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1泊2日でミステリーツー(1日目)

濃霧の山越え&高原爽快ツーリング

2011.9.17(土)~18日(日) 走行

野沢温泉にて

久し振りにバイクを並べて記念撮影!

大型バイクで一般道を激走!

 午前2:25に起きて身支度を始めていると、ザーと言う強い雨の音が聞こえてきた。台風15号が沖縄付近で停滞するなか、前日の天気予報では東京のこの時間は雨が止み、雨に降られずに出発出来ると見込んでいたので出鼻を挫かれたような気分だ。(--;)

 仕方なくレインスーツを着込んでから外に出たのだが、雨が止み月や星も見えていた。えっ?先程までの強い雨の音は何だったのだろう?(^^;)と驚くが、これ幸いと思いさっさとレインスーツの上着だけ脱ぎ出発した。(一応レインスーツのパンツは履いたまま、局地的な雨との遭遇に備えた。) しかし、路面は先程までの大雨で完全に濡れた状態であり、慎重な運転を心掛ける。

 最初の待ち合わせは環七通り沿いにあるマクドナルド環七豊玉店。4時集合&出発の予定だった。マクドナルドで軽く食べるために3:30着を目指して3:10位に出発した。

 マクドナルドに到着すると既にボルドーさん(BMW K1200GT)が到着していた。そしてMAEDAさん(BMW R1200RT)は若干遅れて到着、結局4:10頃出発となった。同じくここで合流予定だったOSAMUさん(KAWASAKI Concource14)は大幅に遅れると言う事で、第二の待ち合わせ場所(群馬県の道の駅「こもち」)での合流に急遽変更となった。

 今回のツーリング、私達は敢えて高速道路を利用せず、目白通り → 環八通り → 川越通り(国道254号線) → 国道17号線と言うルートで走行し、まずは群馬県の道の駅「こもち」を目指してひたすら走る事にしていた。一般道の走行でも早朝であれば交通量が少なく、国道17号線のバイパスを走行すれば快適な走りが出来ると見込んでいたのだ。

 しかし、雨は止んだと言っても路面はウェット。そして信号のタイミングが悪い上にトラックの交通量がやたらと多く、いつもの様に快走は出来ず我慢の走行を強いられたのは予想外であった。それでも予定より早い時間(6:50)には道の駅「こもち」に到着し、OSAMUさんと合流する。

道の駅「こもち」にて

 下の写真は道の駅「こもち」内にある道路カメラの中継画像が見れる休憩所。山間部では霧雨が降っている様な感じだった。

道路状況の中継

 道の駅にある食堂は9時開店の為まだ営業しておらず、朝食を食べていなかったMAEDAさんやOSAMUさんはお腹が空いたとの事で、まずはこの先早朝から営業しているお蕎麦屋さんで朝ご飯をゆっくり食べましょう!と出発した。

 この時の天気はかなり曇りがち。出発時、レインスーツを着ていくか着ていかないか皆迷うが結局着ずに出発した。下の写真は中之条付近を走行中のもの。

中之条付近

 お蕎麦屋さん「きこり」に到着。(8:06) そう、ここは私がK1600GTLの慣らしツーの時に見つけたお店だ。

そば処「きこり」

 取りあえずここまではレインスーツを着なくて正解だった。

きこりの駐車場

 MAEDAさんは朝定食(580円)を注文。他の3人はお蕎麦がつく定食(800円)を食べる。

きこりの朝定職(蕎麦付)

蕎麦定食

 ちなみにお蕎麦は見た目は少ないかなと思ったが、以外と量が有り美味しかった。(^^)

 ここで食事中、第三の合流地点(白根山)で合流する予定のちかぶさん(SUZUKI BANDIT 1250F)にメールで少し遅れますとメールを送信、少し疲れたのでゆっくり食事をした。ちかぶさんからも、雨の為少し遅れているとの返信を受けた。

出発時、レインスーツを着るか?着ないかで迷う

 食事を終え、いよいよ白根山を目指す。ここでレインスーツを着るか着ないかでまた迷う。ここでは降っていないもののさすがに山の上には厚い雲が掛かっており、雨に降られる確率が高いだろうと予測し、結局レインスーツを着てから出発した。(8:57)

