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ハプニングだらけの能登半島キャンプツーリング(1日目)

オフ車なのに長距離高速ツー

2010.7.17(土)~19日(月) 走行

なぎさドライブウェイにて

能登半島「なぎさドライブウェイ」にて

 当初は福島県方面への林道走行&キャンプツーリングを予定していたが、梅雨明け直前の福島・新潟方面は雨の予報、西の方が天気が良さそうなので東名高速道路 海老名SAに6:30の集合とした。

 今回のツーリングは林道走行が目的なので乗って行くバイクはスーパーシェルパだ。ツーリング仲間のボルドーさん(他にCB1300SBを所有)がYAMAHAのオフ車 セローを購入し、納車されたのでそれを祝して林道ツーリングの計画を立てたのだった。

スーパーシェルパ

 林道キャンプツーと言う事で、今回はもしもの時の予備燃料や車載工具以外に救急セット、パンク修理道具、エアーポンプ、ハンディライト類など必要十分な装備を満載しての出発となった。

東名高速道路 用賀IC

 自宅を5:20と早めに出発し、東名高速道路へと向かうが早くも環八道路から道路は混雑気味。東名高速道路に入ると直ぐに詰まりだし、横浜IC付近からは完全停止状態の渋滞が発生していた。(--;)

 その後、スーパーシェルパならではのバイクの機動力を活かした走行を行っていると、バックミラーにogmさんのスーパーシェルパの姿が・・・。HIDを装備した白いスーパーシェルパなので直ぐに判った。

 走行中にogmさんと無事合流し、そして海老名SAに到着する。いつものカフェ リシオに入るとボルドーさんと合流した。カフェ リシオでアイスコーヒー(280円)と意外なモチモチ感が特徴のロールドッグ(280円)を注文する。

カフェ リシオ

 すると・・・ 私の携帯電話にカメさん(FJR1300)から連絡が入った。何と今回のツーリングは参加が難しいと言っていたカメさんが海老名SAに到着し、何処に居るのか?確認の電話だった。(^^) そしてカメさんとも無事合流した。

カメさん&FJR1300

 さて、4人が揃ったところで何処に行くか相談を始める。当初は静岡県の西方面を考えるが、私がツーリングマップル(地図)を見ながら能登半島に良いキャンプ場が在ると言うと、ではそこに行こう!となり、結局能登半島に行く事となった。丁度能登半島に行くと決める時、カメさんが席を外していたので、カメさんには行き先を教えずミステリーツーとして楽しんでもらおうと言う事になった。w

 カメさんは日帰りツーとしての参加なので、時間を見て何処かで途中離脱となる予定で出発する。しかし、いざ出発しようとするとカメさんの無線機の調子が悪く交信が出来ない事が判った。しばらく原因が判らず苦労するが、最終的にFTM-10Sのコントローラーパネル裏のコネクター部分の接触不良と判り挿し直すことで無事解決した。

 下の写真はボルドーさん。セローはこの日、納車されてからたった2日しか経っていない。正真正銘のピカピカの新車だ。

ボルドーさんとセロー

 海老名SAを出発すると、SAを出たところでいきなり大渋滞にハマった。さすがに3連休の初日だけある。その後は大井松田付近でやっと渋滞が解消し、御殿場ICで東名高速道路をでて国道138号線を北上した。

 須走まではまた我慢の渋滞が始まる。ここではさすがにバイクとは言えどもじっと耐えるしかない道だった。その間、対向車は自衛隊の車両がひっきりなしに通過し、多分豪雨災害へ派遣される為に基地から出発したのだろう。

 須走ICから東富士五湖道路を走行する。ところで現在はこの須走ICからの東富士五湖道路と、河口湖~大月までの中央高速道路は無料区間となっている。

 須走IC付近から気温が急に低くなり、籠坂トンネルを抜けるまではフルメッシュジャケットでは肌寒いくらいだった。そして給油の為一旦富士吉田ICで下り、国道138号線を南下しガソリンスタンドに立ち寄った。

国道138号線沿いで給油

 給油が終わると再び国道138号線を北上、今度は暑さで喉が渇いたためファミリーマート(河口湖インター店)に立ち寄った。(9:06) ここでは水分補給のみのつもりだったが、肉巻おむすびも食べてしまった。

 先程まで走行中は若干肌寒いほどの気温だったが、一転してここではさすがに暑くてコンビニ横の日陰で休んだ。

ファミリーマート河口湖インター店近くにて

 コンビニを出て再び出発すると今度は河口湖ICから中央自動車道を走行した。そして諏訪湖SAまで一気に走行する。中央高速道路では特に目立った混雑は無く、終始順調な走行だった。諏訪湖SA到着は11:00だった。

 さて、下の写真は私が諏訪湖SAで食べたシチューとチーズフォンデュのセット、一体幾らだと思います?(^^) 結構豪華でしょ!?

