夏でも快走の西伊豆ツーリング

黒金さんとワイティングロード三昧

待ち合わせ場所は海老名SA

  8月31日(木)、今日はハーレー乗りの黒金さん(以降 Kさん)と西伊豆方面へのツーリングを予定。待ち合わせ場所は東名高速道路 海老名SAに8:00集合と約束。昨日までの悪天候が嘘の様に朝から晴天に恵まれた。Kさんとのツーリングは何時も晴れ、もしかしてKさんは晴れ男なのかも知れない。(^^) 今回の出動はBMW R1200RTだ。

 朝、6:00に起き6:30に出発。今日は平日と言う事もあり既に環八は国道246号線との交差点を先頭に渋滞が始まりかけていた。昨日までの荷物満載+タンデムとは違い、今日のRTは軽く感じられる。w 東名高速道路に入っても意外と交通量が有り、上り方向の渋滞は何時もの事だが、下り方向も何時渋滞しても不思議ではない程の交通量の多さだった。暫く走っていると予想通り渋滞3kmと電光表示板に表示されていた。

 しかし、海老名SAまでは渋滞に巻き込まれること無く順調に到着。(7:20) 環八の渋滞を避けるために早めに出発した事が功を奏した様だ。到着間もなくしてKさんも到着。待ち合わせ時間は8時だったが、早く合流する事が出来た。

 ← 平日の朝にも拘らず、ツーリングを楽しむライダーの姿が多く見られた海老名SA。

朝食は沼津漁港で!

 東名高速道路はその後も渋滞も無く順調に走行。途中富士山の雄姿を見ながら気持ち良く走れた。東名高速道路は裾野ICで下り、国道246号線を利用して沼津に向かった。国道246号線も流れは良い。

 沼津漁港まで順調に走り、9時頃には到着。しかし、今迄私が何時も車やバイクを駐車していた無料の駐車場は契約者専用の駐車場となっており、代わりに以前来た時に建設中だった立体駐車場(有料駐車場)が観光客用として完成していた。またここでもバイクの駐車スペースが失われた気がする。 残念でならない。 結局契約駐車場横の歩道に乗り上げて停める事にした。

  ← 完成していた立体有料P

 朝食の為訪れたのは私が沼津に来た時良く立ち寄る「丸天」さん。ここの料理はとてもボリュームがあり、まさに漁港に食べに来た!と十分感じさせてくれるお店だ。今回はKさんも私も「うにまぐろ丼?(正確な名前を忘れてしまった (^^;))」を食べた。まぐろはぶつ切りで厚みが有り、ボリューム満点で美味しかった!

  ← うに・まぐろ・とろろの3色

県道17号線で土肥へ

 2人共しっかり満腹になり、いよいよ西伊豆のワイティングロード(県道17号線)に向かう事になった。国道414号線は結構渋滞していて我慢の走行だ。思わずKさんも、「暑いねぇ・・・」との言葉が・・・。ここは我慢我慢。(^^;) そしてやっと県道17号線に入ると渋滞も無くなり右手に駿河湾を眺めながらの快走ルートとなった。県道17号線に入るとシーズンによっては何時もならみかんを売っているお店が目に付き買ってお土産にするのだが、この季節にはまさか売っていないだろう・・・と思いきや、「売っている!」 (^^;) 何と夏でもハウスみかんを売っているではないか!これにはビックリ。でも・・・今回は素通りする。w

 県道17号線は道幅が狭く、急カーブやアップダウンが続く海岸線沿いの道だ。本来なら駿河湾の海の向こうに富士山が見える筈なのだが、今回はガスっていて富士山は望めず残念、でも海岸沿いと走行風のおかげも手伝ってか?走っているとかなり涼しく感じられ快適な走行が出来た。

 ← 県道17号線は海岸沿いの少し高い位置を走るルートだ!

