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氷結路の奥武蔵グリーンラインを走破!

リベンジ達成!タイヤチェーンの効果は絶大

2012.2.11(土) 走行

氷結路

ツルツルの氷結路。勾配もきついです。

寒い朝、渋滞をかき分け秩父方面へ

 3週連続の雪道アタックツーリング。いずれも走破出来ずリベンジを決意していた。今回の目的地は埼玉県秩父南部に位置する奥武蔵グリーンライン。顔振峠(こうぶりとうげ)、刈場峠、大野峠等の稜線を結ぶ真夏でも比較的涼しい舗装林道が今回のコースだ。

 待ち合わせ場所は国道299号線沿いにあるマクドナルド299倍パス笹井店に10時集合&出発とした。一緒に行くメンバーはMAEDAさん(セロー)。今回は2台(2名)のみでアタックする事となった。

 この集合場所までは約1時間半強の道のり。朝9時には到着しようと自宅は7時15分に出発した。気温が低く風もあったので寒さが凍みる。MAEDAさんもマクドナルドに到着した際は「寒い!寒い!」を連発し、店内でインナーをもう1枚着込んで寒がっていた。

マクドナルド299倍パス笹井店

 それから、残念ながらyoshiさんは今回不参加。お見送りとしてシンさんが来てくれるとの事で、MAEDAさんとあわ良くばシンさんを一緒に連れてってしまおうと相談していると、何とそれを察知してなのか?よりによって車(エスティマ)で来られた。(爆)

シンさんは車で登場

 しばらく雑談した後シンさんからサバイバルグッズとミネラルウォーターを頂き出発した。(10:15頃) シンさん、ありがとうございました。

 先週国道299号線に出た武蔵横手駅付近から再度林道に進入し、奥武蔵グリーンラインへと坂を上る。 天気も良いせいかハイカーも多くゆっくりと走行した。

 奥武蔵グリーンラインへと出ると先週まで見かけた雪がまったく無い。 しばらく走っても雪影1つ目撃しないので無線で「もし、このまま雪が無ければ奥秩父の林道へ行って見ましょう!」等と話しをしていたが、顔振峠を過ぎると突然凍結路に遭遇した。(11:38)

突然凍結路に遭遇

 まだ轍にはアスファルトが見え隠れする感じだったのでチェーンも巻かずしばらく走行する。しかし・・・ そんな路面状況に緊張感がなかった私はいきなり立ちゴケ。轍が無くなりツルっと滑ってしまったのだった。

勾配はきつい

 更に進み、刈場峠手前の勾配のきつい場所に差し掛かると凍結路ならぬ氷結路と言うべき路面状況が突如として我々の前に現れた。下の写真、MAEDAさんもついに転倒。私のスーパーカブもタイヤが空転し前に進むどころか後ろに下がりだす始末。MAEDAさんは何とか自分一人でバイクを立て直し私のところへ来てくれた。

 私がハマッたところは刈場峠5~600m手前の完璧な氷結路。近くにあった滑り止め用の砂を巻き何とか坂を登りきった。

完璧な氷結路

 後方に居たMAEDAさんは丁度舗装部分が露出している所でタイヤチェーンを巻きだした。

MAEDAさん

 私も離れた坂の上で今回は後輪だけではなく前後共にタイヤチェーンを巻く。(12:41)

前後共にタイヤチェーンを巻いたスーパーカブ110

 MAEDAさんは私の居る坂の上に上がってきてからもタイヤチェーンの締め付けを行った。

 朝から寒かった筈だがここまで力を入れて頑張っていたせいか、MAEDAさんと私はいつの間にか汗だくとなっていた。雪の上には熱くて脱いだヘルメットが・・・。www

脱ぎ捨てられたヘルメット

刈場峠

 そして無事刈場峠に無事到着。(12:50) 景色も美しい!

刈場峠到着

 ここでは陽が当たる舗装路面が露出した場所で湯を沸かし・・・。

湯を沸かす

 カップラーメンを食べたりコーヒーを飲んだりして休憩。

 MAEDAさんは初めてセローにタイヤチェーンを装着したのだが、チェーンバンドを購入し忘れたのでゴムバンドを使用していた。その為かタイヤチェーンが若干車体(スイングアーム)に接触していたので2人で車体に当たらないようタイヤチェーンを一旦外し、再装着して対処したりした。

 下の写真、先週購入したモンベルの滑り止め。これは急坂での使用では少し役不足で、やはりyoshiさんやMAEDAさん、シンさんが購入したスタビルアイサーが必要だと思った。

リバーシルグリッパー

2・3・4輪隊出現!