シチューフォンデュ

 じつはこれ、1,200円で食べれます。(^^)v 結構美味しかったですよ。お勧めです。 それからチーズフォンデュの先にogmさんが食べたカツ丼が写っていますが、そのボリューム感も凄まじかったです。(^^;)

 そそ、ここまで行き先を聞かずに一緒に走ってきたカメさん、さすがにこの諏訪湖SAで行き先を聞いてきた。(笑) そこで能登半島だよと話したのだが、全く動揺する気配も無く、「あっ、そう」的な反応だった。さすがだ・・・ (^^;)

 ゆっくり食事をした後はお約束の給油をしてから出発する。ここからは長野道 → 上信越道と順調かつ気分良く走行する。

上信越道

突然、豪雨に遭遇

 天気も良く、壮快な気分で走っていると、少しだけ頭上に雲がある場所に差し掛かった。電光掲示板で「この先雨」との表示を確認。しばらく対向車の濡れ具合を気にしながら走るが、そのうちポツポツと雨が降って来たかなと思った直後、突然ゲリラ豪雨に遭遇してしまった。その時の写真がこれである。前方の空も晴れているのだが、雨の量は尋常ではなかったのだ。(--;)

晴れていたのに突然の豪雨

 当然突然のことゆえレインスーツは着ておらず、更にメッシュジャケットと言うバツの悪さ。直ぐに新井PAに駆け込んだのだが一気にずぶ濡れとなり、パンツのみならず靴の中もぐちょぐちょに濡れてしまったのだ。その後もしばらく晴れているにも拘らず雨は降り続いた。

新井PAにて

 下の写真は全身ずぶ濡れのogmさん。足元には影があるのに雨は降り続く。

新井PAにて狐のお嫁入り

新井PA

 走ってきた方向を見ると雨のカーテンが見えた。そして突然大きな雷鳴も1回だけ聞こえた。雨が止み、強い日差しと高い気温にジャケットやパンツは直ぐに乾き始めたが、靴の中だけは絶望的な感じだった。(爆)

 しばらく立ち話をしていると、急にまた曇りだした。雨雲がまた接近しそうな感じだったので先に進む事にした。

ゲリラ豪雨をもたらす積乱雲

 結局雨は妙高⇔新井間の区間のみで、雨の心配は無くなり一安心した。下の写真は新井PAを出てから撮影したもの。対向して通り過ぎたライダーも居たが、レインスーツを着ていない様子で雨は大丈夫だったのだろうか?(^^;)

上信越道

 そして北陸道の分岐点、上越JCTに差し掛かる。ここで見送りのカメさんとはお別れとなる。正直ここまで遠くまで一緒に走れるとは思っていなかった。東名高速道路 → 東富士五湖道路 → 中央高速道路 → 長野道 → 上信越道と走り、この後もカメさんは 北陸道 → 関越道 と走り、ほぼ関東甲信越地方を周遊するツーリングとなった。

 ちなみにカメさんはこの後別れてから新潟方面を走行中、想像以上の雨に遭遇して大変だったそうだ。自宅到着は19:30、走行距離860kmだったそうだ。(^^;) 本当にお疲れ様でした。(カメさんのブログはこちら

上信越道を走行中のカメさん

 私達はカメさんと別れてから名立谷浜SAで給油、給油後直ぐに出発し有磯海SAまで走行した。

有磯海SA

 ここではしばらく振りに休憩をし、ご当地名物である「鱒のすし」(半月 480円)とおわら桑摘み茶を頂いた。

 その後は北陸自動車道を走り、金沢森本ICで下りると国道159号線 → 国道8号線 → 能登道路を走行し、なぎさドライブウェイを目指した。

セロー、初のオフロード走行

 ここまでのルート、オフ車なのに殆どが高速道路や自動車専用道路ばかり走り、まったくオフロードを走っていない。www
そしてやっと「なぎさドライブウェイ」に到着したのが17:32。 ボルドーさんのセローはこの海岸沿いの砂浜が念願の初のオフロード走行となった。(祝)

なぎさドライブウェイにて

 しかしこの道、以前来た時よりも路面状態が良い。(^^;) 今回はもっと荒れた路面でも良かったのだが・・・。これなら大型ツアラーでも何の心配も要らなかった位である。

なぎさドライブウェイ

 さて、この日はキャンプなのに時間に余裕が無くなってきた。暗くなる前にテントを張るために急ぐ事にした。

影

 そしてやっとキャンプ場に到着したのが19:00。 キャンプ場は石川県 能登半島 能登島にある「能登島家族旅行村 Weランド」(2泊 1名&バイク1台で2,100円)だ。まだギリギリ明るい。

能登半島家族旅行村 Weランド

 購入後初使用となったボルドーさんのテントは小川キャンパルのミルフォード。説明書を読んでいなかったため若干組み立てに苦労するが無事設営完了。私は同じくアーディンDX。ogmさんはコールマンのツーリングテントだ。最後はモンベルのタープに各テントの出入口部分を合わせ完了となった。設置完了間際には陽が暮れしっかり暗闇の中での作業となってしまった。

手前がボルドーさんのテント

 テント設営後は近くの温泉施設「ひょっこり温泉島の湯」に行った。この日はキャンプ場に戻ってからコンビニで購入した弁当を食べ、少しだけお酒を飲んだ。

温泉へ

 今日のルートはオフ車よりツアラーの方が快適だったに違いない。翌日のリベンジを誓い1日目が終わった。

 つづく

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