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娘とタンデムで北海道一周キャンプツーリング

思い出に残る星降る百人浜キャンプ場(7~9日目)

2010.8.7(土)~15(日) 走行

阿寒湖へ

 7日目(8月13日(金))、この日はいよいよMk73さんと北海道ツーリングで最後のお別れの日だ。(寂) 秘密基地を後にし、まずは阿寒湖へ向けて出発する。Mk73さんはR1200RTではなく敢えてスーパーカブ110に乗り出発する。

秘密基地前にて

 Mk73さんの先導で阿寒湖を目指して疾走する。スーパーカブ110はマフラーも交換されていて元気の良い走りを見せる。結構早い。(^^;) キャンプ道具を満載し、タンデム走行する私のR1200RTは運転していてかなりの重さを感じ、ついて行くのがやっとだった。

スーパーカブ110とのツーリング

 昨夜の台風通過が嘘の様に天気が回復し、空は青く、広がりのある空を眺めながら走るのはとても気持ちが良い。やっと天気の心配が無くなったと言う感じだ。

台風一過

双湖台PAでぽちたまさんご夫婦とお会いする

 阿寒湖へ向かう途中、トイレ休憩を兼ねて双湖台のPAに立ち寄った。この双湖台からはパンケトーとペンケトーと言う湖が見える展望台がある。

双湖台

 北海道の形に似ていると言われるペンケトー。う~ん・・・ 確かに少しは北海道の形に見えなくもないが・・・ちょっとこの角度では厳しいかも?(^^;)

ペンケトー

 パンケトーとペンケトーを見たのでそろそろ阿寒湖に向け出発しようとしていると、突然隣にシルバー色のR1200RTが停まった。南東北エコランツーでご一緒したぽちたまさんご夫婦だった。宇都宮在住のぽちたまさんご夫婦は、この時道東を中心にツーリング中で、私とメールで連絡を取っていたのだが、まさかここで本当にお会い出来るとは!(^^)

 Mk73さんも既に準備が済み、出発間際だったため直ぐに出発となってしまったが、何時お会いしても爽やかなお二人と無事北海道と言う地でお会い出来て本当に良かった。

ぽちたまさんご夫婦

 こちらはぽちたまさんが撮ってくれた写真。ありがとうございます。こうしてみると殆ど同じ装備だ。(笑)

ぽちたまさんが撮影

阿寒湖に到着

 そして間もなく阿寒湖に到着。まずは阿寒湖を背に記念写真を撮る。

阿寒湖

 阿寒湖は多分私は高校生の時、修学旅行で来た時以来となる。何だか懐かしいような記憶が無いような・・・。(笑) そして阿寒湖では3人共ソフトクリームを食べた。

阿寒湖のソフトクリーム

 そして私が食べたのは「マリモソフト」。食べ進むと中から丸い羊羹のようなモノが出てきた。(笑)

マリモソフト

 阿寒湖ではひかりが欲しかったマリモも購入。マリモは缶詰に入ったモノを購入する。

マリモ

 阿寒湖湖畔で見つけたラブリーなベンチ。(^^;) ひかりとMk73さんのツーショットを撮りたかったのだが、ひかりは恥ずかしがって座らなかった。

ラブリーなベンチ

 しばらくして阿寒湖を出発する。この先でMk73さんとお別れとなる。下の写真は阿寒湖畔の街並み。

阿寒湖の街並み

 後姿だが、Mk73さんとスーパーカブ110の写真。この写真だけ見てもこのスーパーカブがかなりカスタムされているのが判る。後日、私も東京に帰って間もなくスーパーカブ110を購入してしまったのは、Mk73さんに最後に駄目押しでスーパーカブの走りを見せつけられたせいであるのは言うまでも無い。(^^)