 走行中、草津駅手前から無線でちかぶさんと交信が出来るようになった。既にちかぶさんは白根山に上りだしたところだった。若干雨がパラついているらしい。(^^;) やはりレインスーツは着て正解であった。

濃霧の志賀草津道路

 国道292号線を走行し草津を通過して白根山を目指して走行していると、雨と言うより濃霧が私達を襲う。前を走行する白い車のテールランプすら殆ど見えない状態に四苦八苦しながら走り続ける。しかも途中に何の照明器具も設置されていない道路工事中の片側通行の箇所もあり、急停止させられると言うハプニングさえある始末。白根山山頂の駐車場も濃霧で手前側の入口が見えずに通り過ぎてしまい、奥側の入口からやっと入ったのだった。

白根山の駐車場にて

 まぁ何とか無事ここまでたどり着いたと言うのが正直なところ。(^^;)

濃霧の白根山駐車場

 皆の気持ちは折れかかっていたものの、駐車場に何故かカモがウロウロしており、少しだけ私達の気持ちを癒してくれた。

白根山駐車場にて

 ちかぶさんとも合流し、まずはソフトクリームを食べに行く。私はぶどう味のソフトクリーム(350円)を食べる。ここのソフトクリームは結構ソフトの量が多めでお腹が一杯になる。

ぶどうソフト

 景色がまったく見れないので、せめてと看板だけ撮影。

白根山

 さて、今回のツーリングはミステリーツーと言うことで、最終目的地を公表せずにツーリングを続行する予定であったが、結果的には東京から国道17号線を北上し、志賀草津道路を経由し野沢温泉へと向かうと言う、7月の慣らしツーリングと同じコースを予定していた。目的地は野沢温泉のスキー場にあるシュネーと言うペンションでお昼ご飯を食べる予定だ。

 しかし、この濃霧である。白根山に上る前、私は皆に山頂かもしくは山を越えれば天候は良くなる筈と言ってはいたが、この晴れそうもない濃霧にさすがに自信を無くしていた。(^^;)

 当初予定していた奥志賀林道の走行は、濃霧であれば危険すぎて避けた方が無難かも知れない・・・。最悪の場合は一旦山を下り国道117号線で野沢温泉を目指す事も話しながら志賀高原方面へと出発する。

 すると徐々に霧は晴れだし、横手山を過ぎると霧が晴れ青空が見えてきた。(^^)v

お待ちかねの晴天

 これで皆、テンションが一気にて上がった。これなら山を完全に下りずとも、予定通り奥志賀林道を走行出来ると確信する。

「こうで無くては!」

 「良いねぇ!」と会話も弾む。(^^)

志賀高原

 そしてとうとう奥志賀方面に入ってからレインスーツを脱ぐ事になった。(11:16) するとやっと高原らしい乾燥したすがすがしい空気を感じることが出来たのだ。(喜)

志賀高原にて

 奥志賀林道(完全舗装路)の走行は爽快そのものだった。路面は乾燥しており安心して走る事が出来る。時折すれ違う対向車には気を抜けなかったが、交通量も少なくハイペースで走行する。ただ、終盤は地震の影響で路面が荒れだし注意が必要だった。

 奥志賀林道を抜けると野沢温泉が見下ろせるスキー場の上部に到着する。見晴らしの良い所で記念撮影を行った。

野沢温泉を見下ろせる展望所

 皆、満足し笑顔がこぼれる。白根山までの気分も一気に晴れた。(12:19)

記念撮影

 そして本日の目的地でもあるペンション「シュネー」に到着。(12:36) ちなみにここでは昼食のみの予定。

ペンション「シュネー」

 私は前回来た時に気になっていたカレーを食べる。鳥とレーズンのカレー煮で、しめじ等も入っていた。少し甘め。

鳥とレーズンのカレー煮

 食後もゆったりコーヒーを飲んだりして過ごす。考えてみればここまで走りっぱなしだった。

無計画な宿泊、これ、意外と楽しいですよ

 これからどうするか?私の計画はここまで。(爆) 本当は関田峠への走行も考えていたのだが、早めに帰らなければならないとの事で、私とボルドーさんだけがこの日宿泊の予定となったからだ。

