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安全の為に教えておくべきこと

 親子でタンデムツーリングを楽しむ際、同乗させる子供に対し「事前に何を教えておくべきか」を私の経験から記載しております。

ヘルメットの取り扱い方法を教える

ヘルメットの取り扱い方法 子供にはヘルメットの取り扱い方について、事前に十分教えておく必要が有ります。何故なら子供はへルメットは頑丈な物で、落しても大丈夫で壊れない物と思っていることの方が多いからです。

 ヘルメットは壊れる事で衝撃を吸収し頭を守ると言う事を教え、落したりぶつけたりせず、丁寧な取り扱いを心掛ける様に教えてあげましょう!

 又、脱いだヘルメットをバイクのシートなどの上に乗せると、振動で落ちると言う事も教えておくと良いでしょう。

 それから、あごヒモの締め具合も慣れないうちは親がしっかりとチェックすることをお勧めします。なぜなら子供にやらせると締め具合が結構ゆる過ぎたりします。

ヤケドに注意!

マフラーやエンジンへの接触でのやけどに注意!  「安全の為の装備」でも紹介しておりますが、特に子供を乗せる場合バイクの高温になる危険な場所に触ってしまい火傷をしてしまう危険性が有ります。また、触るつもりはなくても、乗降時に不用意に接触してしまうことも考えられます。

 やけどを未然に防ぐには、長ズボンは必須です。真夏でも短パンや足首が出てしまう服装は厳禁だと認識して下さい。

 また、脱いだジャケットをバイクのシートの上に置く場合も多いかと思いますが、ジャケット等素材によっては高温部に接触することにより溶けたり焦げたりしてしまう事も有ります。

 何が危険か?何をしたらいけないのか?乗せる前に必ずしっかり教え、理解出来ているか確認しておきましょう!

乗り降りの仕方を教える

バイクへの乗り方を教えます  まずは乗降時に声を掛け合いタイミングを図る事。やはりこれがまず基本です。 また、実際にバイクに乗る時に何処に手足を掛け乗るのか?乗り降りの仕方を事前に教えておきます。

 大人が常識的に思っていても、初めてバイクに乗る子供はどうやったらこの大きな乗り物に乗れるのか?とまどっているかも知れません。また、不安に思っているかも知れないのです。

 それから自分より先に子供を乗せる場合、しっかりとバイクのハンドルや車体を押さえつけて動かない様に気を付けます。勢いをつけて「よいしょ!」と乗ろうとすれば、もしかしたらバイクごと倒れる危険性も有ります。

  ちなみに私の場合、最近は自分より先に子供を乗せるケースが多いです。理由は・・・ その方が子供が乗り易いからと、インカム等の接続を手伝ったりする為です。

走行中の注意点

走行中の注意点 走行中、ある程度のスピードが出ていればバイクの車体は安定しますが、低速走行中や停止・発進時、タイトコーナーでのコーナリング中などの子供の急な体重移動には注意が必要です。思わぬ事故にも繋がる可能性も否めません。

 そこで低速走行中や停止・発進時は、急に身体を動かさない様にとか、コーナリング中は車体を傾けることの理由を説明して教えてあげる事が大切です。

  小学校3年生位にもなれば十分に理解出来ますし、予め説明しておけばいざと言う時に注意しても何故注意されたのか理解出来ます。

 ところが理由も解らず「動かないで!」と注意だけされれば、子供にとってはただ単にしてはいけない事(制約)が多いだけでつまらない乗り物となってしまいます。