房総半島ぷちツーリング

2007年初ツーリングは夫婦タンデムから始まる 2007.1.28 走行

2007年初ツーリング

 2007年最初のツーリングは最初は2台で、そして途中からタンデムでと言う形で始まった。その訳は・・・昨年10月の中旬に予約していたBMW R1200RTへのETC装着の順番がやっと来て、車両の預け入れを行うためMotorrad Keiyoさんまでは2台で向かい、車両を預けてからはスーパーシェルパでタンデムツーリングをすることとなった。

 これが今年最初のツーリングとなるが、だからと言って実は今年になってまったくバイクに乗らなかった訳ではない。妻の実家へバイクで行ったり、「親子でバイクを楽しむ会」に参加したりとそれなりにバイクには乗っていた。しかし、どれもツーリングと言える乗り方ではなかったのである。

 今回の目的はETC取り付けのため、ディーラーにRTを預けるのが1つ目。妻との久し振りのタンデムツーリングを楽しみ、富津岬に行くのが2つ目。そしてゆっくり温泉に浸かるのが3つ目の目的となる。房総方面へとなったのはMotorrad Keiyoさんが自宅から見て千葉県方面の行徳に在るために必然的に房総半島へのツーリングとなった。

 Motorrad Keiyoさんが10時に開店なので、なるべくツーリング時間を得るために9:00位には自宅を出発しょうと思っていたが、意外と出発準備に時間が掛かり9:30過ぎにやっと出発した。今回は荷物を減らすため、無線を使わないで2台で走行する。考えてみれば無線を使わずに2台で走るのは初めてだった。いつもとは違い、なるべく早め早めにウィンカーや手振りで誘導しながら走行する。不便ではあるがちょっと新鮮な感じもした。(笑) 行徳までは車の流れは順調で、出発が遅れた割には10:15位には到着とまずまずの時間だった。

再出発はタンデムで

 Motorrad Keiyoさんへは初めて行ったのだが、RTに装着しているナビのおかげで迷わず到着。やはりこんな時はナビの有り難味を感じる。初めて行く場所でも不安無く迷わず行ける。Motorrad Keiyoさんへ到着すると直ぐに打ち合わせを行った。ETC取り付けに伴う手続きや打ち合わせは事前に車検証をFAXし、必要事項をほとんどMotorrad Keiyoさんで記入してくれていたので短時間で簡単に手続きを完了する事が出来た。そしていよいよ車両を預けてから今度はスーパーシェルパに乗り換え、本日のツーリングが再開された。

 まずは国道357号線を目指した。だが、単にナビを頼りにここまで来ていたので、いきなり向かっている方向が本当に正しいのか不安になる。地図をちらちらと見ながら若干遠回りではあったが何とかスムーズに国道357号線に出ることが出来ホッとする。ここからは慣れた道。結構渋滞している箇所もあったが自動車の間を慎重にすり抜け前に進んだ。千葉県内の内房 国道16号線に入ると交通量も少なくなり、車の流れも速くなった。

 天気は曇りがちで、天気予報は晴れだったのに、思っていた以上に寒い。妻に「寒くないの?オーバーパンツ履く?」と聞くが、街中でごそごそとオーバーパンツを履くのは恥ずかしいとの事。でも、我慢は禁物である。ちょっと早めの給油と言う理由でガソリンスタンドに立ち寄った。給油がてらトイレも済まし、休憩所内で暖かいコーヒーを飲んで身体を温めた。ついでに妻もオーバーパンツを履く事が出来、その後の走行では寒さを感じなくなり快適になったそうだ。

寒いのでらーめん

 しばらく走行するとアクアライン連絡道を通過した。お腹もそろそろ空いてきたので何を食べたいか相談した。2人の意見は寒いから美味しいラーメンを食べようと一致した。と、言うことで美味しそうなラーメン屋が無いか?道沿いの店をチェックしながら進んだ。木更津付近で一見美味しそうなラーメン屋を発見。お客さんの数も多い。そのお店の名前は「ながまた」。店内に入りメニューを確認すると美味しそうなラーメンが期待出来た。

 私は味噌味のラーメンを注文し、妻はタンメンを注文した。少し待つとラーメンが出来上がり早速食べる。「おいしい!」期待通りの美味しいラーメンだった。妻の注文したラーメンは麺の色が若干緑色だった。何が麺に仕込んであるのか聞きそびれたが、こちらも本当に美味しかった。また機会があれば立ち寄ろうと思った。

