BMW R1200RT その他装備品

2007. 7. 27 UPDATE

シートヒーター(前席用・後席用)

 BMWと言えば日本仕様ではグリップヒーターが標準装備されるが、オプションではフロントシート及びリヤシートにシートヒーターが選択出来る。(2005年モデル時)
実はこれ、非常に高額なオプションではあったが、冬も勿論バイクに乗る私としては選択に迷いは無かった。

 リヤシートのヒーターはリヤシートに座っている人だけでなく、運転者からも操作が出来る位置にあり、子供を乗せて使用している場合、子供が操作出来なくとも操作出来るので非常にありがたく優秀な造りだと改めて感心した。勿論メーター内にヒーターの作動情報が液晶表示され作動状況が把握可能だ。

ESA

 タンデムツーリング、キャンプツーリング時の重量増の時、ボタン操作1つで車高やサスペンションのモードを切り替えられるこの機能は大変便利。オプション装着して良かった機能です。

大型トップケース

 純正の容量49Lの大型トップケースは、私のXLサイズのヘルメットと同乗者のオフロードタイプヘルメットをまるまる2個余裕で収納してくれます。(^^) ちょいツーではパニアケースは装備せず、このTOPケースだけを装着し使っています。大型トップケースのデメリットは、R1200RTではミラーにこのケースが映ってしまい、真後ろの視認性が悪くなる事です。しかしこれは慣れの問題で、私の場合少し頭の位置を動かす事により問題無く使用しています。今までお会いしたRT乗りの方の殆どが小型のトップケースではなく、大型トップケースを装着していました。小型のトップケースですと、結局は収納容量が少なく買いなおし、後悔したと言う声を良く聴きます。積載荷物の多い人には迷う事無く大型トップケースをお勧めします。

タンクバッグ

 BMW R1200RTには専用のタンクバッグ(品番:7160 7689 655)を装備するためのレールが標準装備されています。普段ツーリングでも、パニアケースやトップケースの組み合わせで十分な荷物の積載が可能ですが、キャンプツーリングや長期のタンデムツーリングの場合、荷物の積載容量に余裕が有ったに越したことはありません。このタンクバッグ、かなり高額な商品なので購入に躊躇している方も多いのではないでしょうか?実際、私もこのタンクバッグを購入しようか迷っていて、車両を購入したディーラーさんに使い勝手を聞いたところ、RTはかなりの台数を販売したが、タンクバッグはまだ1名のみしか購入していないので良く判りませんとの返答でした。

 そこでここでは実際にタンクバッグの装着具合や使い勝手について紹介したいと思います。

 レール自体には6箇所のホールが有りますが、実際に装着で使用しているホールは前側・後ろ側の4箇所で、真ん中のホールは使用しません。ハンドル操作を妨げないように、フロントの部分は細くカットされたデザインです。脱着はハンドル側がレバー式になっており、予想通りのクイック操作が可能です。

 実際に装着し、バイクに跨ってみると予想通りある程度は圧迫感を感じますが、メーターの視認性は意外と良好です。上記の写真ではナビを外しておりますが、ちょっと前傾姿勢になればナビの画面も問題なく視認可能でした。(右下の写真は通常のライディングポジションでの目線で撮影しました)

 圧迫感を感じる分マップケースの視認性は近いせいもありかなり良好です。防水性も十分配慮された製品であり、勿論雨天時用のカバー何て言う物は装備されておらずまったく不要です。私が今迄使用してきたタンクバッグは、どれも雨の場合はカバーを掛けなければならない製品でしたのでかなり楽に思えます。

 容量は最小時13L、前側と後ろ側の2箇所(2段階)のチャック操作にて19Lまでの容量拡大が可能です。メインコンパートメントは防水を高めるカバーが内蔵されていました。

R1200RT専用タンクバッグ (品番:7160 7689 655)         ¥44,100

 2006年6〜7月、実際に北海道10泊11日のキャンプツーリングでの使用感をご報告致します。一番違和感を感じたのは、バイクを押さなければならない時でした。身長172cmの私だと、タンクバックの高さが邪魔になり、バイクを押したりセンタースタンドを立てる時はかなり邪魔です。力を入れ難いのです。それに・・・容量UPは前部と後部にそれぞれジッパーが有り、それぞれ調整するようになっておりますが、ナビを装着し使用しているのであれば前部の容量UP機能は使いたくありません。前部のジッパーを開放するとナビが見えなくなってしまいます。やはり容量UPは非常用として割り切った使い方が必要です。

 マップケースはA4サイズの地図は入らず、ツーリングマップルだと余裕が有り過ぎです。私の場合、ツーリングマップルではなく雑誌の特集マップの切抜きなどを入れて使用しています。若干使い勝手が良くないです。

 しかし、このタンクバッグの脱着の容易さは大変使い易くスピーディーでした。フェリーに乗る際も、フェリー内で必要なものだけこれに入れて使用しました。とても便利でした。結論的にはキャンプツーリングを行う私にとっては買って良かった製品でした。

インサート

RTにはCDオーディオのオプションが有りますが、私の場合、バイクを運転中に音楽は聞かないので装備しませんでした。しかし、右カウル内には鍵付きのオーディオスペースが有ります。これを有効に使うためのオプション品として、インサート(7160 7689 652)¥5,250があります。これを装備する事により、小物入れとして有効に活用出来ます。
その形状ゆえあまり大きな物は入れられないが、有ると便利

 

インナーバッグ(パニアケース用)

 パニアケースにすっぽり収まるインナーバッグ(品番:7160 7 680 543)は、パニアケースを最大限活用する上では非常に有効で便利なバッグです。ケースを開けた時、不用意に物が落ちてしまったりする事も無く、また、キャンプや宿泊時にスマートに荷物を降ろす事が可能です。私の場合、左右両方分のインナーバッグを購入し活用しております。

インナーバッグ(品番:7160 7 680 543) ¥14,850 × 2

曲面ミラー

 R1200RTのミラーは、ドイツ人の平均的身長?に合わせて作られているせいか?一部は自分の手がどうしても写ってしまいます。そこでその部分に車のドアミラーに貼って使用する曲面ミラーを貼りました。(左写真 ← 参照)
 勿論安全の為には目視が必須ですが、無駄な部分の有効活用にはお勧めです。視認性も悪くはありません。曲面ミラーの価格は¥1,000位です。


↑ 死角部分をある程度はカバー出来ます。