Mk73さんとスーパーカブ110

ナイタイ高原へ

 阿寒湖でMk73さんとお別れし、私達は国道241号線(足寄国道)で足寄へと進んだ。そして足寄で信号待ちの時、交差点横に宅急便の営業所を発見、すかさず立ち寄りここで不要となった荷物(着替え等)を自宅宛宅急便で送った。まだこの日はキャンプもする予定だったので、キャンプ道具はまだ送る事が出来なかったが、着替え終わった洗濯物やお土産などそれでもこれでかなりバイクが軽くなり、この後は大分運転が楽になったのだ。

 そして国道274号線(国道241号線)を西に進み、道道806号線を走りナイタイ高原へ到着した。(11:36) ここは十勝平野が一望出来る高原で、ここで昼食を食べたりしてゆっくり過ごした。

ナイタイ高原にて

 青い空と白い雲、そして草原の緑が美しい。ここには本当に沢山のライダーが訪れていた。

ナイタイ高原

 ナイタイ高原の次は帯広に在る六花亭本店に行った。ここも毎年外せない立ち寄りポイントだ。ここでお土産を購入して自宅へと送るのだ。唯でさえ荷物が多いのでお土産は毎年ここで発送すると共にここでしか食べられない「さくさくパイ」を食べる。

 えっ?何も本店でなくてもお土産は買えるって? いえいえ、敢えて本店で買うのが拘りなんです。(^^) あっ、ちなみにお土産は勿論「マルセイバターサンド」。

 六花亭の次はいよいよキャンプ場へと向かう。この日に予定していたのは襟裳岬近くにある「百人浜キャンプ場」だ。国道236号線を南下し、帯広川西ICから帯広広尾自動車道へ、中札内ICまでは無料区間だったので高速道路を利用した。

 国道236号線、国道336号線ととにかく走り続け、海岸線沿いの道になったところでフンベの滝に到着した。フンベの滝は地下水が岩盤から吹き出る珍しい滝だ。ここでは霧状になった水が涼しさを感じさせてくれる。

フンベの滝

 ところで、海岸線沿いはまだ台風の影響で海がかなり荒れていて、波が道路を洗っている場所も在った。下の写真、波が高くしぶきで霞む海岸線の様子。

国道336号線沿いの様子

 バイクのスクリーンやヘルメットのシールドも波のしぶきの影響か?雲ってしまう程の中を走行。(--;)

国道336号線(黄金道路)

 そしてやっと百人浜キャンプ場に到着した。この百人浜キャンプ場はキャンプサイトへのバイクの乗り入れは出来ないが、設備も充実しているし雰囲気も良いのでお勧めのキャンプ場だ。

百人浜オートキャンプ場

 数年前に来た時には営業時間終了が早く入れなかった温泉も営業時間が延長されていてゆっくり汗を流す事が出来た。キャンプ場からは歩いて行ける距離なのも嬉しい。

 この日百人浜オートキャンプ場を選んだ最大の理由はこの日の夜に見える筈のしし座流星群を見ること。夕方少し雲が出てきて心配になったが、夜になると再び回復し、満天の星空が広がった。ここで無料で借りられる木製のベンチをテントサイトに持って行き、その上にマットを敷き仰向けになって寝転びながらじっくり星を眺めた。

 しし座流星郡は期待通り良く見えた。人工衛星や流れ星、天の川、北海道の最後の夜は、本当に思い出に残る天体ショーが見られたのがとても嬉しい。(喜)