 ラーメン屋から再出発し、次はいよいよ富津岬を目指す。木更津を抜け、県道90号線へと向かうと開けた快適道となる。そして程なく富津岬へ到着。前回来た時とは違い今回は観光客も多く、ライダーの姿も結構多い。

犬も見惚れる富津岬展望台

 バイクを停め、早速見晴らし台に上ってみた。今回は人が多いせいか結構見晴台が揺れる。始めは風が強いせいで揺れているのかと思っていると、実は人が上ってくると揺れるということが判った。天気は相変わらずの曇り空で、前回来た時ほど景色は見えないが、それでも横浜のランドマークタワーなどは良く見えた。妻も初めてここに来て、想像以上に三浦半島や横浜が近くに見えて驚いていた。

 ← 犬も風景に見惚れる。(笑)

内房線を走る蒸気機関車は圧巻!

 富津岬を後にし 国道465号線→国道127号線 と前回同様のルートを走る。前回立ち寄った漁師料理「かなや」の横を通り過ぎ、そのまま道の駅「きょなん」まで走行した。道の駅「きょなん」の手前には「サイダーのお風呂」(あれっ?ラムネのお風呂だったかなぁ?)と言う24時間営業の施設を発見、ちょっと様子を見ようと立ち寄ろうとしたところ、何処からか大きな警笛の様な音が聞こえてきた。

 周りに居た人が一斉にその音を確認するために走って行くのを見て、そのままバイクで同じ方向に向かってみると、何と蒸気機関車が走っているのを見ることが出来た。この時の蒸気機関車は後ろ向きにバックで走っていた。まさかこんな所で蒸気機関車を見れるとは思ってもみなかった。大井川鉄道や秩父鉄道なら見たことがあるが、内房線にも走っているとは・・・。(^^) しかし蒸気機関車は格好良い。ちょっと感激した。

 道の駅「きょなん」はちょっと寂しい感じがする道の駅だが、ここには観光案内所があり立ち寄ってみた。目的はそろそろ温泉へと思い、何か良い情報が無いかと・・・・。色々パンフレットが置かれてはいたが温泉の情報は少ない。案内所の女性が話しかけてきて、色々と聞いてみたがあまり興味をそそられる温泉情報は残念ながら無い。仕方なく途中通り過ぎた「かなや」の隣に在る温泉施設に向かう事にする。

烏龍茶の様な色の天然温泉

 「かなや」は雑誌でも紹介されていた漁師料理屋さんで、前回は「大穴子天丼」を食べたところ。しかし今回は料理屋ではなく隣に建つ施設の温泉に入った。この温泉は看板に天然温泉と書いてある。施設自体は新しいので清潔感はある。肝心な温泉の方だが、入ってみるとシャンプーもボディソープも用意されていてまずはさっぱり。そして温泉は内風呂と露天の2つで両方とも海を眺めての入浴が出来る。温泉自体は烏龍茶の様な茶色っぽい温泉で、確かに天然温泉って言うような感じだ。

 東京湾に近い温泉は黒っぽい温泉が多い。ここでは烏龍茶風なんだと納得する。(^^;) 湯の温度は少し熱め。今日は寒いのでじっくり温まった。温泉から出ると休憩室でちょっと休憩。ここはちょっとした枕も用意されていてゆっくり出来た。 

帰り道はアクアライン

 「かなや」さんを後にしてからはアクアラインを目指した。すっかり日も落ち暗くなり、始めは交通量が少なくスイスイと夜道を走行。ところが・・・少し走るととんでもない大渋滞に遭遇。スーパーシェルパで来てて良かったと思うほど、数え切れないほどの車をかわして前に進んだ。 考えてみるとここは館山自動車道がまだ開通していない地域。途中で館山自動車道と並走する場所があるが、途切れているICを先頭に、館山自動車道も大渋滞で停まっているのが確認出来た。

 すり抜けすり抜けの連続でやっとアクアライン連絡道に入る。その後アクアラインを走行し「海ほたる」でちょっと休憩。ここで夕食をと思ったが、ステーキが食べたいなと2人の意見が一致。どの店もハンバーグステーキはあってもステーキが無いので食べずに「海ほたる」を後にした。結局自宅に近いステーキ専門店に立ち寄りステーキを食べ、今回のツーリングは終了した。

おわり