TOP > ツーリングレポート > 2009 > 冬の浜名湖ツーリング

冬の浜名湖ツーリング

うなぎを食べに東京から浜名湖へ

2009.12.19(土) 走行

極寒の日

 当初は伊勢志摩へのツーリングを画策していたのだが、強い寒波の影響で東海地方の平野部でも積雪の恐れがあるとのこと。となると東京から伊勢志摩へは東海地方を通る必要が有り、伊勢志摩日帰りツーリングは断念せざるを得ない。それならば次の候補は伊豆半島と考えていたのだが、これもまた前日に伊豆半島東部を震源とする震度5弱の地震が連続発生し、気象庁の発表では伊豆半島は今後も更なる地震への厳重な警戒が必要とのこと。(^^;) う~ん ではどうしようかと悩んだが、一応目的地の候補を浜名湖か伊豆西部辺りと考え、ボルドーさん(CB1300SB)と海老名SAで待ち合わせをした。

R1200RTのメーターインジケーター

 この日は朝からかなり厳しい冷え込みで、さすがに寒さに強い私でも、ヒートテックの下着にインナーパンツ、ダウンのインナーも着込むなど万全の対策を行って出発した。朝の気温は氷点下1.5℃、上の写真は海老名SAにて撮影した時のもの。私のRTは実際の気温より2.5℃高い数値を表示するのでこの時も1.0℃ - 2.5℃ = -1.5℃となる。

牛丼とカレーライスのコラボ

 海老名には早めの6時に到着し、ボルドーさんも直ぐに到着。まずは腹ごなしと言う事で私は吉野家の牛カレーライスを食べた。

 カレーライス好きで、吉野家の牛丼も大好きな私だが、初めてこれを食べたが結論としてはやはり牛丼は牛丼、カレーライスはカレーライスと次回は別々に食べようと思った。(爆)

 ちなみにボルドーさんはおにぎりとお蕎麦をたべていた。

 そして普通ならこの後直ぐに出発するのだが、何だかまだ外が寒そうだったので、ゆっくりコーヒーを飲みながらボルドーさんと行き先を何処にするか相談した。

 結局行き先は浜名湖と決め、もし途中で雪が降ってきてしまった場合は直ぐに引き返すと言う事にした。そして海老名SAを出発したのは何と7:36だった。下の写真はその出発時の海老名SAの状況。厳しい寒さの中にも係わらず、沢山のバイクと奥には女性ライダーの姿も見掛ける。

海老名SAのバイク駐車場

 海老名SAを出発すると富士山を時折眺めながらの走行となる。今日の富士山は雲も掛からず特に美しい。

富士山をバックに快走するボルドーさん 海老名SAを出発したばかりだが、無線でボルドーさんからPAで停まって欲しいとの連絡が有った。

 どうしたのかと言うとどうやら首の辺りの防風が不十分だったらしく、かなり寒いとのこと。そこで中井PAに立ち寄り修正する。

 天気は快晴。陽射しが眩しく青空が気持ち良い。しかし、その清々しさとは反対に相変わらず寒さだけは厳しく、指先はグリップヒーターをON(強)にしていても冷たく辛い。

 その寒さゆえトイレも近くなり由比PAに立ち寄る事にした。(8:50頃) 由比PAは最近までしばらく工事中だったのだが、どうやら改良工事も完了したようで小さいながら小奇麗な施設となっていた。

Canon EOS 7D EF-S 15-85 IS USM

 由比PAから海を見ると、水平線上に厚い積乱雲の様な雲が壁の様に見える。何とも凄い光景だ。

水平線には寒波による雲が広がっていた

 寒かったせいかこの由比PAでもしばらくゆっくりしてしまった。写真を撮ってからまたゆっくりと走り出した。それにしてもここの照明用のポール、写真を撮るのに邪魔でしょうがない。展望台から見ても邪魔だったので設計ミスかも知れない。

今日の2台

ボルドーさん、間一髪!

