雨にも負けず風にも負けず花粉に泣くツー

タイヤ交換後の慣らし親子タンデムツーリング

2007.3.11 走行

約18,000km走行でやっと交換

 既に約18,000kmも走行し、タイヤの磨耗が既に限界を越えているのを知りながらも、ETC、ヘルメットと高額出費が重なり何となく先送りしていたタイヤ交換。前回森端さんと横須賀へツーリングに行った時、森端さんからもそろそろタイヤの交換した方が良いのではないか?と指摘も受けていた位である。ETC取り付けでお世話になったMotorrad Keiyo ichikawaさんにて、3月31日までの期間、タイヤ交換キャンペーンを行っていて安くタイヤ交換出来ると知り、約2週間前に電話して予約し3月11日(日)にやっとタイヤ交換の日を迎えた。

 実は1週間前に大貴がツーリング用としてのヘルメットが欲しいと言い出し、自分で貯めたお小遣いで今流行のフルフェースでチンガードが開閉するタイプのOGK テリオスVのヘルメットを買いたいと言うので一緒にNAPSに行った。しかし、実際には気に入った色が無く、いざ買おうとすると他のヘルメットに目移りしてしまうようだった。
 そしてその時、この日偶々特価品として売られていたHJCのサイマックス ロードスター(ガンメタ/シルバー)を見つけ一目惚れ、しかもサイズも丁度ピッタリの物が在庫で有った。しかしいくら特価で売られているとは言え、予算の1万5千円ではとても足りない。そこでせっかく大貴が意を決して自分のお小遣いで買おうとしていたのだし、気に入ったものを手に入れられる様、援助してあげることにした。
 こうして手に入れた自分のヘルメットを早く使ってみたいと言う事で、この日のタイヤ交換に一緒に行き、その後ツーリングに行こうと言う計画となった。

前日夜半から明け方にかけて大雨

 よりにもよって前日夜半から明け方にかけてかなり本降りの雨が降っていた。せっかく新しいヘルメットを初めて使うというのに雨の中使うのは気の毒だと思い、「また天気の良い別の日にツーリングに連れてってあげるから今日は諦める?」と聞くも、本人はもういてもたってもいられなく、すっかり行く気であった。
 結局朝9時、そこそこ強い雨が降りしきる中、レインスーツをしっかり着ての出発となった。しかしこの雨、天気予報ではお昼にかけ急速に天候が回復し、お昼には晴れるとの事。その予報に唯一期待しての出発となった。

 日曜日とは言えさすがに雨の中、レジャー目的で出かける人は少ないらしく、道だけは空いていた。雨の降り方はまさに本降りそのもの。逆にここまでまとまった雨なら諦めもつくと言うものだ。Motorrad Keiyo Ichikawaさんには10時到着を目標に一般道を走行するも、タンデム&雨天&スリップサインが出ている磨り減ったタイヤと3拍子揃った状態では慎重に走らざるを得なく、結局20分位遅れての到着となった。

雨は止んでも強風に悩まされる

 雨の中Motorrad Keiyo Ichikawaに無事到着し、早速タイヤ交換を依頼した。タイヤ交換が終わるまでの時間、大貴と2人で店内に展示されているバイクやウェアなどを見たりして時間を過ごした。その内雨は小降りとなり、そしていつしか空には雲の切れ間から青空も見えてきていた。そしてタイヤ交換が終わる昼頃にはすっかり雨も止み、天気予報どおり急速に晴れてきた。もうレインスーツは不要と判断、乾いたレインスーツを畳んで出発の準備を行った。

 タイヤ交換も終わり、いよいよツーリングに出発する。路面は勿論濡れてはいたが、空は晴れて日も差していた。お腹が空きだした頃だったのでファミレスでも寄ろうか?と大貴に聞くも、もう少し後でも良いから少し走ろうとの返答。首都高速湾岸線に乗り取りあえず西に向かって進んだ。
 首都高速湾岸線を走ると、右側(北)の空は青空が広がり天気が良さそうだが、頭上から左側(南)や進行方向(西)の空は黒い雲に覆われ、今にもまた雨が降り出しそうな雲行だった。当初は小田原箱根方面を考えていたが、天気が少しでも良さそうな中央高速方面に向かうことにした。首都高速湾岸線を走行中はこの天候の影響か?かなり強い横風を受けての走行となり、新しいタイヤとまだ濡れた路面で気の抜けない若干緊張しながらの走行となった。 首都高速の環状線はタンデム走行が不可なので、大井南ICまで走行し環七を北上。途中ガソリンスタンドで給油し、永福ICから再度首都高速に乗り中央高速を西へと向かった。中央高速を走行中も頭上は黒い曇り空と青空の極端な空模様が続いていた。

空腹に耐えられず石川PAに立ち寄る

 実は正直言って首都高速湾岸線を下りた時点でかなりお腹が空いていた。しかし、その後はなかなか立ち寄れそうな適当なレストランもなく、腹ペコのまま走って来た。それも中央高速を走り始めてさすがに限界が来てた。大貴に腹が減っていないか確認するとやはりもう限界的に腹ペコ状態だそうだ。そこで石川PAに立ち寄り何か食べる事にした。結局2人共同じものを注文した。かつ丼だ。これでやっと空腹が満たされ落ち着いた。

そしてまさかの花粉攻撃

 石川SAを後にし、上の原ICまで一気に走行。そこから20号線に一旦入り、県道33号線→県道18号線へと進む。しばらく走行していると何だか鼻がむずむずしてきた。そして・・・「へーくしょ〜ん!」と久し振りの大きなくしゃみが・・・。くしゃみの出る直前にヘルメットのシールドを開けたので平気だったが、もう少しでシールドにくしゃみをした痕跡を残すところだった。

 花粉症が重症と診断結果が出ている私は花粉症の薬を飲んで何とか症状を抑えている。今年は昨年に比べ花粉の飛散が少ない様で比較的に楽な毎日を過ごしていられた。ところが・・・である。気がついてみれば県道18号線は杉の木だらけの山々の間を走行するルートだった。 風も強いため花粉の飛散量も増えているようだ。

目的地は小菅の湯

 そして今回の目的地といつの間にか心に決めていた「小菅の湯」に到着した。ここは次女のひかりを連れてきた事がある場所だ。 
 本来なら駐車場の近くで「焼き魚」を売っていると思われるのだが、今回は強風と午前中の荒れた天気のせいか?残念ながら「焼き魚」は売られていなかった。大貴は「焼き魚」が大好物でもあるので是非にと食べさせたかったが残念であった。

 暫くの間、大貴と2人でじっくりと温泉に入っていなかった様な気がしてたので、今回のツーリングでは親子でじっくりと温泉に浸かり、のんびりしようと考えていた。これが今回の目的でもあった。 

おわり