襟裳岬

 8日目(8月14日(土))。いよいよ北海道最後の朝を迎えた。まずは襟裳岬へ。

襟裳岬

 襟裳岬ではアシカが見られるとの事で岬の先端を目指して歩く。下の写真は一番先端に行った時に写した写真だ。

襟裳岬にて

 襟裳岬の先端までは結構階段が続き、距離が有ったので結構汗だくになってしまった。

 肝心のアシカも何とか肉眼で見れた。 後で望遠鏡で見てみると、岬の先端方面の岩の影には数え切れないほどのアシカを見ることが出来た。

 下の写真も襟裳岬。先端から振り返って見た風景。雲1つ無い最高の天気だ。

襟裳岬

襟裳岬では強風体験が出来る施設も有る。襟裳岬の強風を体験中のひかり。風速25mだそうだ。

風の館

 朝食は襟裳らーめん。これ、期待以上に美味しかったです。味は塩味。また今度来た時も食べようと思う。

 襟裳岬から道道34号線→国道336号線で苫小牧を目指して走行する。台風一過で天気が回復したせいか、海岸線では昆布漁や昆布を干す作業をしている姿が多く見られた。そして静内でまたクロネコヤマトに立ち寄る。

クロネコヤマト静内営業所

 ここでは最後の大荷物でもあるラゲッジロール2にシュラフやマット、コッフェルなどキャンプ道具を詰め込み、十分な梱包作業を行って自宅へ発送した。これでもう完璧な位荷物を削減出来、R1200RTの運転がとても楽になった。

ラゲッジロール2を発送

 そして少し早めにフェリーターミナルに到着した。フェリーの予約は2ヶ月以上前から頑張ったものの2等船室しか予約出来なかったのだが、早めに乗船手続きをしたお陰でまさかのカジュアルルームへの変更が出来、最後の最後まで運良く事が運んだのがとても嬉しい。

苫小牧フェリーターミナル

 バイクをオートバイ専用の待機場所に停めると、何とクー太郎さんに声を掛けられた。またまた嬉しい再会である。昨年このフェリーターミナルで知り合い、実に1年振りの再会だ。クー太郎さんは夜中出発のフェリーと聞いていたので、まさかこんなに早い時間にフェリーターミナルにいらっしゃるとは思っていなかった。

クー太郎さん

 クー太郎さんもお土産の購入&発送手続きや、私もバイクの乗船準備で慌しかったが、少しの間だったがお話が出来て良かった。(^^)

 ちなみにひかりは大人しくターミナル内の待合室に座っていた。ひかりには何処から乗船するのかなど説明しておいたので不安は無かったようだ。

 

フェリーターミナル内にて

 相変わらずバイクでの乗船は少し移動してはまた停まり、また動くと言う感じ。慌てて行っても待たされるだけなのだが、何故かせっかちなライダーが多い。そんなに焦らなくても・・・ と思うのは、北海道に何回も来ている余裕か?

 乗船後は直ぐにレストランへ行った。今回は早めの開店だったので昨年とは違いあまり待たされずに済んだ。昨年大貴と食事をした同じ場所のテーブル席につく。左奥の窓側席だ。夕食はバイキング。これでもか!と言うほど一杯食べてしまった。

夕食バイキング

 ゆっくり食事を楽しみ、丁度食べ終わった頃に出航となった。(18:45) 北海道をいよいよ離れる。何とも寂しい瞬間だ。下の写真は苫小牧を出航した直後の写真。後方の船は仙台方面行きの船だったような気がする。

苫小牧港を出航

 心配したひかりの船酔いは、早めに購入した酔い止め薬の効果もあってか平気だったらしい。お風呂にも入りさっぱりしてからのんびりすると何時の間にか寝てしまった。ひかりも船旅が気に入ったようで、また乗りたいと言っている。(^^)

最終日、酷暑の大洗に到着

 翌日(9日目 8月15日(日))は船内のシアターで映画を鑑賞したり、デッキに出て散歩をしたりまた寝たりとのんびり過ごした。そして定刻の14:00に大洗に到着。船旅は涼しかったが、一転して大洗では猛暑に襲われた感じ。(大汗) 大洗から東京(自宅)へは渋滞に巻き込まれながらもバイクの機動力を最大限に活用し、思っていたより早めの時間に無事到着した。

 今回の北海道キャンプツーリングも大成功だった。ひかりもこの夏、しっかりと心に残るツーリングが体験出来たのは間違いないだろう。(^^)

 おわり

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