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夫婦と仲間と北海道ツーリング(7日目)

K1600GTLで最北端「宗谷岬」に到達

2011.8.6(土)~2011.8.14(日) 走行

8月12日(金)

 北海道ツーリング7日目、いよいよこの日は最北端の地「宗谷岬」を目指して走行する。下の写真は5:58頃。この時間は雲が多いものの天気は次第に晴れてくる。気温はやっと若干涼しくなった気がする。

天塩川キャンプ場の朝

 この日はこの天塩川温泉のキャンプ場にテントなどを置いたまま出発する。キャンプも連泊すると楽ちんだ。(^^)

リバーサイドキャンプ場

 ちなみに下の写真は無料の「リバーサイドキャンプ場」前の天塩川温泉施設手前の様子。この中を歩くとアブに集られるので歩くのは避けた方が無難。初日にここを通って大変な目に遭ったのだ。

リバーサイドキャンプ場前

 朝7:11、いよいよ出発する。テントの撤収などをしないので早い時間に出発出来た。

出発間際

 天塩川温泉からは途中までは国道40号線で、道道119号線を経て国道232号線へ出た。日本海側に出て道の駅「てしお」に到着した。(8:20頃)

 ここで喉が渇いたので水分補給。売店などはまだ開いていなかった。そしてもう既に毎日の日課となったスクリーン等バイクの前面に付着した虫の掃除を行う。(爆)

バイクを掃除するボルドーさん

 Mk73さんも雑巾が虫臭いと嘆いていた。今年は例年よりもアブや蝶の激突が多く、スクリーンの無いバイクは大変な思いをして走っているのだろうと思う。

Mk73さんとR1200RT

 その後は道道106号線でサロベツ原野を疾走した。この景色は道北のシンボル的な風景だ。

オトンルイ風力発電所

 下の写真の背景はオトンルイ風力発電所。サロベツ原野PAにて撮影。

オトンルイ風力発電所

 サロベツ原野PAにてMk73さんと記念撮影。後方には利尻島が見える。

サロベツ原野PA

 その後、ちょっと寄り道をしてサロベツ原野のビジターセンター横の展望台に登った。

サロベツの展望台

 ここから地平線がくっきり見える。やっぱり北海道は凄いと思った瞬間でした。

サロベツの展望台にて

 こちらは北緯45度のモニュメント。ここにもついでに立ち寄った。

北緯45度のモニュメント

 北緯45度のモニュメント前にて。

北緯45度のモニュメント前にて

 その後は地平線まで続く道を思いっ切り走り続けた。このサロベツ原野の道はまさに北海道!と言える道である。ライダーなら一度は走りたい憧れの道だ。ボルドーさんもこの道の景色に感動していた。

サロベツ原野の道道106号線

 稚内のノシャップ岬には10:30頃に到着。少し早いがここ「レストラン シピリカ」で昼食を食べた。

レストラン シピリカ

 レストラン内から見たノシャップ岬。レストラン内は空調が効いており、涼しくて気持ちが良い。と、言う事は、外は少し暑かったとも言えるのだ。恐るべき猛暑である。

 ここではお刺身定食(1,500円)を食べた。食後はアイスクリームを1F売店で食べ、夕食の食材としてジンギスカンの肉1kgともう1点Mk73さんがホルモン系のお肉を購入。

 宗谷岬へ出発前にボルドーさんとノシャップ岬に行き記念撮影。青空が綺麗だ。

ノシャップ岬にて

 12:19には宗谷岬に到達。ボルドーさんが今回一番訪れたかった場所だ。天気も良く最高のツーリング日和。さすがにここでは暑さをさほど感じなかった。

宗谷岬に到達!

 宗谷岬には多くのライダーが訪れていた。私はこれで5回目の訪問となった。(^^)v

宗谷岬に集まるライダー

まさかの深ジャリダート走行

 宗谷岬からは宗谷丘陵を走行する。ここはツーリングマップルの表紙を撮影した地でもある。ナイタイ高原や志賀草津道路を彷彿させる風景が広がり走っていても爽快な気分を感じられる。しかし、この道は最終的に国道238号線へ出る直前、600m程の距離がある深ジャリダートが待ち構えていた。(爆)

 私も以前乗っていたR1200RTでも深ジャリダートをかなり長い距離を走った経験があるが、K1600GTLでは勿論初体験である。しかもK1600GTLはR1200RTより80kg以上も車体が重い。本当に走破出来るのであろうか・・・?と思いつつも、いやおうなくダートに突入した。ダートに突入するとK1600GTLの後輪が左右に大きくぶれだした。私は当然の様にかなりの緊張状態となった。

 私の後ろを走行していたボルドーさんは、私のバイクの後輪があまりにも左右にぶれるのを見て、私と同様かなり緊張したそうだ。ボルドーさんは思わず私のバイクの後輪を凝視しながら走ったらしい。私も何度転倒を覚悟したことか・・・。(爆)

 それでも何とか無事転倒を逃れダート区間を走破した。ジャリダートを抜けた時の私の安堵感はかなりのものだった。(^^;) たった1kmにも満たないジャリダートだったが、深いジャリ道だったお陰でかなり疲れてしまった。

 国道238号線に出るとしばらくはリハビリ走行となる。精神的にかなり疲れきったからだ。

国道238号線

 国道238号線からまた内陸に向かい音威子府方面へと走行する。正直言ってMk73さんの後ろをついて行っただけなので、何処を走ったかは不明。途中休憩するために立ち寄った道の駅では、本格的なコーヒーを飲んでゆっくりした。

道の駅ではコーヒーを飲む

 この道の駅では今では珍しいビンコーラの自販機が置いてあった。いまだ現役である。

ビンコーラの自販機

 音威子府の駅に到着。(14:57) ここに来た目的は黒いお蕎麦を食べる事。Mk73さんは数回程この黒い蕎麦を食べるためにここに来た事があったそうだが、一度も食べられずにいたそうで、今回は是非とも食べたいと強く思っていたそうだ。

音威子府駅舎

 音威子府の駅舎はお洒落なデザインの駅舎だ。そして駅舎内に入ると、お蕎麦屋さんはこんな感じの小さいお店だった。

音威子府の黒い蕎麦

 そしてこれが黒いお蕎麦だ!食べてみると蕎麦の香りが強く、凄く美味しい!本当に美味しいお蕎麦だった。ちなみに温かいお蕎麦のみ。このお蕎麦はお勧めである。

音威子府の黒いお蕎麦

 お蕎麦を食べ終わり駅舎内を見学していると、丁度電車が到着した。今回の北海道ツーリングでは良く電車と遭遇する。

音威子府にて

 音威子府から天塩川温泉までは比較的距離が近い。途中で食材を買い込みキャンプ場に戻った。

 この日の夜はかなり気温が下がりだし、とても涼しくなり過ごしやすくなった。ボルドーさんは寒かったらしく、長袖の服を重ね着する程だった。

 夕食はノシャップ岬で購入したジンギスカンや山芋で焼肉パーティ。もうたらふく食べました。余ったジンギスカンはコンロも貸してお隣の若者グループへおすそ分け。

ジンギスカン

 北海道最後の夜はかなり冷え込み、明け方は13℃まで気温が下がった。やっと北海道らしい涼しさを感じられた気がする。
 そしてこの日の夜はペルスセウス座流星群が観測出来る日でもあった。しばらく夜空を眺めても見たが、前日の夜の方が流れ星を見れた気がする。こうして7日目の日が終わった。

 つづく

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