 PAはこの後も三方原PAに立ち寄った。どうやら心配していた雪も浜名湖辺りまでは大丈夫の様だ。そしてこの日予定していたうなぎ屋「志ぶき」の営業時間に合わせるためここでもしばし休憩。で、そろそろ行きましょうか!と言う事で出発すると、高速道路本線に合流するところで無線でボルドーさんの慌てふためく声が聞こえた。

 こちらは本線に出てしまったので、「ゆっくり左車線を走ってま~す!」と伝えそのまま走った。

 後から聞いた話しでは、メガネをシート上に置いたまま走り出してしまい、本線に入る途中で何だか視界が悪いなぁ・・・と気が付き急停車。バイクから下りて走って戻るとバイク専用駐車場の前にメガネが落ちているのを見つけたと言う事だったそうだ。(^^;) 幸いにもメガネは無事だったそうで大事には至らなかったらしい。(^^)

 ところがその後にまた問題が発生した。私は念のため下りる予定だった浜松西ICの出口車線の路側帯部分でハザードランプを点灯し、停車して待っていた。すると2km手前を走行するボルドーさんと無線で連絡が取れたので一安心したのだが、何時まで経ってもボルドーさんが来ない。

 すると次のボルドーさんからの無線連絡では、既に3km先に通り過ぎてしまったらしい。どうやら丁度出口である浜松西ICで追い越しを掛け、トラック化何かの陰になってしまいそのまま通り過ぎてしまったそうだ。無線が意外と感度が良く話せたので助かったのだが、ボルドーさんには次のICである三ケ日ICまでそのまま走って頂き、私も後を追いかける事にした。

 しかし、いざ本線へと出ようとすると、なかなか車の途切れるタイミングが無く出られない。無線が届かなくなったらどうしようかと若干焦ったが、約7kmも先の浜名湖SA付近のボルドーさんと無線が繋がっていたのは幸いだった。

三ケ日みかんを大量購入

 三ケ日IC出口で無事ボルドーさんと合流する。ここからはうなぎ屋の「志ぶき」を目指して走行する。すると走り出して間もなく道端で売られている「みかん」が目に付きだした。三ケ日と言えば「三ケ日みかん」が有名だ。私も当初からこの「三ケ日みかん」をお土産にと思っていた。

 うなぎを食べた後でとも思っていたのだが、食後にまたこの道を走るかどうか判らなかったので、早めに買うことにして走行中何処で買おうか物色しながら走行していた。

三ケ日

 丁度トラックで大量のみかんの荷を下ろしていたお店を見かけここで買うことにした。1ネット100円だそうだ。安い・・・ でも本当に甘いのだろうか?と思いながらお店の人と少し話し、結局買うことに決める。そして持っていたエコバッグに入るだけ下さいとうっかり言ってしまったのが大変な事態に・・・。

 このエコバッグ、5ネット位しか入らないだろうと思っていたのだが、何と10ネットも入ってしまうのだった。「バイクなんで・・・そんなに入らないかも・・・」と静止させなければまだまだ詰め込まれるところだった。1ネットあたりみかん15個入り、1個が約85gだったので実に12.75kgもある計算になる。

 丁度1,000円だったのだが金額よりもその多さが問題だ。難無く右側のパニアケースに入ったのだが、走り出すと右側に傾き易くバランスが悪い。(^^;) 取りあえずうなぎ屋さんに行ったら調整しようと決め、そのままうなぎ屋さんへと向かった。

うなぎを食べる

 そしてやっとうなぎ屋「志ぶき」に到着。(11:33) 予定よりも大幅に遅くなってしまったが、心配していた混雑も無くホッとする。このお店はツーリングマップルでも記載されているお店だ。バイクも駐車場に置けるので安心だ。

Canon EOS 7D EF-S 15-85 IS USM

 駐車場にある「うなぎ地蔵」 わざわざこんな物まで造るとは・・・ (^^;)

うなぎ地蔵

 そしてこのお店で食べたのが「おひつまぶし」(¥2,600) うなぎと梅の食い合わせが良いとのことで、薬味に梅が付いている。最後に昆布だしのうな茶漬けで頂く。 どうです?美味しそうでしょ? 前回の養老渓谷でうなぎを食べなかったのでここでリベンジです。(^^) ちなみにこの「志ぶき」のホームページをチェックするとドリンクサービス券が有ったので、しっかり活用させて頂きました。(~13:10)

Canon EOS 7D EF-S 15-85 IS USM

浜名湖から伊豆へ

 うなぎを堪能した後は浜名湖を反時計周りで周遊する。それにしてもこの日の浜名湖周辺の空いていること!(驚) 何処を走っても殆ど車もバイクも走っていない。きっと積雪の予報だったので皆避けたのかもしれない。