土肥の花時計・足湯・手湯

 11時頃に土肥に到着。私が土肥を通る時、何時も立ち寄る場所がある。それは「花時計」だ。この花時計はギネスブックにも載っている世界一大きな花時計だそうだ。しかし・・・実はその花時計よりも、その花時計の周りにある「足踏み健康」(正確な名前は?)が目当てである。この「足踏み健康」は靴を脱いで花時計の周りに敷きつめられている石の上を歩くのだが、寒い冬でも1周歩くと体全体がぽかぽかする位効果がある。運転で疲れた時、寒い時、眠気を覚ましたい時、何も無くても是非お勧めしたいスポットである。(爆) ちなみに隣には町営の駐車場も有り、足湯の横にはバイクなら十分停められるスペースも有る。

  
↑ 大きな石の上は良いのだが、小石の尖った場所ではかなりの忍耐が必要 (^^;)

 ← Kさんも暑い中、「足踏み健康」を一回り。お疲れ様です。(^^)

 花時計の次は「足湯」だ。こちらは道を挟んだ反対側にある。今回はこの足湯の横にバイクを停めていた。
 足湯に入るには少し暑い陽気だったが一応入る。足湯はそこそこお湯の温度も高い。

  
↑ 暑い中、足湯を堪能 (^^;)

 ← こちらは「手湯」 寒い時期ならかじかんだ手を温めるのにお勧め!

室岩洞へ

 次に向かったのが「室岩洞」だ。この室岩洞は江戸城の石垣や蔵等に使う石切り場だった洞窟だ。ここは無人かつ無料の観光スポットにも関わらず、小さいながらも駐車場や公衆トイレまでもが有る。室岩洞入口へは駐車場とは道を挟んで反対側の崖側の階段を下りて行く。(12:40)
 ここも幾度と無く来ている場所なので、事前にLEDライトを2つ持って来てた。一応照明装置が洞内に設置されているが、結構暗いので必ず必要なアイテムとなる。洞内は涼しいのでお勧めのスポットである。

 

 私自身も久し振りに訪れたのだが、結構以前と比べて整備されていてビックリした。石切りを再現した立派な石像?も新たに置いてあった。

 

洞内にはコウモリも飛ぶ姿を確認出来た。

 
↑ 洞内奥に出ると、江戸時代石を船で運ぶための石落とし場跡が有るが、海が綺麗に見える。

観音温泉

 室岩洞を出てから向かったのが「雲見露天風呂」だった。ここまでの道(国道136号線)も快適なワイティングロードを走行する快走ルートだ。雲見付近まで来たが肝心の露天風呂の場所が判らない。「波打ち際にある素朴な混浴の露天風呂 無料」との事なので、取りあえず海岸の方に行ってみる。しかし、良く判らない。そこでバイクから降り2人で地元の人にそれぞれ手分けして聞く事にした。私の方は丁度車椅子に乗った地元の方らしいご老人を見かけたのでその人に聞いてみた。「すみませ〜ん。地元の方ですか?ここら辺に無料の露天風呂があると聞いたんですけど・・・」 「あっ、それなら直ぐそこだよ!」と言い、バイクを停めた直ぐ先の海岸を指差した。「ほら、そこのところにも足湯はあっちだと大きく書いてあるよ。」と橋の橋脚にペンキで書かれた文字を指差した。「えっ?足湯って足だけしか入れない温泉なのですか?」と聞くと、「ははは・・・言ってみれば判るよ!直ぐそこだから」と教えてくれた。Kさんは直ぐ近くのお店に聞きに行っていて戻って来た。「どうもこの時期だと水着着用でないととても入れないらしいですよ」との事。結局思っていたイメージではなさそうだったので、今回はKさんお勧めの観音温泉に行く事となった。

 観音温泉へは国道136号線を松崎まで戻り、県道15号線を下田方面へ向かい、途中山に入り込んだ場所にあった。県道17号線の婆沙羅峠付近までは私が先導し、そこから先はKさんが前に出て走った。この道は1.5〜2車線の快適なルートだった。しかし、途中観音温泉に向かう為、細い道に右折した所で怪しくなった。進めば進むほど道は荒れてきて、最後には轍が気になるダートへと変わった。Kさんはさすが躊躇無く進んでいくが、私の方はペースを落とし慎重に進んだ。ダート道も距離的には長くなく、目的地である観音温泉の駐車場に無事到着した。(14:00)

