母さんとは初対面であったが、色々気を使って頂いて快適な時間を過ごす事が出来、本当に感謝感激であった。この場をお借りし、再度御礼申し上げます。

 そして荷物をバイクから降ろした後、ホテル組と合流すべく今度は車高の低い車に乗り、ホテル組が宿泊するホテルへと向かった。

広島市内へと向かう

 まだ時間が有ったので、ついでに原爆ドームを見学する。(19:46) 何故か写真を撮ると見た目以上に緑っぽく写ってしまうのは何故だろう?ちなみにこの緑色っぽく写ってしまうのは、私のデジカメだけでなく、ボルドーさんやいかりんさんのデジカメや携帯電話のカメラでも同じだった。ホワイトバランスはオート設定、これを補正してやれば良かったのかも知れないが、まだ買ったばかりで操作慣れしていなかったのでそのまま撮影してしまった。

夜の原爆ドーム

 私にとって夜間初めて見る原爆ドーム。静かにそびえ立つこの原爆ドームを見ると、昼に見る原爆ドームよりも一層強いメッセージを発しているかのような気がした。

夜の原爆ドーム

 そしてここが本当の爆心地。病院(島外科)の前に爆心地を示すモニュメントがあった。

爆心地

 爆心地の周りは結構な繁華街だった。下の写真はモニュメント前から撮った写真だ。(19:56)

 原爆ドーム、爆心地と見学をした後、ホテル組からそろそろ支度が出来そうとの連絡が入りホテルへと向かった。そしてホテル近くの駐車場に車を停め、ここからは徒歩でホテルへと向かう。(20:08)

駐車場

夕食は広島風お好み焼き店へ

 ホテルのロビーにて再び全員が集合し、ここからは夕食を食べに広島風お好み焼き店「みっちゃん」へ歩いて行く。

広島風お好み焼き「みっちゃん」

 お店の前には数人の待ち行列と看板があった。(20:24)

みっちゃんの看板娘

  20分以上は待たされただろうか、それでも皆雑談しながら待っていたのでそんなに待つのは苦ではなかった。お店の前は屋根が有ったので傘を差さずに待つ事が出来た。

 待っている間に記念撮影。(^^)

 そして順番が来てやっと店内へ。外観も綺麗だったが清潔感溢れる店内だった。2つのテーブル席に5名ずつに分かれて座った。

広島風お好み焼き

 食べたのはこれ。ベーシックな広島焼き(そば)。そして大貴はもう1つ具沢山で餅入りの「名物焼き(そば)」も食べた。思っていた以上にボリュームが有り、お腹が一杯になった。

広島風お好み焼き

 食事を終えると近くのスタバへ立ち寄った。その途中に見掛けた「お好み村」の看板。さすがお好み焼きの広島だ。(21:31)

お好み村の看板

 スタバでは翌日のスケジュールの打ち合わせを行った。残念ながら絶壁さんは早朝ホテルを発ち、帰宅することとなっておりこの日でお別れとなった。私達は再び通勤快速さんの実家へ車で向かい、お世話になったのである。

 つづく

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