 ついでだからこの「シュネー」に泊まる事も頭の中を過ぎったが、5日後には出雲大社ツーが控えている。宿泊費が安いユースホステルに電話し、「戸隠高原横倉YH」に予約の電話を入れた。

 実はこれ、私はツーリングマップル上で見つけた「戸狩観山荘YH」と勘違いして予約してしまったのである。何故この様な間違いを起こしたか?それは2010年版のツーリングマップルに掲載されている「戸狩観山荘YH」は、私が持っていた「ホステリングガイド」には載っておらず、ツーリングマップルの文字が小さいために「戸隠」と「戸狩」を間違えたのである。(^^;)

 ちかぶさんに指摘を受けたものの既に予約は完了しており、ま、それ程極端に遠い訳でもないのでとそのまま「戸隠高原横倉YH」に宿泊する事にした。どうやら「戸狩観山荘YH」は無くなってしまったようだ。

 ペンションシュネーを14:20に出発する。この時間になると少し黒い雲が目立つ様になるが、雨の心配は無い程度だった。

野沢温泉を出発

 県道38号線に下りるとまずは給油のためガソリンスタンドに立ち寄った。osamuさんとMAEDAさんの2台が給油する。

給油中の様子

 国道117号線で上信越道「豊田飯山IC」を目指して走行する。気温も涼しく走っていて気持ちが良い。

国道117号線

 最後に道の駅「ふるさと豊田」に立ち寄り日帰り組と最後のお別れの挨拶をし、日帰り組と豊田飯山ICでお別れとなった。(15:02)

道の駅「ふるさと豊田」

 さて、ここからはボルドーさんと私の2台(2名)のみとなった。

戸隠高原へ

 豊田飯山ICから先は急に道が細くなり、しかも急勾配のつづら折りの道が続く。(県道96号線) 当初考えていたより戸隠高原までは距離があり、ハイペースで走行したものの思っていた以上に時間が掛かった。途中では一時的に通り雨にも遭遇したが、一瞬かつスクリーンのおかげで濡れずに済んだ。(^^)

 ナビには「戸隠高原横倉YH」をセットしていたが、目的地に到着してもYHが見つからなかった。そこで駐車出来る場所にバイクを停め、携帯電話で連絡し位置を確認する。下の写真がその「戸隠高原横倉YH」だった。(15:59着)

「戸隠高原横倉YH」

 あの~ YHの文字が紫陽花の葉で隠れてますよぉ~!(爆) これでは分かりませんよ。(^^;)

「戸隠高原横倉YH」

 「戸隠高原横倉YH」の前の道は道幅が狭くて交通量も若干多め。

戸隠高原横倉YH前の道

 バイクは駐車した場所からだと坂道を下ってこの狭い段差のある砂利道へと入る。少し緊張を伴うも難なくクリア。(汗)

ここからバイクを入れた

 駐車した場所はコンクリートの上だったので、サイドスタンドがめり込まずに安心して駐車出来た。防犯上も問題無し。(^^)

駐車スペースはコンクリートの上

 それはボルドーさんが砂利敷きの場所にサイドスタンド用の板を持参していた為にここに駐車してくれたお陰でした。

砂利の玄関前

 そして相部屋で同室となった足立ナンバーのスクーターに乗る青年が、気を使ってくれてスクーターを移動してくれたお陰。
感謝!

駐車風景

  「戸隠高原横倉YH」は風格のあるカヤぶき屋根のYHだった。玄関はこんな感じ

戸隠高原横倉YHの玄関

 表通りの出入口はここ。舗装してあるので有難いが、この白いミニバンが邪魔だった。

戸隠高原横倉YH入口

 部屋は相部屋だったが好青年だったので会話も弾み楽しく宿泊する事が出来た。部屋は広くてゆっくり出来た。

戸隠高原横倉YHの部屋

 夕食の時間は6時位から。夕食はこんな感じ。十分な量と美味しさでした。

YHの夕食

 ボルドーさんはYHに到着してからは少しウトウトしていた。食後も満腹感から睡魔に襲われる。早く寝てしまうと夜中に徘徊してしまうとのジョークも飛び出す。(笑) 結局22時に寝たのであった。私も熟睡出来ました。

つづく

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