  
↑ 県道より奥に入り込んだ場所にも拘らず、車で訪れている人の数は結構多い。

 到着するとKさんは直ぐに受付へと向かっていた。私が入口を入るとKさんからペットボトル入りの飲用温泉を渡してくれた。この温泉は飲用としても販売されており、pH9.5のアルカリ温泉だそうだ。入口や脱衣所等にはその場で飲める飲用ボトルも設置されており、喉が渇いていたせいもあり、Kさんと私は小さなコップでゴクゴクと沢山飲んだ。味はと言うと・・・・後味が滑らかと言う感じで飲み易かった。この温泉は有名なスポーツ選手も来ている温泉だそうだ。玄関もその中も、結構豪華な造りの立派な温泉である。さすがKさん、前回の湯村温泉といい良い温泉を知っている。(^^)

 ← この温泉で販売されている飲用温泉「飲める 観音温泉」

  

 ← 温泉に浸かりながらも温泉が飲める。

お土産とソフトクリーム

 観音温泉を後にし、また松崎方面に戻った。途中で見かけた「梅月園」と言うお店に立ち寄る。(15:20) お土産屋に気になる「桜葉餅」を購入。実は西伊豆を走っているとこの「桜葉餅」と言うのぼり看板を良く見掛けたのである。桜餅が好物な私は気になってしょうがなかった。お土産を買っているとKさんがこのお店で売られているさくら味のソフトクリームを発見。私の分も一緒に買ってくれていた。Kさんもすっかりソフトクリーム好きになったそうだ。(^^) ついでに私が買った桜葉餅もその場で2人で食べた。こちらは塩漬けにされた桜の葉が2枚も巻かれているお餅でこれもとても美味しかった。

  
↑ さくらソフトはほんのり桜の香りがする美味しいソフトクリームだった。

幻の「究極のそば」

 お土産も買い、次は遅くなった昼飯をと言う事で、恋人岬付近に有る「究極のそば」でおそばを食べようと言う事になった。この「究極のそば」と言うのは国道136号線を走った人であれば知っている人も多いと思うが、ガードレールにしつこく書かれた看板が目に付くおそばのお店の事だ。私は幾度となく西伊豆を訪れているが、今まで一度も入った事がない。この機会に1回は食べてみようとの事で、早速行ってみた。が・・・お店の前に来るとのれんが掛かっていない。しかも「木曜定休日」の文字が・・・。また幻に終わった。(^^;) まぁ2人共ソフトクリームやお餅を食べた後なので、そんなにはお腹が空いていなかったので、ここは仕方なく先に進む事にする。

西伊豆スカイラインを快走!

 土肥まで戻り、そのまま西伊豆スカイラインに入った。旧道に入ったところで前を走る車が無くなり、またワイティングロードを楽しむ走りとなった。私のRTはステップを擦る事は無いが、さすがにKさんのハーレーは時折「ガリッ ガリッ」とステップを擦る音がする。しかし、Kさんはさすがベテランだけの事が有り、結構なペースで走行していた。

 ← 西伊豆スカイライン途中のPにて。

 西伊豆スカイラインからは、 県道18号線 → 修善寺道路 → 伊豆中央道 → 国道136号線 → 国道1号線 → 東名高速道路 沼津IC と進み、そのまま足柄SAまで走行。足柄SAでKさんと最終の休憩後、厚木ICまで一緒に走り別れた。

 その後、厚木ICからは渋滞に巻き込まれながらも私が自宅に到着したのが19:40頃。Kさんは20:30頃に着いたそうだ。今回は夏の伊豆半島にも関わらず、全体的に快適なツーリングを味わえた。走行距離 442.1Km。

おわり