浜名湖に掛かる雲

  ふと空を見ると、雪雲のような雲が西から東へ流れていた。でもまだまだ心配するほどではなかった。

浜名バイパス

 国道362号線 → 国道301号線 → 国道1号線 と進み、一旦豊橋方面に向かい、白須賀ICから浜名バイパスに入った。

 この道は無料なのに快適な道で景色も良い道だ。

 弁天島が見える橋の部分は工事の為車線規制がされていたが、特に渋滞もなく通過する事が出来た。

 ただ、少し風が強く、気圧の谷が近づいているのでは?と思わせる。頭上の雲も結構多めとなったが、行き先方面の空は相変わらず青空が広がっていた。

浜名バイパス

  そしてそのまま国道1号線を浜松ICへと進み、県道65号線を経て東名高速道路に入った。

危険な罠

 何処のPAだったか忘れてしまいましたが、沼津ICに着く前にPAに立ち寄った。ここもバイク専用駐車場は1台もバイクが停められていなく貸し切り状態。朝、海老名SAに停まっていたバイクは一体何処へ行ってしまったのだろうと思うほど。

 ここのバイク専用駐車場へも出し易い様にとバックで入れようとしたが、急に前にも後にも動けなくなってしまう。「えっ?何で!」とバイクの周りを見回すが、特に異常は見られない。思わずボルドーさんに私のバイクの周辺をチェックしてもらう。すると・・・ 丁度センタースタンドの真下に、折れたコンクリ製ポールの付け根部分が残っていたのを知らずにハマってしまっていたのであった。(爆) (下の写真・手前のがそれ) 

犯人はこれ!

 もう少しでバランスを崩して立ちゴケするところでした。オイオイNEXCOさん、これって危ないから何とかして下さいな!(--;)

百笑の湯でのんびり

 時間も遅くなってしまったが、ボルドーさんも温泉は外せないとの事で私のお気に入り「百笑の湯」に行く事となった。沼津ICでわざわざ下りる。すると・・・ ビックリ!「伊豆縦貫道」と言う無料の道が出来ていた。この新しい道は何処まで繋がっているのか?と判らなかったが、取りあえず方向はほぼ合っていたので走ってみる事にした。

 そしてその道は国道136号線と国道1号線が交差している所から、箱根方面に少し走って行った場所(塚原新田交差点)に出られたのだ。この道は使える!(^^) 今後、必ず利用しようと思った。

ヒレカツ煮定食は980円

 しかしこの後激しい渋滞にハマってしまう。国道136号線は下り(南下)だけが大渋滞。普通なら上り車線(北上・沼津方面)が混雑するのだが、17時過ぎで既に夜になっているにも係わらず、下田方面の方が圧倒的に混雑していたのである。

 これはもしかしたら東伊豆(伊東付近)を震源とする地震の影響が有ったのかも知れないと感じた。同じ方向に向かっている車のナンバープレートは、地元ナンバーばかりであった。

 結局目的の「百笑の湯」への到着は18時過ぎになってしまった。でも、運の良い事に18時過ぎから入浴料金が2,000円から1,500円に割引になり、かつJAF会員割引で10%引きの1,350円になったのだ。(嬉)

 「百笑の湯」ではゆっくりたっぷり温泉に浸かり、そして夕食として「ヒレカツ煮定食」(右上写真・980円)を食べた。これがとても美味しい。ボルドーさんも期待以上に美味しかったらしく、思わず「これ、美味しいですねぇ!」と感心していた。(^^)

 この「百笑の湯」はひかりが好きなのでツーレポでもお馴染みとなってしまっているが、改めて紹介すると・・・

① タオル、バスタオル、あかすり、歯ブラシ、室内着などなど、料金に含まれているので手ブラでOK
② 多くのブランドのシャンプーが備えられており、好きなブランドのシャンプーが自由に使用可能(女性に人気)
③ 広い休憩スペース。毛布もあり
④ 食堂のご飯が美味しい。かつリーズナブルな価格。
⑤ マッサージ器が十数台設置されており、何と使用料無料。(ライダーには嬉しい)
⑥ お風呂も種類が豊富。源泉掛け流し、ヨモギ湯、紅茶の湯、サウナ、塩分の濃いお風呂、などなど

ボルドーさんもすっかりお気に入りになったそうだ。

百笑の湯

 結局、21:20過ぎに「百笑の湯」を出発した。さすがに帰り道は空いていた。帰り道もまた伊豆縦貫道を利用する。勿論東名高速道路も渋滞は皆無だった。最後に海老名SAに立ち寄りここでボルドーさんと長い時間話し込んでしまい、何時の間にか日付が変わってしまうと言う状態に・・・。帰宅時間は未明となってしまった。(笑)

 早朝から未明までのフルの1日でしたが、のんびりツーリングと温泉のおかげで疲れも感じない楽しいツーリングでした。ちなみに走行距離は600km以上でした。(^^;)

深夜の海老名SA

 おわり

このサイトのTOPへ