 しばらくのんびりしていると、原付スクーター、ジャイロ(3輪)、バギー(4輪)の3台がやって来た。つまり2・3・4輪隊。これらは全てノーマルタイヤのみ。(爆)

2・3・4輪隊

 2・3・4輪隊の方々とお別れし、私とMAEDAさんは除雪されていない大野峠方面へ向かった。雪と言っても表面はガチガチに凍っている。ハンドルを取られ直進するのはやっとである。

大野峠方面へ

 日陰で氷結しているこんな道、困難な道だからこそ面白い。この面白さはオフロード走行(林道走行)と何処か似ている。MAEDAさんも「楽しい!」とすっかり雪道の魅力に引き込まれてしまった様だ。

 それにしてもタイヤチェーンの効果は絶大である。 ガチガチに凍った道も引っかき傷を付けながら進んで行く。

大野峠へ

大野峠

 無事、大野峠へ到着。私達もかなり凍結路走行に慣れてきたようだ。

 私達は更に氷結路が続く白石峠方面(北側)に進んだ。

道標

 ここからもまだまだ手強そうな道が続く。

 ところで・・・ 今回の氷結路走行でスーパーカブの弱点が判明した。この様な氷結路走行でも両足が地面に付き、エンストもしないノークラッチ式、タイヤもスタッドレスやタイヤチェーン装備で最強の観が有ったのだが最低地上高が低く、それがとても大きな障害となってしまうのである。

 原因はセンタースタンドやステップバーが氷の塊に引っかかり、急に車体が横に向くのだ。これは結構緊張を伴った。何たって跳ね飛ばされるようにいきなり横向くんですから・・・。(^^;) 転ばなかったのが不思議な位でした。

手強そうな氷結路

 それでもMAEDAさんと楽しみながら走り、やっと凍っていない柔らかい雪が積もっている場所に出て記念撮影。そう、本当はもっとこんな場所を走りたかった。下の写真、良い感じでMAEDAさんのセローと私のスーパーカブのツーショット写真を撮ったのだが・・・ あっ!フロントバスケットに縛り付けたゴミ袋を取るのを忘れてました。orz

MAEDAさんのセローと私のスーパーカブのツーショット

 ゴミは持ち帰りがマナーですからね。(^^;)

 そこに2・3・4輪隊が到着!(爆) えっ?! 今の氷結路走って来たの!?(爆) 3輪4輪ならまだしも、2輪スクーターはノーマルタイヤだし・・・。 恐るべし!

2・3・4輪隊

 そしてまだまだ続きます。今度は下り坂が多くなり車間を取って走行。対向車(ハンターの軽トラ)ともすれ違いが多くなり、猟銃を持った人とも遭遇。

下り坂

 そしてやっと除雪された場所に到着。ここでまた雑談していると2・3・4輪隊が到着。

 ここでMAEDAさんと私はタイヤチェーンを外す事にした。2・3・4輪隊はここで初めて私達より先に出発した。

タイヤチェーンを外した場所

 しかし、これがまだ早過ぎた。この後も完璧な凍結箇所が残っていた。 MAEDAさん、転倒です。 一見するとアスファルトが露出している場所も凍っていました。(爆)

道の駅「あしがくぼ」

 何とか無事道の駅「あしがくぼ」に到着。(16:01) ちなみにこの場所で2・3・4輪隊と4度目の遭遇。 この後私とMAEDAさんは国道299号線で帰りましたが、2・3・4輪隊は再度正丸峠を目指して行きました。恐るべし!

道の駅「あしがくぼ」

 帰り道はMAEDAさんと国道16号線との交差付近でお別れし、私はバイパスを南下、しかしこの後は渋滞渋滞 渋滞・・・orz

 陽が沈むと寒気も感じだし、何だか疲れてだるいなぁ・・・と思ったら風邪をひいてしまった。翌日は大型バイクでツーリングとも考えていたが来週末の伊勢神宮ツーの為にゆっくり身体を休める事にしました。

 自宅到着はまさかの20:30。(渋滞に巻き込まれ4時間以上の休憩無し走行) 走行距離約160km。 燃費約48.4kmでした。

 おわり

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